2018年11月30日金曜日

工場施設見学会

このところ日が短く、師走を前にすると1年の短さも感じるところですが、今日は千葉にある新聞の印刷工場と某ビール工場を見学して参りました。紙の新聞が年々減っているのは残念な事ですが、宅配される新聞が様々な工程を経て制作され配送に至る事を学びました。実は私も高校を出て新聞奨学生を経験しましたので、ふと配達で苦労をした学生の頃を思い出してしまいました。当時は独立した学生でも浪人生でも新聞を取って読んでいましたので、日本全国にわたり新聞の発行部数は大変な量でした。あまりに寂しいので、敢えて現在の発行部数については質問を控えました。2箇所目は某ビール工場の見学でした。これまでにも何度か他のメーカーの工場は見学してきましたが、今回は説明員の女性の方による声だかで明るく元気な案内がひときわ印象に残りました。どちらも工場内に人は疎(まば)らという感じでした。今日も楽しい工場施設見学の1日でした。ひとつ忘れていました。南極観測船「しらせ」が停泊している光景も目にしました。では。

2018年11月29日木曜日

スモールビジネス

ビジネスは簡単に拡大するものではありません。仮にビッグビジネスが登場したとしても、長続きする事はあり得ないし、どこかでビジネスが下降線を描く事もあり得ます。時代の変化に対応した新しいスモールビジネスの発掘はこれから先も欠かせないと思われます。アマゾンの事業もかつてはスモールビジネスで始まり、気がついてみると既存のネットワークビジネスが進化して、圧倒的な市場を制覇するビッグビジネスに成長したわけです。世の中の仕組みを変えていくために、様々なスモールビジネスを手がけていくしか新たな市場の発見はあり得ません。今日、R&Dの展示会へ参加して、ふとこのような思いをいたしました。これからも先進技術に積極的にチャレンジして参りたいと思います。「暗いと不平を言うより、進んで明かりを点けましょう!」

2018年11月28日水曜日

顧客志向

昨日、長崎県の諫早駅前から長崎空港まで、空港へ直行の高速バスがたまたま時間帯に無かったので、敢えて市内を循環する県営のバスに初めて乗車して驚いたことをご紹介します。確かに常連の乗客が主だったのか、途中に県内随一の医療センターがあるせいか、比較的高齢者が大半を占めていました。平日で満員でもないのに、運転手が「いつも大変お世話になっております」という声を1時間弱の乗車の中で何十回も聴かされました。確かに地方は交通インフラも都会ほど整備されていないので、自家用車を利用する割合が多く、バスを利用する人は限られています。乗客をお客様として大切にし、丁寧にもてなす運転手の姿勢がとても好印象で、長時間の乗車でしたが全く苦になりませんでした。「どこかのバス会社とは随分違うね」と、うっかり言葉を発したのは妻でした。確かに普段利用しているバス会社の運転手の対応とは、乗客に対する姿勢がかなり違うなと感じた次第です。本当の顧客志向とは如何なるものかを思い知らされました。本日も目を通していただき有難うございました。

2018年11月27日火曜日

余談

「人の行動は人生の転換を招く」率直に最近のニュースで感じるところです。素朴で何の変化もない田舎暮らしでは都会の喧騒との隔たりを感じます。また今日都会へ戻る身として、変わらないことへの幸せを噛みしめたいと思います。互いにどこまで認め合えるか、行動が限度を超えない事が大切です。会社も家庭もその事を常に類推しながら行動しないと、周囲に予測のつかない影響を与えます。このような話をすると、私が何を言わんとしているのか、読者の皆さんは自ずとお感じではないかと考えます。自分の持つ変えられない遺伝子にどう向き合うかが、人生において大切な事ではないでしょうか。

