2019年12月27日金曜日

内助の功その3

昨日は大阪で開催された三代目のライブに行ってきた家内から、歌う人は七人だけど、それを支えているスタッフは大変な人数だったいう話を聞かされました。私は何年もそんな催しに行ったことがないので感覚は掴めませんが、それぞれの存在があるからコンサートも成り立っているのでしょう。スタッフも多いが、今は入場チケットも電子化されて紙ではなく、かつてのようにダフ屋は一切存在しないみたいだと話していました。企業も多くの方から支えられているので、社長といえども偉そうにしてはいけないよと、またもやいつもの調子で家庭訓示を聞かされました。家内には私のわがままな行動で、今日まで幾多の大変な苦労を掛けてきました。これからは何でも相談しつつ、残りの人生を踏み外さないよう生きていきたいと思います。

2019年12月26日木曜日

人生相談

若い頃、会社の営業車の中で「テレホン人生相談」という山谷親平さんがパーソナリティのラジオ番組を毎日の楽しみとして聴いていました。最初に「絶望は愚か者の結論なり」というコンセプトを山谷さんが語るのですが、毎日嘘のように全国のリスナーから様々な人生相談事があるのですが、何年も聴いて少なからず私自身も人生勉強になったと今でも思っています。例えば相談者の亭主が浮気して、相手の女性ともめたりした時にどういう対応をするとか、内容は実に様々なケースがありました。リスナーとしては相談者とパーソナリティの声しかわからないので、リスナーとして聞いている分には気楽ですが、相談しているご本人にとって大変な悩みなわけです。世の中には想像できないような相談事もあるものだと、当時は毎日聴きながら様々な相談内容に驚いた次第です。そんな私もいつの間にか人の人生相談に乗るような年齢になりました。時代の変化とともに、複雑な社会を生きていく上で何かと戸惑う若い人も少なくないと思います。来年の目標はこれまでと少し変化させて、人の万相談に乗ってあげる時間を是非つくりたいと考えています。心の病も、自ら経験がないのでカウンセリングはできないと思いますが、悩んでいる人の話を聴いてあげる相談者のような活動をしたいです。何故かと言いますと、世の中を少しでも明るくする上で、個々の人が人生を絶望しないことが大切だからです。

2019年12月25日水曜日

夢はこの歳になっても時々見ます。しかし私自身は怖い夢を見ることはないのですが、家内は夢を見て声を上げることは時々ありますので、隣で「大丈夫か?」と安心させるために手を差し伸べたりします。かつては私も夢の中で、会社が危機に瀕している状況の夢などを見たりして夜中に飛び起きたりしたことも多々ありましたが、最近見る夢は昔の懐かしい夢ばかりで、どちらかというと愉快な夢ばかりです。私の呑気な性格が逆に怖い夢を見る家内にしわ寄せしているのかもしれませんが、人の見る夢を途中で妨げたりするくらいで内容まで操作できないのは仕方ないことです。私自身は夢ほど勝手に自由なものを見れることはないので、どんな夢を見るかをいつも楽しんでいます。皆さんもご経験はあるかもしれませんが、寝ている時ほど頭脳が回ることはないという経験をいつもしてきました。つまり、寝ている時には複雑な数学の問題でも頭の中で解けてしまうのです。複雑なことを解決するのが苦にならないのですが、おそらく全身が横になると血液が回って頭脳が集中するのだと思います。だから色んな都合のいい夢も見るのだと思います。

2019年12月24日火曜日

内助の功その2

「あなた、くだらないセミナーとか行かないで、月に2回くらい現場を回るとか、社員の相談に乗るとか、何か人の為になる事をしたら?」最近、連日のように自宅で家内から諭されるのですが、自宅でテレビからヒントを得てしゃべっているのかわかりませんが、悔しいかな確かに最近私の行動に欠けている点を突いているようです。来年の目標はもっと現場を回るようにしたいし、出来る限り多くの社員の皆さんの相談に自ら乗るように努めたいと思います。よく三現主義「現実、現物、現場」を観ることが重要だと言われますが、中々ここ最近は実現できていなかったと反省しています。幹部の皆さんから言われるとすぐにでも行動するのですが、自ら思い立たなければならないことを、自宅で仕事もしていないように見える家内が執拗に教えてくれているのは有難いものです。

2019年12月23日月曜日

派遣法

派遣法の改正で特定労働者派遣法を廃止し、一般労働者派遣法へ一本化され申請も届け出制から許可制へ移行されましたが、労働者の実態調査は改善されたのか、国としてその後の調査分析がなされているとも思えない気がします。IT業界では一般労働者派遣法へ制度的に絞られましたが、私たちも実際にどのように実態が改善されたのか実感はありません。中小零細のIT事業者が一時期、同法の改正により経営的に追い込まれたのは事実ですが、実態はあまり効果的だったとは言えないようです。問題なのは、来年2020年4月に施行されようとしている「同一労働同一賃金」の法律です。労働者にとって理想的環境の整備に聞こえますが、これも実態としては中小事業者に対する改善措置なのか、派遣事業を見直そうという趣旨なのか、企業側には国による企業統制の措置としか映らないようです。実際問題としてグループ間の出向の待遇は見直さないで、派遣労働者の待遇だけに手を加えるのは「同一労働同一賃金」とは言えないと思われます。確かに、派遣労働者は派遣先の指示のみで働く不利な労働環境に置かれているのは事実です。労働者保護の立場で考えるならば、労働差別を生むような派遣法は寧ろない方が良いと思われます。もっと民間で率直な議論を十分に重ねた上で法律は施行されなければ、先日の文科省による教育行政実施の見送り措置の二の舞になると思われてなりません。

2019年12月20日金曜日

さりげない優しさ

先日の水曜日の夜、帰宅時に天気予報にはなく霧雨に見舞われ、周囲の皆、鞄から折り畳み傘を出して駅までの途につきました。皆と別れて電車に乗って私も最寄りの駅からバスに乗車しましたが、西に来ると辺りはすっかり雨が上がっていました。忘年会シーズンながら駅からのバスも比較的空いていたので、手荷物を座席の横に置いて一人で座ったのですが、下車時に少々濡れた折り畳み傘をバスの車内にうっかり置き忘れたことに全く気が付きませんでした。バス停から家路についたところ、背後から若いOLの方が優しそうな顔で「傘をお忘れでした!」とご丁寧に拾ってくれていました。私もその方のさりげない行為が嬉しくて、思わず「ご親切にありがとうございます!」と返した次第でした。辺りは薄暗いのではっきり顔は覚えられなかったのですが、他人に心を配るさりげない優しさにとても感動しました。連日、犯罪のニュースが多い中でも、世の中には心の優しい若い方もいるのだということを、これからも忘れないで大切にしたいと思います。

2019年12月19日木曜日

同期会

本日は大学の同期会でした。何だかんだと言っても、1番気を遣わなくて済む集まりです。メンバーの中でご夫婦で公務員の者が2人。会社が潰れて長年無職の者が1人。公務員は、若い頃は安月給だったようですが、奥さんもそろそろ定年で年金だけは夫婦合わせて相当になるらしいです。さすがに役所ですが、長年、つまらない仕事でも辛抱したことへのご褒美ではないかと思います。役所には女性が多いので、伴侶は選び放題で職場結婚は意外と多いそうです。子どもは共稼ぎで犠牲になったようですが、その反面友だちも沢山できたようだと話していました。ただ一つ言えるのは、日本は今でも、都会でも地方でも役所天国だという事です。私自身は当時、役所にだけは就職先として魅力を感じませんでしたが、倒産も失業もない天国ではないかと思いました。途上で精神的には辛いこともあったでしょうが・・・。

2019年12月18日水曜日

尊敬

日本人として世界で尊敬されている人は少なくないとは思いますが、先日アフガニスタンで亡くなられた中村哲医師のような人はそれに値する人だと思います。シリアもアフガンも国土が長期にわたり戦争状態で、その陰では常に国民が犠牲になっています。日本は敗戦で懺悔し、日本国憲法の下で今日まで再び戦地にまみれることなく、平和を遵守してきました。もし戦争しなければと思っても、戦争をしてしまえば後の祭りですが、国のリーダーによる権力の乱用で、将来的に再び過ちを犯すこともあり得ないとは決して断言できません。中村医師が戦争をやっている場合ではないと、アフガンのリーダーまで説得できたのは尊敬される人間性があったからです。日本の政治家も世界から日本の代表として尊敬されるような行動をお願いしたいものです。

2019年12月17日火曜日

忘年の交わり

別に忘年会の話をするわけではありませんが、タイトルは年齢差を越えた交際や親密な交友を意味します。私も古くからの知人の動静は気になるところはありますので、多くはこちらから連絡を取ることがほとんどです。久しぶりに会ってお互いに「相変わらず」という挨拶を交わせるのが一番です。今日までの長い会社経営の中で、良い悪いは別にしてIT業界に身を置く立場として辛かった経験は社員の退職でした。人材の流動化が激しい業界なので止むを得ない面もありますが、多くは私自身の未熟さが原因だったとも言えます。しかるに、弊社も零細企業から中堅企業に至るまでには多くの社員が入退社をしてきたわけです。しかし、自分のキャリアを高めるために去っていった優秀な元社員とは今でも人間的なお付き合いが続いています。人材を定着させるには社員の能力が成長する環境づくりを経営として目指さなければなりません。元は社員と経営者ですが、年齢差を越えた交際からは様々な経営のヒントを彼らは与えてくれます。彼らの成長は私にとっても大変な満足です。これからも関係を大切にしていきたいと思います。

2019年12月16日月曜日

手書き

今年4月から急遽始めた5年日記帳を付けて、途中挫折することもなく早くも半年が経ちました。7行ほどの手書きですが、修正ボールペンを使用すると書き直しに大変便利でしたが、インクが切れてしまったので、しばし訂正不可能も修業だと思い、普通のボールペンに替えて書いています。昨日は、ようやく干支の絵柄印刷を頼んでいた年賀状も届きましたので、今週末からは更に大変な手書きの執筆作業が待っています。普段はキーボードに慣れてしまい、手書きの文字を書く機会は極端に減りましたが、毎年の年賀状だけは手書きにしており、パソコンから自動的に年賀状を印刷するのは20年くらい前に止めました。戴く年賀状はほとんど年賀状ソフトを使ったものですが、中には何十年も宛名が間違ったままの年賀状もあります。私は一年に一度の年賀状だからこそ毛筆で下手な字ですが、宛名書きからコメントまで書いて出しています。便利さに慣れてしまうと楽な方法を考えてしまいがちですが、自分の個性を示す意味でも手書きを志す機会は大切ではないでしょうか。

2019年12月13日金曜日

内助の功?

昨日は都内の某国立大学での講演を予定していましたが、最優先しないと思いましたので参加をキャンセルしました。そのため定時で帰宅したところ、妻から「不要な予定より現場を回ったら?」と無職ながら意外なアドバイスをしてきました。続いて「どうせ無料なのでしょう?無料の話はそれだけの価値で、餌みたいなもの」「役に立つ話を聞こうと思うならお金を出さないと無理よ」と、確かに妻の考えは正解だと思われます。役に立つ話を無料で聴こうとばかりしている私を見透かしているかのようです。最近、現場回りもだいぶご無沙汰しているのも事実です。だから会社の成長力にまだ勢いが今一つなのかもしれません。来年から自ら計画して、一年を通して現場回りを実践したいと思います。妻の何気ない一言は、日々会社経営をしている私にとって大変重要なサゼスチョンばかりです。外部での有料ビジネスレクチャーにも、今後はあまり無視せずに時々受講を検討したいと思います。自宅でテレビでしか情報源のない妻のアドバイスは、ある意味でこれも内助の功なのでしょうか。最後に、昨夜は先日亡くなられた中村哲医師のドキュメンタリー番組を見て、お考えや行動を拝見しながら妻と共に感動してしまいました。

2019年12月12日木曜日

社風づくり

会社の社風づくりは日頃から重要だとはわかっているのですが、何をどうすれば良い社風をつくれるのか中々難しいものです。最近、来客の方から「社員の方の対応がいいですね」と言われることが多いのですが、特別に何をしたわけでもありません。しかしお褒めを戴くとこちらも嬉しいので、社員の方にもお客様から褒められたことを伝えるのですが、おそらくそれが好循環を生んでいるのだと思います。一昨日は賞与支給日でしたが、支払う側としては社員の皆さんに喜んでいただけたら最高なのです。新聞報道では冬の賞与も全体的には対前年比マイナスと報道されていました。おそらく米中貿易摩擦や異常気象による災害、さらに消費税の増税が経済を押し下げているものと思われます。当然、会社の業績が悪化すると賞与にも影響するわけですが、業績が何とか維持できているのは皆さんの頑張りがあったからだと思います。人生の大半を過ごす会社の仕事は遣り甲斐がなければ長続きしません。毎日の出勤が楽しみと言える社風づくりを皆さんと力を合わせてできればと考えています。社風は会社のちょっとした姿勢で微妙に変化しますので、これからも内外への感謝の気持ちを忘れずに経営していきたいと思います。

2019年12月11日水曜日

向き不向き

小学校の時は国語の教科書の劇を演じるのが好きでしたが、あまり機会はありませんでした。高校を卒業して上京したころ、通学する路線から見えるところに演劇学校がありました。役者に憧れていましたが、その道への自信はありませんでした。会社でよくプロのカメラマンに写真を撮られるのですが、演技は全くダメで写真撮影はかなり苦手です。しかし亡くなった高倉健さんなど普段は無口な方が名演技をしているのを見ると、本当に自分もその現場で演じてみたいと思ったりします。好きなことと向くかどうかは全く違うことがわかります。経営者の私も、まさか自分が社長に向くとは思ってもみませんでした。今は社長としての仕事も好きになりましたが、役者も実際は向かないと思っても意外と向くこともあるのでしょう。どちらにしても、その道のベテランになるには大変な修業が必要だということは確かです。人生は二度ありませんが、これからも好奇心を発揮して衰えた脳を少しでも刺激していきたいと思います。

2019年12月10日火曜日

お付き合い

12月に入って、ご多聞に漏れず平日は連日のように夜のお付き合いが続いています。長年にわたりお付き合いしている数少ない方とのひとときは、あっという間に長時間が過ぎてしまいます。ベクトルが合うのか価値観が似ているのか分かりませんが、毎年そのようなお付き合いができる現在の立場に大変満足しています。私としては決して家族を犠牲にしてはおりませんが、家内はいつも「時には間を開けて」と身体の状況をいつも心配してくれているようです。昔からアルコールに弱いところもあり、適当に自制しているので多くのお付き合いができているのだと思います。お相手の方とはアルコールの量で圧倒的な差ですが、このIT業界は前職の建設業界と違って無理強いされることもなく、お酒の飲み方に大変上品さを感じます。様々な困難は多々ありましたが、振り返ってみるとこの業界へ転職して本当に良かったと思います。

2019年12月9日月曜日

餅つき大会

昨日は、快晴に恵まれた青空の下で無事に開催されたふるさとの餅つき大会へ参加しました。関東地区の約200名の方が見えましたが、地方のラジオ局でもこの模様がオンエアされたようです。昨年は所用で欠席しましたが、今年も地方から航空便で直送された100キロの本マグロの解体が行われました。午前中から豚汁やおしるこや黄粉お餅等を食べるうちにお腹一杯になり、肝心の大きなマグロは中トロを小皿で一盛り戴いただけでした。最初からマグロを食すれば良かったのですが、朝は寒さも多少あり豚汁とお漬物も格別で、その上にお餅であっという間に満腹感となったのです。周囲の皆さんも新鮮なマグロなのに食が進まず、その他の食べ物で満足されたようでした。主催者側では、来年は会場の真ん中でメインのマグロを解体して皆さんでつまむようにしたいとの事でした。

2019年12月6日金曜日

改革

2019-12-06 10:58:21 | Weblog かつて日本でも国鉄時代(現在のJR)には、交通ゼネストで電車が運休する事は珍しくありませんでした。先日、亡くなられた中曽根元首相時代の国鉄民営化によって、それまでのご迷惑なゼネストは見事に無くなりました。フランスのパリでは未だに国鉄によるストライキが過激なようです。日本は公社の民営化によって、かつての国鉄、電電公社、専売公社は次々に民営化されていきました。直近では小泉元首相時代に郵政も民営化されましたが、フランスの状況を見れば、日本が早い時期に民営化を断行したのは良かったと思います。国営企業を民営化するのは政権の運命にも影響します。近年は日本も国論を二分化するほどの大胆な改革は、政治手腕として良い悪いは別としてなされないようです。まだまだ改革すべき点は多いとは思いますが、如何でしょうか。

2019年12月5日木曜日

一隅を照らす

これは昨日、アフガニスタンで死去の報道のあった中村哲医師が大切にしていた言葉だそうです。私も故中村医師と同じ九州男児ですが、確かに良い事と思っていても、中々恥ずかしくて言えないところがあります。あまり褒められると照れくさくなってその場で身を隠したりするのです。今朝、家内と交わした言葉の中で「世の中に悪い人は犯罪を犯してものうのうと生きているのに、困った人のために懸命に尽くしてきた人は簡単に命を奪われてしまう」と、世の中はなんと理不尽なことだろうと話したものです。社会の片隅で誠実に働き、必要な存在になることを意味しますが、正に中村医師の30年にわたるアフガニスタンでの支援活動はそのようなものだったと思います。医療よりも食料と衛生が最優先だいう話はとても印象的でした。弊社におけるビジネスも社会の「一隅を照らす」ものを目指して参りたいと考えています。お陰様で漸く、会社としての長期経営ビジョンが私の脳裏にも形作られつつあるような機運が湧いてきています。世の中の不幸や貧困を撲滅するためにも、SDGsの倫理観を微力ながらも広めていきたいと考えています。

2019年12月4日水曜日

再放送

先日、再放送されていたテレビドラマ「大草原の小さな家」という番組が急遽放送が中止され、個人的には非常に残念でした。放送局が継続している番組を変える原因はおそらく視聴率の低さからだろうと想像するのですが、突然に放送を中止してほしくないものです。原因の一つかもしれないのは、私がいつも見ていて違和感を感じたのは声優の声がすべての登場人物で変わったことです。「サザエさん」のように長寿番組はコンテンツが新しく変わるので、一人の声優が代わっても長く見ていれば耳も次第に慣れるものです。しかしシリーズで内容が変わらないドラマの声優は変えない方が印象的としても親しみ易さを感じます。おそらく今回も視聴者の間で声優に対して不満が多かったのではないかと思います。連日のニュースなどを拝見して、親子関係が殺伐と感じられる世の中において、「大草原の小さな家」のような家族愛をテーマにした番組は教養的にも大変必要だと思われます。かつての再放送を是非とも期待したいところです。理由は私がまだ若かった子育て世代の頃、この番組が家族の在り方の素晴らしい教訓になったからです。

2019年12月3日火曜日

COP25

2019年も今月だけになりましたが、今年も色々と気候変動の影響が大きかった年でした。12月2日からCOP25がスペインのマドリードで開幕しましたが、米国の協定離脱で中国の発言力が注目されています。中国もインドもEVの普及を促進し、自動車排気ガスの削減を目指していますが、地球温暖化対策を話し合う絶好の機会でもあり、我が国も積極的な発言を期待したいところです。今年も異常な気温の上昇と局地的豪雨は各地に大変な被害をもたらしました。昨年、一昨年も日本列島は異常気象に悩まされましたが、今年は更にそれが深刻さを増したように思われます。来年もおそらく異常気象は続くでしょうから、これまでの各種インフラ対策を全国的に見直す必要があります。最近の地球環境の異変を見ると、杞憂では済まされない事態を招いているのが現実です。スウェーデンの16歳の少女が国連の気候行動サミットで演説した内容は、地球を支配する大人たちを強烈に批判したもので、世界の人々の心に強いインパクトを与えました。COP25において、世界の指導者たちは地球の未来を真剣に議論しなくてはならないと思います。

2019年12月2日月曜日

マラソン

昨日の日曜日は、ふるさと会の役員会も予定されていましたが、数日前に欠席の連絡を入れて、娘が出場する湘南国際マラソン大会の応援に行きました。天気は最高に良くて、本日と日程がずれなくて関係者の多くがホッとされたことと思います。フルマラソンは9時のスタートだったため午前7時には横浜の自宅を出ましたが、出場する娘は4時に起きて、早朝の東横線で武蔵小杉駅まで行き、そこから深夜バスにて現地まで向かったようです。娘は先日、横浜マラソンを完走したばかりなので肉体的にも疲労が残っており、昨日のマラソンも走りながら途中何度もリタイヤしようかと思ったらしいです。私も一人わざわざ応援に駆け付けたので力を振り絞って最後まで粘ったのでしょうが、マラソンのキャリアが浅い上に疲れ果てながらも完走したのには感心しました。私自身もフルマラソンは一度も経験がありませんが、完走する多くの出場者の姿を見て、いつ実現できるかはわかりませんが、いつか走ってみたいなと思った次第です。

2019年11月29日金曜日

魅力

本日は直行で午前中は品川、午後からは溜池山王でフォーラムに参加しました。毎年このシーズンは様々なイベントでITのトレンドを見学していますが、好奇心があるので出かけますが、おそらく興味がなければ行動しないと思います。毎年飽きないのも、ITが変化していく様子を拝見できるからでしょう。もう一つ感じるのは、各社の展示会で説明しているスタッフは皆、何社も数年毎に転職して今日に至っているエンジニアが多いということです。かつて弊社に所属していた、ある某社のスタッフとも長い付き合いになりますが、不思議なもので縁は簡単には切れないものです。企業もエンジニアもお互いにITの変化へ対応してきたからこそ、現在の存在があるわけです。常に変わらなければ生き残れないのが我々の業界です。だから魅力があるのでしょうね。

2019年11月28日木曜日

式典

昨日は某短大校40周年の記念式典に招かれました。午後からの受付でいきなり「表彰があります!」と告げられてびっくりしたのですが、感謝状の贈呈式がプログラムに組み込まれていました。私も一応、40年記念誌作成の実行委員会に属していたのですが、事務局側でほとんどの編集作業はなされており、業者選定とコラムの承認くらいの作業でした。式典には来賓も含め、百数十名の参加者がありました。記念講演は地元出身の女優の方が登壇されていましたが、私もはじめてお目にかかりました。式典後の交流会では門外不出と言われている中国・四川省の「変面」が演じられました。私も成都か重慶で一度だけ拝見したことがありますが、至近距離での演技は初めて観ましたが、あの仕掛けがどうなっているのか最後までわかりませんでした。今回はやや公的な催しでもありましたので、これからも社会のために微力ながらもお役に立てる行動ができればいいなと、あらためて感じた次第です。

2019年11月27日水曜日

懇親会

昨日は、求人でかつて大変お世話になった大学の先生方と感謝の意も込めてお礼の懇親会を催しました。79歳になられる先生は1年に一度くらいお会いしますが、大変お元気で過ごされており、小惑星探索機「はやぶさ」が来年12月に無事帰還するまでは生きていたいと嬉しそうに酒の席で話されていました。お付き合いは20年近くになりますが、何故か初めてお会いした時から先生との相性も良く、先生の魅力に惹かれたのですが、それは新卒で入社してきた教え子も慕っていた先生でもあったのです。私がたまたま初めての卒業生確保で出会った先生ですが、聞きましたところ経営陣からも一目置かれる存在の先生であったことを後に知りました。もう一方の方は現在、大学の経営陣のお一人ですが、お二方に大変お世話になったことと、双方にお会いされる機会が少ないこともあり、久しい対話も期待して私の方でセッティングさせていただきました。いい雰囲気で久々の懇親会を終了することができました。

2019年11月26日火曜日

話し相手になる

先日の少女誘拐事件は無事に解決の運びとなって本当に良かったと思います。もし、少女が警察に駆け込まなければ事件は現在も続いていたでしょう。今日は「話し相手になる」ことの重要性について書きます。人は誰でも話し相手を求めたいものですが、今日でも話し相手がいないという現代人は多いのではないでしょうか。特に歳を取ってくると孤独という寂しさは耐え難いものです。少年少女がSNSなどの誘いに乗るのも、身近に話し相手がいなくて寂しいからだと思われます。身内は傍にいても空気のような関係ですので、話し相手をしないと外部からの誘いがあると新鮮味も興味も抱く傾向にあります。大人でも仕事をしていれば誘いも多いし、好奇心を満たすことはできますが、人間は一人で家にいると寂しく感じるものです。 私自身の事を振り返っても、若い頃は連日深夜に帰っても「亭主元気で留守がいい」ではありませんが、子どももいるし寂しがる相手はいませんでした。しかしこの歳になってみると、女房から平日は早く帰宅して話し相手になってほしいと言われます。もし、これが育ち盛りの子どもだったらどうでしょうか。話し相手が家に居なければ外に求めるのではないでしょうか。女性活躍と言われながらも、家庭における子どもとの触れ合いだけは、後悔のないように大事にしてほしいと思います。私自身も子どもの頃に、学校から帰宅して家に誰もいないと辺りを探し回ったものです。一瞬でも家族の顔を見れば、安心して外へ遊びに出かけたものです。今回の事件でそんなことをふと思い投稿しました。

2019年11月25日月曜日

動物に学びたい

毎週の日曜日に、時々ですがNHKテレビ「ダーウィンが来る」を観ています。アフリカのサバンナでどちらかというと残飯荒らしで、見た目も良くないハイエナの実態を拝見しました。感心したのは、彼らの教育から学んだチームワークと真っ当な順位付けでした。順位でトップに君臨するのは沢山の子どもを産んで育てたメスなのです。一番下位は何と種付しか役割を果たさないオスでした。蜂の世界も、蟻の世界も、男性を退いて君臨するのは女王です。人間の世界も女性の役割をもっとさ尊重すべきだと思うのです。日本の経営陣や政治家にも、もっと女性は自信を持ってチャレンジしてほしいですね。すべての女性にそうあってほしいとは思いませんが、世の中に能力のある女性はたくさん隠れていると思うのです。30%目標という女性の活躍を推進する動きが日本には必要だと感じます。昨日のテレビで、あらためて我々は動物に少しは学んだ方が良いと思った次第です。ちなみに我が家でも女王(女房)が君臨しています。

2019年11月22日金曜日

格差をなくす

同一労働同一賃金の法律が来春から施行されるようです。平成10年前後の頃、日本には就職氷河期で正社員に採用されなかった多くの学生がいました。当時は契約社員として、正社員と同じ仕事をしながらも、事実、夜遅くまで仕事量をこなしても固定給のみで残業代を払わなかった大企業も多かったのです。今では考えられない話ですが、それで仕事を辞めた人も多々いたのだろうと想像します。あれから随分歳月も経ましたが、国も漸く重い腰を上げて改革に乗り出したという印象です。当時、まだ中小零細のIT企業でありました弊社は、不況は最大のチャンスと考えて大量に新入社員を採用しました。また就職できずにアルバイトしていたフリーターの大卒も積極的に採用しました。お陰様で当時の入社組も20年のキャリアを経て、現在は弊社の大黒柱となって活躍してくれています。新制度の施行は、働く人たちの立場を最優先に考え、極力格差をなくすという事が世に問われたものだと思います。

2019年11月21日木曜日

雇用制度

ご承知のように日本の年金制度は破綻しかねない状況なので、政府としても企業の定年制を延長し、国民の年金受給を抑えることを目的に企業の従業員を雇用延長制度が打ち出されています。日本人の平均寿命も延びて、働ける年齢も伸びてきていることは事実です。近年、女性の社会進出を促進しているのも労働者の保険料収入を国の財源として考えているからだと思います。印象としてはどうも長期的な計画のもとに政策が施行されているというよりも、1100兆円もの財政赤字を抱える現状で、これ以上赤字国債を発行して財源にするには限界があるのでしょう。定年延長すれば、厚生年金の保険料収入も増えるし、年金の支出も抑えられます。これから先の超少子高齢化社会を乗り切るには他に方法がないとのことでしょう。本日の勉強会は、企業として雇用制度の見直しが迫られていることを経営者自身が自覚し、就業規則を始めとした制度を再検討する必要があるというものでした。

2019年11月20日水曜日

成長

先日、業界のフットサル大会が開催されました。今年初めて出張で応援に行けなかったのですが、弊社のチームもよく踏ん張って闘ってくれて、グループ2位となり20位以内の決勝トーナメントへ進出できました。この大会がスタートして15年くらいになりますが、最初はグループ内での予選では毎年初戦で敗退していました。ここ最近の5年以内で漸く1勝2勝と徐々に勝ち上がってくるチームへと成長しました。メンバーの顔ぶれもあまり変わっていないので新たな戦力の補充が必要となりますが、段々既存の選手の平均年齢も上がってきているところが悩みの種です。ビジネスと違って業界のスポーツ大会は弱肉強食の色合いもありますが、無名ながら漸く上位にランク付けされるようなチームになりましたので、ビジネスと同様に、チームの成長を生かすとともに、戦略的に知恵を絞りながら更に上位を目指していきたいと思います。

