2017年11月30日木曜日

働き甲斐

昨今、働き方改革なる言葉が連日のように紙面を往来していますが、弊社の経営理念の2番目に「社員の満足」という言葉があります。もう20年も前から続いている考えですが、社員の皆さんが働き易い職場環境とともに、仕事に働き甲斐を持つというのは、人生においてとても重要な事だと思っております。では、どうしたら仕事にやり甲斐を持てるかというと、此処では専門用語となりますが、要件定義書の作成まで入り込んで、お客様と丁々発止で、システム要件をまとめ上げる手伝いに参加する事だと思います。単に言われたことをこなすだけでは、仕事のやり甲斐は生まれないのではないでしょうか。是非、業界の技術者の皆さんは積極的に要件定義の場に顔を出されることを望みます。仕事の責任感が、お客様から認められ、ひいては働き甲斐に繋がるのです。

2017年11月29日水曜日

倉岳会

近年、1年に一度くらい私の呼びかけで、「倉岳会」という天草市にある倉岳町の中学卒で関東在住の方を集めた同窓会を開催しています。昨日はその日でしたが、同窓会の場所は新宿駅から少し離れた飲み屋さんでした。メンバーへの声かけは私の方でしますが、お店選びは毎年の如く先輩にお任せしています。今回は大阪で不動産屋の社長をしている同級生の女性にも念のため声をかけたところ、快く参加の返事をしてくれてこれまでにない賑やかな会でした。実は今年の紅白歌合戦に「WANIMA」という3人のグループが出場する予定です。そのメンバーの1人は熊本市内出身ですが、2名が我が町の出身です。まるで奇跡と思える出来事ですが、町の出身者としておそらく最初で最後のメンバーだと思います。昨日はその話でも久しぶりに盛り上がりました。同じ町の出身者は関東では少ないですが、徐々に他のメンバーにも声をかけて、遠く故郷を思う皆さんを私自身が率先して声かけをしてお互いに元気づけていきたいと考える次第です。

2017年11月28日火曜日

サービス産業

人口減が避けられない日本で、サービス産業が増えていくことに一抹の不安感があります。サービス産業は第3次産業として分類されていますが、同分類の我々IT産業ではモノづくりにも携わり、かつ技術サービスを提供しているとも言えるので、2.5次産業として位置づけた方が特徴が分かり易いです。これまで呼ばれてきている2次産業における製造業でもサービスを提供しているところ企業も沢山あります。産業の分類も、これからは時代に合わせて改めていく必要があるように思います。技術を伴わないサービス産業は、内需が中心なので、人口減のこれから先の時代には過当競争を帯びる傾向があります。日本が国際的な競争力を維持するには技術サービス分野をもっと強化し、拡大すべきだと考えます。

2017年11月24日金曜日

長幼の序

先日の事業承継フォーラムで講演された同世代の経営者が、隣席する長男も含め、事業承継する上で大切な教えの一つとして「長幼の序」という言葉を述べられていました。私も家族や小中学校時代の先生から教えられた言葉の一つで、現代では死語として忘れ去られているようにも感じられました。最近は先輩後輩や親子関係においても、年功者に対して敬意やマナーや感謝の心が今ひとつ薄れてきているのではないでしょうか。アジア諸国や欧州を旅したり海外の人を見て感じるのは、かつての古き良き日本の文化を逆に懐かしく感させてくれたりします。日本国内に宗教間の争いがないのは幸いなことですが、逆に多くの人が無信仰なので、人間として大切な教えが愛情とともに幼少時から十分に与えられていない人の存在があるのかもしれません。今や学校教育も受験科目の勉強が中心で、親孝行の心を育んだり、社会性や倫理観を身に付けさせる道徳教育などが重要視されていないように思われます。そのためには、現代の大人社会が見本になる行動を取るべきです。