2018年11月26日月曜日

帰省

昨年は事情により法事に参列できなかったので、今回の三連休を利用して九州へ墓参りに帰省してきました。大体、下の娘が付いてくるのですが、妻の実家ではいつも変わらず大歓迎してくれます。毎度、親戚回りをして仏壇に焼香してくるのも習わしです。地元ではちょうどジャガイモの収穫時期でもあり、農家は毎日が忙しいようでした。久しぶりに何気ない会話を交わすひと時ですが、都会の空気とは随分違います。アマゾンブームが地方の隅々まで行き届いている事にも驚きました。会いたい人は何人もいますが、用事を重ねる時間的、気分的猶予もないので、今回は実家で静かに滞在しています。明日はこちらを発ちますが、数年前に40年ぶりに偶然再会した友人と空港で再び会うのが楽しみです。

2018年11月24日土曜日

大阪万博

本日未明、フランスのパリで2025年の万博が大阪に決定しました。日本におけるカルロス・ゴーン氏の逮捕による事件の余波で危ぶまれていたので極めて朗報でした。2020年の東京オリパラに続いて、2025年の大阪万博開催が決定したことは日本経済にとっても大きな弾みになると思われます。思い起こせば、1970年の大阪万博は高度経済成長の真っ只中で、大手企業が片田舎まで金の卵を求めて東奔西走していた時代です。大阪万博を契機に都会へ集団就職や大学進学を目指した若者の心は、未来への不安と憧れが交錯していました。私自身もその中の1人ですが、戦後日本の目覚ましい復興を享受してきた世代として、これからは微力ながらも社会へ貢献していければ幸いです。未明、フランスのパリで2025年の万博が大阪に決定しました。日本におけるカルロス・ゴーン氏の逮捕による事件の余波で危ぶまれていたので極めて朗報でした。2020年の東京オリパラに続いて、2025年の大阪万博開催が決定したことは日本経済にとっても大きな弾みになると思われます。思い起こせば、1970年の大阪万博は高度経済成長の真っ只中で、大手企業が片田舎まで金の卵を求めて東奔西走していた時代です。大阪万博を契機に都会へ集団就職や大学進学を目指した若者の心は、未来への不安と憧れが交錯していました。私自身もその中の1人ですが、戦後日本の目覚ましい復興を享受してきた世代として、これからは微力ながらも社会へ貢献していければ幸いです。

2018年11月23日金曜日

企業経営

本日は神奈川県の黒岩知事による講演を皮切りに、未病経営と女性活躍推進をテーマとしたカンファレンスに参加しました。未病と言いましても経営者の事ではなく、中小企業における企業経営の健全化について、健康チェックから後方支援までを行政側としてもアドバイスし、さらに働き手の不足から企業を守るために女性の活躍を推進していこうというものです。「言うは易く行うは難し」で、将来に向けて企業経営を健全に持続していくのは容易な事ではありません。しかし、これからはネットワークの時代なので人材交流を活発にして、1人で考え悩むのではなく、異業種による横連携で企業価値を高めていく時代です。私自身が世代間の価値観を理解して、先ずは相手の意見を肯定的に捉えて、聴く耳を持たなければならないと、日頃の反省も含めて深く勉強させられたイベントでした。

2018年11月21日水曜日

会社は公器

かつて私は業界経験も浅く、35歳で未熟な社長として取締役会で突如推し上げられた時、松下幸之助翁に徹底的に学び続けました。社長としてのキャリアも30年を過ぎましたが、今でも学び続けています。これは私が日本人だからではないか思うのです。しかし、会社は公器という考えは欧米にもあるのです。だから永遠に存続するのです。経営者が私利私欲に走れば、たとえ優れた経営者だとしても交代の時期だと思います。私も他山の石として無償で学ばせて頂きます。誠に有難う御座います。