2019年11月19日火曜日

自然現象

いつも気象に悩まされている家内から、いつも「病は気から」の気は「天気の気」だと執拗に教えられていますが、今朝の通勤時に「気象は戦争にどのような影響を与えたか」というタイトルの文庫本を読んだらと渡されました。私の記憶では、終戦前の8月9日の米国による長崎への原爆投下が当初は小倉の予定であったという説は既に知っていたのですが、第二次世界大戦中の数々の戦争が気象によって作戦が何度も変更されたことを、この書籍の作者による研究で詳細に知ることができました。気象という自然現象が人々の生活や活動まで左右するわけです。特に地球温暖化の影響で夏の気温上昇が著しく、熱帯地方並みの気象になってきたり、台風の威力が予測を超える規模であったり、日本海沿岸の漁獲高にも異常が見られたりと、最近の自然現象の影響は多岐の現象に及んでいます。少なからず自然現象が精神疾病の増加にも影響して、うつ病の発症にも起因していると考えます。気圧の変化による過敏症で脳の酸欠状態で気分がすぐれない日常に苦しんでいる人も多いようです。今後、気象病に対して効果的な治療法が疾病の原因究明で見いだされることを切に希望します。

2019年11月18日月曜日

性善説と性悪説

私は孟子の思想が好きで学生時代までは性善説を支持していたのですが、大人社会の仲間入りしてからは荀子の唱える性悪説にも理解を示すようになりました。どちらの思想も中国古代の素晴らしい説であり、甲乙つけ難いのが事実だと思います。何故、週明けからこんな話をするのかと申しますと、最近のニュースを見ると世の中の状況が何か変な感じがするからです。報道しなかっただけで昔から状況は変わらないのではという人が多いのですが、私は明らかに現代社会の方が病んでいるように感じています。その理由を挙げればきりがないので省略しますが、家庭教育も学校教育も私たちが育った昭和の時代と明らかに変わってきたのは事実だと思います。人間は生まれた時の本性が善なのか、そもそも悪なのか遺伝子にも依るのでしょうが、育った環境の影響がとても大きいと思います。理想的には孟子の思想を重んじて、生きていく中で善を身に付けていけば良いのですが、家庭にも学校にも人が育つための環境が充足しているかというと、そこに以前にも増して様々な社会的格差があるのが現実ではないかと思います。

2019年11月15日金曜日

予定は未定

日常は常に予定を立てて行動していますが、突然の出来事が起きて予定が狂うことはよくあります。今週も親戚に突然の不幸があり、葬儀を優先するため当初の予定を大幅に変更しました。人生は途中で行き先を変えて臨機応変に対応することがあります。当初の予定を変えず無理に急用をスケジュールに入れると、結果的に虻蜂とらずになることがあります。若い頃の私は欲張るばかりにその傾向もありました。歳を重ねると過去を反省して、周囲に影響がなければ無理な予定は省くようにしています。お祝い事は予定が決まっていますが、人の不幸だけは予測がつきません。後で何とか対応できることと、優先すべきことを後回しにすると、後悔先に立たずとなることがあります。自分中心で動くか世間体を考えて行動するかは、大人としての判断が大変重要となります。時間は戻ってきませんが、後で後悔しないように常日頃から行動したいものです。人生において、予定は未定があり得るということです。

2019年11月13日水曜日

顧客

弊社もこの20年間で様変わりしましたが、世の中にある多くの会社もすべてが運と言いますか、ちょっとしたきっかけが会社に変化をもたらすものです。「犬も歩けば棒に当たる」というと悪い表現に聞こえますが、歩かなければ棒にも当たらないわけであります。これを人に例えると、「人も歩けばチャンスに巡り合う」とも言えます。歩かなければ人にもチャンスにも巡り合わないことになります。前職は建設業界でしたが、若い頃は靴底が擦り減るくらい朝から夜まで営業で歩いていました。基本的に現在でも理屈は過去と同じですが、時代とともにインターネットの普及で営業活動も格段に効率化されました。現在、弊社を応募する方たちの多くは比較的社風に魅力を感じるようですが、私は地道の営業による顧客一覧の劇的な変化が企業の成長に一番寄与していると考えています。それぞれの企業の社風と信用と顧客基盤は社員の人たちが自然とつくるものです。私は自分の子どもの躾と同様にあれこれと上から口出しをしてこなかったただけの話です。家内は子育て中に何かと子どもに口出をしていましたが、企業も参謀格の人はその役割が少しは人育てのために必要ではないでしょうか。人育てにおいては家庭も企業も共通しています。顧客によって育てられたと今は心から感じて感謝しています。

2019年11月12日火曜日

内助の功

来年2020年1月25日に弊社は40周年を迎えます。まだ100年企業と比較すると大した社歴ではありませんが、これから50年、60年もあっという間だと思います。この変化の早い業界で、順調に100年へ向かっての企業の階段を踏み外すことなく登れるかどうかは、すべて人財の成長レベルに懸かってくると考えます。ブランド力と採用が重要なのは、これからの会社の成長に欠かせないからです。マラソンと経営は同じで、途中で諦めて立ち止まれば必ず後退します。パワーをもたらす練習量と持続力があるかどうかなのです。その支えとなるのが家族の内助の功です。社員の御家族をご招待するのは、日頃の御礼と将来に対する安心を担保するためです。経営はマラソンと同じように、常に記録の更新を目指さなければなりません。我慢する力や忍耐力があれば、運も味方して自分では想像できない記録的なゴールを達成する事も可能となります。内助の功があればこそです。

2019年11月11日月曜日

マラソン

昨日の青空は正に秋らしい天衣無縫ともいえる快適さがありました。私も午前7時過ぎに自宅を出て、8時半からスタートの横浜マラソンのレースを見るために必死の思いで現地に向かいました。みなとみらいの富士ゼロックスビル前から、スタート後の選手団を追いかけて、途中、沿道で応援しながら結局山下公園まで歩きました。折り返しは新杉田付近なので1時間以上の待機となりましたが、終盤のあと3キロ地点での選手たちの苦しい様相は前半とまるっきり違って見えました。42.195キロのフルマラソンを完走することが尋常ではないのは応援しているこちらにも伝わりました。かつて私も5キロから始め、10キロ、ハーフと10年以上にわたり各地のマラソン大会に出場して記録にチャレンジしてきましたが、ハーフマラソンが自分としては限界と思い、残念ながらフルマラソンは一度もチャレンジ経験がありません。マラソンは途中で止まると走れなくなるので、歩かないで42.195キロの距離をゴールまで完走することは大変なことです。後半もゴールのパシフィコ横浜まで山下公園から歩きましたので、マラソンを走らない私まで普段と違って大変な運動になりました。昨日の一日だけで2万歩以上は歩いたと思いますが、万歩計を自宅に忘れて計測ができなかったのは残念でした。昨日はおそらくこの冬一番の天気だと思います。

2019年11月8日金曜日

天気病

以前より妻から「病は気から」の「気」は天気の「気」である事を教えられていたのですが、昨日TVで実際に天気病という疾患があることを初めて知りました。人によって気圧の変化に敏感に反応して体調を崩す傾向があるということです。主に頭痛や倦怠感に度々悩まされる人が国内に1千万人いると言われています。つまり10人に一人はこの類の病に悩んでいるという由々しき事態です。私も業界の健保組合で組合員の医療費の支出状況を毎年見てきましたが、精神的な疾病による医療費は年々右肩上がりで増えてきています。実際、天気病による苦痛などは本人でなければ分からないこともあり、多くの企業が従業員の体調不良への対応策に頭を抱えているのが現状です。実際に患者が悩んでいる天気病の相談に乗っている専門の医者もいますが、まだ一般的には広く知られていないようです。企業も働く人にとって心休まる職場かどうかは企業間でそれぞれ違いがありますが、貴重な人材を抱える企業としても予防対策も徐々に発想の転換が必要ではないでしょうか。気圧の変化に加えて仕事上のストレスなどが蓄積すると、多くの人が体調を崩しかねない現実にある事を関係者はもっと理解を示すべきだと思います。

2019年11月7日木曜日

用心

かつて祖母から「用心する」ことを教えられました。というのも、祖父が用心が足りず怪我ばかりしていた事があったからです。当時、子どもだった私の記憶の中にも、出稼ぎに行った建設現場で骨折したり、酔って自転車で転んだり、段々畑の上から落ちたり、山で滑って手を怪我したりという過去が残っています。頭脳も明晰で、芸術的なセンスもあり、手先も器用で大工仕事が得意だったりした祖父でしたが、反面には用心深さに欠けるところがあったように思います。反対に祖母は物事に対して用心深く、冷静で、失敗などは観たこともないし私の記憶にありません。世の中にはもっと用心していれば、間違いを起こさずに済むことが多々あります。私もどちらかというと用心が足りないと妻は申します。先祖の遺伝子もあるので、なるべく怪我が少なくて済むように諭されながら今日まで生きてきました。私も人に頼まれると断れず、つい欲が出て投資をしたことがありますが、大体においてすべて失敗という結果になっているようです。失敗に学ぶためにも、大きな賭けはしないほうが人生において得策だと思います。用心するに越したことはありません。私から見て偉大であった祖母の教えは未だに私の心の奥に残っています。

2019年11月6日水曜日

ダイバシティ

昨日は私の希望で某会社の女性役員の方と面会しました。お客様のダイバーシティが進んでいることをこの目で実感したかったからです。まだまだ北欧諸国と比べると男女間の格差はかなり社会的に存在します。北欧の社会は男女平等が普通で、税金が高額の代わり、大学までの教育費や老後も備えも不要で、国が国民負担の面倒を見ますので将来心配はありません。小国だから柔軟に透明性のある国の政策が実行できるのかもしれません。一方、日本は大国なので舵取りが難しいのか、何かと社会的なつけばかりが年々増えているような気がいたします。かつて細川政権時代に国民福祉税が執行されていればと、今になってみると考えたりします。かつて経験したことのない少子高齢化社会の時代を乗り切るには、一般財源では足りないので間接税で賄うしかないと思うのです。国債を発行して借金を増やすより、国民が等しく負担する間接税のほうが将来につけを残さない事にもなります。先に取り上げました日本のダイバーシティはまだ掛け声だけが先行しているように思います。現在進行しつつある働き方改革を通して、もっと女性の社会進出が男性並みになれば、現実的な思考が政治や企業の中で発揮されて、これまでにない活性化が組織にもたらされるものと期待しているのです。

2019年11月5日火曜日

生きている会社

「生きている会社」は人を大切にする。たまたま某月間冊子の表題に出てきた言葉です。本当に人を大切だと思えば、人間は愚かな戦争などしないはずです。しかし未だに中東のシリア国境周辺では民族紛争が続いていますし、宗教上の対立など人を人だと尊重しない空気はここかしこに見られます。先日のラグビーW杯で来日したリトアニア政府の一団が、第一次世界大戦以降にナチスドイツの迫害から逃れた何千人ものユダヤ系難民を、本国の命令に反してビザを発給して人命を救った、当時リトアニア領事代理であった杉原千畝の墓地を訪ねたというニュースを耳にしました。人道という「困った人がいたら助ける」という日本人である彼の思いが、現在に至っても、リトアニアの人たちが心から日本人の気高い精神として脳裏から消えない気持ちを抱いていることがとても印象的でした。80年も前の話ですが、当時の人命が救われたためユダヤ系の民族が続いて今日に至っているわけです。そのように人の恩はいつまでも消えないのです。会社の話とは随分かけ離れていますが、会社も人を大切にしていれば、途中で危機的な状況があっても互いに協力し合って、経営も長く存続することと少しは共通しているのではないか思うわけです。

2019年11月1日金曜日

文化力

国力には経済力・軍事力・文化力があると言われますが、日本も米中に経済力・軍事力は及ばなくても文化力(芸術も含めたブランド力など)では負けないように、もっと日本独自の歴史ある文化力を世界に広めたいものです。個人的には米国の文化より欧州の文化が歴史的な蓄積があり私は好きです。ハロウィンも米国の収穫祭に悪霊を取り払う古代からの祭りのようですが、どうも日本人は外国の行事を本来の意味はあまり理解せず、外見ばかり真似ているような気がしてなりません。確かに仮装行事態は秋の運動会でもかつては行われていたので、私自身も機会があれば現実離れした格好もしてみたいとは思いますが、恥ずかしい気持ちが先立ち足を止めてしまいます。もっと日本は独自の文化力を世界に広めて、日本人としてのフィロソフィーを理解してもらう努力をすべきではないでしょうか。文化には様々なジャンルがありますし、日本にはそれが米中に比べて遥かに豊富だと思うからです。経済力や軍事力は手段であって、人間の本来の目的ではありません。寧ろ文化的な力が人間には必要なのではないでしょうか。昨日は世界遺産である首里城の正殿があっという間に火災で全焼してしまいました。今年の5月に初めて訪れたばかりなのですが、あの美しく歴史ある建物が無残にも無くなったことが信じられないとともに、沖縄の方々と同様に悲しい思いでなりません。

2019年10月31日木曜日

40歳定年説

最近、ある学者が「40歳定年説」を唱えています。日本の場合、有名大学のエリートは大企業ばかりに就職します。社内競争を潜り抜けて定年まで勤め上げる人はある意味ご立派だと思います。リストラで多くの方がある年齢になるとグループ会社や社外の関連会社へ出向・転籍させられて定年を迎えるのが普通です。定年後に全く違う道を歩む方も多いのですが、これまでの経験を活かして再就職される方もいます。しかし定年まで勤めると、そこからベンチャーを起こして成功する確率は少ないと思うのです。やはり私の経験からしましても、自分でゼロからビジネスを立ち上げようとするならば、40歳くらいで会社を辞めてベンチャーを興すべきだと考えます。経営者にはマネジメントの経験の上に、たとえ失敗しても再び立ち上がれる情熱と体力が必要だからです。これまでの経験を活かす考えで、定年退職してからの起業はリスクもあるのであまりお勧めではありません。これからの世の中がどのように変化するかを見通すことは難しいですが、40歳で大手企業を辞めて独立するならば、体力や精神的にも勢いがあるし、成功する可能性はあると思います。日本人は「寄らば大樹」の意識を払拭しなければ、日本社会も欧米諸国のようにベンチャー企業が生まれないし、将来の経済成長も期待できないと考えます。

2019年10月30日水曜日

ノルマ

2019-10-30 10:15:43 | Weblog ノルマというのは数値目標です。企業の規模が拡大しても、一人当たりの生産性が低いのはノルマ(数値目標)の意識が足りないからです。生産部隊は日々のノルマをこなしていますが、ホワイトカラー(中間管理職)の人たちも自らがノルマを持たないと全体の生産性は伸びません。その事の意識が足りない管理職の社員が企業に増えているのではないでしょうか。おそらく毎月何となく動いているだけで、自らのコストが企業業績の足を引っ張っている事を感じていないと思います。毎月の給料のほかに様々な経費が、自らの報酬の倍以上掛かることを認識しなければなりませんし、プラスアルファの利益もコストに加えなければなりません。総合商社を我々も少しは見習うべきだと思います。定年まで目標数字をこなさなければならない事を社員が一番感じているからです。商社のように報酬が高ければそれだけノルマが高くなるのは当たり前だからです。弊社の新入社員でもその意識を持っている者が入社してきていますが、将来、企業の中で上を目指すならば入社した時からノルマを意識する習慣を身に付けるべきです。企業が将来的にも伸びるためにはその考えが必要です。

2019年10月29日火曜日

豊かさ

言わずもがなの話ですが、現代は欧米並みに近づき夫婦共働きは当たり前の時代です。しかし、まだまだ様々な制度が時代に追い付いていないために、古き時代の労働慣習のままで変わらないから、いつの間にか欧米諸国と比較して生産性や競争力で劣勢となっているのが現状です。生産性を上げるには、やるべき仕事を時間内に終わらせることなのですが、日本の人事評価制度と労働時間には生産性の様子が加味されていないから、どうしても残業でノルマをカバーする構図が消えないものと思われます。仕事の付加価値が低くて、同業との競争にさらされるから生産性が上がらないとも言えます。また多くの人が中間に介在する下請け構造が生産性を落としているとも考えられます。では、どうすれば生産性が上がり、収益が向上し、給与も増えるかと申しますと、ひとつは他社に負けない専門能力を伸ばし、常に付加価値の高い分野を自ら切り開くことではないかと考えます。二つ目は最新のITツールをうまく活用することだと思います。「言うは易く行うは難し」ですが、自らのアイデアで新たなマーケットを切り開く会社を目指したいものです。人生には心の豊かさが必要です。

2019年10月28日月曜日

プライド

人はプライドが高いと見栄を張る傾向もあり、社会に放たれて一度自信が崩れると中々復活が難しいものです。私の知る古くからの知人も何人かはそれに近い傾向があります。粘り強く生きてきたかは結果に現れますが、ハングリーな幼少時代を生きてきたかどうかで随分異なるようです。見栄を張ると疲れますが、ある年齢で自信を無くし、精神的に疲れたままでそっと静かに身を隠す人は多いのではないかと思います。何故、このような話をするかと言いますと、かつての学びの友たちにあまり元気さが感じられないからです。経済的に恵まれていたせいか、プライドは高いが、外交慣れしていない地場の同級生は多かったように思います。寧ろ高校時代を含め、社会に出てからも玉石混合で揉まれた私などは環境に恵まれたのかもしれません。「旅の恥はかき捨て」みたいな性分はありますが、見栄を張る些細な面がない事が却って世渡りに幸いしているような気がいたします。私は「臥薪嘗胆」という言葉を高校時代から大事にしていますが、何事も耐えることで自然と道は開けてくるものだと信じています。プライドを意識しなくても、粘り強さと忍耐力は人生において大事ですね。

2019年10月25日金曜日

山形大学

最近、山形大学の話題がメディアに登場する事に注目していたのですが、今回たまたま幸運にも某メーカーの研修会へ参加して山形大学の最先端研究センターを見学する事が叶いました。国内の大手電気メーカーが年々海外勢にシェアを奪わる中、日本の大企業も次世代の研究開発への余力が劣ってきているのも現実です。日本企業が世界市場を牽引するためにも、モノづくりの未来への研究開発投資は地方を拠点に産学連携で進め続けなければなりません。その実践例を本日の山形大学と経産省の進める最先端技術の研究センターで拝見する事ができました。未来の夢が実現される事を大いに期待したいと思った次第です。地方創生の為に他の地方大学も見習ってほしいです。

2019年10月24日木曜日

採用

20年新卒者の採用もひと段落して、最近は経験者も業界内で売り手市場となっているので、応募が徐々に増えてきています。しかし実際の採用となると、退職理由や回数、年齢の幅もそれぞれで、個々の評価基準が相対的に難しく、採用する側も慎重になります。待遇も当然実績がないため希望年収と隔たることもあるわけですが、経験者においては現状より高くなることを一般には希望します。採用する側としては実績を見ながら経験者の待遇を社内の基準に適応させていくことが望ましいのですが、技術者は個々人の技術力の差が大きいため、採用時の人物評価における面接側の判断基準は大変重要です。選ばれる会社にならなければ、今後優秀な人材の確保は益々厳しくなると思います。

2019年10月23日水曜日

手書き

毎回私事で恐縮です。以前にも何度か話しましたが、今年から5年物の手書きの7行日記を書いています。早朝、4時からラジオを聴いた後に起床して5時から昨日の出来事を思い出しながら書いているのですが、7行のスペースはすぐに埋まるのでいつも修正できるボールペンを使っています。デジタルの時代には簡単に訂正できますが、アナログの日記を修正するのは多少手間がかかります。7行だと数分で書けますが、バランスよく内容を網羅するのが容易ではありません。日々の記録だけでも毎日手書きすることはとても大切なことだと思っています。スマホに慣れてくると漢字を正確に書く力が確実に衰えているのを実感します。書くのと読むのとでは能力に随分違いがあります。漢字を知ることが社会でどれだけ役に立つかわかりませんが、応募者の手書きの履歴書を目にする時、誤字脱字の目立つ人は能力的にあまり歓迎できません。最近は読書をする人も減っており、文章もろくに書けない学生の方も増えているようですし、全てがデジタル時代で面倒なことを敬遠する傾向にありますが、手書きの習慣は無くさない方がいいと思います。日記を付けてみて私自身が手書きの衰えを感じたので、その現実を披露した次第です。

2019年10月21日月曜日

親バカ

2019-10-21 12:17:13 | Weblog 今から30年前、1989年9月27日に横浜ベイブリッジが開通しました。開通前にマラソン大会が開かれて、私も当時の社員と一緒に参加しました。その数年後には翼(つばさ)橋も開通し、その時のマラソン大会にも出場しました。当時36歳のバリバリの若さで、前年に社長に就任したばかりでした。バイタリティでは人に負けなかったのですが、残念ながら無鉄砲な性格でもありました。今日振り返る時、自分の娘がかつての自分と重なったりします。一昨日、帰省した娘はマラソン大会が近いと言って、練習の為に戸塚の自宅から都立大学のアパートまで約33キロを走ると言い出したのです。6時間くらいで走れると話していましたが、その通り完走したようです。何ら実力もなく好奇心で行動する無鉄砲な性格は当時の私の遺伝子を引き継いでいるようで、親としてこれから先、どういう人生を歩むのか心配でもあります。親バカではありますが、木の上に立って見ているしかありません。

2019年10月18日金曜日

サバイバル

92.3年のバブル崩壊後にドン底に崩壊した会社は、数年の後に事業の立て直しも含めて、心機一転の覚悟で事業再生への道を歩み始めたのが96年でした。あれから20数年が過ぎましたが、その間はまさにサバイバルを賭けての社歴だったように思います。不況後の事業ビジョンを将来に向けて、どこに据えながら前進するかは各社で違ってきます。この不思議な予測できないテクノロジー世界の変化があるからこそ、苦境を乗り越えて進む未知なる経営にも魅力を感じるのではないかと思われます。今、世界との競争力でやや自信を無くしつつある日本人は、ラグビーのように過酷さの中で人材の多様性を活かすとともに、もっと勇気を出して自信を持って、戦略的に武装して再度世界市場にチャレンジすべきではないでしょうか。翻って考えると、日本には再び戦後のサバイバル精神の復活が求められているのかもしれません。

2019年10月17日木曜日

出来事

先週末、あるイベントに参加するため都内の某一流ホテルに出かけた先で、休憩中、フロアで大勢の参加者とともにコーヒーを立ち飲みしていたところ、突然ウェイターが合図で振り下ろした手が背後にいた私のコーヒーにぶつかって、着ていた上着やワイシャツを汚してしまったのです。即座にウェイターは謝りながら、フロアの責任者を呼んだところ、責任者からはクリーニング代を請求してくれとの事でしたが、後から駆けつけた支配人はイベントの途中だったこともあり、ホテル側で終了時間までに早急にクリーニングをするということで、代わりのジャケットとワイシャツを提供してくれました。初めての経験でしたが、私が誰にも過ちはあるのでと柔らかに対応したために、ホテル側も快く対応してくれました。例えトラブルの出来事が起きても、お客と雖もホテル側とは人間同士お互いに不快感を抱かない対応が大切だと思った次第です。

インフラ

今回、台風19号による未曾有の被害は、国家国民に国土インフラ(基盤)の脆弱性を突き付けられたような気がします。普段は目に付かないところの基礎となるインフラ投資を怠っていると必ずいつか災難に陥る状況を経験します。企業社会も同様で、事業や財務の基盤がしっかりしていなければ不況時が到来すると倒産の危機に迫られます。しっかりした基盤があれば経営的に安定しますし、雇用を守ることもできます。「国土強靭化」というフレーズだけは幾度となく耳にしてきましたが、もう一度、日本の進路も含めて、インフラの何を最優先に強化すべきかを、国民を交えて活発な議論をすべきではないでしょうか。人の命が富より何よりも大切である事を、今回の災害で我々は再び考えさせられました。

2019年10月15日火曜日

前略

先ずはこの度の台風19号にてお亡くなりになられた多くの皆様方に対し、謹んで心より御冥福をお祈り申し上げます。さらに被災された多くの皆様方に心よりお見舞い申し上げます。数日前の悪夢のような大型台風の爪痕から漸く週明けが始まりましたが、まだ被災地では復旧が長引く見通しのようです。一刻も早く被災された皆様が普通の生活に戻ることを御祈念申し上げます。暗い話の中でも、ラグビーやバレーのワールドカップ大会での日本選手の大活躍ぶりは多くの国民に明るさと希望と勇気を与えたように思います。亡くなられた方の事を思うと大変心苦しいですが、生きていれば必ず何かしら新しい事を学ぶことも、知らない知識や考えを身に付けることも、人生における生き甲斐も見いだせるはずです。たまたま戴いた自分の命をこれからも大切にしましょう。私は九州出身で子どもの頃から台風は毎年のように到来していましたが、今回の台風が過ぎ去った後に、今は実家に誰もいなくなった故郷から、何度となく様子が気になったと電話が鳴りました。「声を聴いて安心した」という故郷からの電話越しの言葉の優しさに感動した次第です。

2019年10月11日金曜日

IT人材

IT人材が足りないと言われ続けていますが、いずれ既存産業の人材が人余りとなる時代が到来すると、IT業界への人材シフトの流れが自然にできるような気がします。特に製造業、小売業、金融業は徐々に国内マーケットが縮小していきますので、現在の労働者数は減っても増えることはないでしょう。既存の産業も次々に外需へシフトするようになれば、人材も海外で調達することになります。国内は産業構造が転換するので、IT業界が吸収しつつ、現存する産業が高付加価値を目指し、それを下支えすれば生き残りも可能かと思います。国内のIT関連の付加価値を海外に展開するにも、英語力は断然に必要となります。英会話ができるかできないの話はタブーで当たり前の時代になります。新卒者の半数が外国人というくらい、人材も国内外で多様化する時代が必ず近い将来に到来するでしょう。さもなければITの高度化は日本人だけでは難しいと思われます。

2019年10月10日木曜日

心内に動けば詞外に現る

私自身もつい思っていることを口に出す方なので、家内からいつも注意されるのですが、言わずにいられないことも時々あります。人は誰でも大なり小なり様々な欲望はありますが、外からは中々他人の欲の度合いを窺い知ることは不可能です。大金に目が眩む人、身に余る見栄を張る人など世の中には様々な人が存在します。しかし心内が澄んでいるか、濁っているかで、結果的には人は外に出る行動で違って見えます。日本には「天地神明に誓う」という言葉がありますが、子どもの頃に「悪いことをしたらお天道様が空から観ているよ」と親から悪い事をしないように躾として教わったものです。私は幼い頃に両親が離婚したので祖父母に育てられたのですが、変に正義感が強いのも、幼少時に祖父母をはじめ親戚や周囲の人から色んな躾を学んだからだと思います。タイトルの「心内に動けば詞外に現る」とは、心中に思うことは、覚えずことばに現れ出るものだという意味のことです。同様に、人間というものは心の内面に動きがあれば大体は行動が外に現れたりするものです。人によって違いますが、それが個々の人間性の違いとして現れるのではないでしょうか。

2019年10月9日水曜日

メジロ

近年、夏と冬しか無いとか言われますが、短くても秋のシーズンを十分に楽しみたいものです。近頃、通勤時に公園でメジロの声が聞こえるようになりました。田舎で育った私は小さなメジロが大好きです。メジロは冬を好みますので、気候が寒くなるとそこら中に現れます。子どもの時代には、自宅でメジロを飼っている人がいましたが、実は私もその一人でした。保護鳥ですから許可がないと飼えませんが・・・。毎日餌をやるのも日課でしたが、今考えると、籠に閉じ込めて自然界の自由を奪い、人間の趣味というだけで可哀そうな飼い方をしたものだと思います。メジロを飼っていた頃が懐かしいのか、不思議なことに公園の木々で自由に飛び回るメジロを眺めていると妙に退屈しないのです。マンションのベランダにも、今までその年によってはメジロがやってきたりすることもありましたが、この1,2年は餌となるミカンを置いても姿を現してくれないようです。でも辛抱強く、今年の冬もベランダにやってくることを楽しみに待っていたいと思います。

2019年10月8日火曜日

地方

先日、地方の行政の方が来社されて情報交換をしましたが、市の2万人余りの人口が毎年1500人ずつ減少しているのが現実という話を聞き、そのままでは後10年もすると市が消滅するのではないかと感じた次第です。行政の方も危機感を持っているが、地方活性化は地方だけでは解決できない課題ではないかと考えます。日本全体に共通の課題を抱えているのではと思われます。ふるさと納税は地方に税収を配分するだけで、過疎化対策に具体的な国の施策が考えられているわけではありません。我々も地方のために仕事をつくるなり、雇用を生み出す知恵を考えなければならないと思います。地方の高校を卒業しても、大半の若者たちは都会へ進学や就職で地方から出て行っているのが現状で、Uターン現象はほとんど皆無で、地方には年配者だけが残されています。徐々に年配者も高齢化し、介護事業だけが唯一の安定した雇用の受け皿となっています。今後は官民一体となって、地方から出なくても遠隔で受ける医療とともに、遠隔で仕事を協業するスキームをつくることが必要なのではないでしょうか。都会への人口集中は様々な都会ならではの経済的格差をもたらすと思われますし、究極は犯罪の温床にもなりかねません。地方の問題は将来の日本にとって、決して無視できるものではない気がいたします。

