2019年1月17日木曜日

景色

昨日、横綱稀勢の里関の引退会見を拝見しました。会見の中で印象に残ったのは、横綱という立場の重圧に苦労しみ耐えたこと、しかし一方では、「大関と横綱では見える風景が違った」という貴重な経験を得たというような内容だったと思います。企業においても同じことが言えます。立場が変われば普通は見える景色が変わります。しかし、現実は同じ景色ばかりに満足している人もいます。敢えて視野を広げたり、無理に考える必要がないと思う人もいるからです。同じ立場でも、新しい景色は様々な場所に自分の身を運ばなければ見えてきません。自分の視野を変えるには、人から言われなくでも積極的に景色が変わる場所に足を運んで、謙虚に学ぶという姿勢が無ければ無理だと思います。稀勢の里関は横綱としての景色を見続けたかったのでしょうが、自分自身で横綱の地位はもう無理だと判断したのでしょう。企業社会でも同じことが言えるようです。

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