2018年6月29日金曜日

海洋開発

昨日はある団体の施設見学会でJAMSTEC(海洋研究開発機構)を訪問しました。しかし今朝の新聞で「中国は中間線の中国側の海域に16基のガス田掘削施設を設置しており、掘削作業を進めている可能性がある」との政府の発表があり、中国との海洋開発における交渉が進んでいないことが判明しました。同時に驚いたのは、この6月22日に日本海洋掘削という東証1部上場会社が倒産したことを別のニュースで知ったからです。中国の行動が日本の海洋掘削会社の破綻時期とあまりにも一致していたからです。昨日のJAMSTEC見学においては何の兆候も感じなかったのですが、一夜明けて日本の海洋掘削事業が危機的状況であることに驚きました。一時は日本の海洋探索機の調査でレアメタルが発見されたと大ニュースになりましたが、いつの間にかその話題は沈静化していきました。おそらく天然資源として生かすには費用面で採算が合わないことが判明したものと思われます。その点、中国政府による東シナ海における単独での海洋開発は、周辺国への気遣いも無くあっという間のスピードで進んでいるようです。今後の日本の海洋開発はどのように展開されるのでしょうか。

2018年6月28日木曜日

対話

仕事柄、お客様の接待で懇親する事がよくありますが、私自身お酒は殆どダメなのに、対話で3時間くらい時間を費やす事はしょっちゅうです。いつも帰り際に驚くのは、新幹線で移動したとすると新横浜から岡山くらいまでの時間がいつのまにか経っているのです。話が弾むと、親しい間柄においては時間の感覚が消えてしまうようです。人と話をするのが好きなのは私自身子供の頃からのようです。初対面でいろんな方とお話をすると大変勉強になります。営業の仕事においては、如何にお客様の話を引き出すかが問われます。大事なお客様の時間を奪う事にもなりますが、それが営業力の一つでもあります。

2018年6月26日火曜日

移民

国外からの移民政策は慎重さが必要ですが、国内での移民はこれから本気で国の政策として取り組むことも考えたほうがいいかもしれません。一極集中で中央と地方では地価や生活費のコストに格差があり過ぎます。ある程度の安定した収入があれば、中央でも生活コストを負担することが可能ですが、収入に限界があればコストが安い、地方で生活することが経済的合理性があります。社会福祉の費用も人口が中央に集中すると不公平が生じます。収入によって生活コストに見合う中央と地方のバランスの取れた移住政策が必要ではないでしょうか。エンゲル係数を食費も含んだトータルの生活コストとして考えると、地方のほうが経済的にも精神的にも裕福な人生を送れると思われます。中央で稼いで地方に予算を配分すれば日本全体として豊かさのバランスが取れるはずです。働きたくても働けない人や生活困窮者の為に、国の政策として地方への移民を助成して促すのも一つの方法ではないかと考えます。犯罪や事件が多発するのも、経済的な格差や地域社会の街つくりに原因の一つがありそうな気がいたします。

2018年6月25日月曜日

W杯

毎週月曜日は朝礼の挨拶をするのですが、今朝は何となく聴いている社員の皆さんが静かに感じました。実は皆さん早朝からの日本とセネガルのワールドカップサッカー試合で興奮冷めやらぬ中、休み明け月曜日の朝を迎えたのはないかと思った次第です。最近、内向き傾向で国内問題ばかりが報道される中、やや下人気に陰りがと感じていた矢先に、サッカー日本代表の監督がロシアW杯目前に突如交代となり、多くの衆目を集めたのは事実です。本戦まであと2ヶ月に迫り、果たして結果がどうなるのか、各所で論じられる事が多くなりました。結果論ですが、この監督を代えた上層部の判断は正しかったという事になります。塞翁が馬ではありませんが、世の中は何が起こるかわからないですね。

2018年6月22日金曜日

夏至

昨日は夏至でした。暦の上では夏となりますが、今日は暑い一日でした。先程、地元の大学での講演を終えて帰社したところです。大学院の学生様にはピンと来ないのではないかと思いましたが、折角の機会なので私の半生を交えながら弊社の製品をご紹介させていただきました。不思議な縁ですが、今回依頼された先生が同じ九州福岡のご出身の方で、私の親友が長年住んでいる地域の方でした。先生も同世代の方なので、今度またお会いした時に積もる話ができることを楽しみにしております。90分の講演のために今回用意した原稿の量が多く、現場ではやや早足でしゃべりましたので、大学院の学生の方にどの程度ご理解いただいたか分かりませんが、無事に何とか終わりホッとしました。これを縁に、これから産学連携を通じて密なお付き合いをしたいと考えた次第です。本日は貴重な講演の機会をいただき誠に有難うございました。二十四節気の一つ、夏至の到来ですが、ご承知の通り、北半球ではこの日が一年のうちで最も昼間の時間が長い日です。私も毎日朝4時に起床していますが、早朝の日の出が早く、美しい風景とともに拝めるのもこの時期ですね。