2019年10月7日月曜日

健康管理

健康管理は全てにおいて一番重要な仕事だといつも感じております。実は本日、初めて大腸CT検査を受診しました。普通、大腸検査は検便で異常が見つかって初めて受診する人が多いようですが、最新の医療機械を試してみたいこともあり、先日人間ドックを受診したばかりで何も異常は無かったのですが、敢えて今回最新の受診を体験してみました。これまでの内視鏡検査は決して身体的に楽ではありませんが、大腸CTは確かに楽な検査であることを今回初めて体得しました。但し、前日は病院から与えられた3食のパック入り食事を500CCの水とコロンフォート1本ずつ摂った後に、夜9時に約150CCのマグコロール(クエン酸マグネシウム50g入)を飲み干します。やがて深夜にトイレの回数が増えていきます。回数は個人差がありますが、これが一番検査前の準備として大変でした。最新の医療技術を活用することにより、未病化が少しでも進展すれば国民医療費の削減にもつながるはずです。健康管理は定期的な検査から得られると思います。

2019年10月4日金曜日

ロボット

家内がアレクサを毎日、寝起きの友にしています。アレクサも音声認識と人工知能の機能を生かしたロボットのようなものです。昨日、あるフォーラムでコミュニケーションロボットを開発した方の話を聞きました。今後、益々高齢化を迎える日本社会にロボットの役割は大きいと思います。夫婦もいずれどちらかが一人生活になりますが、元気な時の配偶者とそっくりのコミュニケーションロボットがいずれ開発されて、人間とロボットが双方に会話する能力を持つ時代が必ず到来すると思います。人間に代わる癒しを与えるとなる無理な面はありますが、コミュニケーションをロボットと取ることで、少しでも精神的な寂しさが和らげば良いのではないでしょうか。ロボットの能力をさらに進化させることが、来るべき高齢化社会に先端技術が果たせる役割だと認識していただければ幸いです。

2019年10月3日木曜日

地位

組織の上にある方は、常に謙虚であり、良識を疑われることは慎まなければなりません。その訳は、必ずしも自分の実力のみでその地位になったわけではないからです。もし自分の立場を勘違いすると、良識ある行動を取らないで人格的に非常識だと思われる場合もあります。時代は変わり、企業経営においてコンプライアンスを重視するのは当たり前になりました。しかし現実には、未だに旧態依然とした組織体質の企業が存在することを私たちはメディアで披見させられたりします。かつて私もある業界に在籍していた頃、日常茶飯に業界内で堂々と「入札ごっこ」をしている実態をこの目で見てきました。あれから何十年も経過して業界は清く正しくなってきたようです。業界内の古い慣習でも違法性があれば法的に厳罰が課されるケースは多々あります。そういう意味では、欧米での産業界に対する法的な厳しい措置が日本の社会にもあるべき姿として望ましい影響をもたらしているようです。実社会で働いている皆さんはもう一度反省して、自分も雇われている身分だという意識を持って役割を務めていただきたいものです。

2019年10月2日水曜日

組織

今日は集団指導体制について書きます。ちょっと漢字はやや硬直的に感じますので、英訳するとGroup guidance systemとなります。これはかつて中国の鄧小平が経済は改革開放政策、政治は集団指導体制へと唱えた考えのようです。やや毛沢東の共産党一党支配体制を批判した形となり、鄧小平は一時期、国家の中枢メンバーから外されたことがありました。日本においては政治家同士の権力闘争は党内で自然と融和する働きがありますが、独裁政治体制における権力闘争は我が国の比ではありません。戦後日本が民主主義や報道の自由を尊重してきたからこそ、民主的な選挙のもと今日の日本があるのです。今朝、たまたま某銀行の副支店長と名刺交換しましたが、銀行様も変わりつつあるのかなと感じた次第です。組織が活性化するためには、トップと参謀が役割を分担しなければ一般社員の声は耳に届きません。私が思うに、もし鄧小平がこの世に生きていれば集団指導体制により政治活動の役割分担が浸透し、現在とは異なる民主主義政治が進んだのではないかと想像するわけです。昨今の企業不祥事も独裁色の中で次第に育まれたのではないでしょうか。企業においても皆が主役にならなければいけないのです。

2019年10月1日火曜日

今日は魚の話をします。どちらかというと私は肉より魚が好きなので、昼食も魚の出るお店を好んで使う方です。小中高時代には週に一度は夕食のおかずに魚釣りをしていたこともあり、肉より魚を食べる習慣が多かったからかもしれません。数日前に九州の義理の弟から冷凍したカサゴと鯛が段ボールで送られてきましたので、昨夜はカサゴの煮つけと鯛の塩焼を2匹ずつ夕食時に戴きました。義理の弟は現在海運の仕事をしていますが、たまの休みには自ら漁船を駆り出し魚釣りをしているので、時々我が家に釣った魚を送ってくれます。実は私も九州の実家で子どもの頃にはよく海釣りに出かけていましたが、残念ながら船酔いするので現在でも乗合船で釣りに行くことはありません。魚もカサゴは岩場でも釣れますが、鯛を釣るには沖合の深海に出なければなかなか釣れないので貴重な魚です。新鮮な刺身が食べられるのが故郷に帰った時の唯一の楽しみですが、こうして鮮度のいい魚を送ってくれる義理の弟にはとても感謝しています。

2019年9月30日月曜日

立場

「他人の立場で考える」ことを家内からいつも教えられています。古くなったマンションのせいなのか、上の階からフローリングにローラをかける音がよくします。だからと言って、もし我が家が同じことをすると階下の住人に騒音でご迷惑をかけてしまいます。自宅で過ごすときに、いつも家内から執拗に「下に聞こえるから」と、なるべく音をたてないように注意されます。実際、上の階の物音が気になるからです。30年も住み続けているのでどこのご家庭も子供はいないのですが、集合住宅で共同生活をしている場合、他人の生活を思いやることが互いに必要です。お互いに苦情を言って人間関係をこじせたくないので、在宅する家内の隣人に気遣う気持ちは理解できます。いざ、ビジネスの場で「他人の立場で考える」ことはとても大切です。仕事の依頼を受けて、常に顧客の立場を考えて誠実に仕事をこなすことは重要です。私自身もなかなかできていないのですが、他人から自分がどのように思われているかを、時には自分自身を客観的に観ることが必要と思われます。未だに我が家でも勉強させられています。

2019年9月27日金曜日

時代の流れ

私の住んでいる横浜市の戸塚で今、膨大な敷地(日立製作所の跡地)に製薬会社の工場ができようとしています。いつも横を通り掛けに思うのは時代の変化です。大メーカーが次々と国内の所有地を売却している時代に、製薬会社が新たに進出するのは凄い時代の変化だと感じるのです。実は本日届いた日経ビジネスにたまたま中外製薬の記事が掲載されていました。私自身、製薬会社のことに関しては全く素人ですが、スイスの世界的企業ロシュの傘下だということも初めて知りました。しかし人口8百万人足らずのスイスに本社を置くロシュの世界をリードする経営力の凄さには驚きです。これから人生100年の時代と言われていますが、そのためには延命できる製薬の進化というものがどうしても必要となります。日本も新興国と同じ土俵で競争しないで、独自の付加価値のある産業分野で世界のリーディングカンパニーを育てていかなければならないと思います。広大な跡地が再生することに、戸塚の一住民としても喜ばしい限りです。ちなみに昭和時代から日立の街と呼ばれていた戸塚の街も、日立様の業態変革による相次ぐ撤退でマンションばかりが林立する風景に変わり果てていましたが、中外製薬様が進出されることになり幾分商店街にも再び活気が期待されることでしょう。

2019年9月26日木曜日

余談

彼岸も終わる頃になって漸く秋らしい気候が訪れています。彼岸花も彼岸を過ぎて、遅ればせながら咲き始めたようです。毎年、地球温暖化の影響で異常気象が続いている割には世界的な危機感が欠如しているのか、国連でスウェーデンの16歳になる少女の演説は、世界の大人たちにかなりのインパクトを与えました。願わくば、日本人の若者にも国連の大舞台で声を上げてほしいのですが、どうも年々日本人気質が内向き傾向になっているように感じます。しからば、もっと積極的に外国人を受け入れたら良いのにと考えたりします。これから成長するアジアの若者を、様々な国から日本に取り込むことが、結果的に日本の成長維持に繋がります。多分国も分かっているのでしょうが、正直まだまだ留学生の受け入れに消極的な姿勢があると思われます。国の人口がおおよそ日本の20分の1である北欧諸国では約170カ国から移民を受け入れています。多様性がなければ国の将来ビジョンを実現するイノベーションは生まれないからです。日本は大国なので、寧ろ500万人から1000万人を一つの州として括り、産学官の連携を密にして特区構想を練ってみては如何かなと考えます。国家としてハングリー精神を醸成しなければ日本の未来はないように思うのです。

2019年9月25日水曜日

三文の徳

人は年齢では判断できないとつくづく思います。今日の午前中に、かつて前職で仕事仲間だった年齢は80歳近くの大先輩から突如電話がありました。現在も営業職として現役で時々働かれているようですが、電話越しにお声を聴いても現役時代とあまり違和感はありません。もともと地元出身で営業力を買われ中途入社された方ですが、根っからの営業専門職という経験もあり、当時から顔の広さには群を抜くところがありました。一応、私もその方と現役時代には職場上のライバル関係でしたが、40年以上過ぎた今でも前職の先輩後輩として親しくして頂いています。私自身、若い頃から多くの諸先輩方とお付き合いしていましたので、親しい仲でも随分様々な人生勉強をさせて頂いた故に今日があると思っています。時代は違いますが、これまでの私の経験をわが社の後輩に少しでも伝えていければと考えています。先日、ラジオに黒田征太郎という80歳の方で、かつてはTVでもよくお見かけした懐かしい方が登場されていました。今でも現役でご健在のご様子にびっくりした次第です。会話の中で野坂昭如さんや手塚治虫さんとの話題の中身も新鮮味があり勉強になりました。これには「早起きして三文の徳」を得た気がいたします。

2019年9月24日火曜日

若い世代

これからの日本を牽引する政治家は年齢的に若くなければならないと思います。大臣でも40歳前後から50歳前後くらいまでの方が相応しいのではないかと思います。理由は、将来のことを自分のことも含めて真剣に考える世代だからです。そのためには、若い方たちが問題意識をもって、将来を変えようと積極的に世の中に訴えて行動することだと思います。私は日本も徐々に北欧諸国の生き方を真似るべきではないでしょうか。将来を考えると、国民に必要なのは大学までの教育無償化と老後の生活が保障される医療・福祉です。この2点が政治によって国民に保障されれば、安心して国民は働いて多額の税金を払うはずです。今の日本の徴税システムは古く、今後30年は続く少子高齢化時代に向けては中途半端な形態だと思うのです。今回の内閣改造で一つだけ評価できる人事だと考えますと、小泉環境大臣の誕生ではないでしょうか。日本が世界から真に地球環境を考える国だと見られるためには、若いリーダーが地球環境問題について国を牽引しなければ無理だと思うのです。日本の若い世代が元気にならなければ将来の日本は明るくならないのです。若い世代の安心を確保するのが政治の役割なのですが、どうもそのように進んでいないように感じます。若い世代にはもっと声を上げてほしいと願うばかりです。

2019年9月20日金曜日

出会い

先日の9月11日、ヘルシンキ空港から成田行きの直行便の中で後期高齢者だと仰る日本人のご夫婦と座席が隣同士でした。登場後にこちらからすぐさま挨拶をすると、その後は気さくな会話が延々と続きました。帰国の便は偏西風の影響で約8時間45分で成田空港へ到着しますが、退屈するので隣の人と気さくに話が出来れば長い飛行時間もあっという間です。その方は現在、新所沢にお住まいで、かつては西武鉄道にお勤めだったようです。お嬢様がたまたまスウェーデンの男性と日本のスキー場で出逢って結婚されたとの事でした。今回は初孫が生まれたのでお祝いにスウェーデンへ行かれたようです。子どもが国際結婚するのは当初反対されていたようですが、それがきっかけで北欧へも行ける機会ができたと仰っていました。考えてみると、娘さんご夫婦の写真など色々とお話を聴きましたが、向こうの話ばかり聴き出してこちらの話は殆どしませんでした。成田空港でお別れしておしまいでしたが、お互いに名前は名乗らずとも空の旅での良い出会いでした。

2019年9月19日木曜日

評価

本日、月例の某勉強会のテーマは、様々なタイプの人財を各社迎え入れて、日頃どのような対応を企業として行っているかを各社の例を挙げながら議論しました。世の中が多様化して、様々な家庭環境で育って社会に出てくる若者たちを社会人としてどのように自律的に育てていくかは、企業として大切な使命でもあります。しかし、現実的には旧態依然とした画一的な評価や処遇が一般的で、時代の変化に対応した企業の評価に柔軟性は欠けていないでしょうか。今は相対的評価でこうあらねばならないという固定的な見方をするのではなく、絶対的な評価をして一人ひとりの個性を尊重して他人と比較しないことが大事なのではないでしょうか。弊社も長年の経験で得たことは、個々人の短所には目をつむり、それぞれが持っている長所を捉えて、良い所は褒めて、自信をつけさせて、潜在能力を伸ばす、ということです。人は誰でも仕事に遣り甲斐を持てれば自然に成長します。松下幸之助の遺訓にもあるように、企業の使命は人をつくり、活かすことではないでしょうか。様々な家庭環境で育ったいろんな個性を持った人財を活かすことが重要だと思います。

2019年9月17日火曜日

デザインセンス

デザインセンスって大事だなぁと、つくづく今回の北欧スウェーデン訪問で実感しました。私の知人に住宅展示場の中でスウェーデンハウスの注文住宅を販売している人がいますが、確かに外観や内装にも日本の家屋と違った北欧風のデザインセンスを感じます。日本国内でも珍しくなくなったスウェーデン家具の「イケヤ」が、家具屋さんが全国各地に多い日本の土地で何故成功を収めているのか、それは価格の割にはデザインが画期的ではないかと思うのです。「イケヤ」には一度くらいしか入ったことはありませんが、都心を離れた郊外に立地していても集客に成功しているようです。一方、「ニトリ」も国内の家具屋さんとして断トツの成長を見せています。

実は今から40年前に札幌に住んでいたことがありますが、市内に数店舗の「ニトリ家具」が存在していました。その後、神奈川県内に引っ越してきたのですが、札幌に住んでいた頃に時々家具を購入していた、あの「ニトリ家具」がまさか全国制覇するとは夢にも思いませんでした。ちょっと話が飛んでしまいましたが、「ニトリ」も画期的な品ぞろえのアイデアが功を奏したのだと私なりに想像しています。仕事の関係で何社か企業訪問したのですが、私自身はオフィス家具の素晴らしいデザインセンスに感動しました。日本は、デザインセンスを育み・磨きあげる教育にもっと力を入れるべきではないかと思った次第です。ソフトウェアを作るにもデザイン(設計)が重要です。

2019年9月13日金曜日

北欧視察

この度、北欧を視察してきましたが、彼らの生き方にかなり感銘を受けましたので此処に私なりに一言述べたいと思います。

人間は誰しも自分の幸福を優先して生きているはずです。北欧の人は男女ともに朝早くから家を出て良く働きます。そして早く仕事を終えて家族とともに過ごす時間を大切にします。働くにも家族との大切な時間をつくるという、人生ビジョンがあるから誰でもよく働くのです。建造物は消失しないように石造りで、木材が豊富にもかかわらず何百年も使い続けるように設計されています。

出来るだけ余分な出費をしないように、全ての面で合理的な考えが生活手段の中に生かされています。消費税が20%前後と高いのは国民の福祉を老後まで国が保証しているからです。税金の使途も透明化され、国民が信頼して納税できる国を地道に今日まで作ってきたからです。つまり、北欧における国民の側も払うものは払うので国に要求すべきものは要求するわけです。広く国民のために平等な施策は何かを近代政治が常に考えてきたように思われました。

北欧の選挙の投票率が約80%(日本は約40%)と高いのも、ほとんどの国民の審判を受けることが政治家にとって大切な選挙だからです。意義は日本と同じですが、本質的には実態はかなり北欧などと根本的に違いがあるように感じます。日本も国民の明確な意思を反映するために、リアルの投票と電子投票を併用して、投票率を北欧並みに引き上げる施策を速やかに進めるべきだと思います。

日本も漸く働き方改革を国が推進するような空気に変わってきました。日本における労働環境の整備は、企業としても今後逐一早く取り組んでいかなければならない課題だと思います。国政も教育や福祉に重点を置き、国民が生涯安心して暮らせる生活の実現に向けて、たまには北欧を横目で見ながらの政策実現を期待したいものです。

語学力

しばらく会社を留守をしていましたので、久しぶりに投稿しました。海外へ出てみると日本を客観的に観ることができるので大変重要なことだと思います。明治から延々と多くの日本人が海外へ渡航を重ねて様々な見聞をしてきたので、先進国となった今日の日本があると思います。現代においても世界から見れば日本は大国ですが、長年にわたり広大な日本市場に甘んじてきたために、グローバルな競争環境では遅れている面がなくもありません。

特に感じるのは、学校教育で中学から英語教育を行っているにも拘らず、大多数の日本人が今やビジネスマンに必須とされる英語力が身についていない事です。やはり学校でも使える語学教育をしていかないと社会で役に立たないことを、多くの日本人は海外へ出てみて感じているのではないでしょうか。企業内での公用語を英語にしている企業も何社かありますが、国内市場の限界を突破していくのであれば、ビジネスを継続していく上で必要なことではないかと考えます。

2019年9月4日水曜日

推し量る

人は受け止め方が皆違います。自分を物差しにすると相手には受け止めに無理があると考えなければなりません。常に相手の心を推し量る配慮した言動を示さなければならないわけです。それが中々難しいのが現実です。人に対する礼儀や作法は大切なのですが、都会に住んでいると行き交う人との関係性も薄れて、大切なことも何気なく忘れてしまうことがあります。昨夜、帰宅時の夜にエレベータから子供たちが出てきて「こんばんは!」と一斉に声を掛けてくれたので、こちらも思わず挨拶を返しました。普段、こちらから声をかけても反応しない子供たちが増えている中で、昨夜のことは今まで初めての経験で此方が吃驚した次第です。やはり、礼儀や作法を身に付けさせるには親のしつけや学校の教育が重要だと思います。他人の心を推し量ることは、人が社会に出てからも人間として必要な素養だと思うのです。外は異常な嵐の日和でしたが、気持ちの良い思いをしました。

2019年9月3日火曜日

福沢諭吉

子どもの頃に越中富山の薬売りの人持参した壁に貼るための用紙に、「福沢諭吉の心訓」が書かれていました。折角なので、自分自身も再認識のつもりで此処に書き出してみます。

一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つと云う事です。
一、世の中で一番みじめなことは、人間として教養のない事です。
一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。
一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。
一、世の中で一番尊い事は、人のために奉仕し、決して恩に着せない事です。
一、世の中で一番美しい事は、すべての物に愛情を持つ事です。
一、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。


実は今朝、ゴミを捨てに歩いている時に、背後にいるご近所の旦那さんが挨拶をしても不愛想なので、どうしたのだろうと思いきや、ゴミ捨て場で柵を開けたままで「どうぞ」と話したら、過去に見たこともないような笑顔をされたので、その意外な表情に驚きました。

実はわが団地でも、かつて大企業の勤め人の方がほとんど引退されているのですが、未だ現役で働けている自分がとても幸せに感じるのです。自分では感じていなくてもご近所さんはよく見ています。

ご近所の皆さんが現役の時代には、大企業のサラリーマンを羨ましく思うこともありましたが、現在は中小企業にいて本当に良かったなと思う次第です。

私は福沢諭吉の心訓のひとつ目と三つ目を今朝ふと思い出したのです。
小さい頃に壁に貼ってあった「福沢諭吉の心訓」は今でも色褪せていないようです。

2019年9月2日月曜日

深圳

先週29日(木)より31日まで中国広東省の深圳へ出張に行ってきました。香港空港から内陸部へ行くには手続きが多く大変でした。幸運にも反対デモが空港へ押し寄せていなかったのでスムーズに空港外で出ることができました。香港市内は素通りするので香港のデモの状況は見ることができませんでした。日本のニュースでは昨日もデモで市内は混乱したようですが、深圳市内は何もデモによる変化は感じませんでした。驚いたのは中国の国産車BYDのタクシーがすべてEVで実用化されていたことでした。据え置き型蓄電池の生産もいずれ中国が世界市場を制覇するだろうと思われました。深圳は日本国内でも現在注目されていますが、すでに世界の工場と言われて久しい場所です。市内のショッピングセンターモールなど世界のブランド店が集中して、他の中国地域と比較しても街が洗練されているように感じました。行き交う車を見ると世界の高級車や新車が多く、市民の経済的な豊かさを平日の昼食時の様子からも感じ取りました。日本国憲法のように基本的人権の保障はない国ですが、13億の国民を抱えるため政府の舵取りも統率力が必要なのでしょう。

2019年8月28日水曜日

農業

私の育った故郷の集落はほとんどが農家でした。しかし、若者は中学や高校を卒業すると皆、都会へ集団就職していきました。自給自足の農家では収入が少なく生活していけなかったからです。その結果は予想した通り、現在の集落は空き家のみとなって私たちが育った集落は完全に消滅してしまいました。今、全国には2、30年後には消滅してしまうと予想される限界集落が急速に増えていると言われています。これからも産業がなければ地方には雇用も生まれず、住民の高齢化が進み、残った若者も都会へ出て行ってしまうことになります。

ですから地方の第一次産業を成り立たたせることは、日本の将来を考えると国土を守る意味でも重要な政策だと認識できます。仮に農業であれば農地改革等の大幅な規制緩和が必要なのです。日本全国、現在は道路や飛行場等のインフラも充実し、そして情報通信技術が格段に進歩しましたので、生産者から消費地への物流コストを格段に安くすることが可能となりました。将来はドローンや空飛ぶ車の活用が進めば運送時間も大幅に短縮が可能となります。若者が地方に定住するまちづくりを目指すことが、これからの日本の大きな課題ではないかと思います。本日は朝から都内にある某農業関連ビジネスを手掛けている企業様を情報収集を兼ねて訪問して参りましたが、帰り道にふとこんな事を思った次第です。

バナナの話

毎朝、朝食時にバナナとキューイフルーツにヨーグルトをかけて食べています。いつもバナナの事で思い出すのは、今から半世紀前の高校時代の話です。高校の下校中に立ち寄っていた馴染みのお店でバナナが1本60円だった事です。お店には一房しか置いていないので一本ずつ小売しているのですが、当時は若い先生の給料が2万円台でしたので、バナナ1本は今の価格で6百円くらいになります。当然、バナナ1本でも私たちのような貧乏高校生には食べたくても贅沢品で買えないわけです。兎に角、バナナは半世紀前の10分の1の価格で栄養価も高いので、何と言っても価格の超優等生だと思うのです。一房ならば今の価格で5千円くらいですが、普通、我々は一房百円台かに2百円台で買います。バナナは果物の中でも1番安いと思いますので、栄養補給の為にも毎日食べることをお勧めします。全くつまらない話ですが、朝バナナの皮を剥いていてふと感じた事を書きました。

2019年8月27日火曜日

会報(Newsletter)

3年前から約1千名の会員向けに会報づくりを某会より依頼されました。会報作成に関しては全くの素人でしたが、指名を受けた以上は断れないのでお引き受けしました。前任者からの作業の引継ぎは全くなく、既存の会報を見てゼロから作成プロジェクトを立ち上げることになりました。初年度の広報メンバーは会から適当に割り振られましたので、印刷会社探しと並行してメンバーの一人一人と面談しました。

会員として初対面の方ばかりで果たして広報メンバーとして大丈夫なのかを知りたかったのですが、残念ながらほとんどの方がパソコンさえ使えない人たちばかりで、その上に仕事もしているので中々広報作業は手伝えないということでした。仕方がないので2年の任期中は10人中の2人と事務局1人の3人で仕事を進めていきました。年2回の会報づくりは企画から考えると製本まで3、4か月かかります。

当然メンバーは素人ばかりなので、編集会議はじめ紙面の企画段階から作業工程づくりとメンバーへの作業指示、工程の進捗管理はすべて責任者である私の役割です。たまたま初めての依頼した印刷屋さんとの相性も良く、仕事の流れは企画から製本まで初版で一通り経験して大体の感覚は掴めました。しかし一番苦労するのは、年間通じたイベントの掲載コンテンツである記事と写真を集めることです。所謂、取材の依頼やコンテンツ作成をどのように機能的に進めるかです。

また会報にはふるさと情報を掲載しますので、地方行政とも早い段階で事前に根回しをしてメール上で打ち合わせをします。あれこれ工夫しながら徐々に会報の中身も充実させつつ4冊を刊行して2年間が過ぎ去り、次期の広報メンバーも一新しました。現在、新メンバーとともに5冊目を編集中ですが、どんな仕事もメンバーの協力次第だと実感している次第です。

2019年8月26日月曜日

時候の挨拶

漸く秋の気配が感じられるようになりました。昨日は久しぶりに日中窓を開けて外の風を入れましたが、自然の風が部屋を通り抜けていく様子は自宅にいて最高の居心地でした。この夏はエアコンなしでは夜も眠れないような暑さが続きましたので、エアコンから噴き出す風と違い、涼しい自然の風が何故か懐かしく感じられました。田園地帯へ行くと、この時期には昼間は赤とんぼの姿が見えたり、夜は虫の声が騒々しかったり、満天の星空を眺めたりと、のどかな秋の風景が楽しめるのですが、最近はこの時期に故郷へ行く機会も中々ないので残念な思いです。この時期、子どものころは学校から帰るとランドセルを放り投げて、柿の木に登ったり、山や畑の中を走り回ったり、日が暮れるまで近所の子ども同士で遊んだものです。小学校まで歩いて4キロの道でしたが、放課後にわざわざ我が家まで友達がよく遊びに来てくれました。一度、友達が遊びに来て、柿の木に登って滑り落ちて腕を骨折したこともありました。その友達も今はいませんが、男女に関わらず多くの友達が遠方の我が家にしょっちゅう遊びに来ていました。おそらく当時は農家の良さというものが子ども心にあったのでしょう。

2019年8月23日金曜日

コミュニケーション

最近の人にメールばかりで仕事のやり取りをする人がいます。やり取りは会話なので、メールでは十分な理解が足りない場合があります。世の中には遠隔会議システムを使っている企業は普通になりましたが、中には日本人同士ならまだしも海外ともメールでやり取りをしている人がいます。仕事のスケジュールもお互いにわからない外国人と、メールで円滑に仕事が進むとは到底考えられません。ソフトの開発でも、間にブリッジSEが存在するから外国人とも双方に仕事上の会話が通じるのです。最近はSNSなどが流行っていますが、まだましとも言えます。メールは一方通行なので、仕事の商談や折衝でメールを使うのは不適切で、やはり音声の会議システムに使うに限ると思います。テレビ会議システムが理想ですが高価なので、せめて音声だけの会議システムで会話するだけでもコミュニケーションはかなり円滑になります。日本人同士でもメールだけ会話をしなければ双方に話の真意はなかなか伝わらないものです。たまたま弊社で起きた仕事上の問題で確かめてみたところ、音声会話なしにメールだけでのやり取りで、双方のコミュニケーションが取れていないことが判明したのです。諸外国との外交も当事者同士がもっと会うとか音声を使って会話をすべきだと思います。そのために語学力が必要となるのです。

2019年8月22日木曜日

時代の変化

長年、社員の採用に関しては苦労してきましたが、最近は会社も中堅規模になったせいなのか以前に比べて採用が随分楽になりました。「寄らば大樹」「安定志向」の意識が強い日本の若者たちも最近は変わってきたことを身をもって感じます。優秀な人材が集まる大手企業に対していつも羨ましい気持ちが絶えませんでしたが、中小企業を志望したいという若者たちが近年増えてきたことに対して大変満足しています。しかし不思議なもので、自分の子供には有名企業で頑張ってほしいと思ったり、矛盾しているもう一つの自分も依然としてあるのです。というのも、我々の時代は貧しさもあり、高度経済成長時代で大企業志向が強かったせいもあります。時代が大きく変わったのか、今は大企業と中小企業のどちらが会社として安定しているのか言えない世の中になってきました。ですから中小企業の経営者としては、常に現状に満足せずに、さらに業績を伸ばして、より魅力的な会社づくりを目指さなければならないと思っています。景気の変動はいつの時代でも必ず来るので、不況に耐えられるような強固な顧客基盤や財務基盤を有した会社をこれからも作っていきたいと考えています。そうすることで、皆さんに選んでもらえる会社になればいいなと思う次第です。