2017年11月22日水曜日

交流

私自身、仕事上で様々な講演会やセミナーに参加する機会がありますが、いつも勿体ないと感じることは単なる講演会やセミナーで終わる事が多いという事です。多少費用がかかっても、別の会場で希望者が集まって交流する機会を主催者側には設けてほしいです。講演会やセミナーが中心なのは理解できますが、様々な人の出会いが出来ることに価値を置くべきではないかと思います。集まりを主とする交流会に基調講演の時間を挟む事はありますが、講演会やセミナーが主であっても、知らない人が集まる懇親会の場はとても重要です。本日は、たまたま行政と金融機関の取り持ちで、タイのアユタヤ銀行の取引先の来日に合わせて弊社の企業紹介を依頼されたので貴重な体験をしてきました。何でも積極的に、行政や金融機関から要望があれば交流だと思って対応すべきです。

2017年11月21日火曜日

IT人材

日本のIT時代は50年余りですが、諸外国と比べて人材の高度化が遅れてきたように感じています。大きな理由のひとつは世界中の人材を集めないで、日本人だけの一国主義で業界を作ってきたからだと思います。残念ながら日本のリーダーには失礼ですが、ITに関する素養が乏しかったから世界に遅れをとったのだと考えます。漸く学校教育にもITリテラシーを育む考えが出てきたようです。是非とも日本には、シンギュラリティの2045年までには世界中でIT先進国になってほしいです。少子高齢化の時代を迎える日本は、世界に先駆けてITで課題を克服することを願っています。その為には人材のグローバル化が必要だと思います。

公開セミナー

先日、某大学の憲法公開セミナーに参加しました。驚いたのは教室に入りきれない程の聴講者が集まったのです。残念ながら大多数が中高年ばかりで若い方は殆どいなかったようです。まるで生い先の短い中高年が一番、国の将来を危惧している印象でした。今の学生さんは国の根幹を為す憲法問題への関心が薄いのか、考えが乏しいのか、諦めているのか、出来ることなら若者たちがもっと自己主張をして、年功者と議論をする場合がなければなりません。私もたまたま大学で憲法ゼミに属していましたが、あらゆる法律の頂点に位置する憲法は勉強しておくべきだと思いました。じっくり、国民レベルで時間をかけて議論すべき問題だと考えます。

2017年11月20日月曜日

日本の未来

団塊世代の経営者が退任間近になってきていますので、あちこちで事業承継の話題が事欠けません。本日もお上主催の事業承継フォーラムに参加してきました。演壇に上がられた2つの中小企業は、創業一族での事業承継をどのように実現されてきたかを実例として披露されていました。日本の法人数の99.7%の中小企業は、この30年間で200万社は減少しています。何年、創業数より廃業数が上回っているのが現状です。どうしたら、この難局を打破できるのでしょう?一つには学校教育の見直し、二つには大学教育の改革、三つ目は外国の学生を大量に受け入れて人材のダイバーシティを促進すること、ではないかと私は思います。日本の未来をつくるためにも様々な叡智が必要です。

2017年11月17日金曜日

展示会

近所の展示会を覘いて観ましたが、今後、展示会の在り方を抜本的に見直す必要があるように思われました。今年も何度か都心部の展示会に参加しましたが、大規模だと集客力が格段に違います。どうも展示会そのもののコンセプトが曖昧というか、単に都心部と場所が変わっただけで、今ひとつ説得力に欠ける印象を抱きました。ですから当然、集客力は少なくなります。つまり、焦点がぼけて関心が薄くなってきているのではないでしょうか。

やはり海外勢が出展したり、海外からのカスタマーが来日するようにならないと、国内だけでの催しではガラパゴス化しかねないと思われます。特別国会で安倍総理の所信表明演説が行われましたが、3500字だと30分くらいで習主席の3時間半の演説とは比べようもありません。中身は兎も角として、今は経済も好調ですが、東京五輪以降の日本の政治経済の将来ビジョンが国のトップからもっと自信を以って語られるべきです。