2018年11月20日火曜日

モラルとマナー

何故、恥を知らないのか?モラルやマナーに欠ける事に何故、気がつかないのか?これは全て親が、甘えかし、人間としての良識をないがしろにし、子供の成長過程においてまともに躾けられなかったからではないかと考えます。また、最近は周囲で注意したり、怒る人がいなくなったので、一部の人の中には、やりたい放題の行動ケースが見られます。しかし、現代はそのような連中を注意すると、逆に激情したりするので、注意する側にも身の危険があり、非行を無視をして見逃しているのが現実ではないでしょうか。現代社会では、かつて重罪だった尊属殺人や児童虐待や詐欺などの事件が、連日の如く事件として見聞するような時代でもあります。どこで人の教育が間違ったのか、教育全般に何が問題だったのか、もっと公に議論されて叱るべきです。日本にはまだ立派な成人が存在していますので、様々な場所でモラルやマナーが再教育されれば、もっと社会的な事件も少なくなるはずです。私だけが昨今のあらゆる事件の発生に疑問を持っているとは考えられなくて、多くの人たちが同じ思いを抱いていると思うのであります。

2018年11月19日月曜日

シミュレーション

人間誰しも、政治家でも過去を振り返り、「何であんな馬鹿なことをしたのだろう」と後になって考えますが、それは先見力がないからだと思うのです。国会で大臣が準備不足で、質問に対してまともに答弁できないのも似たようなものです。事を起こす前に、失敗したときの損害を最小限にするために、事前にシミュレーションをすることの重要性を感じるわけです。人生も後悔先に立たずで、周囲に相談しないで、自分の考えだけで行動すると大体は失敗します。太平洋戦争だって、ベトナム戦争だって、多くの内戦でも、お互いに勝敗がつくまで徹底的に戦いますが、何も有益なものは残らないで、多くの犠牲者と廃墟だけが残ります。国民は戦場から逃れて難民も発生しますし、悪いことばかりなのですが、人間は過ちを繰り返します。世代は刻々変わりますので、新しい人は起きてしまった過去を回顧して反省するのですが、また変な為政者が誕生するとポピュリズムで扇動され混乱に陥ります。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」とは、古の人が未来に残した名言だと思います。話は変わりますが、日本における最近のロケット打ち上げの失敗が続かないのも、綿密な事前のシミュレーションが行われているからだと思います。企業経営においても、常に素直な気持ちで、後悔しない様に前へ進んでいかなければならないと考えます。

2018年11月17日土曜日

スポーツ大会

本日は、恒例の業界フットサル大会がありました。お陰様で最近は漸く弊社のチームも上位に食い込むようになり、10数年前には1勝も中々難しかったのにも関わらず、前半戦は安心して観れるようなチームになりました。私は小学校時代からスポーツで負けることが大嫌いでしたので、会社が出る試合となると、自分が出なくでも、応援団としてついこの歳でも負けん気になり燃えてしまいます。だから社員が出場する会社対抗のスポーツ大会だと、今でもどうしても結果が気になり、応援に行きたくなるのです。今年も大手企業に方を並べて3年連続で決勝トーナメントに残りました。私の長い経験でも、スポーツに強い企業は業績でも負けないと思うからです。ひとつお願いですが、是非、強くなった弊社の応援に社員の皆さんが大勢応援に駆けつけて来て下さい。

2018年11月16日金曜日

二兎追うものは一頭も得ず

昔話「したきりすずめ」や「はなさかじいさん」などで語られるように、アレコレ欲を出すといい結果を生まないということは、政治外交の世界でも、ビジネスの場でも共通しています。弊社は長年にわたりソフトウェア開発のみに心血を注いで参りましたが、リーマンショック後に長期的な戦略として取った行動は、デバイスを絡めたソリューションシステムを新市場に提案することでした。本業のソフトウェア開発に軸を置きつつ、デバイス業界との付き合いを深めていくことにしました。同業者としての歩みは長年続けてきましたが、「どうも顔が見えないビジネスばかりをこなしているのではないか」と、弊社の歴史を振り返ってふと疑問を感じたのです。現在は海外も含め、デバイスに関わるビジネスを積極的に手がけています。いずれ社運を賭けることになるかもしれませんが、長期的戦略を描きながら前に進みたいと考えております。決して要領のいい会社ではありませんので、「二兎追うものは一頭も得ず」という格言は弊社にぴったりかもしれません。