2019年8月21日水曜日

陽は昇る

かつて日本は半導体事業で物凄く儲かった時期がありました。私も業界に素人なので自信を持って言えないのですが、何故、DRAMメモリの分野ばかりに拘らないで、CPUやMPU分野をもっと強化しなかったのかが今でも理解できないです。アームをはじめインテルやクアルコムなどはずっとライセンスフィーで今日まで多大な利益を上げてきたからです。利益を上げ続ければ先行的の設備投資も出来るので、結果的に他社の追随がなかなか及ばないのです。本日は、かつて知り合った半導体の技術者の方と久しぶりにお会いしました。現役中はなかなか専門的な本音の意見を聴き出すことができなかったので色々勉強できて幸いでした。ソフトウェアの世界なので当時何も分からなかった私は、半導体業界の方たちとの長い付き合いで随分大まかな知識を頂きました。産業が弱くなるというのは、優秀な技術者まで居なくてなってしまうことを意味します。今になって我が国が失くした技術の大きさに残念でなりません。諦めずに再び陽が昇ることを期待したいと思います。

2019年8月20日火曜日

成熟と無関心

左派と右派の対立はどこの国でもありますが、ナショナリズムが強すぎると独裁国家となりますし、弱すぎるとポピュリズムが台頭したりするので、国民世論を背景とした政治手法は時として混迷の度合いを深めます。かつての日本も60年安保闘争や三里塚闘争等で、国内では反対派と賛成派の一般庶民をも巻き込んだ左派と右派が激しく対立した時代もありました。現在の日本は左派と右派は存在しながらも、内政的にはかなり穏やかな国になったように感じます。いい意味では政治的に成熟した国家なのかもしれませんが、否定的な面では政治的に無関心な層が増えたのかもしれません。いずれにしろ、基本的人権が憲法で保障されている我が国として、諸外国に左右されずに将来にわたり政治的圧力のない国であってほしいものです。かの国は国民世論が二分されている傾向が強いので、左派・右派のどちらかが政権を取っても政治の舵取りはかなり難しいように思われます。両サイドのいい面を生かして柔軟に行政が行われれば、反対運動も少ないのではないでしょうか。早期に時間をかけた話し合いを行うことが重要なのですが、ネット社会では時間が経てば経つほど情報が無限に広がり、双方の打開がさらに困難な状態に陥っているようです。

2019年8月19日月曜日

盆休み

お盆休みはほとんど自宅で妻と二人のみで過ごしたのですが、近くに買い物を頼まれるくらいでTV漬けの毎日でした。この間、私にとってとても印象的な出来事は「二・二・六事件の新資料」と「拝謁記」が公開されたことです。田島初代宮内庁長官による昭和天皇との「拝謁記」に記された資料の記録が克明で、新憲法施行後の象徴天皇としての昭和天皇の考えがとても興味深くて天皇のご性格を窺い知ることができました。まさに史実として国民に公開されたことにとても大きな価値を感じました。また二・二六事件の新資料が発見された公開されたことも、「拝謁記」と並び具体的な記録が個人的には大変な感動を覚えました。たまたま戦後74年の今だから注目されるのか、それとも別の意図が公開されるにあたって存在するのか素人にはわかりませんが、歴史認識を深める意味では大変参考になりました。先日8月15日に日本武道館で開催された全国戦没者追悼式で戦後生まれの令和新天皇が述べられたお言葉も、上皇様の考えが引き継がれて素晴らしい内容と思いました。

2019年8月16日金曜日

真心

国同士では真心が通わねば良好な関係が難しいことを日頃より痛切に感じます。戦時中は敵対した日米も長年にわたり戦後は良好な関係を築き上げてきました。しかしながら隣国の中・露・韓とは外交上も難しい歳月を重ねてきました。戦後74年を経て現代に生きる我々は、国家間の摩擦の困難さを乗り越えて、お互いの国民のためにも未来志向で根気強く外交関係を継続していかなければなりません。政治家ではないので容易なことは言えませんが、国は違っても人間同士の付き合いを継続して真心の通った関係を構築することが大切だと思います。ビジネス上で考えますと、お客様との取引関係においてもお互いに真心のこもった人間関係を粘り強く継続させることが第一です。政治の世界でも経済でも個人間でも、基本は人と人との人間関係をどのようにつくり上げていくかが重要だと思います。そのためにも謙虚な姿勢で、歴史に学び歴史を知ることが大切なことではないでしょうか。

昨日

昨日は終戦の日、台風10号の上陸と、日本中が慌ただしさを感じる日でした。例年ならば甲子園高校野球大会を観ながら、日本中で正午に黙祷して終わるところ、今年は様子が違っていました。8月15日は終戦の日として戦没者追悼式の開催とともに、西日本地方では台風で大荒れになる中で精霊流しも行われました。私自身も、今年3月に亡くなった親戚の初盆で九州へ行く予定にしていましたが、あいにく台風接近が予想されたために今回は断念して遠く横浜から故人にお祈りを捧げました。夕方には故郷から墓参りの状況と精霊流しが無事に終了したことを動画で報告を受けて安心した次第です。今回の台風10号は、事前の予想通りかなり大規模であったことが今回の西日本の影響など映像を通して感じさせられました。自然現象に逆らわないことが如何に重要であるかを思い知らされます。

2019年8月14日水曜日

共感

人間は学ぶ姿勢があれば、例え学歴や経歴が無くても社会で充分に通用すると思います。何故かと申しますと学歴が仕事に役に立つとしてもほんの一部だからです。経歴は確かに必要とされますが、変化が激しい世界では必要十分条件とも言えないからです。社会へ出て仕事に就いたら、兎にも角にも学ぶ姿勢のある人が一番成長します。20代30代は仕事も覚えなければならないし自由になる時間も限られていますが、少ない時間を外の世界から学ぶことに充てることが出来れば、その効果は果てしないものだと思います。人に与えられた一日の時間は平等ですが、その限られた時間をどのように使うかは人によって違います。日々を重ねた1年の違いから5年10年も経つと、その違いや隔たりは個々人によって大きく異なってきます。日々の見えない小さな学びを謙虚に受け止めるか、ただ単に聞き流してしまうかの違いは人々の成長への影響がとても大きいと考えます。共感という言葉がありますが、人間は成長するからこそお互いに共感できるのだと思います。共感すれば相手を理解することに繋がりますから争いを防ぐことも可能となります。

2019年8月13日火曜日

8月

8月は「山の日」という祝日があったり、お盆休みがあったり、長期の休日が続きます。しかも、夏の甲子園大会で日本中が盛り上がり、国民的にも日常から解放される時期でもあります。併せて、里帰り、海水浴などは若年層の思い出づくりに、お盆の御墓参りなどは熟年層の役回りだったりします。例年、空や陸や鉄道の国民の往来もこの時期に集中し、人々が慌ただしく行動する月でもあります。いつの間にか初老となった私自身には多くの事が懐かしい過去の出来事となってしまいました。後悔先に立たずで、出来る時に役回りは果たしておくべきかと思う次第です。世界情勢は日本のしきたりに関係なく変動しますが、私たちが静かに8月を過ごせるのも、歴史と伝統のある日本らしさがあるからではないかと考えます。

2019年8月12日月曜日

映画

今、新海誠監督の映画「天気の子」が注目されています。娘は封切り後にすぐ観たようで、面白かったそうです。妻は映画の書籍を買って来て、読んだら?とテーブルへ置いています。今日、私も久しぶりに映画館で年甲斐もなく混雑を覚悟して、この「天気の子」を観ました。以前も新海域監督の作品を拝見しましたが、リアルの映画ではあり得ないが、アニメ作品にしか描けない夢のような人間社会の描写はとても新鮮味があり、スッキリした観心地感に浸りました。新海監督の映画が何を言わんとしているのか明確には分かりませんが、現代社会の忘れ去られた一面を見せられた思いが私には感じられました。アニメ映画は宮崎駿監督作品以来拝見するのは久しぶりですが、まだまだ作品の社会に与える影響と可能性は期待できると思います。

2019年8月10日土曜日

休暇

普段はブログをウィークデーに投稿しているのですが、昨日から夏休みを取ったために書くのを迷っていましたけれども、昨日のノルマとして一筆書き残して置きます。社員の皆が仕事をしている平日に休暇を取って一日中家にいるのは申し訳なくて、どうも心が落ち着かない性分が未だにあります。というのも、前職の会社が日曜・祝日も社員の皆が働いているのは普通で、日曜日にたまたま休んでいても会社に出てくるように上司から命令されたこともあったからです。35年以上も前の事なので今とは時代も違うのですが、原爆投下から74年経た長崎の平和祈念式典の様子を見るにつけ、過ぎ去った事が忘れ得ぬのは共通しています。たまたまラジオで岸恵子さんが出演されていて、ご自分の戦争体験談を語りつつ、ドラマ「マンゴーの木の下で」を紹介されたので早速拝見しましたが、戦争と平和の隔たりの大きさを感じるドラマでもありました。併せてテレビでは甲子園の高校野球、夏の大会の熱戦が繰り広げられている最中でもあり、一日中テレビで野球観戦して過ごしました。休暇中に会社から電話ひとつ鳴らないし、一日何事も変わった事もなく会社が動いている事を、経営者として何と幸せなことかと安心した次第であります。

2019年8月8日木曜日

朗報

毎週月曜日に朝礼で一言しゃべるのですが、なかなか明るい話をする機会がありませんでした。しかし今週の月曜日は突如アドリブで、全英女子オープンゴルフで、樋口久子さん以来42年ぶりに見事メジャー優勝を果たした20歳の渋野日向子さんの快挙を朗報として朝礼の冒頭に添えました。しかし翌日の火曜日は夜から家内の体調が優れず、翌朝も具合が悪そうなので心配ながら少し時間をずらして出社したのですが、会社に着いてしばらくしてから家内から私宛のLINEに、衆議院議員の小泉進次郎さんとフリーアナウンサーの滝川クリステルさんが電撃結婚したというニュースを知らせてきました。テレビをつけて寝ていた家内も、このニュースに吃驚して飛び起きたそうです。昨日水曜の午後には徐々に家内の体調も快方に向かったようですが、最近、明るいニュースが無くて、熱帯低気圧の発生も重なり、巷では暗いニュースばかりだったので、1人留守をしている家内も久々の朗報で気持ちも明るくなったのだと思います。帰宅するとやっと普通の食事が採れたと言いながら、入浴するとさらに快活な様子になりました。これも突然の朗報のお蔭かと感じた次第です。各メディアも、もっと地域の明るいニュースや話題をふんだんに取材して、多くの視聴者に流すようにしたほうが世の中の人も元気になるのではないでしょうか。

2019年8月7日水曜日

裏方

昨日より夏の甲子園が始まりましたが、無心で試合を観ている私に家内曰く、「多くの裏方の見えない存在があるから・・・」という一言で、私自身もハットとしました。家内は高校時代にサッカー部のマネージャーをしていたようで、毎日のように選手のユニフォームの洗濯やら裏方の役割ばかりだったと聞いています。当時の高校はサッカーが強かったらしく、運動が苦手の彼女は何も入りたいサークルが無かったので、サッカー部のマネージャーを引き受けたようです。いつも「あなたは誰々がいたお蔭で現在の立場がある」と執拗に言われますが、とかく謙虚さを忘れがちな私には、家内という名マネージャーの存在があるから元気に働けるのであろうと感謝はしているつもりです。会社も社員やご家族の支えが無ければ今日の存在は無いわけで、そのことを忘れないようにという家内の示唆かなと考えています。どこのご家庭でも色んなことがあって当たり前ですが、この歳になるとさすがに亡くなっていく同級生も見られます。意外と同級生と音信が途絶えた中で突如耳にするのが現実です。人それぞれ幸せに過ごしたい気持ちはありながらも、明日はわが身という気持ちは変わらないようです。だから元気なうちは見えない人にために役立ちたいものです。

2019年8月6日火曜日

金融市場

日本経済のファンダメンタルが変わらないのに、世界経済を混乱の渦に巻き込ませようとしている国があるために経済に水を差す事態が憂慮されています。為替や株の乱高下はいつも投資家の誰かが損をして誰かが一方的に儲かることになるだけの話です。もはや安定した将来の資産形成とはならないのが現在のグローバル金融の市場です。NISAが制度化されても市場が活発化しないのは、相場が経済のファンダメンタルが悪化もしていないのに不安定だから、折角の制度に若者も関心が向かないのです。兎に角、日本の金利を何とか上げる方向に経済を盛り上げなければ金融市場は活発化しませんし、国の財政赤字は膨らむ一方です。いろんな意味で、未だに日本の常識は世界の非常識という括りから抜け出ていないような気がします。先日、評論家の竹村健一氏がひっそりこの世を去りましたが、歯に絹を着せない物言いは今でも記憶にあり、日本の経済界は示唆に富んだ発言に何度も励まされたものです。今ではかつてのような政界や産業界にも物申す一言居士の評論家が少なくなったような気がいたします。願わくば、極端な金融市場の非常識にだけは惑わされないようにしたいものです。

2019年8月5日月曜日

杞憂

幼少時から子どもを育てることは親にとって大変な役目ですが、成長して大人になっても帰省してくつろぐ子どもを見ていると、これで良いのかと親としての杞憂は消えないようです。例え子どもでも自分の人生は自分で切り開いていくしかないのですが、いつも我々両親のことが気になるようです。時々、泊りがけで帰省してくると、やたらと片づけをするので正直おせっかいで困っています。何か作業をして役に立とうとしているのか、普段夫婦で自由に生活している空間が乱されてしまうのでうっとうしい気持ちになります。直接は本人へは言わないのですが、帰省しないで自分のアパートで元気に過ごしてくれるほうが親としては安心です。周囲が既婚者ばかりなので週末の寂しさを紛らわせるつもりかもしれませんが、親としては杞憂以外何ものでもない気がいたします。土曜日に帰省して日曜日に引き揚げると正直ホッとした気持ちになります。夫婦は子どもの倍以上一緒に過ごしている時間があるので共通した生活パターンがありますが、子どもとは年齢も違うし、大人としての価値観や考え方も違って当たり前です。親と子どもは別人格と考えたほうが良いでしょう。どこの同世代のご家庭でも同じようなお悩みをお抱えではないかと思う今日この頃です。

2019年8月2日金曜日

事態

最近、学校での「いじめ」対策はかなり徹底されるようになったのか、逆に地域社会で増えているのは「DV」のようです。児童相談所でも100人の問い合わせに付き1名の職員が日々の対応に追われているのが現状のようです。物事は後から対応では遅く、事前に予防策が練られて実践されなければ事態は繰り返されるだけです。 「何かが起きてから動く」という行動パターンが多く見られます。言うは易く行うは難しですが、まさかのことが起きる時代なので、事前に事態を予測し確認してから行動を起こすようになれば、少しは未然に対応ができるのではないでしょうか。病気ではないですが、根に何か病的な不安要素があるからまさかの事態が起きる可能性があると思うのです。 「火のないところに煙は立たぬ」と言われますので、物事は全般的に事態の予兆があっても不思議ではない、と考えて行動したほうが後悔は少なくて済むはずです。「せいては事を仕損じる」と言いますが、元へ戻すのに時間が掛かることを考えれば、事を起こすには慎重を期すしかありません。こう言う私も慎重さが欠けるので日頃から注意をしています。

2019年8月1日木曜日

深謀遠慮

普段、中々ブログのテーマが浮ばないのですが、今朝は電車の中でテーマが見つかりました。今回は「深謀遠慮」について書きます。会社経営は経営理念に基づきビジョンや方針が定められますが、それは決して途中で歪んだり、ズレてはいけないからです。武田信玄の風林火山の思想(動かざること山の如し)と同じようなものです。 弊社も40年の社歴を歩んできましたが、そこには深謀遠慮という遠大な考えが常にあったからなのです。企業は個人の所有物ではないということです。よって常に企業は社会の公器だという認識が経営者には必要です。 世の中には会社組織に馴染めなかったり、経営体制に反して独立する人も多いのではないでしょうか。そんな方は自分のポリシーで進められるのであれば異論は無いのですが、大体自分で起業してみて初めて経営者としての考えが理解できるのです。 独立する人も大半は個人的な欲だと思うのです。別に経営者として欲が悪いわけではありませんが、社会の公器というより個人の富を優先するのではないでしょうか。そのところが私と他社の経営者と違う点ではないかと思うのです。しかし、それは個人の考えであってどちらが良いとも言えないと考えます。 世は経営者がフィロソフィとしてどちらに重きを置いているかでしょう。企業はどんな荒波に遭っても経営を継続しなければなりません。つまり企業経営には一緒に乗組員として働いている社員を守る経営者としての重大な責任があるからです。

2019年7月31日水曜日

女性

先のニュースで女性の労働者が3千万人を越えたとの報道がありました。このような報道を見ても如何に女性の労働力が企業社会に必要とされているかが分かります。結婚しても今や共働きは当たり前の時代ですが、未だ政治の世界も含め、女性の立場を重んじる風土は欧米に比べて劣っているのが現状です。まだまだ日本は社会のあらゆる面で女性の活躍を後押ししなければなりません。そのためには女性が活躍できる環境をさらに整備して、働きやすい環境づくり目指さなければならないと思います。企業の採用も半数は女性を採用するくらいの思い切った積極的な考えが必要です。女性自身もこれまでと考え方を変えて、自らが前面に出て行くような意識転換が求められます。今後、若年労働力は圧倒的に不足してきます。共働き世代の将来を考えて子育てをしやすい環境の整備は必須です。参議院選挙が終わって政治家の活動も静かになりましたが、今回の選挙で身体の不自由な二人の議員が誕生したことは、これまでの政治に無い大変な進歩だと思いました。社会生活が困難な人に対してこれまで以上に光が当たるようになれば幸いです。ただ残念だったことは、選挙結果を見ても日本人の多くが政治に対して無関心の比率が高いということです。その意味でも女性にもっと頑張ってほしいというのが個人的な願いです。

2019年7月30日火曜日

惑星

昨夜、西の空に輝く星が見えたのを家内から問われたので軽い気持ちで「宵の明星で金星かな」と応えたのですが、天文学にあまり自信がないので断言は出来ないところです。「明けの明星」は早朝に東の空に移動して見えるのでしょうが、今朝は確認するのを忘れていつものように夜明けを迎えました。そんなことを考えていたら、小惑星が地球にニアミスしたことを知り、天文学者でも気が付かなかったという記事を目にしました。直径130メートルくらいの小惑星のようですが、もし地球に衝突すると、その衝撃は専門家の話では東京都くらい面積を破壊する規模だそうです。惑星は時速8万キロ以上で移動しているようですが、直径100メートルくらいの小さな惑星の接近は専門家も中々事前に接近しても気付かないというような不吉な内容の記事でした。先日も米国の衛星が惑星に向けて射撃し、惑星の方向を修正し、地球を避けるように変えている、というような記事も見ました。我々はもっと広い宇宙に関心を示すべきではないでしょうか。

2019年7月29日月曜日

生き方

企業数の99.6%、勤労者の70%が中小企業だと言われています。中小企業の経営陣には定年制が無いために現役で頑張っている方は多いのですが、大企業は定年制とともに自動的に会社に残れない形となっているため、多くのOBの方は現職を離れて第二の人生を歩んでいます。日本企業の宿命でもありますが、シニア世代の現役と引退では経済にも少なからず影響を及ぼします。先週、40年来の大学時代の友人と懇親会を催しましたが、多くが元公務員や元銀行員で殆どが引退生活同様の毎日を送っています。自由な身分が羨ましいと言えば確かに羨ましい面もありますが、彼らには現役時代の横の繋がりは少ないのではないでしょうか。私も大企業に残っていれば今頃は自由な時間が溢れていたかもしれませんが、現役でビジネスに関わっていると縦や横の繋がりは増えても減らない良い面もあります。一旦大企業を卒業すると、自分でビジネスを新規に立ち上げようとする人はほとんど少ないのではないでしょうか。ビジネスのネタは限りなくあるのですが、寄り合い世帯で生きてきた人が多いので、相変わらず人に使われる人が圧倒的です。これからの大企業は、1人でも事業を立ち上げる意欲的な特徴ある人材を育てなければならないと切に思う次第です。「寄らば大樹の陰」の時代は完全に終わりましたので。

2019年7月26日金曜日

若者

今朝の新聞にある地方大学の学長が若者の都会への流出について寄稿されていましたが、同様のことは全国的に危惧の念があります。しかし流出防止に全く対策が無いわけではありません。これから進む人口減少時代に何らかの手を打つ必要があります。対策の一つは農業の振興とともに地方に若者の雇用を増やす場をつくりだすことです。このまま何も手を打たないと、10年後には住民がいなくなり消えていく地方が散見されると思います。都会は若者に魅力的には映りますが、一時期は兎も角、永住するにはコストが高過ぎます。しかも地方の人口が益々減少する事態になりますと、日本の安全保障上も問題視せざるを得ません。官民上げて対策を講じて実行に移せば地方に雇用を生むことはいくらでも可能です。肝心なことは、これ以上の若者の流出を地方から防ぐことです。対策次第では都会のシニア層や若者を地方へ移住させることも不可能ではないと思います。また地方に展開する大量の休耕地を再生させて農業を復活させることが必要だと思います。昨今、情報通信技術が格段に進歩してきたので必ず実現が可能となるでしょう。我々自身も前向きに検討したいと思います。

2019年7月25日木曜日

習慣

今年に入って、これまで何年も習慣付かなかった日記を書くようにしています。今のところ休み無く続いていますが、できれば今度は年単位で長く続けたいと考えています。思えば、小・中・高時代には常用日記を年の暮れに祖父とともに購入して、毎日欠かさず日記を書いていました。特に毎日大きな変化があったわけではない田舎での生活の中で、よく書く材料があったと今では不思議に思います。現在は一日7行くらいのスペースで5年日記です。ネット上の公開ブログも毎日書いていますが、これまでのところ11年間続いています。続けるのは大変ですが、自分に課す毎日のノルマだと思って書いています。日記もブログも記録ですが、私的なものと公開しているものとの違いで書く姿勢も変わります。日記はありきたりで書けば一日の記録は終わりますが、ブログは書くテーマを考えるのに毎日悩まされています。これもいつまで続くか分かりませんが、生きてきた時代の記録を残すつもりで書いています。文章を書くことは子どものころからの習慣でよく手紙を書いていましたので、自然と苦にならなくなったのだと思います。何事も習慣付けることが肝要だと考えます。

2019年7月24日水曜日

生きる

大学時代に黒澤明監督の「生きる」という映画が流行っていた時期がありました。製作された時期はもっと前でしたが、なぜ当時流行ったのだろうと今になって考えるのです。PCもスマホも無い時代ですから、日々色んな楽しみをして過ごしていたのだろうと思います。最近、「生きる」という価値が人々にどのように捉えられているのかと疑問に感じたりします。折角、与えられた自分の命なので大切にしなければならないのですが、生きる意義を少し明確にしてみるべきではないかと考えます。人間は「幸せになるために生きる」のだと思うのです。だから常に何らかの人生の目標を持つことが大切なのです。仕事も義務だと考えると面白くないので、生きるための権利だと解釈すれば少しは積極的な気持ちになれますし、自分なりに面白くする事も可能です。しかし、ただそれだけでは幸せな気持ちになれないので、色んな日々の目標を掲げて、達成したら自分にご褒美を上げれば少しは満足した気分になるのではないでしょうか。少しでも幸せな気持ちになるために毎日を過ごせば、人生の目的意識も芽生えて生きる力も湧くと思うのです。それと社員の皆さんに「息抜き」をしなさいと話していますが、長い人生には心の余裕を持つことも必要です。

2019年7月23日火曜日

青春時代

久しぶりに高田馬場駅へ行く用事がありましたが、二十歳前後の頃に西武新宿線の沼袋駅から高田馬場駅まで毎日のように通っていた頃のことを懐かしく思い出しました。青春の真っ只中でしたが、新聞販売店での下宿生活は色んな意味で人生の勉強になりました。今考えると当時は体力もあり、自転車がひっくり返そうな量の新聞を沼袋駅前から遠方の江古田地区付近まで一度に運んで配達していました。早朝は他社の新聞配達人や、牛乳やヤクルトの配達の方と毎朝顔を合わせますが、お互いに挨拶を交わしたりして仲良くなったものです。月に一度の集金も色んなお客様と話す機会が多く、夕方に自宅を訪ねて世間話を交わすのも楽しみのひと時でした。地方から出てきた田舎者の私にとって、東京という地で色んな人から受けた多大な親切心は今だに忘れない出来事です。考えてみると青春時代も変化に富んだ思い出深い日々ばかりだったように思います。

2019年7月22日月曜日

奨学金

参議院選挙も漸く終わりました。ネットによる様々な呼びかけにも拘らず、投票率が戦後2番目に低い48%強だったことは、今回の選挙上の争点も有権者には定めにくい面のあったのだろうと感じた次第です。私自身もこれまで一度も投票を棄権したことはありませんが、投票所へ行くまで、どの党の、誰に投票するかさえ決断が付きませんでしたので、若い人が選択に迷うのも仕方がありません。先日、学生へインタビューして、ニュースでは聴いたことがありましたが奨学金の返済が社会人としての負担になることをあらためて疑問に感じました。6百万円の奨学金を最長40年間で返済することになっているようですが、私が問題視したのは、何故、国は将来も考慮せず学生に貸し付けるのかということです。インフレが続けば無金利だと返済も軽くなりますが、そのような期待は薄いと考えるからです。少子化が一段と進む世の中で、大学の数ばかりが単純に増えていくのも、国民負担や国家財政を考えれば問題で時代に逆行しているような気がします。貧富の差で高等教育が受けられない事態も憂慮すべきですが、学費の高騰が国民生活にしわ寄せしているのも現実です。子どもが巣立った我が家も、確かに子どもの学費の工面に苦労したことを思い出します。子どもには負担を掛けたくないものです。ちなみに、私は家庭が貧しかったので奨学金を頼りにしながらも自力で卒業しましたが、社会人になって生活費からの返済は楽ではなかったと記憶しています。

2019年7月19日金曜日

モビリティ

愈々5Gの実用化時代に突入していきますが、ITをフルに活用すればこれまでに無い便利なモビリティ社会が実現できると思います。その実現のためには各種の規制緩和も同時に必要となります。少子高齢化が進む日本だからこそ、モビリティ技術の活用が進みやすいと思うのです。当然、セキュリティでデジタルテクノロジーが安全に活用されるように保護されなくてはなりません。弊社はデジタル先進技術を用いて、情報化社会で生きていく人々に安心・安全を提供できれば企業としてもこの上ない喜びだと考えています。自宅でもスマートスピーカーを愛用していますが、これから様々な要素技術を組み合わせるとスマートスピーカーだけでも無限の活用の可能性があると思います。先日、ロボットコンテストを見ましたが、全国の大学生がプログラミングに長けている様子が伺えて、日本のITが可能性を秘めていることを感じた次第です。若者に夢と成長可能性を与える企業を目指していきます。

2019年7月18日木曜日

故郷

もう何年も見続けている「小さな村の物語イタリア」という大好きなTV番組があります。日本よりやや国土が狭いイタリアの村が数多く存在しているということです。国土全体に点在する村々がイタリア人から愛されている光景にいつも感動を覚えます。彼らは故郷の家族を一番に大切にし、若い時の一時期は都会へ出ますが、村をこよなく愛するため、自分の大切なものとして決して捨てないで戻ってきます。一方、日本人は一旦都会で住み付いたら故郷へ戻らず、都会を永住の地として選択する場合が多いように思います。私自身もひとごとではありませんが、多くの日本人が同じような考えと行動をするので、未だに地方の過疎化は止まりません。いずれ日本の村は無くなるか、外国人が土地を買って住むようになるかもしれません。日本人も都会へ出て多くを望まなければ地方でも暮らせるはずなのですが、自分が育ってきた大切な村を結果的には捨ててしまうわけです。イタリアの村人は老若男女が相携えて生きていますので、日本のように過疎化がそれほど進行しないのです。日本人とは国民性もだいぶ違いますが、イタリア人の特性として日本人も学ぶべきところはあるような気がいたします。

2019年7月17日水曜日

息抜き

このところ気圧の変化に伴う気象条件の悪化で体調を崩している方も多いようです。しかし働いている皆さんはコンディションが多少悪くても、仕事の責任を優先して無理をされている方もいることでしょう。真面目な方に限って責任感が強くて、様々な精神的ダメージを深刻的に負うこともあると思います。本人だけしか分からない精神的悩みは他人が解決することは難しいです。年齢を経てキャリアを踏めば困難を避けることが少しずつできるようになりますが、若い時には誰しも精神的に苦しむものです。本日はそのような悩みを抱えた皆さんに対して、少しでも心理的な改善が図れたらと思って投稿した次第です。働き方改革で労働時間の短縮は余儀なくさせていますが、休日が取れたら仕事仲間と放れて息抜きを図るように心がけて下さい。私も昨日から今日にかけて、仕事の関係で日常お会いしない人たちと伊豆方面へ出掛けてきました。私に限らず多くの方が、多忙な日々の仕事を離れて息抜きができたようです。会社に戻ればまた元に戻りますが、長い人生を歩んでいく上で息抜きは大変重要なことです。すべて日常の仕事を忘れるくらいの非日常的な息抜きを不定期でも実行することを心がけてほしいのです。何事をするにも最初から無理をしないことが大切です。人間には「息抜き」が必要です。