2017年11月16日木曜日

AI時代

最近は、どこへ行ってもAIが話題になっているようです。学者の見方では近い将来、世の中の40%の職種がAIロボットに代行されると言われています。AIが進化するにつれて社会も大きく変化して行くでしょう。でも仕事は無くならないで、寧ろ人間しか出来ない仕事は増えて行くでしょう。かつてコンピュータが世の中に出現した時も同じように、コンピュータが人の仕事を奪うと言われていました。しかし、コンピュータのお陰で日常の仕事も楽になりました。

仕事が楽になれば、仕事内容と共に人々の時間の使い方も大きく変わります。文化や芸術やスポーツなど楽しい人生も到来すると思いますし、これまでに無い収入源も生まれるはずです。決して近視眼的になる必要はないと思います。AIロボットはあくまで人間とは違います。上手く活用して豊かな未来を味わう時代が到来するでしょうし、AIの力で平均寿命も伸び、健康的に生きられる時間もより長くなると思われます。感性豊かな人たちが増えて行くことで人間社会に潤いが今以上に生まれるかも知れません。

昨日、大学時代の同期と一年ぶりに会いました。現在は某企業の取締役ですが、来年6月の株主総会で退任の予定です。入社当時は大卒採用2年目の会社で、入社時には百名もいなかった社員が、現在は千名規模の立派な東証一部上場企業となりました。同期の役員も正に企業戦士と言わんばかり、入社以来、全国津々浦々15回ほど転勤して現在の本社勤務に至っています。

やっと、来年は43年間の会社生活を終えて、奥様の実家で両親がいる四国へ夫婦で引越しする予定でしたが、奥様がこの夏に急逝されました。結局、彼と子供1人そして犬と猫を連れて、奥様の実家に御両親と一緒に住むとのことです。彼の両親は既にこの世を去っているため、奥様の御両親を面倒見ると聞き、彼の人間としての優しさに感動しました。あと半年くらいですが、仲良くして大切な縁を後々まで繋ぎたいと思います。

2017年11月14日火曜日

同期会

一般に11月は同窓会が多い月だそうですが、先週、私も某会社の同期会に参加してきました。参加者は20名弱くらいですが、私を除いて全員勤続40年です。私の勤続年数は僅か8年4カ月でしたが、様々な業務経験をさせていただきました。今日あるのも、その会社で培った多くの経験のお蔭だと思います。同期会の中で役員は3名ですが、皆、全く役職に拘らず毎回大騒ぎです。有難い事に未だに私の事も皆、覚えてくれています。

職種が異なる業界へ転職した私を皆、心配してくれました。当時、家族も会社も退職する事に対して猛反対しましたが、未熟で強情な私は結果的に最後まで人の話に耳を傾けませんでした。あれから30数年が経ちましたが、この業界の技術変化の速さが異業種から転向した私を救ってくれたように思います。前職の業界は未だに私がいた当時と同じビジネスを続けていますが、「継続は力なり」と言うが如く、現在は財務内容や業績においても業界でトップクラスの優良企業です。また今日まで頑張った同期も皆、大変立派な人達ばかりです。

2017年11月13日月曜日

教育

教育の世界で、将来的に学校の学習プログラムを抜本的に見直そうという動きがあるようです。日本の学校教育では政治に関するものが制限されていたり、経済など全く教えていないのが現状のようで、高等教育も世界的に比較するとレベルが落ちていることが問題視されています。このままだと日本が世界に後れを取り、将来は大変な事態に至るということのようです。具体的にはどのようにプログラムが変化していくのか私たちには見えてきませんが、我が国に残された時間はあまりないように思います。