2018年6月21日木曜日

内向き思考

最近、日本の留学生が海外に少ないようです。確かに親元を離れる寂しさや、親の心配は尽きないのかも知れませんが、「いつまでもあると思うな親と金」の思いが無ければ独立心は育まれません。親も子どもが高校を卒業したら、子離れした方がいい、いや子離れしなければならないと思います。20年以上も成長が止まっている日本にも、日本に憧れてやって来ている多くの外国人留学生が滞在しています。これから日本人だけで企業を営むと考えていたら、将来ICT業界では生き残れません。日本人の内向きな姿勢が、この20数年間続いてきたような気がします。会社でも半日くらいは英語を公用語とするくらいでないと駄目だと思います。特にアジアの若者は上昇志向が強く、ハングリーで、勤勉ですから、彼等と一緒に仕事をすると、日本の若者に必ず良い刺激を与えてくれるはずです。そんな事を考えた今日でした。若者の内向き思考を無くしましょう。

2018年6月20日水曜日

株主総会

今週はあちらこちらで上場会社の株主総会が開かれます。弊社は未上場会社ですが、株主総会は6月上旬に無事終了しました。毎年、上場会社の株主総会へ参加するのですが、歴史が古い会社ほど株主総会は儀礼的で活性化に欠ける印象を抱きます。しかし、中には毎年多くの株主から色んな変わった質問も多く、それに対してもトップが丁寧に回答するので、全体の雰囲気に躍動感があり、株主にも大変評判がいい総会もあります。会社によって様々ですが、中には株主からの批判が多い総会もあり、経営陣の対応が冷ややかな印象を受ける総会もあります。総会はトップの経営ビジョンを株主に披露する絶好の機会だと思うのですが、中には手短に終わらせようという会社側の意図が見え隠れし、そのイメージがひとりの株主としてとても疑問を感じます。素晴らしい会社の株主総会は、時代に変化に対して企業のスピード感もあり、株主もこれからに期待しているので毎年盛り上がります。弊社もそんな会社を是非、目指したいと思います。

2018年6月19日火曜日

幼い命


梅雨空が晴れた今日、眼下に見える新設小学校の運動場に子供たちの元気な姿が見えます。明日の未来を担う子供たちは日本の宝物です。大人たちは子供たちを大事に見守って、日本の未来のために育てていかなければならないと思います。昨日も突然発生した大阪の北部地震で、小学校のプール脇のブロック壁が倒壊し、幼い9歳の児童が亡くなりました。大切な命が突如一瞬の惨事で失われるニュースを耳にして、あまりにも気の毒な事件で悲しくなってしまいました。まさか公立小学校で、違法建築の建造物が調査も無く放置されているとは我々素人も想像すらしませんでした。地震や豪雨の事態が予測なしに到来するのは必然ですから、災害に対して危険箇所の調査は行政として当たり前の仕事です。尊い幼い命のためにも、取り返しがつかない事にならないように皆で知恵を出し合いたいと思います。子供たちの元気な姿を眺めながら一文をしたためました。

2018年6月18日月曜日

犯罪

先日、犯罪事件で加害者の親がテレビに映し出されていましたが、何故そのような事になったのか理解しがたい面がありました。しかし父親はそのような子供に育てた覚えは無いと、被害者のことを慮って、自分の息子を殺してやりたい気持ちだとインタビューで応えていました。最近、ネットによる犯罪への誘惑が多く、以前も自殺願望者を集めて犯罪に及ぶ事件などありましたが、多くは金銭を手に入れることを目的としたものが大半のようです。高齢者を騙して金銭を奪ったり、子供を虐待して死に至らしめたりと、私たちが子供の頃には起きた事の無いような前代未聞の事件が、近年あまりにも多過ぎるのではないでしょうか。そんな話を最近の人にすると、事件は昔のほうが多かったと反論されるのですが、少なくとも地方でも都会でも今のような陰湿な事件はそう多くは無かったような気がします。今回、加害者の父親は堂々とテレビの前で、被害者に対する謝罪の気持ちで、成人になって犯罪を犯した自分の子供の行動を嘆いていましたが、私自身はテレビで親の顔が現れていただけでも、子供に後悔の念を抱かせる上で必要な処置だったのではと理解した次第です。ネット犯罪防止は中々未然に防げない面がありますが、やはり未然に防ぐには子供の教育如何に尽きるようです。