2019年7月16日火曜日

未病化

国は政策的に健康寿命を伸ばそうと考えています。つまり、2025年問題として高齢者医療拠出金が急増する時期を迎え、さらに財政負担が増えるからです。その対策として、少なくとも労働者の未病化が促進されれば国の財源にも改善をもたらすからです。健康保険組合も被保険者の健康診断による特定診断率を増やし、未然に疾病の予防を図る活動が今後は期待されてます。近年、生活習慣病や精神疾患症が急増し、被保険者の保険医療費は右肩上がりの傾向を示しています。その上に、高齢者医療拠出金も増えてくると被保険者の保険料率のアップは避けられない事態となります。データヘルス計画の実行により被保険者への特定診断への呼びかけとアフターフォローが進めば健康経営が広がり、今後の医療費の増加に多少でも歯止めが掛かかると思われます。健保の財政改善が進めば、働き方改革による被保険者への様々な福祉措置も可能となるでしょう。未病化の促進が今後、これまで以上に積極的に実行されることを望みます。

2019年7月12日金曜日

刑法

犯罪を犯しても、犯人として捕まりたくない、罪を認めたくないので、現場から逃走をしてしまう人が増えています。防犯カメラの設置が、中国ほどではなくても日本国内でもかなり増えて防犯の強力な役割をしています。カメラがない時代やDNA鑑定が存在しない時代は冤罪事件も多かったのだろうと想像します。無実の人が犯罪扱いになる事は許されないので、プライバシー侵害の問題よりも犯罪を未然に防ぐ為に防犯カメラの設置を増していくことには異論は無いと思います。逃走は重罪に値することを刑法に明記した方がいいでしょう。 社会的不安や警察コストを考えた場合、その代償は計り知れないと考えます。話は変わりますが、最近の刑法には尊属殺人に対する重罪の観念は既に消えているようです。全般的に法律の抜け穴が、昨今の犯罪を助長しているようにも思われます。時代の変化に即応した立法措置を求めます。同じ事は民法にも言えるのではないでしょうか。

2019年7月11日木曜日

少年

人と会った時の挨拶は基本中の基本だと思いますが、都会で暮らしていると同じ住民同士でも挨拶も交わさないことが多いようです。地方では知らない人同士でもすれ違ったら挨拶をするのが普通ですが随分違いを感じます。昨日の夜に御一緒した方が鹿児島を旅行されて、乗った地元のバスで起きた出来事を話されていました。内容はバスに乗ってきた少年がシルバーシートに腰掛けたとたん、運転手が大声で「そんなところへ座るな」と少年に怒鳴ったところ、少年は注意を受けた後に文句も言わずすぐに席を空けた、という話でした。今朝のニュースで耳にした都会での出来事、運転手とバス停の駐車禁止区域にバイクを止めていた少年のやり取りを動画配信で投稿されたものの放送でしたが、運転手に逆らう少年の言動は誰が見ても非常識極まりないもので、地方では有り得ない出来事だと感じました。しかし、地方も段々と高齢化とともに都会化が進行して、いずれは前述のバスの運転手の注意にも素直に従う少年のような姿が消えつつあるとも言われています。子どもの教育も、先ずは人に対しての挨拶から教えていき、徐々に物事に対する善悪の判断を身につけさせることが大事だと思います。「親の背中を見て子供は育つ」と言っても、朝も夜もほとんど親子の会話もないし、後ろ姿も見ない家庭生活では子どもはまともに育たないと思います。ややもすると後述の少年のように子どもが育ちかねないですね。

2019年7月10日水曜日

ひとつの花

最近、梅雨空が続いて曇り日和が多く、日照時間が短いと報道されていましたが、本日は久しぶりに青空が見えています。気象や気温の変化で体調を崩す人も多いようですが、私などは鈍感な性格なのでお陰様で体調は日々変わらず助かっています。多くの中には「なぜ自分だけが」と思う方もいるでしょうが、健康状態は人それぞれ違うので他人と比較しないことが肝要です。以前、「世界にひとつだけの花」という歌が流行りましたが、世の中に自分という人間は1人だけで、親・兄弟・姉妹とも違う世の中でひとつの花のようなものだから、自分という人間を大切にしようという歌なのだと思います。どんなに金銭的に裕福な方でも、どんなに身体が丈夫な方でも、精神的に満足で、人生が幸せかといえば必ずしもそうとは言えないと思います。幸せってなんだろうと思うわけですが、やはり人に施しをして感謝されることが自分の幸せに繋がるのではないかと考えます。折角、世の中に咲いた自分という世界にひとつしかない花を大切に育てたいものです。

2019年7月9日火曜日

丁寧さ

「甲斐なき星が夜を明かす」これは今朝出がけに日めくりカレンダーに書かれていた諺です。私は直ぐに検索して家内に意味を告げましたか、「一病息災ね」とおうむ返しに応えました。遠からず似ていますが、体の弱い人が頑強な人より長生きしたりするものだという事です。目立たない謙虚な人が、ある日突然脚光を浴びたりする事と似ています。昨日はベストカップルの話をしましたが、表で目立つ人より内助の功で頑張っている人に敬意を払うべきです。お互いに尊重し合う関係だからこそ、相手から必要とされるのだと思います。今朝一番でかかりつけの歯科医に半年ぶりの点検を受けたところ、「歯磨きしてきましたか?」といきなり歯の汚れを指摘されました。朝食後にいつものように歯磨きしたはずなのですが、磨き方がかなり雑過ぎたようです。看護師から機械で丁寧にお手入れしてもらったのですが、医者や看護師に対する患者としての感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思った次第です。私は行動にやや雑な面がありますので、他人を少しは見習って丁寧さを心がけたいと思います。「丁寧さ」という言葉は素敵で大切ですね。

2019年7月8日月曜日

ベストカップル

会社も私の家庭も40周年を迎えますが、どちらの場合も一緒になろうとするならば対照的な相手を選ぶべきだと思います。会社も家庭もお友達関係では成長しないし、いざという時に困難を乗り越えて、結果的に成り立たない場合が多いからです。会社の組織も家庭も人間というキャラクターのバランスが必要だからだと思います。未似た者同士では相手を敬う気持ち(痒いところに手が届く)がなくて、ライバルとして競うのだと思います。ですからお互いの個性がぶつかったら事態の収拾がつきません。これから起業しようと考えている方も、結婚しようと準備されている方もパートナーはご自分と対照的な方を選んだ方がいいと私は思います。お友達では経営が成り立たないのと同時に、家庭においても似た者同士では相手の魅力が理解できないからだと考えます。私の見方が、これからの皆さんの人生の参考に少しでもお役に立てれば幸いです。ベストカップルとは、お互いに自分に無いものを持っている方の組み合わせなのではないでしょうか。

2019年7月5日金曜日

ベンチャー企業

私は性格的に新物好きで飛びつきやすい欠点があり、出来るだけ先に手を付けずしばらくは様子を見るようにしています。何故かと言いますと流行りものに飛びついて過去に失敗した経験があるからです。テーマと少しずれてしまいましたので、ベンチャー企業のお話をします。弊社は小さな企業ですが、事業セグメントの中には研究段階にあっても、企業として必ず先端のものにチャレンジするようにしてきました。既存の市場と併せて新しい市場を企業としても創ることに関与したいからです。ですから、いつまでも新しいことを発掘するベンチャー企業でありたいと考えています。時代は常に変革しますから必要とされる技術は次々に変わります。IT企業に転向して35年近くになりますが、未来を切り開くであろうこの業界の魅力は大したものだと思っています。新しいことにチャレンジするのは未知の分野なので社員の皆さんは大変だと思いますが、未来志向でそこに遣り甲斐を見つけてほしいのです。これからもベンチャー企業として、世の中が少しでも明るく豊かになるように、微力ながら貢献して参りたいと考えています。

2019年7月4日木曜日

党派と宗派

私は昔から無政党、無宗派主義なので選挙戦でも宗教団体に対しても第三者の目で見ています。選挙が近くなるといつも方々から投票を頼まれますが、常に自分の判断で決めて投票します。宗教においても様々な宗派の考え方に興味はありますが、自分の信仰はこれという固執した考えはありません。何故かと申しますと、党派や宗派の限定された考えに縛られるのが嫌いだからです。仏様であろうと神様であろうとキリストであろうと敬虔な考えで良いところを学べばよいと思うからです。日本国憲法で謳っている信教の自由や政教分離の考えは人の道として当たり前だと考えています。私自身が政党支持に走らないのは、各政党の党首の皆さんが言っていることは一応に正しい考えだからです。ですから投票では強制力は排除して自らの考えで判断したいのです。また人の信仰心は尊重すべきだし、若いうちから信仰心を持つことは信念がしっかりしてくるので心構えとして良いのではないかと思います。大事なことは一方的に批判したり、差別したり、対立ばかりしないで、互いの意見を尊重して話し合うことです。

2019年7月3日水曜日

変革期

これから様々な業種が変革していくだろうと見ています。変革できなければ競争の世界から陥落していくであろうと思うのです。人真似ではなく、自らのリサーチで新しい戦略を描けるかどうかが勝負だと考えています。そうしなければ人材の確保と定着もさらに難しい時代へ進むでしょう。デジタル技術者もこれからは争奪戦です。各企業もデジタル化を積極的に勧めなければ市場競争に負けます。しかし人材の確保は大手企業同士でも競争となり、人材の流動性が今以上に高まるでしょう。やはり何らかの独自の施策がなければ、人が資産のIT業界で勝ち組に残っていくことは段々難しくなっていくと思われます。団塊の世代が切り開いてきたIT業界も、これから将来に向けて次の世代が業界を引っ張る時代となってきています。これまでになかった新機軸のビジネスも変革期には次々と誕生すると考えますので、抵抗感を抱かず、どんな分野もチャレンジして切り開いていく覚悟を持ちたいものです。弊社にはまだまだ成長の「のびしろ」が存在しますので、着実に、そして積極的に成長路線をひたすら駆け上っていきたいと思っていますので、どうか御期待下さい。

2019年7月2日火曜日

呆け防止

今年の初旬頃から、大阪に住む長女から毎週末に様々な形式のクイズがスマホで送られてきます。その日の夕方に回答は送られてきますが、しばらくの時間は強制的に考えさせられます。まさに呆け防止のための訓練を娘から強いられているようですが、私がクイズ大好き人間なのは娘も分かっているので毎週送るのだと思います。自分では呆けていないつもりでも、年齢的にも呆けやすい年代なので日々頭脳は使っているつもりですが、子どもは自分のこと以上に父親のことが心配なのでしょうね。私自身は何でも考えることや議論することが大好きなので、なるべく毎日多くのことを頭脳にインプットするように私なりに心がけています。毎日ブログを書くのが楽しみで苦にならないのは、私の能力の範囲内で引き出しの中に詰め込むようにしているからだと思います。今年から毎朝起床してから日記を付け出しましたし、6時25分からテレビ体操も毎日継続しています。起床時間は1年365日朝4時で、5時まではNHKのラジオ放送を聴いています。それから昨日の日記を書いているわけです。毎朝、出勤前にトイレ掃除してから家を出ます。色んなことを積み重ねて、毎日習慣づけて行動することが呆け防止に繋がれば幸いです。

2019年7月1日月曜日

舞台づくり

私の知人で、テレビ局などの舞台づくりを専門にしている経営者がいます。テレビの番組も舞台をつくる裏方さんの存在があってはじめてエキストラの演技が脚光を浴びるのです。同様に普通の企業も、エキストラである社員の皆さんが自由・闊達に仕事ができる舞台を提供するのが裏方であるスタッフの役割です。そのスタッフを取りまとめて番組の舞台を決められた時間内に仕上げるのは熟練の技だから可能なのだろうと思います。スタジオのセットを一度見学させて頂くことになり社長に電話すると、前日が徹夜作業だったのか午前中自宅で寝ていることもあり、不規則の仕事だからなのか今だに見学は実現できていません。番組のエキストラの仕事時間も不規則なのでしょうが、裏方の仕事はもっと不規則な環境のように思われます。同世代でお互いに経営者なので遠慮なく話が出来ますが、テレビ業界と我々の業界では随分仕事の環境が違うようです。我々は普通に放送されている番組を何気なく観ていますが、舞台づくりの裏方の苦労を知るのも大切かと思い、近く見学会の開催を企画する予定となっています。

2019年6月28日金曜日

人生において人との縁を大切にしていれば損はないものです。そのためには人との関係を一方的に断ち切らないで維持することが大事です。縁は自分にどんな運をもたらすか分かりません。千載一遇の縁などは滅多にないことなので特に大切にすべきです。ビジネスの世界では人脈の多さがものをいいます。世の中は人の集まりで成り立っていますので、人脈(ネットワーク)の多さで運命が決まる時もあります。色んな場での名刺交換は誰でもしますが、戴いた名刺を長期的に活かしている人は意外と少ないものです。出会いをその後どう活かすかは個人の裁量に依ります。私もかつて戴いた名刺には日付と場所、その人の特徴を必ず明記していました。お陰様でこれまで足を使ってお客様から戴いた名刺を、大切に保管して多くのビジネスチャンスに活かしてきました。縁は座っていては得られないので、掴むには動き回ることがどうしても必要となります。しかし、自由に動き回っても縁が自然に生まれるものではありません。ですから千載一遇の出会いの機会があれば、その縁を大切にしなければとても勿体無い話だと思うのです。何故、本日このような話をしたかと申しますと、弊社にとってかけがえのない千載一遇の大切な縁が出来たからです。

2019年6月27日木曜日

デジタル技術

2020年以降、社会は大きく変わることが予測されます。人口減少は止まらないし、医療や社会保障費は増える一方で減ることもないので、社会は変わらざるを得ないのです。あらゆる分野にデジタル技術が活用されなければ、従来の延長線上では社会が機能しなくなります。ちょうど明日からG20サミットが大阪で開催されますが、主要な議題の中に5Gの実用化に向けた標準化技術の話も出てくるでしょう。SDGsの理念を下に、各国が国連が提唱する世界的課題に共通認識を示す大事な場でもあります。日本は世界でも高齢化の先頭を走り続けていますが、デジタル技術の有効活用で世界の見本となるべきです。弊社も他社との連携で過去にないようなシナジー効果を発揮し、既存社会に豊かさと幸福を提供できる企業になりたいと考えています。5Gの実用化に伴い、今後、デジタル技術はさらに加速度的に進化していきます。それとともに新規産業が誕生し、新たな雇用が生まれることを期待しています。デジタル技術によって、弊社が社会の貧困の格差是正に少しでも貢献できれば幸いです。

2019年6月26日水曜日

対話

私も社員の皆さんと同じように、サラリーマン時代には待遇の不満とか上司の不満など多々ありました。しかし所詮、待遇に不満があるのは会社の中で自分だけではないので、もらった給料で生活をやりくりするしかないし、上司に不満でも上司は変えられないし、自分自身が頑張るしかないと思ったものです。同業他社の給与など知る良しもなく、会社の業績が良くなれば少しは昇給もあるだろう、くらいの発想でした。仕事の遣り甲斐は大事で、どうしたら楽しくなるだろうと自分の頭で考えるべきです。自分が積極的になればお客様の対応も変わるはずです。ただ単に一方的にお客様に召し使われるほど、自分の仕事としてつまらないものはありません。どうしてもレベルの要する仕事を任せてくれないお客様ならば、自分から会社に事情を話して別のお客様の仕事に変えてもらうべきです。日々の経験を積んでいれば年々自分の成長が分かるので仕事にも遣り甲斐を次第に感じてきます。多くの人と仕事上での対話をすることが自分を高める上でも大切です。対話をするには知識が必要ですから、自分で知識を詰め込むしかありません。ネットの時代なので知識は氾濫しているので、相手の話に頷きながら、肝心なことは自分から発言することだと思います。私は基本的にお酒は飲めませんが、いろんな人との対話はお酒の好きな人以上にお酒の席で作っています。多くの人と接して他人から謙虚に学ぶ姿勢がいつの時代でも人生においては大切なことです。

2019年6月25日火曜日

組織

日本の高度成長を牽引してきた日本型経営組織がグローバルな時代の趨勢に取り残されてきています。行け行けドンドンの高度成長期は右へ倣え方式で産業界もピラミッド組織が有効に働いていました。しかし、現在のような変化の激しい時代には従来のピラミッド組織では変化のスピードに付いていけないと思われます。ベトナム戦争で米国が北ベトナムに敗れたのもベトコンのゲリラ戦法が有効に機能したからです。同様にビジネスの世界でも、小さなチームが右往左往にアンテナを張り巡らせて、臨機応変にお客さまの要望に的中した提案が出来る企業が勝利を収めると思われます。年功序列の人事制度も、時代に相応しい制度設計をしなければ優秀な社員の定着は望めないどころか優秀な人材も入社してきません。最近急に初任給を上げる企業が増えてきましたが、新規採用が難しくなってきたのと若者の離職率が増加してきたことによる企業の防衛手段だと考えます。IT企業も積極的に人材に投資して社員のスキルアップを図り、同業他社より付加価値のあるビジネス領域を伸ばすしかありません。企業が変わるためにもWinWinの関係で切磋琢磨して時代を変革しようとするビジネスパートナーの存在も欠かせないと考えています。2020年以降、時代はドンドン変わっていきます。ビジネスチャンスの前髪を是非とも掴みたいものです。

2019年6月24日月曜日

商売

日曜日、用事のついでに床屋さんの前を通ったら不思議なことにお客様が1人もいなかったので急遽入店しました。お客様が少ない理由はどうやらお天気のせいだったようです。天気が悪いと床屋へ行くのをためらう人も多いし、給料日の前というのもあるようです。用事というのは床屋さんの隣のクリーニング屋さんのことですが、このクリーニング店はいつも大繁盛で私も随分前からの常連で利用しています。床屋さんもクリーニング屋さんもこの付近では珍しく10年くらい長きに渡って御商売が続いています。理由は他のお店よりも価格が安くて、仕上がりも良いからです。それだけでなく、店員さんの対応が良いことも共通しています。デフレ経済環境の中では、消費者目線に合った商売をしてお客様の信用を積み重ねなければ継続は難しいのです。私もこの床屋さんが開店する前はすぐ近くのお店に通っていたのですが、同じように多くのお客様がこのお店に徐々に集まって来ているようで、近隣の床屋さんの経営は大変だと思われます。お隣のクリーニング屋さんも近隣では1人勝ちをしているようです。ちなみに近隣の飲食店は、お客様の入りが継続できずにしょっちゅう新しいお店に入れ替わっています。古くから継続しているお店は生き残っていますが、この点は一般の企業も同じです。

2019年6月21日金曜日

天下のもの

「指導者はものごとを公の立場で考えなくてはならない」・・・これは私の引き出しの中にあるPHPから出ている松下幸之助の「指導者の条件」という小さな本の中に書かれている言葉です。もう10年以上前に購入した書籍ですが、なぜ私が本日のブログでご紹介したかといいますと、私が企業は社会の公器だという考えを松下幸之助に学んだからです。抜粋箇所の一文をご紹介しますと次のように記してあります。<企業というものを考えてみれば、資本にしろ、土地にしろ、物資にしろ、人にしろ、本来は私のものでなく、天下のものである。ただ、それをよりよく活用することにより社会にプラスをもたらすために、便宜的に形の上で私有ということが許されているわけである。指導者はそのことをよく知らなくてはいけないと思う。何ごとも天下のもの、公のものなのであり、したがって自分のなすところは本質的にはいわば公事である。この自覚が大切だと思う>、と書かれています。松下幸之助も中国の孟子の教えに学ばれているようです。私は企業が独立性と称して自分たちが好きなように自由にするというのは幸之助の教えに反していると思うのです。企業は外部からの指摘がなければ自分に厳しくならないので内部の自浄作用は中々働かないものです。自由を履き違えると自らの制限が効かなくなり、結果的に企業にとっても社員にとっても良い結果にならない考えます。企業は私の所有物ではないということを私は何度も松下幸之助の教えから学びました。

2019年6月20日木曜日

子育て

子どもの育つ環境を整えることは最重要だと思います。親がどれだけ立派な人でも子育てが上手いとは限りません。寧ろ立派な立場にいるからこそ子育ては難しい場合もあります。つまり子どもに期待し過ぎるからです。子どもも独立した一人の人間だと思えば良いのですが、自分の子どもだと意識し過ぎて子どもにプレッシャーを掛けることはないでしょうか。兄弟でも姉妹でもそれぞれ性格が違いますから、親は子どもを比較しないことが大切です。長男と次男、長女と次女は育て方も微妙に違ったはずです。3人家族と4人家族では子どもの育つ環境も違います。私の子どもも姉妹同士の性格は随分違います。それぞれの個性を尊重すれば子ども同士はいつまでも仲良く、お互いを思いやるようになります。昨今の事件に感じることは、親の子育てにおいて兄弟、姉妹毎に差があり過ぎるのではないかと考えます。子どもは別人格で自分と子どもは違うという発想が大事だと思います。

非常識

昨日のブログを書き忘れていたので早朝になってしまいましたが前日分として投稿します。自社では皆が常識だと思っていることが、実は他社から見たら非常識の場合が多いのです。つまり社外の世界を知らないと「井の中の蛙」の感覚症状で、自分たちは普通の行動をしていると勘違いをしてしまいます。6月は中旬から下旬にかけて上場企業の株主総会が行われますが、今年は特にコーポレートガバナンスについて異議を唱える総会となり、紛糾することが大いに予想されます。つまり、株主である第三者から見ると非常識なことが、いざ自社内では常識で通っていることが多いのです。人間は自分に厳しくすることは難しいので、他人から指摘されないと自分自身に甘くなってしまうのです。生え抜き社員は一見素直なのですが、世間を知らないために中々人間的に成長が難しい面もあります。ではどうしたら良いかとなりますが、私が思うに中途入社の社員を入れたり、外部と資本業務提携しながら、ガバナンス的にも内部に刺激を与え続けることだと思います。さもないと非常識の企業になっていることに自社内で気がつかないことがあります。

2019年6月18日火曜日

中東

今朝のイランの核開発加速のニュースにやや懸念を抱いたのですが、実は昨日、政府関係主催の日・サウジアラビア2030年ビジョンフォーラムというイベントに参加してきたばかりだったからです。隣接しているイランとサウジは中東においても敵対関係にありますから、もし米国とイランが軍事的衝突をしますと、原油価格にも飛び火しますが、それ以上に中東全体や周辺国にまで影響が拡大します。近年、中東のオイルマネーを活用しようという動きが世界的に活発化しています。昨日は日本とサウジアラビアが未来に向けて関係強化を打ち出す段階への皮切りだと認識しました。しかし、米国とイラン情勢の緊迫した話題などは出席者からはこれっぽっちも出てきませんでしたので、今に始まったことでもないので他人事なのかもしれません。歴史的にややこしい地域であることは相違ありません。昨日から暗いニュースばかりを書いていますが、どうも毎日の生活がニュースと隣り合わせだというのが我ながらいけないのかもしれません。今後はなるべく明るい話題を見つけて書きたいと思います。

2019年6月17日月曜日

考察

昨日、大阪で起きた拳銃強奪事件は犯人の逃亡により指名手配されていましたが、今朝、漸く容疑者の逮捕というニュースで安堵した市民の皆さんは多かったと思います。今日は最近多発している幼児虐待事件について考察してみます。幼児虐待と言えるかどうか分からない程度の多少のいじめみたいなものは、「おしん」伝説のようにかつての時代から見られたと思います。しかし、昨今の度重なる幼児虐待事件のニュースは子どもを持つ親としての行為だからこそ、連日の虐待ニュースを聴く側としても大変な痛々しさを感じます。怒るとすぐに切れやすい若者の性格による突如としての行動だと思いますが、どうしても古い世代の私たちには無力の幼児に対する後先を考えない暴力行動が理解できません。かつて昭和の時代に猛烈に働いた団塊世代が今の日本に繁栄をもたらしたことは相違ないのですが、家庭を留守にして子育てを母親に任せて子どもの躾を犠牲にしてきた部分もあります。おろそかな子育て教育のつけは必ず子どもの将来に禍根を残すと思うのです。先日の元エリート官僚による息子の殺人事件にも、子育てに失敗した親の執念みたいなものを感じた次第です。自分の子どもでも駄目なものは駄目と、幼少時の頃から子どもに厳しく言える親の教えが、複雑な今の時代だからこそ益々必要なのではないでしょうか。

2019年6月14日金曜日

年齢

人って他人の年齢がとても気になるのですね。私は最近、歳を聴かれると冗談で「忘れました!」と返しますが、本当は何歳ですかと繰り返し質問されますので、仕方なく嘘を言うわけにもいかず実年齢をしゃべってしまいます。そうすると、お世辞だとは思いますが「若く見えますね」と返ってくるのですが、年齢は年齢なので元々若くはないわけです。歳の取り方は人それぞれです。特に現役を引退すると、元気な方も急に老けたり病にかかったりすることもあります。私が長年親しくしていたある経営者の方も、人生100年時代とはいえ、超人的とも言える95歳まで現役で毎日仕事をされていましたが、遂にお孫さんへ社長を譲られることになり無事社長を退任されましたが、その後僅か1週間くらいでお亡くなりになりました。たまたま私の父と大学の同窓生で、父の死後も個人的に大変可愛がってもらったのですが急逝ということになり本当に残念でした。なんだか話題が暗くなりましたが、寿命は人それぞれで90歳になっても元気な人は多いし、短命で終わる人もいるのが世の中の現実です。自分の年齢は忘れたほうがいいというのが、ここで私が言いたかったことです。他人の年齢には余り触れないほうが良いともいえます。

2019年6月13日木曜日

かつて私は札幌勤務の頃に毎日、車で営業をしていたので市内で通ったことがない道はないくらい東奔西走していました。ところが現在は移動すべて電車なので市内でも県内でも主要道路以外は右も左も分からないと言ったほうがいいと思います。実は今日、ある方の御案内で初めて横浜市の中央市場へ行ってきました。TVや人の話でお昼時の魚料理が美味しいという噂は以前から聞いていましたので、一度は入ってみたいと思いながら数十年ぶりに念願がかなった次第です。故郷が海に接していることもあり、肉料理より魚料理が大好きな私にとって今日の昼食は格別な経験でした。もう一つ、中央市場で何代も続いている老舗の食品卸業を経営されて、また異業種交流で30年近いお付き合いのあるオーナーの方のお店を初めて訪ねることも出来、また御無沙汰していましたが御本人とも電話で話しました。今日、久々の快晴の日に、私にとっては一挙両得の訪問ができたことは大変な満足でした。また車で連れて行ってくれた方も30年来お付き合いの営業の方ですが、今日は5年ぶりの再会でもありました。今朝の運勢はどうだったのか忘れましたが、とても幸運な一日でした。

2019年6月12日水曜日

デジタル化

昨日今日と、都内の同じ場所で全く別のイベントに参加しました。いずれも大手メディアの主催で、政府系も後援でしたが、本日のイベントは丸一日、様々なスケジュールが組み込まれていました。今後、政府が推し進めるデジタルガバメントにはどのようなビジョンが掲げられているのか、担当大臣や事務方の話を直接聴く機会が得られて大変貴重な経験でした。細かなスケジュールには先進自治体の事例も盛り込まれて、中央政府とのスピードの差というものを感じました。今後、高齢化が一段と進む日本は課題が山積しているため、効果的なデジタライゼーションをフルに生かし、行政サービスとして実施しなければ財政危機を逃れないと多くの有識者が危機感を抱いています。本日は国に提言する様々な意見をシンクタンクが音頭とって議論したイベントでもあったように思われます。これからデジタル化を推進していくには、このような会合が継続的に開催されて、安心で豊かなデジタル社会の実現において日本は何を目指すのか、デジタル化の目的に対して明確な指針を出し、産官学民のマインドセットを変えていく事が重要だというのが結論のようでした。

2019年6月11日火曜日

税理士

私も個人的に親しい税理士は何人もいますが、先週は5年ぶりにお会いした税理士がいます。夕方から雨で再開発が進む渋谷駅周辺をGoogle Mapsで辿り駅から少し距離はありましたが、運よく道を間違えず約15分歩いて時間通りに事務所へ到着しました。こちらの税理士は日本でも10%に入る有能な方(御本人曰く)のようで、久方ぶりの再会でしたがお互いに話が弾みました。感心したのは、私が初めて出会った2011年の時のレクチャ申込書のコピーを見せられたことです。私に税理士のレクチャー案内をくれたのは当時親しくしていた外資生保の担当者でした。不思議なことにその機会に三人が親しくなったのですが、その後悲しい出来事が起きてしまったのです。その内容については個人への尊厳もあり此処では控えさせて頂きますが、その事が私と税理士をその後も関係をつなぐきっかけにもなったわけです。会社創立当初は今は故人ではありますが税務署上がりの税理士でした。その方があまりにも長かったのですが、漸く高齢で廃業するということで新しく年齢的にも若い税理士を見つけました。その方とも長くお付き合いしましたが、偶然に大学のゼミで一緒だった友人が税理士をしている事を知り、現在はそちらとお付き合いをしています。特に好不況に関係なく赤字を出すこともない士業の仕事が羨ましく感じる時もあります。どんな仕事でもそれぞれ大変さはあるのですが・・・。