ITの世界でも、法的規制が柔軟な中国に先進技術において一部遅れを取っている感がなくもありません。中国には新しい産業の芽が続々と登場しているようです。流通におけるキャッシュレス技術も規制が緩いからなのかどんどん進化しています。交通渋滞を緩和するためのシェアサイクルビジネスも中国が先行しています。金融システムもフィンテックで先行しているのは間違いないと思われます。かつてオフショアで日本からシステム開発案件を中国に発注していた時代は近い将来終わりを告げそうです。

タックス・ヘイブン

日本も含めた世界の富裕層が、租税回避地(タックス・ヘイブン)に資金を移して脱税行為をするニュースがありました。所得の格差で貧富の差が更に開き、社会問題に発展する事を防ぐために、世界のマスコミが協力して動いています。富裕層でありながらも、更に脱税してでも資金を増やそうとする連中が世界中に存在します。そんな人の性格を変えることは不可能なので、国際的な取り締まりを強化して、摘発したら厳罰に処するべきだとは思いますが、実態は中々そこまで行かないのが現状です。

国内でも脱税事件が時々ニュースになりますが、本当に悪質な脱税行為にはもっと厳しい罰金で対処し、場合によっては刑事罰(例えば禁固刑など)を着せるべきだと思います。つまり、正直者が馬鹿を見る社会にしてはいけないという事です。タックス・ヘイブンが世界の色んな島に存在します。合法的な免税であれば問題ないのですが、架空の法人を作って、そこに資金を集めて課税を逃れる脱税行為に対して、国内の行政当局はもっと厳重に監視すべきだということが判明したようです。

2017年11月10日金曜日

生き馬の目を抜く

最近はあまり聞かなくなった諺ですが、ちょっと思いつきましたので此処で話してみます。個人の人間関係においては「生き馬の目を抜く」ような間では親しくもなりませんが、ビジネスの世界では上記の姿勢を常に所持していないと大変な事になりかねません。日本人は島国で犯罪も少ないので他人をあまり疑う事をしませんが、米国で銃規制が進まないのも、米国人は加害者を責める前に、自分の身は常に自分で守るべきだと考えているからです。

海外とのビジネスでも、彼らの商習慣や文化の違いをよく認識しないとトラブルの基となります。日本人のお人好し精神では海外のビジネスでは通用しないと肝に銘じるべきです。共に事業を進める場合も、寧ろ「生き馬の目を抜く」くらいの用心深さと掌握が必要だと思います。「転ばぬ先の杖」ではありませんが、万が一の事を常に考えて行動するべきです。対北朝鮮に対する米国の対応も、まさに「備えあれば憂いなし」という方針ではないかと考えます。

残念ながら日本国内でも安全性が失われてきたのか、犯罪事件が後を絶たないような気が致します。もっと厳格な法律がなければ犯罪が減らない場合も考えられます。個人情報保護法が制定されたのも、個人情報が無断で自由に売買されたり、悪用されたりしかねかねない時代だからです。違法性を問われなければ、日本国内も犯罪が蔓延しかねない社会になってしまったのです。でも、犯罪の元を徹底して断たねば同じ事が繰り返される可能性は常につきものです。

2017年11月9日木曜日

値決め

「値決めは経営」これは稲盛和夫氏の経営の原点12カ条にある6項目目にあるものです。さすがに創業者から出た貴重な経験による原点の言葉だと思うのです。私もどん底のマイナスからの経営立て直しの時期に、値決めが経営において最重要であることを身を以って経験してきたからです。ビジネスはお客様やパートナー様との折衝事が常に付きまといます。会社の規模が小さい時には私自身が直接、価格交渉の矢面に立って関係者と折衝してきました。

第三者的に見ると「しつこい経営者」だと思われていたでしょう。毎年、購買部での価格交渉の際は何時間でも粘る、決して簡単に引き下がらないような折衝をしてきました。でも普通のレベルの物を他社より少しでも高く買ってもらうのは、折衝相手に交渉するのは相当な粘り強い駆け引きが必要となります。特にグローバル企業と交渉する場合はタフなネゴティエーションが必要となります。値決めは企業経営における最大の要所だと思います。

