2019年2月6日水曜日

仕事

かつて学生時代にアルバイトで外資系の会社でコンピュータの端末を作っている仕事を1年間したことがあります。日当が高かったから希望したのですが、明けても暮れても毎日、工場の生産ラインで端末を組み立てるのです。社員の方も大勢いましたが、当時は景気も良かったので大きな会社に就職して安心されていました。当の私は、もし正社員であってもこんな仕事で一生を終わりたくないと、アルバイトながらに思いました。その後どうなったか想像はつきますが、工場は閉鎖、そしてリストラです。人手のかかるラインは円高で、いずれ海外へ移転すると後の時代になってみれば予想が的中します。何を言いたいかと申しますと、毎日の仕事が面白くて、「三度の飯より好き」と思えるくらいの遣り甲斐がないと長続きしないと思うのです。その後、私は超アナログの会社へ社員として就職しましたが、アルバイト当時の工場の生産ラインは給料は良くても私の性格には向きませんでした。人がロボットのように仕事をしていれば、いずれ合理化されていくのは当然です。共同作業と言えども、それぞれが積み重ねられた専門的技術でパフォーマンスを出していかないと、ライバルに追い越されて遂には淘汰されます。時代の先を常に予想することが大切であることを過去の経験で学びました。超アナログの元の会社は40年経った今でも堅実に成長しています。

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