2019年6月10日月曜日

歳月

余生をどこでどのように過ごすかと近年紆余曲折考えてきましたが、漸く考えが落ち着いてから最近思い立った自宅のリフォームが漸く終わりました。御近所では5年前に既に全面的なリフォームを手がけられたところもあり、5年も早く快適に過ごされているわけです。最近、この5年の歳月はとても長いし、知らずうちに人間も変わり行くことを、御近所や地方に住んでいる人の動静からしみじみ痛感しています。気が付かないうちに周辺の世代が移り変わることを、5年という歳月で考えてみると色々と世の変化に接したりします。人は行動を5年前に起こすか5年後に起こすかで、様々な効果が大きく違うことは中々気が付かないものです。言いたいことは、健康で過ごせる人生はあっという間だから、人生を結論付けるのも、行動を起こすのも、やるべきことは早い方が良いということです。「歳月人を待たず」「一寸の光陰軽んずべからず」という諺があるように、これからの時間を大切に過ごしたいと思います。

2019年6月7日金曜日

家族

最近、家族関係は如何にあるべきかと疑問を呈したくなることが時々あります。本日は明日の午前8時半からNHK・BSプレミアムで放送される、理想の家族ドラマ「大草原の小さな家」が再度オンエアーされるので、そのことを皆様へお知らせしたいと思います。我が家では30年も前の放送をビデオテープで録画し、最近はシリーズになったDVDを購入し、昔を偲んで時々楽しんできました。このドラマが再放送されることは誠に劇的なことなので大変待ち遠しく感じています。若い社員の皆さんにも古いドラマですが、是非ご家族で鑑賞されることお勧めしたいと考えている次第です。ドラマは米国西部の家族の物語です。理想的な父親・母親像、その家族の元で育つ子どもたち、近隣の人々たちとの友情関係、教会を兼ねた学校を重んじる光景など、取り上げたら枚挙に暇が無いほど理想的な内容が続きます。我が家では30年も前からこのドラマを若き日の大切な思い出としてきました。このようなドラマを家族で観て、少しでも学ぶことができたら家族間の断絶などありえないと思います。

2019年6月6日木曜日

米中

米中貿易摩擦が次第にエスカレートしていますが、どこかで双方に譲り合いの意思がなければ双方の傷は次第に大きくなって周辺国の産業にもマイナスの影響が及ぶと思います。供給が欠かせない原油でもレアアースでも、主要産出国が輸出制限すれば資源価格は当然上がりますし、遠くないうちに製品価格に転嫁されます。社会全体に影響を及ぼせばオイルショック時代のように高インフレで不況に陥ることもあります。しかし冷戦時代と違い、そのような輸出制限は双方の交易間にデメリットを発生させるだけだと思いますので、歴史を熟知しいれば大国の指導者は愚かな行為には及ばないと考えています。しかし色んな意味で、これから米中の対立は今後も続くことが予想されますが、米国を初め西側諸国は、この数十年間余りにも中国の国家戦略を軽く見ていたようにも感じられます。新冷戦とまでは進まないことを我々は望みますが、非常に緊張した関係が周辺国に影響しないことを望むばかりです。日本は米中両国の狭間に立ちながら、双方の関係改善を後押しする役目を担うことが必要かと思います。

2019年6月5日水曜日

人材

かつて製造業(メーカー)が不況のとき、理工系の大学生が大量に金融機関へ流れたことがありました。デリバティブの開発等とか言われていましたが、当時、日本のモノづくりももうお終いだと思ったことがあります。いつか某銀行の支店長が、銀行の商売は人の金を運用して商売しているので、モノづくり産業のほうが金融より立派だと話していました。私も学生時代は就職難でしたが、お金を勘定する仕事はどうしても好きになれなくて、金融機関への就職は進路として一度も脳裏に浮んだことはありませんでした。しかし大方の優秀な学生は毎年競って金融機関へと就職していました。何故なのか、ひょっとしたら倒産が無くて安定した仕事からなのか、世間体がいいからなのか、通常の産業より生涯年収がいいからなのか分かりませんが、金融機関の人材はおしなべて優秀です。数字の強いこの方たちがIT業界へ就職してくれたら日本も変わるのになぁと思ったことは何度もあります。しかしバブル崩壊で、銀行も倒産しましたし、経営統合も普通に行われるようになり、あっという間に人員削減まで聞こえてくるような時代に変わってしまいました。今後、数年で学生の就職先が金融機関から別の職種に移り変わる、いわゆる産業の構造改革とでも言う異変が起きることは間違いないと思われます。金融機関ももっと絞り込まれて数を減らし、今後、他の産業へ人が吸収されていくことが世の中的には望まれるでしょう。優秀な人材が成長産業に流れることが日本経済にとってこれから一番必要なことだと思います。

2019年6月4日火曜日

令和時代

18年度の決算書が漸く会計事務所から届きました。今年は5月連休が10日間もあったため、決算の事務処理が遅れたようです。本来は連休を見込んで早めの処理をすべきだと思います。毎年、決算報告に各金融機関を廻りますが、事業報告説明とともに支店長直々の景況感を聴く機会として大切にしています。デジタル技術の進化とともに今後、金融機関の業務も大きく変化していくでしょう。特にクラウドの時代が進むと、ビッグデータを分析して新戦略を矢継ぎ早に打っていけるところと後から追随するところが出てきます。国の内外では正に市場でのトップ争いにおいて戦々恐々の時代が到来しています。産業の構造改革も進まず、痛みを伴う改革も先延ばしにされてきましたので、これから経済の急激な浮上は難しいと思われます。金融機関も含め、各産業では人材の流動性も年々高くなっていくことでしょう。データに拠りますと、日本の競争力も給与水準も海外と比較して年々低下傾向が続いています。それに少子高齢化が拍車をかけているようにも思われます。もぐら叩きのような課題山積の令和時代ではありますが、このような時代だからこそ、希望を失わないで常に気持ちを切り替えて肯定的に物事を捉えて前進していかなければならないと考えています。

2019年6月3日月曜日

器量

人はそれぞれ切磋琢磨して今日の姿があります。自分の器量は結果としては他人から判断されますが、こちらも他人と会うことでお相手の器量を観察できます。ビジネスの場で相応の器量を身に付けることはとても大切なことだと思います。しかし、器量を身に付けると言っても生易しいものではありません。人生の生き方そのものが人によって違いがありますので、単に器量と言っても人それぞれだと思うのです。では、どうすれば器量は身につくのでしょうか。答えとして私が思うには、物事の全てを前向きに捉えて、世の中の人は全て自分の師だと思えば、年齢とともに自然に器量が身についてくると思うのです。私もこの教えは幼少の頃に祖父母に教わったような気がいたします。顔色がいいとか表情が元気そうだというのも、他人に与える自分の印象として器量となります。

2019年5月31日金曜日

検証

今回、川崎で起きた児童殺傷事件はとても悲しい出来事でした。そのほかにも様々な事故や事件が日常的に発生しているので事件を振り返る余裕も無いくらいですが、被害者の悲しみを考えると、何か対策を考えねばならないと思います。何故このような悲惨な事件が起きるのか、また二度とこのような惨事を起こさないためにも、国民的な議論も交えて何度も検証する必要があると感じます。今回は被害者の死亡とともに加害者も自殺を図り死亡してしまったので、事件に至るまでの真相というものは掴めきれない面はあると思いますが、日本社会の今の現状の一部と捉えて、子どもが成人するまでの過程に対して現実的な対策を講じるべきではないでしょうか。たまたま今回の悲惨な事件が起きたからマスコミも大騒ぎをしていますが、地域社会との人間関係や経済的な格差も含めて、社会問題として専門家間で適切な議論がなされることを希望します。

2019年5月30日木曜日

可能性

「隣の芝生は青い」何でも他人のものはよく見えるものです。会社も外部からはよく見られても内部ではそう思わないことがあります。だから、少しでも外部の評価に近づけるように努力しなければなりません。恋愛しても結婚して一緒に生活しなければ本当の姿は分からないのと同じです。その意味で合併したり資本提携したりして、お互いに実態を見極めて改善すべき箇所を見つけ、改革することで会社は生まれ変わる可能性はあります。自分自身に厳しくして健康の改善を図るのは、医師から病気の深刻さを宣告されるからです。普通に生活していれば自分自身の生活を変えようとは思いません。会社も倒産の危機にならなければ、改革にもなかなか必至になれないものです。常に危機感を持って会社経営をしなければ、ゆでガエル症候群になりがちな会社は多いと思います。弊社もこの40年間は、伸び悩みの20年間より、バブル崩壊、ネットバブル崩壊、リーマンショックを経験した後半の20年間が著しく会社として成長しました。言うまでも無く、その時点ごとに努力と責任感と苦労があったからだと思います。不況は人を犠牲にもしますが、立ち上がることにより必ず人を育てます。可能性を信じてこれからも進みたいと思います。

2019年5月29日水曜日

工事

おっとりしたゼネコン担当者、せかせかした工務店の若社長、黙々と仕事をする高齢の大工さん、先日我が家の改装工事でお世話になった方たちのキャラクターです。三人三様でそれぞれご性格は違いますが、お互いに相手の立場を尊重しているから仕事でトラブルが起きても何とか問題を収束するのだと時々現場を拝見しながら感じた次第です。足掛け3週間、荷物を各部屋に工事予定に合わせて移動しながらのリフォーム工事でしたが、片付けも含めて工事屋さんたちの親切な対応には感謝せざるを得ませんでした。ご近所にご迷惑を掛けながらも、先日、漸く無事に工事が完了しました。毎日、工事屋さんに差し入れする物の買い出しは、日中は仕事で自宅を留守にしている私の最小限の役目でした。施主と請負業者、双方にスムーズな関係が出来て本当に良かったと思います。

2019年5月28日火曜日

感動

先日、今年入社した新入社員8名から下記のような思い掛けないメールを受け取りました。 弊社は部下とのランチミーティングを定期的に行うよう指示していますが、まさかの例を今回はご披露させて頂きます。

 (以下、原文のまま)
 ○○社長 お疲れ様です、新入社員のXXです。 ○○社長と新人8名でのランチミーディングの 機会をいただきたく、連絡させていただきました。 配属先が決まる時期が迫り、 新人全員が本社で集まれる時間が短くなって参りました。 つきましては、新人全員が本社にいる間に、 社長とお話しできる機会をいただければと思っております。 来週の火曜日と木曜日のどちらか、 お昼のご都合は如何でしょうか。 お忙しいところお手数おかけしますが、 返信いただければ幸いです。 新人一同、社長とお話しできる機会を楽しみにしております。 以上です、宜しくお願い致します。

 (そして本日、新入社員とのランチミーティングを実施致しましたが、以下は早速のお礼のメールが来ました)

 (以下、原文のまま) 
 ○○社長 お疲れ様です、新入社員のXXです。 本日はお忙しい中、 お話をする時間を作っていただいた上、 ご馳走になり、ありがとうございました。 コシがあって食べ応えがあり、 最高に美味しかったです! 社長のお言葉をいただき、 新人一同、さらにやる気に満ち溢れております。 "まず3年"、自分たちの持ってるものが 光り輝くよう、日々努力して参ります。 以上です、本日は誠にありがとうございました。

 (本当に感動した今日の出来事でした)

 以上

2019年5月27日月曜日

選択

人生において岐路の選択に悩むことは多々あります。私も経営者として様々な局面で決断をしてきましたが、今になっては反省することばかりです。概して慎重さが足りないことが多いようです。個人的にも家内からいつも貧乏性だと言われますが、質素さに慣れて、生来、贅沢な生活が出来ないタイプなのではないかと思います。しかし、行動はやや大胆なところもあり、高額の買い物は即座に決めたりしますが、大した金額ではない小さな買い物にも迷う事もあります。会社経営でも、大胆な借金や投資は何度も経験してきましたが、小さな投資は面倒というかあまり得意ではないようです。人材の採用においても、人物を奥まで見ずに、即座に決めてしまったり、虻蜂を狙って両方とも得られなくて失敗した経験は多々あります。反省の上に立って、現在は即座に実行しないで、後で後悔しないよう慎重に物事を考えるように少しはなりました。「虻蜂取らず」という格言は、ビジネス上で念頭に置いておく大事な行動の指針かも知れません。

2019年5月25日土曜日

私は人との縁を祖父母から教えられ大切にしてきました。当たり前のことですが、人との縁は生きていく上で最も必要なものです。今日も素晴らしい縁に巡り合いました。沖縄と中国の二つの国を故郷に持つ佐藤さんという方にたまたま講演の後に初対面でお会いしました。祖父母も父母も戦争によって大変な苦労をなされ、ご本人も高校生の頃に中国から帰国して言葉の苦労が絶えなかったそうです。しかし中国語の能力を活かして、その後の人生を大きく変えられた素晴らしい方でした。50分の講演を聴いただけで、山崎豊子の「大地の子」を連想しました。ご本人の人生は、間違いなく小説やドラマにもなるように感じられました。初めて参加したイベントでしたが、新たな人との縁ができて参加して本当に良かったと思いますし、この方の講演を聴けたことが更に満足感を得ました。内心、良い思い出ができた今回の沖縄訪問でした。

ウチナー

同じ九州でありながら、沖縄の事については恥ずかしながら知らない事が多かったのです。首里城の歴代の王の名前には尚という文字が付いている事、江戸時代の三代将軍家光の時代から、王が変わるたびに薩摩藩と一緒に江戸へ出向き幕府へ拝礼していた事、琉球国は鎖国の日本にはないくらい、外交で新しい文化や技術を取り入れる精神に満ちていた事など、14世紀から16世紀にかけての繁栄は恥ずかしながらあまり知りませんでした。私が知っているのは、日本の指導者による過ちで沖縄の人の4人に1人が沖縄戦の犠牲になった事くらいでしょうか。沖縄戦は主力の日本軍が引き揚げて、残った多くの少年少女を含む住民を巻き込んだ悲惨な戦争でしたので、私も子ども時代に学びました。現上皇、上皇后が鎮魂の思いで11回も訪れたのが沖縄です。タイトルのウチナーは、ご承知の通り沖縄県で沖縄の事を言いますし、鹿児島県以上の事を本土と言います。沖縄の人は本当に謙虚ですね。

2019年5月22日水曜日

若者

最近は若者の起業が減っているという話はありますが、昨日は29歳でスイスのチューリッヒでビジネスをしている青年の話を聴く機会がありました。日本でも注目されているブロックチェーンを利用したプロジェクトの紹介でした。スイスはプライベートバンクの多い国ですが、小口金融取引に暗号通貨(仮想通貨)が使われて、ブロックチェーンの技術でも世界の先端を進んでいるようです。日本では暗号通貨への理解が浅いためにブロックチェーンのような最新技術も中々広がらないようです。技術の話はさて置いて、彼が私と同郷であることを知り、初対面ながら親しくなりました。高専で電機・電子を学び、国立大学で数学科に進み、就職もしないでベンチャーを起こして、4年間渋谷でITのアルバイトをしながらお金を蓄え、今年2月にスイスに乗り込んだようです。一緒に連れて行った彼女が妊娠したために一時帰国したため、今回の出会いとなったわけです。地方にもこんなユニークな青年がいたことを我が事ながら嬉しく思った次第です。諦めず頑張ってほしいと思います。

2019年5月21日火曜日

我慢

早朝からの暴風雨は久しぶりでした。出掛けに家内から今日の運勢は一番だと言われて出社しましたが、風雨は昼になっても収まらず、本日は社内で黙々と仕事をしていました。午後になっても窓の外の状況は変わらないのが、水しぶきを上げて高速を走り抜ける車で分かりました。昼過ぎしばらくして、机の後ろで水滴が落ちる音が規則的に聞こえてきました。よく見ると窓際で雨漏りがしていましたので、急遽、ビル管理室に連絡して来てもらいました。止まらない雨漏りも様子見ということで担当者の方は引き揚げましたが、数時間経つと徐々に天候も回復して雨漏りも止まりました。日中は大変な騒ぎでしたが、「待てば海路の日和あり」で16時過ぎには何事もなかった如く、外の状況も静かになりました。何事にも通じますが、状況が変わるまで我慢することが大事です。

2019年5月20日月曜日

散歩

自宅が工事中のため、土曜日に次女のマンションを2年ぶりに訪れました。夕刻、駅を降りて通りを歩くとやはり静かな街の中にも都会的な雰囲気を感じました。夕食をと以前に入った蕎麦屋さんを覗くと満席で無理なようなので、すぐ隣の初めてのイタリアンレストランは空席もあったのでそのお店にしました。ピザ窯がお店の中央にあり、焼き立てを食べさせてくれるお店のようです。入り口には薪が積んでありましたが、こんな都会にどこから運んでくるのだろうとふと思いました。夕食が済んで早速、娘のマンションへ。2年前に引越ししてから久しぶりの訪問でしたが、途中の同じようなマンションが林立したような場所なので1人ならちょっと迷ったかも知れませんでした。貴重面な娘なので相変わらず部屋は整理整頓されて綺麗に使っていました。ワンルームなので本来3人が泊まるスペースは無いのですが、硫黄の香りの入浴剤で温泉気分も味わしてくれてましたし、何とか一夜を明かしました。翌日の朝食は初めて皆でモーニングコーヒーのお店で済ませました。夕食も朝食も外食したのは久しぶりでしたが、娘も修学旅行のような気分で楽しかったようです。朝食後は娘と駅のホームで別れました。帰途に家内と久しぶりにデパートへ寄りましたが、目的地の売り場はかなり空いており、だからなのかお店の対応も良く、客としての満足感がありました。私たちとしても久しぶりの散歩コースでした。

2019年5月17日金曜日

総会

5月は様々な総会シーズンです。でも総会があるから年度の始まりがあり、今年も頑張ろうという気持ちになります。しかし、日本は将来の課題が山積していますので、相当頑張らなければ今後の前途多難な時代を乗り越えられないかも知れません。多難でも暗い話と捉えずに、徳川家康の遺訓にありますように、「人生は重き荷を負うて遠き道を行くが如し」と割り切れば楽しくもなると思うのです。頑張るからこそ、働き甲斐も生き甲斐も感じられるのです。「楽は苦の種、苦は楽の種」と言いますが、私も経験上そのように思います。「暗いと不平を言うより進んで灯りを点けましょう」と一緒に肯定的に行動すれば、きっと世の中は明るくなるはずです。長時間の総会の中で上記のような思いを抱きました。

2019年5月16日木曜日

新薬

数日前、「白血病薬3349万円 保険適用 中医協、キムリア承認」というニュースに注目しました。かつて不治の病と言われた白血病の治癒率向上に寄与するい新薬の登場に驚いたわけです。実は親戚が今年3月に白血病で亡くなったからです。40年前には私の父も骨髄性白血病でこの世を去りました。急速な医学の進歩で多くの患者の為にも免疫ガンの病が根絶されることを望むばかりです。先日、たまたま新聞のコラムで17年前に私が手術で執刀を受けたお医者さんの名前を発見しました。当初、手術前には腫瘍の一種だと言われていましたが、結果的に脂肪の塊を取るだけの処置でしたが、入院した病院もガン専門だったので当時はやや精神的にも落ち込みました。あれから17年も経ちましたが、近く当時手術でお世話になったお医者さんを御礼の意味で訪問する事にしました。私自身、何度も入院してきた過去があるので健康の有難さは身に染みて感じている次第です。

2019年5月15日水曜日

故郷

日本国内でも毎年のように世界遺産登録のニュースが流れますが、昨年は我が故郷、天草と海を挟んだ長崎が世界文化遺産の登録として名を馳せました。今では天草と言えば知られる地方となりましたが、私が上京した当時は全く知名度も無く、周囲にも恥ずかしくて熊本県で、その先の話は止(や)めていました。関東における天草出身者の歴史は119年とか言われており、先駆者の方は大正時代に遡るようです。かつては上京に昼夜4日間も掛かったと言われていた程の距離ですが、現在は半日あれば故郷にたどり着くことが可能となりました。ちなみに私の時代は急行列車で1昼夜21時間強乗りっぱなしで2日掛かりで上京していました。後に寝台特急列車で乗車時間は16時間と少しは早くなりましたが、それでも1昼夜はたどり着くのに掛かりました。かつては天草出身者は大体、北九州や関西へ働きに行く方が大半で、関東までは遠すぎて足を伸ばす人は圧倒的に少なかったようです。お陰様で現在は地方との往来が大変便利になり、上京してくる人も増えましたし、故郷の知名度も漸く上がってきました。感謝、感激です。

2019年5月14日火曜日

環境

会社も社員もお客様によって成長していることを最近特に感じます。自分の子どもも年齢とともに親の知らぬ間に成長しているのと似ています。何度かブログに書いたことがありますが、「親」という字は木の上に立って見る、と書きます。親が手取り足取り指示したり、口出しすると子どもや社員の自主性も育まれないものです。しかし、「ほったらかし」は子育てでも、社員教育という点においても最悪です。今日も、電車の中で隣に座った若い女性がまつげや唇の化粧をしているのを見て、この女性はどんな家庭環境で育ったのだろうと正直ゾッとした次第です。何が良識かは中々判別できぬくい世の中ですが、周囲に「みっともない」という羞恥心を持つ子どもに親は躾けるべきだと思います。お客様に信頼され、認められるまでには相当な時間がかかりますが、一朝一夕では人は育たないということです。人は苦労しなければ育たないことが良く分かります。親の背中を見て育つと言いますが、社員も上司を見て育ちます。素晴らしい会社になるかどうかは会社の人的環境次第かと考えます。

2019年5月13日月曜日

ビフォーアフター

現在、30年ぶりに全面的な模様替え工事中の実施中ですが、思い切って断捨離もしています。八ミリカメラなどは既に処分しましたが、今回は八ミリ映写機、編集機、照明機など今回の処分候補としました。過去の八ミリフィルム、カメラのネガも大量にあるので、個人情報を考えて順番に処分する予定です。若い頃はデジタル機器がなかったので、フィルム撮影時代の道具は所狭しと生活空間を埋めていました。住みながらの工事なので各部屋への荷物の移動が大変ですが、日に日に変わるビフォーアフターが楽しみです。昨今、高齢者世帯が増えているので職人さんは工事の掛け持ちで大忙しのようです。年末や期末の多忙期や暑い夏を避けて今回の時期を工事期間に選んだのは双方にとっても良かったのではないかと思います。中にはスケルトン方式で屋内設計まで変えて新築同様に全面的に工事する人もいますし、御家庭によって色々です。30年間も住み続けると住民の状況が大きく様変わりする事が良くわかります。

2019年5月10日金曜日

変化

漸く日本の大企業も古い慣習の終身雇用を止めて、新卒者までも通年採用へ切り替える時代となり、かつての就社の時代は完全に終わりました。今後、日本に変化をもたらし、成長を促すような人材の流動化が大企業を中心に活発化することを期待します。日本経済の活性化にはもっとスピーディな人材の流動化が必要だと思います。「寄らば大樹の陰」と言われた大きな会社で安定志向にて定年まで過ごす時代は完全に終わりました。老木になって倒れる前に間伐材を取り除けば、大木(たいぼく)も生き延びる可能性はありますが、大企業の場合には多大な人的犠牲を伴います。しかし苦しい時でも人材は適材適所で極力活かす努力をすべきです。産業界も各々の企業も、時代の劇的変化に苦しむか、または来るべき変化の時代を千載一遇で絶好のチャンス到来と考えるか、その分岐点となる日は近いでしょう。企業も自社の強みと独自の特色を持たなければ、これからは人材確保も難しい時代です。弊社も常に危機感を持って事業経営を進めて参りたいと考えています。

2019年5月9日木曜日

育児

弊社には育児休業で休んでいる社員の方が、時々子どもを連れて出社して来ることがあります。中には3人目の子どもを育てている社員もいますが、未婚率の上昇と少子化の時代にも拘らず、頑張っている姿がとても素晴らしいなと思います。他にも3人の子どもを育てている社員はいますが、子ども0人〜3人では成人まで育て上げる費用もエネルギーもだいぶ違います。個人的な考えですが、所得制限を設けて、3人目以上の子どもの育児費用は国費で賄うようにすればいいのではと思ったりします。子ども1人大学を出すまでの費用は家一軒くらい掛かると言われますが、近代社会において家庭で1人の子どもでも成人まで育て上げるのは並大抵の事ではありません。国の将来を担う人材だと考えれば、費用を国費で賄う制度があっても左程異議はないと思われます。少子高齢化時代を見据えて、2.30年後を視野に入れた予算編成が議論されれば幸いです。

2019年5月8日水曜日

日記

今年4月の中旬から日記を始めましたが、果たして何日続くかと思いきや、慣れたせいなのか数分で書いてしまいます。起きて直ぐに頭が冴えている時に書いていますが、昨日の事を振り返る意味でも日記を付けるのはボケ防止にも良いと思います。一時期は手帳に毎日の出来事を書いていましたが長続きしませんでした。兎に角、手書きの文章は読み辛いものです。母親の唯一の遺産としてノートに綴った日記を保管していますが、手書きの文章なので未だに読んでいません。しかし、最近は手書きの文字を書く機会が少ないので、たまには書くのも必要な事だと感じています。ブログの投稿年数も足掛け11年で3500件を超えましたが、人に読めないような乱筆、雑文の機会が少なくなった事だけでも、ブログというツールの存在を大変有り難いと思っています。

2019年5月7日火曜日

連休明け

11日振りに出勤の途に着きました。このような長期の休暇は初めて経験で、正直、休暇の過ごし方に慣れていない自分としては毎日が単に過ぎ去るばかりで、あまり充実した日々とはなりませんでした。しかし、何はともあれ大きな事故も無くて、無事に連休が明けたことは幸いだったと思います。令和の時代がどのような時代になるかは予測がつきませんが、南米のベネズエラ、アフリカのリビア、南アフリカなどの政情不安を考えると、かつての冷戦が再び起きかねないか多少心配の念もあります。話は変わりますが、国は為政者によって政治の混乱も招きますが、国王制度の存在する国は比較的国情が安定しているような気がいたします。日本も天皇制が存在するので、ある意味、庶民の尊敬の的が象徴天皇に集約される国でもあります。他国でも国王の存在する国ならば、政治と一線を画して庶民の声を尊重する国家的風土があります。国と国の対立は為政者同士では過去の遺恨で解決できない問題が多々あります。それを超越した世界的な平和友好を基にした国家間の関係は大変重要だと思います。その意味でも、戦後の日本の天皇制は世界との関係においても大変意義のある制度だと考えます。

2019年4月26日金曜日

ミレニアム世代

1980年代から2000年代初頭に生まれた世代をミレニアム世代というようですが、米国でもインターネットが普及した時代に育った世代と、それ以前の世代との価値観の相違が問題となっているようです。トランプ大統領は後者の代表のような人なので、ミレニアム世代の群衆には理解し難いところがあるのでしょう。国内では昨日、日産の元CEOカルロス・ゴーン被告が二度目の保釈を経て拘置所から出てきましたが、あの方も後者の代表的な人物の1人ではないでしょうか。時代が変わり、世間的にも有名な方はネット上での批判されることも多く、自然に人間像も世論によって作られ、話題の収拾がつかなくなる傾向にあります。かつてロッキード事件で政界を去った田中元首相も、近年は偉大な方として世間の一部では評価されていますが、当時は政界における扱いも、メディアによる攻撃も凄まじいものでした。現代も同じようなことが若干続いているような気がいたします。インターネットが普及し、あらゆる情報が行き交う世の中なので言動も注意が必要です。

2019年4月25日木曜日

事故

最近、何故なのか高齢者の自動車事故が増えています。万が一交通事故が起きると被害者も加害者も一生取り返しのつかない大変な災難に見舞われます。それを考えると、運転に自信がない高齢者に運転免許証を再交付するかどうかを緊急に考える必要があります。仮に自信があったとしても停止する年齢制限を設けるべきです。過疎地で交通インフラが整っていなければ、タクシーを使わせるなど、もっと公的に助成をすべきです。都会でも高齢者のためにタクシーのシェアリングサービスをもっと普及させれば良いと思います。私自身も車の運転は好きなのですが、立場上、万が一の事故防止のために敢えて7,8年前に車を手放しました。どこに行くにもバスと電車とタクシーが足代わりですが、何ら不便は感じません。他人や家族に迷惑を掛けることを考えれば、自分で運転をするかどうかの答えは容易に出ます。どうか道交法の改正で、今後、悲しい事故が少しでも減少することを祈ります。

2019年4月24日水曜日

期待

連日、都内へ出かけていますが、昨日は大手町の某企業セミナー会場で伝説の創業者が挨拶され偶然にもお目にかかりました。お名前を明かしますと、往年のビジネス関係者はすぐに分かりますので此処では控えさせて頂きます。長年、ユニークな経営者として業界を牽引されてきた筆頭の経営者の一人ですが、数々のキャリアを経た顔面の表情にはまだまだ事業欲が感じられ、やはり不死鳥の経営者だな思った次第です。長年にわたり人材ビジネスを中心とした事業の軸が創業から少しも逸脱していない大企業でもありますので、海外に対しても積極的な経営思考は我々も大変参考になります。日本は今後、長期的に人材不足の時代が続きます。若い労働力を如何に確保するかは、先進国の中でも日本企業に課された今後の重要なテーマでもあります。今後、日本の産業形態はデジタルエコノミーの進歩とともに、付加価値をどう国内へ取り込むかが各企業における大きな課題だと思います。若い世代は海外への外向き志向を持って、積極的に欧米やアジア諸国へ足を向けてほしいです。と同時に、国内の地方創生にも取り組んでいただきたいと考えています。