2017年11月8日水曜日

夫婦

ここでは単なる夫婦のことを述べるわけではありません。夫婦が家庭を築き上げるのと同様に取締役にも同じ事が言えます。もし、父親が子どもに対して陰で母親の悪口ばかりを言ったら、子どもは両親をどう思うでしょうか。同様に取締役が部下に陰で他の役員の悪口を言ったら、社員は心の中では取り締まりという存在をどう思うでしょうか。そんな仲の良くない夫婦ならば別れた方がいいと世間は思いますが、子どもの存在はどうするのかが抜けております。会社の場合も同様です。つまり、どちらも無責任というのか、まだ双方ともその立場の資格がないと私は思います。

親は命をかけて家庭や子どもを守りますが、小さな会社でも経営者は腹を切る覚悟で会社の為、社員の為に経営をしています。家庭でも子どもを育て上げる事は親の一大事業ですし、企業も生き残る事は並大抵のことではありません。親も経営者も多くの失敗をしながら、その都度反省して立ち直っています。反省すべき事は反省し、一時の不仲でも子どもの為社員の為に決して築いた家庭や会社を諦めない事が、ひとりの人間の心として重要だと思います。お互いに自分の至らなさを自分自身で謙虚に認めることだが大切な事です。もし、その域に達していなければ人生勉強のやり直しをすべきです。

2017年11月7日火曜日

酒の話

「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」 若山牧水

俳句や短歌に関してセンスのない私も歌人が綴る作品の素晴らしさには多少は魅かれます。坪内逍遥や正岡子規は甘党で酒は弱かったようですが、若山牧水は知る人ぞ知る酒好きだったようで、朝から晩まで一日中、酒をたしなむこともあり、作品も酒に関するものが360首位くらい歌っていたとの事です。一方、正岡子規はあんぱんが大好物だったようですが、私も残念ながら若い頃から日本酒は弱く、甘いものの方が大好きです。

焼酎は子どもの頃から家の晩酌係で匂いに慣れていましたので抵抗感はありませんが、日本酒は田舎では貧乏生活だったので高級な地方の銘酒はあまり見かけませんでした。日本酒の好きな人は美味しさが分かるので羨ましい限りです。逆に飲めなかったから身体を壊さずに今日まで元気でいられたのかもしれません。若い頃は先輩から無理やり飲まされる事もありましたが、現在は飲み会で無理強いも無くなり、お付き合いの席も楽です。

梅酒はもともと焼酎で作りますので、酒の飲めない私でも口当たりが良く大好きです。「百薬の長」ほどの効果はないと思いますが、養命酒のような薬酒は食前酒として愛飲しています。同じ人間なのにどうして酒に対する反応がこうも違ったりするのか、体質と言われれば諦めざるを得ません。しかし、個人的には「酒やビールが旨い」と飲みながら言えたら最高な気分だと思います。飲める人が羨ましいです。

2017年11月6日月曜日

芸能界?

ここでは芸能界のことを話すのではありません。日頃ビジネス界に身を置いていますと日常の繰り返しとも見られがちですが、私が思うに、自分たちのビジネスも人に注目されないと意味がないと思うのです。ただ只管(ひたすら)、言われて動くだけでは付加価値も低く、社員に十分な賃金も払えないと思います。

お客様が注目してくれる技術分野をこれからも切り拓いて、時代が変わっても常に新しいビジネスの創発を目指す会社でありたいのです。しかし、急には会社は変われません。弊社もあと2年3カ月で40周年を迎えます。他社の後追いで今日まで来た部分は確かにありますが、常に他社に負けない新しい技術には私自身、関心を持って参りました。