2018年11月15日木曜日

インセンティブ制度

今日は上記のようなテーマで同業者間の勉強会がありました。各社おける様々な社員考課・社風形成の一環としての表彰制度が説明されました。社員に働く意欲ややる気を起こさせる要因としてモチベーションという動機付けが必要とされ、内発的動機付けを維持しつつ、新たな外発的動機付け(インセンティブ)を利活用しようというのです。各社、様々な金銭によるインセンティブを実施されているようでした。弊社も一般的な報奨制度や表彰制度は実施していますが、社員を金銭的手段を用いて動機付けするのは私の個人的な意見としては否定的です。粗利益に対して、一部の社員にだけに金銭を還元する制度を採用している会社もありましたが、運用として難しいものがあります。取引価格はお客様によっても違うので、粗利率も違いますし、難易度や条件の違いもあります。プロジェクトの失敗に学んで成長することもあるわけです。その辺りをトータルで公平に評価しなければならないので、人為的には容易なことではありません。最近、社会全体が「お金」優先で、被害者に対して道徳心のかけらも感じない事件が多発しています。確かにインセンティブで人は動機付けされることは確かですが、あくまで教育上、適切でなければなりません。

2018年11月14日水曜日

勤労状況

朝8時過ぎに出社して窓の外を眺めると、みなとみらい地区に建築中のビルの屋上には既に多くの労働者が働いているようです。多分、関東では建設現場の始業時間は午前8時のようですが、かつての北海道では土木に関しては冬場が働けないために夏場における現場の始業時間は午前7時でした。職員も自宅や寮を毎朝6時前には出て、現場には7時に到着して始業していました。当時、私などは事務所勤務でしたので、午前8時が始業時間でした。8時間勤務なので終業は17時ですが、コンピュータも無い時代なので、仕事はすべて手作業で深夜遅くまで働くことが多かったようです。月末締めの10日間くらいは連日、仕事で夜12時を過ぎるのは普通でした。考えると15時間労働がまかり通った時代で、現在では違法労働そのものですが、当時は業務がIT化されておらず、事務職も長時間労働は仕方がない状況でした。今考えると、想像もつかないくらい長時間働いていたような気がいたします。朝から窓の外を眺めて労働者の姿を見て、ふと昔を思い出してしまいました。比較すると、IT業界はまだ勤労状況は格段に良いと思います。

2018年11月13日火曜日

ドラマ

昨日うっかり投稿を忘れてしまいましたので、追加投稿をしたいと思います。最近、約30年振りに米国の古いドラマ「大草原の小さな家」を就寝前に観ています。夫婦で歳を取ったせいなのか、ドラマの中で演じられる家族の純粋さに万感の思いを抱きます。我が子育ての時代には、アニメの「小公女セーラ」など多くの作品を子供と一緒に観る機会がありました。今考えると、テレビが両親の未熟な子育てを手伝ってあげてくれたように感じます。今観ても、若かりしかつての懐かしさとともに、このような番組の復活を願うものです。

代議士

先週、郷土出身の代議士が亡くなられました。お名前は伏せておきますが、その方は全盛期には政界再編において中心的な力を発揮され、日本に本格的な二大政党制をと最後まで御尽力された方です。お父様はかつての福田赳夫政権で旧厚生大臣まで務めた方で、郷土では自慢の人物でした。しかし、お父様が亡くなられてから、後妻と選挙地盤の跡目相続における骨肉の争いが郷土で起こりました。その後は当選が続き、長きに渡り政治の世界に身を置いていた方ですが、中央政界での評価と地元での評判は乖離していたように感じています。近年は比例代表制で当選された方でしたので、亡くなられてからの後継は比例順ということで、郷土からの国政の代議士は遂に存在しなくなりました。昭和の時代には、常に二人の代議士が小さな郷土から選出されていましたので、過疎化が進んだ現在の姿と対比すると正に感慨深いものです。