2019年4月23日火曜日

政権の課題

グローバルエコノミーに今後どのように対応していくか、日本企業全体に問われている課題ではないかと思います。昨日、フォーラム会場で最後の登壇者だった菅内閣官房長官の挨拶を初めて耳にしました。沖縄、大阪衆院補選の大敗後の昨日ということで、少しは選挙結果に対しての感想もあるかと思いきや、全くなく、寧ろこれまで政権が果たしてきた成果について語られました。確かにアベノミクスが功を奏したのか分かりませんが、有効求人倍率の改善や全国、全業種にわたる人手不足は経済が伸びてきているからだと思われます。過剰とも思える教育全般における無償化政策は政治が機能しなければ実現できないものです。インバウンド政策も様々な旧態依然とした法律の改正によって盛り上がってきたようです。私自身、支持政党は全くなく、投票時はいつも考えはまちまちですが、確かに昨日の官房長官のメッセージを直接聴いて、日本を背負っている政治家としての執念のような印象を感じました。失われた日本の復活が現実的になってきているのも事実です。私は最近の自公政権は端的に好きになれませんでしたが、政治家次第であることも今回参加して確認できました。ひょっとしたら官房長官は国民が日本をリードして頂きたい人物なのかも知れません。

2019年4月22日月曜日

平成の出来事(その1)

平成も愈々幕を閉じますので、できれば折に触れて時々過去の出来事にも振り返ってみたいと思います。本日はあるメディアの記念フォーラムに参加しましたが、様々な登壇者の中で数人の若いベンチャー企業経営者のパネルディスカッションが内容的に一番良かったように感じました。実は平成の幕開けは、私の経営者人生のスタートの時期でもあります。他業種から転向して、入社3年目に突然、会社の経営トップに就任した私は35歳になったばかりでした。普通、同業界で勤続10年にもなると、経験と人脈により商売のコツも身に付きますが、私の経営者としての視野はまだ知識不足でかなり狭かったように思います。あれから30年が経ち、何とか会社も今日の姿になりましたが、変化の激しい業界故に今でも毎日が勉強です。周囲の多大なるご支援のお陰で、途中、会社は何度も窮地に陥りましたが、その度に這い上がって現在に至っています。でも、平成のバブル崩壊ほど苦しかった経験は無いような気が致します。お互いに生き残って来た、同業他社の経営者の皆さんも私と同じ心境だと思います。

2019年4月19日金曜日

人脈(幅)づくり

ビジネスは人脈で成否が決まりますが、人脈作りは容易ではありません。私は他の業界から来たので、30代半ばから30数年掛けてゼロからの人脈作りは膨大な時間がかかりました。しかし、大企業の人脈は人事異動を前提に考えて、次々に人脈を受け継いでいかなければ折角構築した顧客人脈という財産は消滅してしまいます。どんなに名刺を集めても、取捨選択し、人事異動とともに常に更新しなければ人と繋がっていくことは不可能です。当たり前のことですが、意外と継続することは面倒なものです。今でも新しい人脈作りに東奔西走していますが、若いときに比べるとフットワークが全く違います。20代の頃、営業先でお客様から「貴方の行動を社内の人材に見習わせたい」と、色んな会社で何度も言われたことがありますが、動き回って靴底が磨り減るのが勲章のようなものでした。当時は若かったせいなのか、フットワークの良さとともに図々しさが人一倍飛びぬけていたようです。今考えると想像がつかないほどの行動力がありました。歳を取ると物事を考え過ぎて、走り回るのも徐々に面倒な気持ちになりますが、体力を維持するためにも日々行動することを心がけたいと思います。

2019年4月18日木曜日

日記(ダイアリー)

ある方に見習って今年から日記を書くことにしました。実は普段から金銭感覚のシビアな次女が、私の誕生日祝いにウィリアム・モーリス装丁で名前入りの5年日記をプレゼントしてくれたのです。手書きなので果たして何日、何ヶ月、何年続くか分かりませんが、取り敢えず書いてみようと決心しました。年の途中からの書き出し(本当は年の途中から書くのは嫌なのですが)になりますが、一行でも毎日書き記(しる)したいと思います。実は小学時代から高校くらいまで日記を書いていました。というのは、毎年年末になると祖父から頼まれた日記を買いにいくのが慣わしでしたので、ついでに祖父の習慣を真似ただけの話です。祖父は農民でしたが、町には本屋がないのにどこから仕入れたのか農作業の合間の昼休みにはよく読書をしていました。職人気質のところもあり、大工仕事をしたり、木工品を作ったりする半面、花を育てたり、達筆な文章を書いたり、何十年も日記を付けたり、右脳的な側面もありました。どちからというと文系・理系の両方の性格を備えた人でした。祖父と同じ明治生まれの祖母は小学校もろくに出ていませんが、周囲が一目置くような存在で、親戚の中でも相手を諭すような論理的思考を有した人物でした。また孫の私も到底適わないほど、記憶力抜群の人でした。話せば長くなりますので、そういうことで、この度在りし日の日記を思い出しながら書くことにしました。本日も何気ない話ですが、申し訳ありません。

2019年4月17日水曜日

親バカ

本日は私の娘をご紹介します。つい先日、娘から誕生日プレゼントが送られてきました。この歳になっても、ここ最近娘から毎週LINEで送られてくるボケ防止の脳トレパズルや、年に数回送られてくる段ボール箱での贈り物が唯一の楽しみです。一般のご家庭では代々当たり前の事だと思います。しかし、親に対しても親からも、送り合うような信頼関係が無かった私にとって、娘の行為は新鮮味があり、親思いの有り難さが身に沁みてくるのです。幼少時は夫婦喧嘩が絶えなかったので、娘は泣きながら「どうして結婚したの?」と娘から問い沙汰されたこともあります。大体いつも、夫婦喧嘩の原因は会社の休日が中々取れなかったからです。でも、夜は毎晩のように絵本を読んであげていました。病院通いも何かと多い娘でしたが、仕事中でも娘の容体が気になって家内に付き添っていました。そんな過去の出来事が通じているのかと案ずる次第です。本日は親バカの自慢話にて申し訳ありません。

2019年4月16日火曜日

デジタル革命

漸く弊社でも会議に際してペーパレス化を計ったり、経験者の遠方面接でスカイプを利用したり、ビジネス用のSNSを社内連絡用に用いたり、デジタル化を促進するようになりました。「医者の不養生」というべきか、お客さまの開発に携わっていても自ら最先端のソフトを活用していなかったのです。旧態依然となるのは、古い慣習から新しい発想への変化が起きないからです。若い社員にIT環境づくりを考えさせるのはとても大切なことです。漸く教育の現場からITリテラシーが育まれるように変わりつつあります。弊社は来るべき5Gの時代にあらゆる分野へのIoT導入に力を注ぎたいと考えています。課題先進国ともいうべき我が国の少子高齢化と働き方改革の世の中が、デジタル革命によって大きく様変わりする時代は目前だと思います。20年度以降はスピーディーに社会変革が加速するものと予想しています。

2019年4月15日月曜日

日中関係

最近、日本のあちこちに中国の旅行者が多いことに気付きます。中国へ行っても名所旧跡には中国人が多いことに驚きます。世界人口の2割以上が中国人ですから、お隣の日本への観光客が多いのも理解できます。しかし、政治の世界では首脳間同士の思惑もあり、関係改善がこれまで中々難しかったようです。経済交流は半世紀続いており、民間レベルでのお互いの信頼感や理解度はかなり大きいと思われます。戦後、米国一辺倒だった日本の外交はそろそろ米国依存ではなく、日本の将来のためにも自国の判断で自主的に展開すべきではないかと思います。外交は人脈を次世代に如何に繋いでいくかが重要です。政治体制の異なる国同士ではありますが、お互いに人間同士の信頼関係はこれからも継続的に構築されていかなければなりません。最近、漸く政治の世界でも外交努力が功を奏してきたように感じます。

2019年4月13日土曜日

進学

少子化対策と経済的格差を補うため、高校の学費無償化から今や大学の無償化まで議論される時代となりました。私も学生時代は、新聞奨学生制度や日本育英会、大学の給付型奨学金のお世話になりました。貧乏な家庭でも、親の仕送り無しでも大学進学が可能だったので当時は大変助かりました。また自分の小遣いや生活費は自分で稼いでいたので、経済的な不自由は感じませんでした。心残りは、アルバイトで明け暮れた学生時代だったので、友人と休みに泊まりで旅行したり、サークルやコンパの参加に十分な時間が無取れなかったことです。思うに、現代でも経済的に恵まれなくても、誰にも頼らず自力で大学へ進学しようと思えば可能な国だということです。きっと、これからはもっと学びのための経済的環境は良くなることでしょう。

2019年4月11日木曜日

競争力

人は年齢を重ねるごとに時間の使い方を考えなければならないと思います。働き方改革はこれまでの時間感覚を見直して、限られた時間の使い方を我々に問うているようです。超少子高齢化を迎えた日本は、消費時間の効率化によって労働生産性を高めていかなければ、欧米諸国に競争力で負けてしまいます。今後、越境ECが格段に進むと国内の需要も外国に奪われかねません。5Gに各国が力を注ぐのも、これまでの100倍の通信スピードでモノの動きが始まるからです。それによって社会が大きく様変わりします。縦割りの行政機構も横串で横断的な機能を強化することが望まれます。そのことを行財政のトップは気付かなければ、5年~10年後は世界の潮流に乗り遅れてしまいます。寧ろ民間は率先して将来の戦略を立てなければならないのかもしれません。

2019年4月10日水曜日

変化

最近、デジタル化のスピードが急速になりつつあります。今日は銀行業界のスマホ決済のニュースが突然発表され吃驚しました。今日の銀行主催のセミナーでもトップの挨拶からデジタル化への並々ならぬ真剣さが感じられました。IT業界は本腰を入れて産業構造の変化に対応していく必要があります。顧客の課題解決の役割を担えるかどうかで企業の存在価値が問われます。今、IT業界では時代を担う後継者選びに悩んでいる企業が増えています。つまり、この数年でデジタル社会により、世の中が様変わりをすると思われます。経営の舵取り如何によって、新しい時代のビジネスの在り方も変わると思われます。変化の激しさを千載一遇のチャンスにしていきたいと考えています。

2019年4月8日月曜日

選挙

統一地方選挙も無事に終了しました。今回の選挙は全国的に左程荒れることも無く、無風に近い選挙戦だったのではないでしょうか。注目していましたのは北海道知事選と大阪府知事選並びに大阪市長選挙でした。結果は予想通りでしたが、政党間の争いがやや激しかった選挙選だったように映りました。選挙期間中に副大臣が辞任するなど、保守政党にはやや逆風が吹いたかもしれませんが、衆参議員選挙と違い、世論の風当たりは選挙選には影響が少なかったように感じました。選挙の結果は大方の予想通りで、投票率も低く、固定票が多く、大きな波乱も無かったのが今回の選挙だったようです。しかし、選挙によって当選された議員の皆さんが、襟を正して再度気持ちを引き締めて行政に携わることが、選挙選の効用かもしれません。

2019年4月5日金曜日

いつも家内の寝言で深夜に目を覚ますことが多いのですが、私は寝言は殆ど言わないようです。でも、夢はこの歳ながら見ることがあります。時には夢が現実でなくて良かったとホッとする時があります。昨夜は車検の無い自動車に乗って人に怪我をさせて、警察ごとにならず、直接に被害者と示談金を払って事なしを得た夢を見ました。現在、私は車も所有していなくて、これまで車で人に怪我をさせたことも無いのですが、何故こんな夢を見たのか見当がつかないのです。夢はこれまでの何らかと因果関係があるみたいですが、実際に全く心当たりが無いのです。もしかしたら、テレビなどの映像から観た印象が自分の夢と絡むのかもしれません。家内は性格的に臆病なので、些細な夢にうなされることが多いようです。私自身、夢を見る日は何度もトイレに行くのですが、敢えてラジオでも聴きながら目を瞑っていると、朝方に睡眠不足で熟睡することもあり効果的です。仕事の件で、一晩眠れないで睡眠不足の時は、場所を選ばずにどこでも眠るタイプです。家内はスリが多いから電車内では眠らないよう注意しますが、電車の中での眠りは最高で、過去に乗車駅を通り越して最寄の駅を乗り過ごすことは度々ありました。過去に財布を盗まれることも無かったのは、ある意味で運が良かったのではないかと思う次第です。

2019年4月4日木曜日

心構え

今週は珍しく社内に在席している日が多いのですが、新年度も様々な世間の動きが出ていますので、そろそろエンジンを掛けねばと考えております。このところ統一地方選挙が近いので、駅の構内には連日のように各党の候補者の声が絶えないようです。私も20代の頃は政治に大変関心がありましたが、今は選挙戦にも少し冷めてきたように感じます。やはり20代の頃と比べて精神的、肉体的なエネルギーは断然違いますが、新元号も5月から施行されて新天皇も即位されますので、新しい時代に向かって総力を挙げて臨みたいと考えております。今年度からはこれまでに無いほどデジタル時代が急速に進歩していきますので、心構えとして事業の照準をさらに明確にして頑張っていきたいと思います。

2019年4月3日水曜日

タッグマッチ

小さい頃からプロレスを観るのが趣味でした。ショーとはいえ、子供の頃はテレビに釘付けで、手に汗を握りながら真剣に試合を観戦していました。しかし、当時は大柄な外人レスラーと小柄な日本人のレスラーには圧倒的な体力の差があり、シングルマッチでは到底叶わないような試合ばかりでした。しかし、タッグマッチだと意外に日本人の個性が活かされて、白熱した試合になることも多かったようです。ある意味で、ビジネスもそれに近いように感じます。かつて日本の大企業も単独で世界中に事業を展開していましたが、現在ではスクラムを組まないと、新興国の台頭もあり、海外勢と単独では勝負にならないような状況に段々と変わってきています。これからはライバルの同業他社とも組んで、より強力な体制をつくることが必要だと思われます。IT業界においても同様です。これからのIoT時代には単独で市場を切り開くことは困難で、得意分野を持った同士でタッグを組んでの市場の開拓が重要です。かつてのプロレスのように、個性を持った同士のタッグマッチで、勝利を目指していかなければならないと考えます。

2019年4月2日火曜日

新元号

昨日の午前中は、政府による新元号「令和」の発表に日本中が注目していました。発表時にちょうど入社式の最中だった企業も多かったのではないかと思います。晴れたり曇ったり、お天気はパッとしなかった一日でしたが、有識者会議による新元号が決まったことによる国民の安堵感が多くのメディアで漂っていました。入社式における各企業のトップによるメッセージは、例年に無く、若者への期待感が溢れていたようにも感じました。元号が初めて漢籍ではなく日本の国書から選ばれたのも、日本国の誇りを再認識する上で適切な選択であったのではないでしょうか。久しぶりに定時で帰宅し、夜は録画していた山田洋次監督作品の映画「母と暮らせば」を観ました。新年度早々に素晴らしい作品を拝見できて、明日の誕生日を前に感謝・感激の一夜でした。

2019年4月1日月曜日

飛躍の年

今日から新年度がスターしました。新入社員が一斉に入社して来ましたが、今年度はいろんな意味で新しい時代の幕開けではないかと考えます。働き方改革法も施行されて、長時間労働の抑制とともに、有給休暇の取得促進により、柔軟な労働環境が企業にも求められます。若者たち自身も、これまでのように有名な会社に入り、終身雇用によって次第に昇進する時代ではないと考えます。日本経済が再び活性化するためには、若者がベンチャー精神を発揮して、自社内でも経営者になったつもりで仕事をして、自ら事業を引っ張っていくくらいの気概が必要だと考えます。今年度を皮切りに飛躍の年にするため、計画と準備を怠らないように頑張りたいと思います。

2019年3月29日金曜日

彦根

昨日、年に一度の仕事で例年のように琵琶湖線に乗車しました。米原駅からの途中、彦根駅を通過しますが、小高い山にはかつて戦国時代に石田三成の居城であった「佐和山城址」や井伊家の居城「彦根城」が目に映ります。私ごとですが、彦根は亡き父が半世紀以上前に、新婚旅行中の夜間に崖から転落するような自動車事故で、父は瀕死の重症を負い、後妻となるべき女性は即死という、我が家にとっても後の災難のきっかけとなった場所でもあり、私自身の子供の頃に刻まれた記憶として未だに思い出す次第です。人生はすべて一瞬の「たら、れば」によって、その後の展開が大きく変わります。両親とはかけ離れた人生を送ってきたことが、現在の自分自身にとっては正解だったようにも思えます。さて、愈々本日を持って18年度も事実上終了しますが、過去は過去として教訓にしつつ、明日を夢見て歩んでいきたいと考えております。

2019年3月28日木曜日

視点を変える

私は先端技術に興味があるとともに、歴史が大好きです。今朝、4時に起床してラジオに登場された方が、私もファンの一人である歴史学者として有名な静岡大学名誉教授の小和田哲男氏でした。数々のNHK大河ドラマの歴史考察を担当されてきた方ですが、氏の講演会の録音で、初耳の話ばかりでした。また小和田氏の弁は歴史の古文書は多くが勝者の論理で書かれているとのことで、敗者にスポットを当てた大河ドラマが作られる予定だと述べられていました。戦国時代の武将、明智光秀も、本能寺の変を起こして最後は羽柴秀吉に滅ぼされ、裏切り者とされていますが、肯定的な様々な説も現実には多々あります。私としても、この明智光秀を中心とした綿密な史実に基づいた歴史ドラマが世に出ることを大いに期待しています。個人的には戦国時代の石田三成などもドラマ化していただけたらと考えます。歴史は綺麗ごとばかりではないので、裏話のほうが却って興味があります。物事は視点を変えてみると、全く違った発想が生まれます。今後、日本人に必要とされているイノベーションも同様だと思います。

2019年3月27日水曜日

自己満足

かつて前職の時の札幌勤務時代に、同じ熊本県出身で地元企業に勤めている方と知り合いました。北海道に長く住んでいる方は、九州に実家があれば遠方なので郷愁を感じるものです。お客様のその方からは同郷の好もあり、かつては会社が信頼を無くし、取引が断絶ていたにも拘らず、特別に可愛がってもらっていましたので、頭が下がる思いばかりでした。営業というものは、会社の看板に頼るのではなく、自分自身という人間を売り込む仕事だと気付いたのも当時の経験があったからです。話は変わりますが、当時の北海道と九州の行き来は、羽田で飛行機を乗り換えての飛行ルートでしたので、帰省するにも時間とお金がかかり、サラリーマンでも家族を抱えて滅多に行ったり来たり出来る余裕は無かったと思います。会社も退職防止が手段の一つだったのか、意外と北海道には九州出身者の方が多かったように思います。私もその1人だったのですが、私はやがて転職して本州へ引越しすることになったのですが、当時は会社への影響も考えて、すべてのお客様には転勤することになったと、上司と一緒に挨拶回りで申し上げた手前もあり、その後、親しくして頂いたお客様と敢えて連絡を取ることもしませんでした。今になってみると懐かしい思い出ばかりですが、歳月の経過は早いもので、今は世代も変わり、かつての時代の痕跡も殆ど無いと思います。前職に於ける私自身の若かりし年表として、自分の記憶の片隅に自己満足としてあるのみです。

2019年3月26日火曜日

平成30年

昨夜たまたまTVで、経済同友会の小林喜光代表幹事と早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄氏がキャスターとの間で議論を展開するBS番組を拝見しました。両人とも私自身が日頃から注目していた人物でしたので、60分近く双方の議論を聴けて正に幸運でした。常にメディアでも歯に絹を着せぬ物言いをされる小林氏と、注目の大学ビジネススクール若手研究者における平成30年を振り返った日本経済に対するご両人の考察は、私自身の考えを整理する上でも大変参考になりました。小林氏は平成の日本経済を「敗北の30年」と称されています。企業人としても異色の方なので、歯切れのいい物言いが特徴です。企業経営の第一線から退かれて、経済界に君臨されている今も現役の企業人ですが、平成の日本経済30年に対する見方は悲観的でした。一方の入山氏は、バブル崩壊後の就職難の時代を経験してきた世代で、大学でも明日のベンチャー育成を担っている方らしく、日本の若者への最後の期待感というものが感じられました。昭和から平成に生きてきた私自身も小林氏の意見には大変同感しています。過去を後悔しても仕方が無いので、過去の失敗を教訓として道を切り開いていきたいと思います。

2019年3月25日月曜日

遺伝子

人間には、「良い遺伝子と悪い遺伝子」が有ります。 どんな人にも良い遺伝子が潜んでいて、50%は周囲から育てられ、50%は本人の努力で開花したものだと思います。 一方、悪い遺伝子も潜んでいて、ある日突然に発癌性のある遺伝子として体内に発生する場合があります。 良い遺伝子は上手く伸ばし、悪い遺伝子は出てこないように、日々予防するしかありません。 スポーツ選手も卓越した遺伝子を持っていますが、それをどう育てるかが問題です。 一般人も皆、良い遺伝子と悪い遺伝子を持っていますが、それぞれの活かし方を考えれば、幸福な人生を歩むことができるのではないでしょうか。

2019年3月22日金曜日

信賞必罰

今、働き方改革で労働時間の削減を法的に進めようとしているのは、有給休暇の取得も労働生産性においても、一向に産業界の改善の進み方が遅いからだと見ています。労働賃金が諸外国に比べて安いと言われているのも、付加価値や生産性が低いのが主な原因です。それだからと言って、賃金を諸外国並みに足並みを揃えて上げることも急には困難です。産業の究極的なデジタル化はこれからです。5GやLPWAなど通信技術は整いつつあるので、既存の事業変革に手をつけることだと思います。日本はキャッシュレスによる電子決済の進行も遅れていますし、まだまだ現金決済が多かったり、決済方法が少ないのが現状です。考えてみると、有給休暇の取得を法的に義務付けないと企業が動かないというのも変な話です。しかし、これからは罰則も課されますので、現実を変えるには企業も少しずつ変わっていくしかありません。刑法でも他の法律でも、法的な罰則が緩いのもありますが、新しい犯罪に法律が追いついていません。海外では終身刑になる犯罪も、日本国内では、犯罪を犯しても執行猶予付きで、実刑が軽く、保釈金を払えば釈放されたりするのが現実です。先進国でありながら刑法も未整備の部分は多く、類似犯罪が耐えない現状もあります。法治国家として、もっと罰則は厳しくあるべきだと思います。コンプライアンスの遵守が掛け声で終わらないようにしなければなりません。

2019年3月20日水曜日

地方会議

昨日は兵庫県の淡路島で開催された、2019ワールド・アライアンス・フォーラムinあわじに参加しました。「公益資本主義2050年の国家目標〜天寿を全うする直前まで健康でいられる社会の実現」をテーマとした海外の専門家も招いた国際会議でした。産官学の多くの専門家による医療・ヘルスケア分野における「技術イノベーション」および「制度イノベーション」に焦点を当てたプレゼンテーションやパネルディスカッションによる議論は普段滅多に聞けない話題ということもあり、大変勉強になりました。将来にわたりITが深く関連する分野でもあり、今後、国家の成長戦略としても重視していくべき課題でもあります。センサーやIoTをエコシステムで巡回させることが、広くは公益性、さらにSDGsへも繋がる活動だということです。地方会議は全国から初対面の参加者も多く、希少な縁も得られる機会です。

2019年3月19日火曜日

チャレンジ精神

妻子を連れて31歳の頃に、やむを得ない理由で職種転換して、現在のIT業界へ転職しました。今考えると、安定した仕事と立場を投げ捨て、敢えてリスクのある無茶な人生選択をしたようにも思えます。結果的には、数多くの山谷を乗り越えられましたが、一歩判断を間違えば、家族も犠牲にして、後悔の人生を歩んだかもしれません。しかし冷静に考えてみますと、無茶なリスクを次々に負ったからこそ、今の自分があるようにも思えます。当時は年齢も若かくてバイタリティもあり、困難にもめげない精神力があったからでしょう。もし15年以上も大企業にいたら、保守的になり、敢えてリスクを負うこともしなかっただろうし、中小企業経営者としての経験もできなかっただろうと思います。多少のリスクを負う経験を若い時にしても、決して人生のマイナスにはならないので、学生の皆さん、チャレンジ精神を発揮して、是非とも頑張ってください。

2019年3月18日月曜日

意見

ここ最近、毎年この時期に大学の卒業式に招ねかれています。当の卒業生がどれくらい真剣に傾聴しているのか分かりませんが、学長や学部長による挨拶の言葉が、背後に着席しながらも、とても意味深く感じさせられます。挨拶の中に、日本は民主主義社会なので、社会に出てからも、大学で培った知識をもとに自分で判断して、自分の意見を自由に言えるような人間になって頂きたい、というような趣旨の言葉もありました。昨今、社会のあらゆる分野において、連日のように生々しい犯罪が相次いでいることを大変懸念しています。特に、新しい時代に対しての法的な整備が追い付かないために、様々な犯罪性のある事象が、巷で絶えないような印象を抱きます。見て見ぬ振りをしてはならないとして、犯罪を告発した側に制裁を減免する処置が取られたりするのも、多発する事件の取り締まりが追い付かない現実があるからだと思います。やや話が脱線しましたが、これからの卒業生に期待することは、社会に出て、堂々と自由に自分の意見を言えるような、正義感を社会のあらゆる分野で積極的に発揮してほしい、ということです。

2019年3月15日金曜日

ポジティブ思考

「暗いと不平を言うよりも、進んで灯りをつけましょう」という言葉があります。人の悪口を言う人は、逆に人からも悪口を言われるのですが、大概それが分からないのです。ある意味、癖だからなかなか直らないのだと思います。私事ですが、時々従業員が汚した便器の拭き掃除をします。家で毎日便器掃除を実践しているから平気です。進んでやることによって気分良くトイレが使えるし、他の人も喜ぶと思うからです。大学進学の時も仕送りが全く無かったけど、新聞配達で新聞社の奨学金を受けたり、大学でも返済不要の奨学金を戴いたり、寧ろ家庭が貧しくても、人に負けないよう努力しようと思えば、様々な支援制度を受けることができたのです。また現代ではナンセンスな話ですが、大学卒業後の9年間のサラリーマン時代には、休み自体が取りづらく、休日どころか有給休暇も1日たりとも取得できませんでしたが、先輩方も同様に取っていなかったので、別に普通なので不平不満はありませんでした。寧ろ、そのような時代を乗り越えてきたからこそ、今は休みに対する満足感があります。心の持ち方はネガティブよりポジティブの方が気分も良いし、人間的にも成長するに決まっています。自分の不満を愚痴っても、相手に責任を転嫁しても、自分には何の得もありません。

2019年3月14日木曜日

得難きは時、会い難きは友

今朝、出掛けに日捲りカレンダーを見ましたら、上記の格言が書かれていました。「時は金なり」という諺もありますが、人生の残り時間は人其々ですから上手く使わなければなりません。私も3、40代は同業種交流や異業種交流に盛んに参加して、東奔西走しながら色んな人と会ってきましたが、当然、自分なりにビジネス書も多読しました。殆ど毎日のようにあちこち行動し、帰宅が深夜になることは普通でした。しかし、人間は誰でも残された人生の時間は限られています。他人は人の時間の都合まで考えませんから、私自身、今でも色んな会にお誘いを受けますが、極力勧誘をお断りをしています。なぜなら、他の事に費やしたい時間が多分にあるからです。それと、友には会いたいと思っても中々会えないものです。今は通信が便利に使えるので連絡が取りやすくなりましたが、会える時に会うことが大事だと、ふと今朝、日捲りカレンダーを捲りながら書かれていた格言を目にして想像した次第です。何事も「後悔先に立たず」ですね。

2019年3月13日水曜日

病は気から

私自身、この30年余りの間、仕事中に食中毒で救急車で病院へ運ばれたり、癌の疑いで一度だけ入院したことがありますが、それ以外での記憶では体調不良で会社を休んだことは恐らく数える程だと思います。自分自身の身体は却って会社を休まない方が緊張感があって体調が崩れません。週末は自宅で一息できるから嬉しいですが、週明けは程よい緊張感があって毎週出勤が楽しみです。最近は特に健康管理に気をつけていますが、言わずもがな周囲に迷惑を掛けたくないからです。健康管理は働く人にとって仕事の一部だという認識が必要です。時代は違うかもしれませんが、若い頃は冠婚葬祭で会社を休むことはあっても、体調不良で休んだことは記憶にありません。自分が周囲から見て、みっともない、情けないという印象を周りに抱かせたくなかったからです。今では通用しない強がりの性格なのかもしれません。お陰様で若い時に心を鍛えていたので現在の自分があるのだと思います。昔の人が「病は気から」とは口癖に言っていましたが、まさにその通りだと思います。