2018年6月15日金曜日

米朝会談

梅雨らしい毎日が続いています。天気が不安定ですので、お身体にはくれぐれもお気をつけください。今週は12日に歴史的な米朝両国首脳による会談がシンガポールで開催されました。韓国の文大統領が就任して、北朝鮮との融和路線が明確になり、金委員長の姿勢に変化が見られました。今年の平昌五輪などは合同で試合に臨むなど、朴政権から一転して北朝鮮の態度が変わりました。さらに4月27日には板門店で初めて南北会談が実現し、世界が驚くほどの友好ムードに終わりました。そして今週12日の米朝会談の実現へと進みました。この間の韓国・北朝鮮・中国そして米国における会談の進展ぶりは急転直下の如く、極めてスピーディでした。残念ながら日本の出る幕はありませんでしたが、米国を通して日本の意図が通じたように思われます。今後、日本が拉致問題の解決へ向かって、日朝会談がセッティングされるまでモンゴルで下打ち合わせが行われるようですが、それに対する代償の要求はかなり高いものと言われています。1910年代の大日本帝国による朝鮮併合の歴史的問題を未だに持ち出すのですから、本当に予想のつかない北朝鮮との交渉としては厄介なものです。政治でも経済でも、またはビジネスにおいても問題を先送りにすると後の始末が大変だということです。

2018年6月14日木曜日

意識

問題意識を持っているかいないかは、情報収集力を培うことで大変な差があります。普段、情報収集のために東奔西走し、色んなところに顔を出しますが、知っている方は殆ど見かけることはありません。つまり、同業界の方は殆ど動いていないのか、違う場所で行動をしているのだと思います。なぜ皆さんは行動が違うのだろうと、いつも不思議に思うのですが、問題意識を持っているテーマが違うのだと思います。今日はあるシンポジウムで、発明学会を都内で100回以上も主催されているご高齢の理事長と久方ぶりに帰り際お会いしました。お住まいは横浜市内ですが、学会の主催場所は銀座です。私も何十回も誘われていますが一度も参加したことは無く、よく続く会だなと、発明学会の案内を見るたびに感心していました。なぜ本日、参加されたのか聞いてみたところ、エンジニアリング会社にご自分の発明特許をセールスにきたとの事でした。その方も横浜と東京では、何かのイベントでも人の集まりが10倍違うと話していました。意識を持つことが如何に大事であるかは誰でも分かっていますが、足で実際に行動しないと真理はつかめないと思うのです。私は他社との差別化を常に念頭において行動しています。

2018年6月13日水曜日

記憶

昨日は40年ぶりに再会したメンバーの1人を含め、大学時代の5人で親睦会を行いました。興味を感じたのは40年前の話をしながらも、皆よく昔のことを記憶しているからです。AIの時代になると、すべての事が瞬時に抽出されるわけですが、便利な反面、人間らしさが欠けて味気ないものです。新聞で著名人の「私の履歴書」をよく拝見しますが、克明によく記憶されているものだな、と著者の記憶力に感心しております。私自身も見習って近年になり自叙伝を少しまとめていますが、不思議なもので書いているうちに過去の記憶がよみがえってくるものです。頭が呆けないうちに更に書き足そうと考えていますが、記録として日記を付けてこなかったことを今では後悔しています。著名人の伝記を読むことは好きですが、友人の経験談を聴く事も、自分の生い立ちを話すことも大好きです。生きてきた証として、自分の人生を纏めておく事も何かの役に立つと思います。書くことは自分自身の過去を整理することにも繋がりますので、文字として記録を残さないと人生が勿体無い気がいたします。