2018年11月9日金曜日

外交

かつて学生時代に外交官に憧れていたこともあり、JETROという組織の活動にも以前から興味を持っていました。昨日は、そのJETROの創立60周年記念シンポジウムへ参加してきました。経済がグローバル化し、新興国の台頭で、世界の交易においては、政治との兼ね合いもあり、諸外国間の複雑な事情や紛争処理解決にWTOの役割が難しくなっている現実も分かりました。トランプ政権がWTOを批判しているのも一部分では的を得ているわけです。ちょうど米国の中間選挙の結果が出たばかりなので、その話題も含めての議論がありました。今回の国際的なシンポジウムの中で理解できたことは、日本の外交が果たしてきた役割が年々国際的にも評価されてきているということです。我々国民はどうしても内向きの課題に追われてばかりですが、もっと海外にも視野を広げて、大局的に日本の実情を見ることが大切だと思った次第です。企業経営においても大局的な視点は欠かせないと常に考えています。

2018年11月8日木曜日

米中間選挙

今回の米国中間選挙は、米国民のみならず世界中が注目した選挙でした。トランプという一風変わった大統領が米国に誕生して以来、米国の内情が俄かに映し出されて、米国民の思想が真っ二つに分かれていることが如実に現れました。私流に言わせていただきますと、1492年のコロンブスがアメリカ大陸を発見して以来、原住民と移民の戦いが高じて、南北戦争に至った時代の再来を髣髴させるような印象を感じたりしたわけです。移民大国アメリカの行き着いた果てではないかとも考えたりします。つまり、今回の選挙結果が表すように、今のアメリカには国家としてのアイデンティティが無くなってきている感もあるのです。選挙によって、アメリカ議会がねじれ現象になるだろうとの予測は事前にありましたが、大国アメリカの動揺は、政権の行き先が不透明で、そのことが世界の政治経済に大きく影響します。政治は一長一短がありますので、行き過ぎた政治に議会がバランスを取ることになるわけで、議会内で上手く協調して政策の実現に向かうことを願うばかりです。日本の国政も対岸の火事と認識しないで、是非、国民の目線で行政を施行していただきたいものです。

2018年11月7日水曜日

教育行政

学校教育に関しては知人の存在もあるので課題は何となく理解できますが、社会教育という分野は私が全く知らない領域でした。昨日、ある勉強会に初めて参加したのですが、社会教育の現状と今後の見通しという内容でした。色んな資料を基に専門講師を招いての会でしたが、時代の変化とともに、厳しい国家財政が文科省の組織運営にも影響が出ていることが理解できました。予算配分における優先度合いが圧倒的に厚労省へ傾倒しているのはやむを得ないところです。文科省も人材を含めてかつての勢いはなくなっているのが現状のようです。かつての「ゆとり教育」も結果的には塾通いを増やす結果となり、公立学校の質の低下とともに私立志向を招いたようにも思えます。経済的な格差と同時に子供の教育が公立と私立に別れてしまった感はあります。私立に行けない子供が公立に集まる現象は、子供教育において必ずしも公平なあり方だとは思えません。このことから考えても、歴史的にも文部行政が今日の子供教育にもたらした影響は大きいと感じます。今、「人間教育とは何か」が再び問わているのではないでしょうか。

2018年11月6日火曜日

成長その2

最近、社員の皆さんの御結婚や御出産が増えているようです。中には社内結婚された方も御夫婦で共に勤務を続けています。IT業界も技術者不足という事もあり、会社にとっては大変助かっております。弊社は自由闊達をモットーとしており、社員の皆さんの自主性を大変重んじています。「言うようにはならない」のは家庭の子育てでも同じで、会社も社員の皆さんが自分自身が気付かなければ成長しないのです。決してほったらかし(放任)にしている訳ではありません。それも子育てと同じで、親という字の如く「木の上に立って見ている」訳です。「任せて任せず」で確認するのが上司の仕事です。若い人は任せれば責任を持って仕事に取り組みます。いちいち口を出すと余計なおせっかいにもなります。いつでも相談できるような環境を上司が作ってあげればいい訳です。家庭を持つと家事や子育ても一苦労です。ストレスも若い時代には溜まりますので、上手に発散する趣味のようなものを持つことは大切です。こう言う私も同じような経験をしているので、社員の皆さんに対してはアドバイスが可能なのです。仕事は遣り甲斐がなければ長続きはしません。私の遣り甲斐は社員の方が立派に成長する過程を見ることです。至極当たり前ですが、社員の皆さんの成長が会社の成長に繋がります。