2019年3月12日火曜日

アドバイザリーボード

私も経営のアドバイザリーボード(羅針盤)だと思える人に長年教えを請うて来ました。人事に関しては厳格でいつも鋭い指摘を受けていました。私自身の性格かもしれませんが、外部から招聘してきた人に対して対応が甘いところがあります。信頼ある人から指摘されると、それを信じて馬謖を斬ることはやぶさかではありませんが、自分が採用した人を外すというのは、余程のことがない限り心情的に難しいものです。第三者機関ともいうべき、社外役員を常に監視する立場に置き意見を聴くことは、経営にとって大変重要なことだと思います。社内文化の良い部分は残し、革新性を受け入れないと、組織は保守的になり「井の中の蛙」となりかねないのです。ぬるま湯ではこの世は生き残れないと頭では分かっていても、「茹で蛙」状態にならなければ気が付かないものです。この事を座右の銘にして何年も経営してきましたが、外部の人材を活用しても、現状が楽ですから、私も含めて会社にいる人は敢えて中々変ろうとしないことも意識して、会社を良くするための一念で辛抱強く時間を待つしかないのです。

2019年3月11日月曜日

公開シンポジウム

本日は初めて学術研究の公開シンポジウムへ参加しました。登壇者は大学の学者や企業のトップクラス含め12名による専門分野の講演でした。いつも残念に思うのは、イノベーションを考える場に30代、40代の若者が少ないことです。私を含め年配者が会場に多くても、斬新的なアイデアは期待できないからです。現実に、目の前の仕事を解決するため現場を張っているのが30、40代を中心とした主要なメンバーだからです。日本は高齢化がさらに進みますが、その負担を財政的に支えているのも若者なのです。人口政策も年金政策も未来予想がなされて、適切な政策が取られてこなかったからでしょう。今更現状を嘆いても遅いのですが、折角豊かな国になったので、これからは楽しく面白い国づくりを目指して行くべきではないかと、先日亡くなられた堺屋太一さんの言葉を引用して、某主催者の締めの挨拶の中に問いかけありました。初めての参加でしたが、登壇の研究者の話も13分という制限の中で、ジャンルは色々でしたが、そこそこ興味が持てました。

2019年3月8日金曜日

2日間

今週、都内は慌ただしいニュースが連日流れていたようですが、こちら地方では長い2日間が静かに終わりました。お互いに他人を思いやる郷土の温かい気持ちに触れ、寂しい空気が漂う中でも、暫し都会を離れて気分的にも少し安堵感を覚えた次第です。時間に追われる都会と、のんびり過ごす地方の時間の流れは、感覚的にだいぶスピードが違います。2日間とも心が洗われた貴重なひと時でした。

2019年3月6日水曜日

運命その2

長崎空港へ着いたらあいにく雨が降っていました。不謹慎にも、思わずクールファイブの「長崎は今日も雨だった」の曲を思い出しました。これから会いにいく故人がまるで涙雨で迎えに来ているような感じがいたした。昨年の11月にお会いした時には、いつものように元気そのもので何の病的不安もなかったのですが、3ヶ月後には運命が変わってしまったのです。人の運命が呆気なく突然急変することに信じ難い思いを抱きました。人が生きていることの大切さを痛切に感じた今回の訪問となりました。

2019年3月5日火曜日

運命

昨日、一昨日とは打って変わり、今日は本当に穏やかで春らしい日和です。このような静かな自然環境の中でも、人の運命だけはどうなるか分からないし、他人がどうすることもできません。人それぞれ人生において様々な悲哀を経験しますけれども、運命だけは誰もコントロールできない無念さに、人力の儚さをも感じる次第です。なるべく後悔しないように、何でも早めの行動をした方が良いと後になって気付いたりするものです。こんな出だしで筆を取りますと、鴨長明の「方丈記」の一節「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」という冒頭がどうしても浮かんできます。亡き人に対して、これまでの御厚意に深く感謝し、ご冥福をお祈りしたいと思います。

2019年3月4日月曜日

ドラマ

現在、英国ではユーロ離脱問題で揺れ動いていますが、「ダウントン・アビー」という英国の貴族社会当時のドラマを毎週観ていますと、英国人のスタンスが1900年代初頭から独特の国民性を持っていることを感じます。日本ではユーロ圏から離脱するような国家的重要問題を国民投票にかける事など想像できませんが、それを行使できるのが議会制民主主義の発祥地とも言える英国なのでしょう。もし日本も、現在の日本国憲法が昭和初期に施行されていたならば、太平洋戦争も未然に防げたかもしれません。日本には大統領制のような強力な権限を政治の最高責任者に委ねるような政治体制は馴染まないことは歴史的にも理解できます。憲法改正も時の政権で強制的に変えられないのも国民主権の良いところだと思います。英国の「ダウントン・アビー」のような歴史的名作が近代歴史において日本に余り見られないことは残念です。

2019年3月1日金曜日

人事

「人事を尽くして天命を待つ」という諺があります。中小企業において人事を発動するのは社長の仕事ですが、私自身も外部からの人材登用で数々の失敗を繰り返してきました。社員から採用するたびに「又ですか?」と批判を浴びたりしたものです。生え抜き社員は自ら採用して新人から様子を見て判断するので、人事の失敗はそれ程多くはないのですが、外部から受け入れも実際には仕事をしてもらわないと殆ど能力は分かりません。かつて弊社に今は亡くなられましたが、社外の取締役人事部長や球団の代表を歴任されていた方が特別顧問でいました。非常勤でたまにしか見えなかったのですが、すぐさま外部からの人材を見分けて、社長の私に採否の意見を具申されていました。その後、辞めて頂いた方も多かったのですが、社長として人材を見極める力の無さにいつも反省していた次第です。今は客観的に厳しい人事に対する意見を言う人はいませんが、そのような存在は中小企業に必要だと思います。

2019年2月27日水曜日

主体性

年齢に関係なく、どんな分野においても主体性を持って仕事に取り組んでいる人が好きです。人の指示だけで動くと結果に対する満足感も低いと思います。ITの仕事は見えないユーザーの意図を深く知ることで、依頼された仕事に遣り甲斐が生まれます。しかしながら、上からの指示だけで仕事をしていると、年齢を重ねても主体性が育(はぐく)まれない為、仕事で大きな満足感は得られないのです。初めは会話のピントがズレていても、自分から発して当事者意識でヒアリングすることで、数多くのやり取りの中から全容をつかんだりするものです。その分野のプロになることは一朝一夕には不可能容易なですが、当事者意識を持って仕事をして、常に学習を怠らなければ、必ずプロへの道は自然と拓けてきます。人に言われて動くより、自分が主体的に動いた方が、同じ仕事でも結果による達成感は断然違ってきます。是非若いうちから、自分が主人公に躍り出るくらいのプロ意識のつもりで仕事に向かってください。

2019年2月26日火曜日

進化

私は進化するという言葉が大好きです。さなぎの脱皮のように常に新しく生まれ変わることを言います。昆虫など儚い命で、命をかけて受精して産卵しても1週間くらいで寿命が尽きたりするわけです。その点、人間は平均寿命も長いし、他の生き物から見るとそれぞれ複雑な人生を歩む動物だと言えます。しかし人間社会で見ると、さなぎのように脱皮して新しい人生を再スタートするような人生は中々送れないものです。春になると企業社会では人事異動が盛んです。大きな会社ほど自分の人事が毎年どうなるのか判断できません。その点、中小企業はいいかどうかは別としてあまり大きな人事異動の変化はありません。戦略にややインパクトと緊張が欠けるのも仕方が無いのかもしれませんが、中小のオーナー会社は経営危機に対応して乗り越えさえすれば、平時は人事異動の心配も無く平和な社風だと言えます。しかし、同じ会社で長く勤めるためには会社規模の大小に関わらず、常に個々人の進化が無ければ会社の成長は止まり、徐々に消滅の道を歩みます。ですから若いうちから読書と行動により見聞を広め、人との交流で考える力を養い、年齢を重ねるごとに判断力を身につけなければなりません。いつまでも元気さを失わず、これからも明るく快活な会社づくりを目指していきたいと思います。

2019年2月25日月曜日

林業

今日は最近話題になっているSDGsのシンポジウムに参加しました。内容は森をテーマにした自然環境を守る取り組みを議論するものでした。実は高校時代に山林の苗木を植林するアルバイトをしたことがあります。国の植林事業の一つだったと思いますが、「モリシマ」という現在でも聞いたことのない名前の苗木を植林するものでした。当時、何を目指した植林政策だったのか疑問は感じませんでしたが、早く育つ苗木だと言われて積極的な植林事業が行われていました。結果的には、成長してもその後木材として使われず、その後放置され雑木の林で終わりました。近年、急に日本の林業を見直す動きがありますが、欧米のように古くから計画的な林業政策を進めてこなかったため、全国のあちこちで山林は管理もされていない状態にあるのが現実です。外国産の木材の輸入に依存してきた日本で、国内の林業を立て直すことは容易なことではないですが、陰ながら来るべき林業の復活を待ち望みたいと思います。

2019年2月22日金曜日

選別

安倍政権下の好景気は未だかつてない程、長期間続いております。仕事があるのに人が足りない、と多くの業界で嘆いていますが、今のこの環境は恵まれていると考えなければなりません。不況になると、仕事はないし、失業者が市場に溢れます。そのような環境は過去に何度も経験しました。他社より多く人を確保すれば、会社は必ず大きく成長します。今のこのチャンスの時期に人材を確保できる会社が他社を凌ぎます。残念ながら自然減以上に人を採用できない会社は景気が下降線を辿り、不況になれば倒産せざるを得ないでしょう。これからは会社も規模に関係なく、明るい元気な会社とそうではない会社へ恐らく2極化していくでしょう。将来の見通しがあるかないかで、抱える社員のモチベーションは大きく変化していきます。人材が集まる会社か、諦めて去る会社か、随分差があります。会社がどちらに傾くかは、すべて経営者の責任であります。会社は完全に選別の時代へ突入しました。弊社は、これからも働き易く、働き甲斐のある会社を今後も目指していきたいと考えています。

2019年2月21日木曜日

失敗

勝つ見込みの無い連合国との無謀な戦いに臨んだのが太平洋戦争でしたが、戦争における負けたときの代償は計り知れません。例え勝敗が五分五分と予想されても戦争はやめるべきです。しかし、世の中にはビジネスにおける失敗の事例は山ほどあります。大体の失敗は、途中で諦めてしまうことで失敗に至るケースが多いようです。一旦食いついたら、情勢が有利にならない限り絶対に途中で諦めない、という強い意志と我慢強さが必要です。株式の話をしますと、景気や不景気で株価は上下するのが普通であって、不景気に耐えられないで手放すと必ず損で終わりますが、好景気になるまで辛抱強く持ち続けると復活することもあります。会社が倒産すれば話は別ですが、歴史のある堅実な会社はまた復活する可能性があるので我慢強く時を待つのも大切な心がけです。人はそれぞれ人生において失敗することもあります、しかし、たとえ失敗してもタダでは起きない、必ず何かを掴み取る、精神的しぶとさを身に付けることも必要だと思うのです。私自身も30数年の経営者人生で奈落の底から這い上がった経験もしてきましたが、苦しかった経験は今でも経営に生きています。繰り返すようですが、途中どんなに苦しくても決して最後まで諦めないことですね。諦めなければ、いつか必ず光が見えてきます。

2019年2月20日水曜日

プロレス

毎回、堅い内容の話ばかりしていますので、今回は少し砕けた話題を書きます。私は小学生の頃から30歳の頃までプロレスの大ファンでした。かつての日本人レスラーの名前は殆ど知っています。アントニオ猪木の引退試合を5万円のチケットを購入して後楽園ホールでプロレス観戦したのが最後です。20代の頃はリングサイドに近い場所のチケットを購入して、時々生のプロレス観戦を楽しんでいました。昨日、テレビでカナダ出身のプロレスラー「アブドーラ・ザ・ブッチャー」が引退するというニュースが流れていたので、久しぶりにブッチャーの勇姿を拝見することが出来ました。78歳という年齢に関わらず随分長くプロレスラーとして現役を務められたのだと吃驚した次第です。日本プロレス、新日本プロレス、国際プロレスと私がファンだった全盛期はテレビ中継されるスポーツ番組で、プロレスほど迫力があり、観ていて面白かったものは無かったように思います。かつての日本のプロレスラーの中で未だ現役で健在な方は少ないと思いますが、外国人レスラーは名前も忘れないほど現役時代は凄い方ばかりでした。今となっては懐かしい記憶ばかりです。

2019年2月19日火曜日

デジタル化

異業種交流のある勉強会で日銀の担当者による講演を聴く機会がありました。意外でしたのは、IT人材の採用・処遇方法について述べられた事でした。産業界の競争力を高めるために世界のデジタル化の波は急速に進んでいます。産業のソフト化を進めるために高度人材の育成を急がなければならないのです。日本国内だけでなく、世界的に見てもIT人材の奪い合いが起きています。海外のIT人材の能力は日本を遥かに超えていると言われています。国内のデジタル化の波が遅いうちに海外は急速に先を歩んでいます。国の主導で社会のIT化を強制的に進めなければ、産業競争力は落ちていく一方だと思われます。国の為政者はもっと危機意識を持って海外の動きを知るべきです。

2019年2月18日月曜日

2025年問題(その2)

人口の20%が75歳以上の後期高齢者となる「2025年問題」が、社会保障費の急増で大きな問題になっています。今や1100兆円以上の国の借金も年々積み重なることも予想される中、労働力人口の減少を補うために移民や外国人労働者の受け入れも法制化されました。国内で成長しているIT業界も人材不足に陥っており、今後の対策としてベトナムなどの技術者を活用しようと様々な動きが見られます。20年度から小学校でプログラミングの科目が必修科目となることも決まりました。中学、高校もプログラミング能力としてその上を目指すことになっていくでしょう。理工系大学は更に高度のプログラミング技術を身につける科目が設けられるはずです。欧米や中国、インドなどに比べるとかなり遅れを取っていますが、日本も産業構造の転換と何年も前から言われながら、実際に産業構造が転換されてきたとはとても思えません。しかし、漸く国の教育政策として欧米に習って打ち出したのが「小学校でのプログラミング必修授業」なのかもしれません。まだ英語力やメディア・リテラシーなど、日本が他の先進諸国と比べて低いと言われている分野の教育も改革を急ぐ必要があります。20年も前から少子高齢化社会は予想されていましたが、残念ながら誰も将来に危機感を持っていなかったのだから仕方ありません。建設需要は20年でピークを迎えますので、外国人を含めた建設労働人口は徐々に余剰となり、他の職種への転向が必要となるでしょう。IT業界の人材不足も長期的な視野で優秀な外国人を競争力強化のため活用していくこととなるでしょう。

2019年2月15日金曜日

報道

最近、暗い犯罪性のあるニュースが一日中報道される中で、明け方の愛媛県への匿名での1億円寄付のニュースは非常に明るいニュースでした。自宅で一日中繰り返しで暗いニュースを自宅で聴いている人たちはTVのスイッチを切ればワイドショーも見なくて済みますが、働いて帰宅しても朝からの暗いニュースの繰り返しを聴くと、帰宅しても元気が失せてしまいます。今はニュースもスマホで簡単に情報を得られるので、TVでは寧ろ明るいニュースを全国から集めて繰り返し報道して欲しいものです。人身事故が耐えないのも、虐待のニュースが増えるのも、世の中の空気を暗くしているニュース報道が多過ぎるのも原因ではないでしょうか。凶悪犯罪ばかり報道されると、日本人は悪い人が年々増えているみたいに勘違いします。先のような匿名の寄付を、金額の大小に関わらず実践している人は世の中に多分少なくないはずです。明るく皆が感心するようなニュースの話題を、ジャンルに関係なく、もっと頻繁に報道したらよいと思います。犯罪がらみの暗いニュースは真似をする人も出てきます。子供の教育のためにも、そんなニュースが目立ってはいけないはずです。明るく、人生に為になる話題は世の中に無限に転がっているはずです。若い人たちがTV離れするのは、明るく、面白く、参考になるコンテンツが無いからだと思います。電車の中でもニコニコ顔が増えていけば、サラリーマンの方ももっと元気が出るはずです。本日も、くだらないブログを最後までお読みいただき、誠に有難うございました。

2019年2月14日木曜日

アナログ

私の友人で未だにガラケイも持たずに生活している人がいます。特に必要が無いので自宅の固定電話以外は使用していません。現代の感覚からは想像できませんが、一昔前はそれが普通だったので、彼自身が日常の生活に不要だと判断しているだけなのです。周囲の仲間は連絡を取るのに不便だから、スマホはまだしもガラケイを持って欲しいと自分たちの都合で思うわけですが、デジタル時代だからと無理に追随することも無いと思います。寧ろ、時代の流行に振り回されないで頑なに信念を保持している、彼のような人がいることも国外を見渡せば不思議なことでもないはずです。大事なことは、その人にとって幸せな人生が送れているかどうかではないでしょうか。昨日、ある会の集まりで女性の経営者が「レクサス」を毎日乗り回しているという話を聴きましたが、私自身は正直なところ高級車には全く興味がありません。バスや電車や徒歩で目的地を目指すことが私には向いているようです。何にお金をかけるかは人それぞれで、物事に対しての満足度も幸せの度合いも人によって違います。健康で普通の生活が営めれば、幸せな人生体験はいくらでも可能だと思います。友人も自分の幸せを見つけて生きているのだと考えます。アナログ人間ですが、こんな友人との関係こそ生涯大切にしたいですね。

2019年2月13日水曜日

信頼

本日は「信頼」というキーワードが、あるフォーラムで印象に残りましたので、それについてお話をします。これからのカオスの時代にはエコシステムという分散型の取り組みが社会の中で必要とされます。その為には、これまで以上に周囲のあらゆるステークホルダーとの信頼関係が重要です。また超人手不足の時代となり、企業は働く人に対しても、働き方改革を通して信頼できる働きの場を提供しなければなりません。弊社が長年にわたり経営理念に掲げてきた二つ目の「社員の満足」という項目が、仕事を通じての生き甲斐と働き甲斐にある事を再認識した次第です。すべからく、一人一人の人間性を尊重して、人間力を養う場としての企業であり続けたいと考えています。まだまだ弊社の知名度は低い企業ですが、バランスの取れた健康な身体づくりを日々の鍛錬によって目指し、信頼される企業として地道に、そして堅実に歩んで参りたいと思いますので、どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。

2019年2月12日火曜日

ESG

本日はテーマに書いたシンポジウムに参加しました。環境経営と言っても今ひとつピンときませんが、これから先、企業価値を高めていく為にはESG/SDGsの考えに基づいた経営が必要だと言われています。私自身も勉強中ですが、中小企業においても経営の中でSDGsを熱心に実践されている企業もあります。17項目ある中で企業が経営理念として価値を置くものは必ずあります。経営の根幹に考えの価値を置くだけで、お客様や従業員に対する姿勢も変わるものと考えています。そんなゆとりはないと言われればそれまでですが、弊社も人間で言えば不惑の歳(40周年)となるので、そろそろ方向的に迷わない経営を目指したいと考えています。これからは単なるコスト削減ではなく、「三方良し」を座右の銘とした日本的経営ができれば幸いと思っています。

2019年2月8日金曜日

対応力

北方領土問題も1956年からの話で、当時タイミング良く詰めて解決していれば、これ程年数は掛かっていないでしょう。対応が早ければマイナスにはならないし、遅ければプラスにならないことが多いようです。幼児虐待事件がこれだけ年々増加しているのに、効果的な対策が早急になされない為に2次被害を生みます。国連のある機関から、日本の幼児虐待の犯罪に対しての対応が軽いとの意見があったようです。平和国家と言いながら、子どもを大切に考えている国かと海外からは疑問視されるわけです。全て国としての対応力の無さが原因だと思います。私はビジネスマンなので、今回は仕事に対する対応力について論じますが、仕事面で対応の遅さ、不完全さを時々感じます。人からの好意をご好意だと感じない為に、折角の信用を失う人がいます。悪気はないのですが、対応が遅いのです。自分だけの問題ではなく、周囲が他人からの信用も無くしてしまいます。依頼されたことは最優先に取り組まなければ、ビジネスにおける信用は厚くならないのです。すべてにおいて素早い対応力の大切さを感じます。

2019年2月7日木曜日

動く

「行動する」と言ってもいいのですが、ノルマみたいで堅苦しいので簡単に表現します。人は建前ばかり言いますが、実際行動しないことが多いと思います。具体的に考えて動けば何がしかの結果は必ず出ます。考えても行動しなければ、何も考えていないことと同じです。私自身も以前は初めての人と会うことはとても億劫でした。知らない人と話すことは人見知りして苦手だったからです。しかし今は、初めての場所に行き、初対面の人と話すことが大変楽しみです。つまり、自ら目的地を定め目標をつくって、動かなければ新しい道も開かれないからです。仕事は結果を出すことが目的ですから、その場にいて念仏を唱えるだけでは結果は出てきません。では、どうしたら自らの行動力は生まれるのかというと、行動する人に付いていくしかないと思います。自らに習慣づけを強いて動かないと、行動しない人に行動しろと言っても無理です。試合に出るなら、出るための対策と実際の行動を起こさなければ、結果は「絵に描いた餅」で終わります。「意志あるところに道あり」と言いますが、意志があるだけで実際の行動しなければ道は開きません。先ずは動くことが最重要です。

2019年2月6日水曜日

仕事

かつて学生時代にアルバイトで外資系の会社でコンピュータの端末を作っている仕事を1年間したことがあります。日当が高かったから希望したのですが、明けても暮れても毎日、工場の生産ラインで端末を組み立てるのです。社員の方も大勢いましたが、当時は景気も良かったので大きな会社に就職して安心されていました。当の私は、もし正社員であってもこんな仕事で一生を終わりたくないと、アルバイトながらに思いました。その後どうなったか想像はつきますが、工場は閉鎖、そしてリストラです。人手のかかるラインは円高で、いずれ海外へ移転すると後の時代になってみれば予想が的中します。何を言いたいかと申しますと、毎日の仕事が面白くて、「三度の飯より好き」と思えるくらいの遣り甲斐がないと長続きしないと思うのです。その後、私は超アナログの会社へ社員として就職しましたが、アルバイト当時の工場の生産ラインは給料は良くても私の性格には向きませんでした。人がロボットのように仕事をしていれば、いずれ合理化されていくのは当然です。共同作業と言えども、それぞれが積み重ねられた専門的技術でパフォーマンスを出していかないと、ライバルに追い越されて遂には淘汰されます。時代の先を常に予想することが大切であることを過去の経験で学びました。超アナログの元の会社は40年経った今でも堅実に成長しています。

2019年2月5日火曜日

競争

最近、スポーツ界で若い日本選手の目覚ましい活躍があちこちで聞こえてきます。一方、ビジネスマンの活躍は民間企業であるがゆえ公にはあまり聞こえてきません。スポーツ界もビジネスの世界も競争に勝たなければ成功しないのですが、ビジネスの世界では、スポーツ界のように競争に勝つために個人の能力をコーチが鍛えることは難しく、競争力は個人の自己啓発とチームの実力によるところが大きいと思われます。またスポーツにおいては、ライバルとの競争に勝つために綿密な対策が練られますが、ビジネスの世界では、社内の出世街道を走る大企業は別として、中小企業は社内での競争も、ライバルに対する競争心もやや乏しい面が見られます。理由は、自分が目標にしたり、負けられない明確なライバルを持たないからです。企業もビジネスマンも、常にベンチマークしているライバルの存在を意識しなければ、これからの成長も、将来における生き残りも難しいと思います。たまたま私は競争の世界を感じながら生きてきましたが、個人でも企業でもライバルに対する競争心を持つことは至極大事なことだと思います。

2019年2月4日月曜日

感度

勘や気付きの感度は重要だと思います。寄らば大樹の発想では、もし木が何らかの理由で倒れたら、生きていくためのしがみ付く土台がありません。もし水害が起きたらと事前に勘を働かしていれば、ひょっとすると被災も比較的少なくて済むかもしれません。ビジネスでも常に先のことを考えて前に進まないと、目の前のことばかりに集中していると、気が付いたら周りの風景が変わってしまうこともあり得ます。感度を磨くにはどうしたらよいか?私の場合、様々なジャンルの方と話をする機会を持つようにしています。時代の変化を人と会うことで感じることが出来るからです。今は消費も活発で世の中をお金が廻っていますが、使途は平成時代になって随分変わってきています。物を持たないで借りるということが普通となっています。皆で楽しむとか、エンターテイメントなどにお金を使って、心の満足を求めることが多くなっているようです。ですから顧客に対して感度が無ければ商売は上手く行きません。マーケティングは売るための手段ですから机上の知識で得られるものではなく、様々な場で直感を働かせて市場の動向を読むしかありません。今日のテーマは昨日お会いしたある歌手の動きを見て、感度の重要性を感じたので取り上げてみました。

2019年2月1日金曜日

2月

平成の最後を迎える2019年の1月も漸く過ぎ、2月に突入しました。お正月が明けて昨日まで、あちこちで賀詞交歓会が連日のように開催されましたが、好景気が続いているせいなのか、どこの会場も穏やかなムードが感じられました。2月1日、今日からEUとのEPAが発効となりましたが、産業界からは歓迎の意向が示されたようです。先日、農業関連の新年会に参加しましたが、国内養豚業者には欧州の輸入豚肉の攻勢に危機感があるようでした。国内の畜産農家を守るために国においても様々な対策が打たれているものと考えます。多国間における関税の撤廃は世界における自由貿易を推進する上でやむを得ない政策でありますが、苦しい立場に置かれる小規模経営者をセーフティネットで守ることも同時に大切ではないかと思います。トランプ政権は自国第一主義で二国間貿易を推進しようとしていますが、これからの時代には逆行しているのではないでしょうか。本来はTPP加盟国でも共通通貨で交易すればよいのでしょうが、残念ながら為替においては常に超大国の通貨に各国経済が翻弄されるのが現状です。アジア太平洋諸国でもユーロのような共通通貨が使用される時代が到来すると、複雑な交易上の手続きも無くなり本当に便利になると思います。

2019年1月31日木曜日

接客

ビジネス界で若い頃に接客マナーを学んだ人は大体上に行くと思います。私も社会人1年生の時に、事務職ながら営業職の代わりに集金業務をさせられました。その後、お客様との対話が面白いので希望して営業職へ転向した次第です。それが結果的に今の社長業に活かされています。実はこの業界に転職してきた時は、全く知らない業界だったのです。しかし、お客様との応対には経験で慣れていたので、他業界との違和感が段々と無くなりました。たまたま技術は刻々と変わる業界だったので、運が良かったのだと思います。経験がなくでも知ろうと努力すれば、分からないことは聞けるし、知識は幾らでも身に付きました。転職して本当に良かったと今は思っております。前職の先輩方や同僚、後輩に感謝するばかりです 。実は本日のテーマは、先程、講演会で聴いた駅弁販売のスーパースターのパートさんからヒントを得たものです。

連携

昨日は「仮称おいしい恵の会」という、緩やかな農業連携を目指している定例の集まりに参加してきました。初めての方、久しぶりの方もあり、場は大変盛り上がりました。冒頭、主催者の挨拶の中で、農産物の輸入国でもある日本農業はTPPの施行により益々窮地に陥る可能性があるという内容の話がありました。何とか国内の農業関連企業の連携で日本の農業を外圧から守らねばなりません。多分、耕作の無人化、ドローンによるデリバリー、地産地消の細かいネットワークで農産物を作れば、日本の農業は海外と十分に闘えると私は思います。弊社も仲間の皆さんと連携して、日本の農業を救う為に、微力ながら一助として支援していきたいと考えています。TPPによって2019年は日本の農業にとって試練の年となりそうです。

2019年1月30日水曜日

風景

5,6年前に本社を現在地に移した時は、みなとみらい地区は空き地が多くて東京湾の広い海面が目の前に見えました。ところが現在は2020年に向けてビル建設ラッシュで、全く視界に海が見えなくなってしまいました。戦後最長の経済成長が続いていると言われていますので、草の生えた空き地がいつまでも放置されているより喜ばしいのでしょうが、これまでのような視界の魅力はなくなりました。眼下には昨年初旬から新設の小学校がオープンしましたが、10年計画でその後移転することになるようです。そうしますと、更に目の前にビル群が接近してくることになるかもしれません。少子高齢化の時代に新しい建物が湾岸にどんどん建築されていくということは、首都圏が今後どんな風景になっていくのだろうと考えてしまいます。おそらく新しいビルにおいてはオフィスは最新のBEMSが完備された近代的な新しいフォームに変わっていくと思います。

2019年1月29日火曜日

成長

人間はヤル気が大事だと思います。若い人を見ていると自分の力に限界を設ける人が多いようです。私の若い頃は大学受験の競争率も20数倍は普通でした。しかし、自分の実力で手が届かないようなレベルにも敢えてチャレンジしていました。「努力に勝る天才なし」と言われるように、努力すれば自分の能力を120%でも発揮できるのです。つまり、どうすれば合格できるかを必死に考え人一倍努力するからです。ヤル気と意気込みがない上司の下では部下が成長することは有り得ません。人事は当たり外れがありますので、自分が成長するだろうと思われる上司の下へ、自ら異動を宣言しでもいい時代だと思います。ビジネス界は人の縁で成り立っています。内部に敵を作らない、敵と見られない人の下で若い人は成長してください。