2018年6月12日火曜日

家族

先日、カンヌ祭受章の是枝監督映画作品「万引き家族」を観ました。正直に申しますと、何故これほどまで高評価されたのか最後まで鑑賞して不思議な思いを抱きました。これまでも是枝監督作品は観てきましたが、テーマとしては地域社会に隠れた普通の出来事ですが、家族を中心としたテーマであることはこれまでと同じです。ある意味、それだけ世界中でも家族のあり方が問われているのかもしれません。土曜日に起きた新幹線社内での殺傷事件も、元々の原因は家族のあり方に起因しています。マスコミは新幹線の安全管理の方にだけ注目していますが、私は家族の問題を根本的に解決しない限り、同じような事件は再び起こるのではないかと考えます。子供の頃、親から「嘘は泥棒の始まり」と教えられました。エリートと呼ばれる政治家や官僚の度重なる虚偽発言が子供の教育に影響を与えないはずはありません。「泥棒は殺人の始まり」ではありませんが、段々とエスカレートしていく昨今の事件を拝見しますと、人心が行き着くところまで来たのかという残念な気持ちになります。会社でもトップが公私混同で行動していたら、社員も真似てそのような振る舞いをします。上が腐っていた下まで腐るのです。日本の家庭教育を、もう一度原点に返って作り変える時期ではないかと考えます。

2018年6月11日月曜日

腕時計

昨日は「時の記念日」だったようですが、週末に時計を見に行き、色々と量販店で迷った挙句、以前に腕時計(米国オバマ大統領が2008年の就任時に限定発売だった物)を購入したお店で、電池交換をしたついでに軽いチタン製の新しい時計を購入しました。これまで使っていたのは、数年前にメーカーの記念限定品ということで買ったのですが、ゼンマイ式で、週末に外していると、時間が大幅に狂っているのにうっかりしたり、毎日のように時間を合わせなければならない面倒さもあり、今回は電波時計にするか色々検討しましたが、最終的に従来の電池式に変えました。私自身、腕時計を見ることが多く、時間が狂うと困る場合がありますので、正確な時間を示す電池式の方が何より便利です。最近、腕時計が再び売れ始めているようです。2016年は販売が低迷したようですが、2017年には上昇トレンドが復活して販売の勢いも取り戻しつつあるようです。

2018年6月8日金曜日

人事異動

この時期になりますと、人事異動のニュースを連日のように目にします。世の中の多くの方が、上を目指して努力し、順調にステップを踏んだり、中には予想しない地位に上り詰めたりする方もいるのですが、誰しも任期が到来すると否応無く異動が命じられたり、引退への花道が待っている方もいます。辞令の直前まで活躍していても、一気に異動や現役に終わりを告げる場合もあります。私が思うに、それでは人間的にちょっと寂し過ぎるし、経験が勿体無いと思うのです。中小企業は、オーナーの考えで柔軟に対応できますので、もっと温かみのある処遇が可能ではないかと思います。同じ社長という立場でも、自動的に辞めざるを得ない人と、自分で辞める線を引かなければならない人では、企業の組織人としても精神的に随分違があります。際立つ違いは、辞める前と辞めた後の気の張り方ではないでしょうか。人間誰でもプライドがありますので、ある日突然ただの人となるのは、気持ち的にとても寂しいと思います。大企業の方を見ていますと、私自身は中小企業の社長として、周囲の皆さんと同じように歳を取りながらも、とても恵まれている存在だと感じる次第です。元気でさえあれば、年齢に関係なく、いつまでも働けることは人間にとって本当に幸せなことです。これからも、お付き合い続けていただいているお客様に深く感謝申し上げたいと思います。

2018年6月7日木曜日

技術よりニーズ

戦後の日本企業は、大衆のニーズを上手く掴み、国内市場を中心に新商品を世に送り出してきました。しかし、経済がグローバル化してくると、海外市場のニーズを早期に取り込まなければならないのですが、海外のライバル勢と比較して対応のスピードが遅いために後塵を拝するどころか、やがて市場からの撤退を余儀なくされます。つまり、国内の成功体験に依存した技術力をニーズに優先してきたからではないでしょうか。IT業界においても、自社で開発投資して、既存の商売では儲からないので、パッケージソフトで一攫千金を狙い、会社の経営が傾いたケースはごまんとあります。日本企業がマーケティング力に弱いのは今に始まったわけではありません。学校教育においても、考えさせるより、詰め込みを良しとして、自ら創造する力を持った人材を積極的に育ててこなかったからではないでしょうか。市場のニーズを掴まなければ、技術的に優れていても、新しい挑戦が無ければイノベーションは生まれません。顧客の喉から手が出るような商品の発想は、日頃から顧客先を歩き、様々な人と接して、現場で困っている状況を掴むことで、鵜呑みにしない自社の発想が生まれてくるような気がいたします。M&Aを仕掛ける側の根底にも、その考えが必要と思われます。