2018年11月5日月曜日

成長

昨年11月頃から突然、次女がマラソンを始めました。大学を卒業して社会人になるまで全く運動などに縁がなかった彼女が、何故、急に走り出したのか分かりませんが、話によると会社の同僚から走ることを勧められたようです。今年3月の三浦マラソンのハーフに出場すると聴いていましたので、本当に完走できるのだろうかと心配もありましたので、気になって内緒でこっそり見物に行ってみました。かつて私も三浦マラソンの10キロコースは常連の参加者でしたが、ハーフは坂道が多くきついという評判もあり敬遠していました。それなのに彼女の初マラソンがその三浦マラソンのハーフだったのです。予想に反して完走したので吃驚でした。最近は仕事が終わってから皇居周りを走る常連になっている上に、丸の内から都立大駅のアパートまで時々走って帰宅しているという話もしていました。また昨日は、朝、都立大学のアパートを出発して実家の戸塚まで約32キロ位を走ってきたと、玄関に着いた彼女を見てさらに驚いた次第です。いつしかすっかりマラソンに取り憑かれたようです。今月も茨城か埼玉のハーフマラソン、来月はフルマラソンにも初めて出るようです。来年も毎月レースに出る予定だとか話していましたが、彼女が何故このように変身したのか親の私も家内も信じられない気持ちです。でも仕事の愚痴は最近出なくなりましたので、効用として仕事のストレス解消になっているのかなと思う次第です。周りの人のお蔭で彼女も人間的に随分成長してきているようです。

2018年11月2日金曜日

雑談

季節は晩秋なのでしょうが、朝夕の気温を考えると初冬のような空気です。秋の温度が夏にプラスされ、その分の気温の低下が冬の気候にくっ付くと秋らしさが消えて、まるで四季がなくなったように感じます。しかし、果物の秋、ススキの秋、山登りの秋は貴重です。本日は青空が広がり、天衣無縫のような晴天となりました。昨日はたまたま東海地方へ出張に行ってきました。晴天でもあり富士山の雄姿も見えたはずですが、車内でスマホばかり触っていたため肝心の富士山の絶景を見過ごしてしまいました。このシーズンはどこも展示会の真っ盛りで、文化の秋らしさを感じます。異常気象の続いた1年でしたが、あと霜月、師走というようにあっという間に今年も終わります。今年も何か新しいことを始めたかな?と、年齢を重ねることの速さに自ら反省叱りです。でも、お陰様で社員の皆さんは順調に成長を遂げてくれているようです。来年は更に大きく会社が変わることを期待しています。

2018年11月1日木曜日

発掘する

モノづくり産業はピラミット型組織で考える傾向にありますが、逆さピラミッドで根幹を抑えることが重要だと思われます。上の発想を下へ落とすのではなく、下から上へ上へとニーズを取り込みながら新たな需要を発掘する事が重要です。市場が成熟してくると、棚からぼた餅的な待ちの姿勢ではビジネスは成り立ちません。景気に左右されて需要が落ちても、テクノロジーの根幹を抑えていれば新たなアプリの発掘も可能となります。ある企業の展示会に参加して、経営トップのメッセージに同感しましたのでちょっと触れたいと思います。弊社も上から下に視点を落として、下から上を見るようにしたのです。それによってユーザーのニーズが明確になり、お客様との信頼関係を構築できるようになりました。技術的にフィールドの違った分野の人とのお付き合いは、弊社に大きなビジネスモデルの変化をもたらした気が致します。宝物を発掘するには、半信半疑でも地面の下に潜るくらいの積極的な行動力が必要です。その点はビジネスも同じではないかと考える次第です。