しかし、これから将来はそれでは遅いと思われます。ICTも世界の動きを察知して急速に変化します。日本にいて流行りものを見ていては、時代に取り残されてしまうのがこれからの時代です。幸いにして弊社は最先端技術に触れる立場にあります。しかし、世界の技術の潮流はもっと先を見て動いています。

社歴は長い会社ですが、いつまでも世の中を切り拓くベンチャー企業でありたいと考えています。今後とも、未来のジェイエスピーを御支援のほど宜しくお願い申し上げます。最後に、流行り廃れがあるのはIT業界も芸能界も同じだと申し上げたかっただけです。失礼ながら芸能界の事は存じ上げません、悪しからず。

2017年11月2日木曜日

日本シリーズ

昨日の夕方、関内へお客様とお会いする約束で出かけましたところ、関内駅構内は大勢の人だかりでした。丁度、日本シリーズ第4戦が横浜球場で始まるためにファンがどこからともなく集まったのだと思います。帰りは大変な事になるかもしれないと午後8時半にはお店を出ました。第3戦は地元横浜のDeNAが惜敗したので、今日こそは勝ってほしいと期待するファンが大多数だったようです。案の定、DeNAがソフトバンクに圧勝した訳ですが、果たして今夜はどのちらのチームが勝つでしょう?

ある社員からどちらを応援しているのですか、という質問がありました。私自身は正直なところ、接戦になって双方が盛り上がった試合になればいいと考えています。どこのチームのファンという事もないので、優勝経験からしばらく遠ざかって頑張っているチームを応援したいです。ラミレス監督は長年にわたり、外国人監督ながら特に日本に貢献してくれていますので個人的には応援したいです。でも、クライマックスシリーズという仕組みを考えたプロ野球関係者は実に素晴らしいです。敗者復活という試合の切り札は必要ですね。人の人生にも同じ事が言えます。

2017年11月1日水曜日

中国観

今から25年位前の夜、我が社の小さなオフィスにいきなり一人の中国人が突然に訪ねてきて、履歴書を片手に「私を雇わないか」と言うのです。古い話でもあり一部始終は覚えていませんが、上海交通大学の出身だと言い、履歴書は綺麗な日本語で内容がびっしり書いてありました。その時は変な外国人だと思って、少し会話はしましたが、余りにも唐突な売り込みだったのでその日はその場でお引き取り願ったのです。当時は日本国内も行け行けドンドンで外を見向きもしなかった時代でした。

まだ当時は中国から難民がボートで押し寄せてくるため、沿岸警備の為に海上保安庁が取り締まっていた時代です。今考えると、その方はかなりエリートだったように思います。豊かな日本で働きたいという願望が多くの中国人に強かったものと思います。もし再会できるのならば現在どのような立場なのか会ってみたい方です。あれから25年、日本経済は金融・不動産バブル崩壊、ネットバブル崩壊、リーマンショックを経験し、失われた20年で低迷を続け、デフレ経済と言われながらも経済も漸くプラス成長へと回復基調になってきました。

その間、中国は二桁の高度成長を続け、2010年にはGDPで日本に追いつき、現在は日本の3倍強のGDPを持つ経済大国となりました。同時に軍事費も増強し軍事大国ともなった訳です。日本も戦後は海外の技術を真似て改良し、ジャパンブランドで製品を輸出して高度経済成長しました。中国も今日に至るまで、同じように成長過程を踏んできたように思います。しかし、現在の中国の技術革新のスピードは顕著になってきており、日本は少し自信を無くしているようにも感じられます。

隣国の中国は今後将来、益々大国として発展していくものと思いますので、そろそろ政治・外交面でも良い方向へ進んでほしいものです。経済や民間レベルでは長年の繋がりを経て現在に至っているので、政治がもっと密接に付き合いを深めるべきだと思われますし、隣国との友好関係が改善する、その時代が到来しつつあるのではないかと考える次第です。歴史は徐々に変遷していきますし、もっと大局的な歴史観をもってお互いに交流すれば良いと思います。