2018年6月6日水曜日

一極集中

地方では高齢化と過疎化で小学校が年を追う毎に廃校になる中で、都会では若年層の人口が急増して小学校の数が不足し、新しく開校されようとしている地域もあります。横浜の弊社ビルから眺めますと、みなとみらい地区の一角にポツンと新しく小学校が竣工しました。周りは高速道路や高層ビルに囲まれていますので、辺りからは小学校の子供たちの様子を見下ろすような光景です。この地域での高層マンション建設は、この10年を経て一先ず落ち着きましたが、ここ何年かの景気回復で、空き地で草茫々になっていたところ、みなとみらい地区では今あちこちでビル建設ラッシュが続いています。2020年までには、この地区の街の様相がバブル崩壊後20年の時を経て、新しく様変わりするものと思われます。横浜周辺に限らず、川崎も近年の都市再開発で高層マンションも林立し、商業施設が整備され、街が大きく変化してきました。日本の人口は変わらずとも、このように大都市に人口が一極集中して、年齢ごとの人口構成が偏ってきているのが日本の現状です。地方と都会の様々な格差を、我々はどのように地域社会問題として解決していくかが、今後の大きな課題だと思います。

2018年6月5日火曜日

灯台下(もと)暗し

意外に人は身近なところに気が付かないものです。私も昨日初めて、弊社のご近所で2年前から営業している美味しい居酒屋へある人の紹介で行きました。昼食時に、まだ閉まっているお店の前を良く通るのですが、夕方5時以降の賑やかな様子は路地裏ということもあり、これまで全く気づきませんでした。まさに「知る人ぞ知る」で、まだ明るい18時頃で月曜日というのに、お店の中は満席状態でした。開店前に待って17時から入った我々も19時には店を出ましたが、まだ外は明るく、珍しく早い時間で十分に満喫しました。これは一つの例ですが、企業社会でも家庭でも、身近な問題に人は中々気づかないことがあります。今日もある金融機関へ決算報告に行ったときに、先方様との懇談の場で、「社長は働きかた改革についてどう思われます?」といきなり質問を投げかけられました。これは難しい問題ですが、単に要領よく仕事をこなす人と、仕事に必要とする時間を掛ける人がいますが、「縁の下の力持ち」の声も十分に上層部は理解しないと、社員のモチベーションは下がります。私も要領のいい方ではないので、評価でも一人ひとりに注意を払い、なるべくモチベーションを落とさないよう、社員でも地道に努力している人は評価します。皆が仲良く協力し合う社風を大事にしています。

2018年6月4日月曜日

共働き夫婦

かつて高度経済成長時代には共働き夫婦は一次産業や自営業に多かったようですが、男女雇用均等法の施行とともに産業界でも女性の社会進出を支援する環境が漸く整いつつあります。中小企業においても、既婚・未婚に関わらず女性の活躍は願っても無いことであります。しかし、まだ日本社会は欧米と比較すると、女性にとって働きやすい企業環境かというと様々な障害が少なくないようです。結婚しても働く女性が大半なのに、扶養控除の問題一つ取っても、税制が柔軟に時代に対応できていないように感じます。女性に対して、もっと働き易くして障害を取り除いていくことは、これから将来の日本経済にも寄与するはずです。差し迫った少子高齢化時代に女性のパワーを活用しなければ諸外国の後塵を拝すると思われます。

2018年6月1日金曜日

読書百遍義自ずから見る

昨夜は、かつての社員で、現在は有名コンサルタント会社に勤める知人と、弊社の幹部社員2人との懇親会でした。会話の中で、私に対する希望の一つとして、私が社員に送る記事の意味や私の考えを、できれば論理的に分かり易く、若い社員の為に話してほしいというものがありました。確かに一度読んだだけでは理解できないと思うのですが、私は社員が自分で読解するように、敢えてプロの書いた記事にコメントを書かない時もあります。しかし、幹部からは冒頭に一行でもいいからコメントを書いてほしいとのことです。又、記事が何を言いたいのか具体的に教えてほしいとも言われました。私としては、分からないならば聞いてほしいと思うのですが、やはり、私が全員に分かるように論理的に語らなければならないのだな、と反省した次第です。でもプロが書いた記事は何度も読んでみると次第に意味が分かる、というのが本日お話したかったテーマです。