2019年1月11日金曜日

ビジョン

新年度に向けて各会社では先行き不透明の中でも、経営トップが中長期のビジョンを描きつつ、社員とともに新年度の経営計画の策定を進めていきますが、私たちに国家の長期ビジョンはほとんど見えてきません。たまたま英エコノミスト、ビル・エモット氏の投稿記事を拝見しましたが、私も彼の言う通り、金融政策や経済政策などを踏まえて国家の将来ビジョンを責任を持って語るのは官僚であり、政治家だと思います。しかしながら、政策の実行スピードが米国などに比べてかなり遅かったために、平成の幕開けからデフレ経済も30年近く続いてきました。今後、1100兆円強の国の借金は増え続け、労働力人口も減り続けると、誰が責任を持って返済するのかとなるわけです。今回、年金の話をしてみたいと思いましたが止めました。毎年、国の徴収する年金は、先取りで目前の支払いに回して、将来の原資に充てる積み立て方式の考えではないのです。各民間企業は国の財政が厳しいのが分かりますので、長期視点で内部留保を厚くして非常時に供えようと努力しているのです。個人の金融資産も国民の節約で年々増えていますので、国の借金と比較して、今すぐ国家が破綻することは無いのですが、私どもはあまりに国家の経営が杜撰だと感じるわけです。愚痴を言っても仕方ありませんので、これからも、これまで以上に業績向上を目指して邁進したいと思います。

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