2019年5月31日金曜日

検証

今回、川崎で起きた児童殺傷事件はとても悲しい出来事でした。そのほかにも様々な事故や事件が日常的に発生しているので事件を振り返る余裕も無いくらいですが、被害者の悲しみを考えると、何か対策を考えねばならないと思います。何故このような悲惨な事件が起きるのか、また二度とこのような惨事を起こさないためにも、国民的な議論も交えて何度も検証する必要があると感じます。今回は被害者の死亡とともに加害者も自殺を図り死亡してしまったので、事件に至るまでの真相というものは掴めきれない面はあると思いますが、日本社会の今の現状の一部と捉えて、子どもが成人するまでの過程に対して現実的な対策を講じるべきではないでしょうか。たまたま今回の悲惨な事件が起きたからマスコミも大騒ぎをしていますが、地域社会との人間関係や経済的な格差も含めて、社会問題として専門家間で適切な議論がなされることを希望します。

2019年5月30日木曜日

可能性

「隣の芝生は青い」何でも他人のものはよく見えるものです。会社も外部からはよく見られても内部ではそう思わないことがあります。だから、少しでも外部の評価に近づけるように努力しなければなりません。恋愛しても結婚して一緒に生活しなければ本当の姿は分からないのと同じです。その意味で合併したり資本提携したりして、お互いに実態を見極めて改善すべき箇所を見つけ、改革することで会社は生まれ変わる可能性はあります。自分自身に厳しくして健康の改善を図るのは、医師から病気の深刻さを宣告されるからです。普通に生活していれば自分自身の生活を変えようとは思いません。会社も倒産の危機にならなければ、改革にもなかなか必至になれないものです。常に危機感を持って会社経営をしなければ、ゆでガエル症候群になりがちな会社は多いと思います。弊社もこの40年間は、伸び悩みの20年間より、バブル崩壊、ネットバブル崩壊、リーマンショックを経験した後半の20年間が著しく会社として成長しました。言うまでも無く、その時点ごとに努力と責任感と苦労があったからだと思います。不況は人を犠牲にもしますが、立ち上がることにより必ず人を育てます。可能性を信じてこれからも進みたいと思います。

2019年5月29日水曜日

工事

おっとりしたゼネコン担当者、せかせかした工務店の若社長、黙々と仕事をする高齢の大工さん、先日我が家の改装工事でお世話になった方たちのキャラクターです。三人三様でそれぞれご性格は違いますが、お互いに相手の立場を尊重しているから仕事でトラブルが起きても何とか問題を収束するのだと時々現場を拝見しながら感じた次第です。足掛け3週間、荷物を各部屋に工事予定に合わせて移動しながらのリフォーム工事でしたが、片付けも含めて工事屋さんたちの親切な対応には感謝せざるを得ませんでした。ご近所にご迷惑を掛けながらも、先日、漸く無事に工事が完了しました。毎日、工事屋さんに差し入れする物の買い出しは、日中は仕事で自宅を留守にしている私の最小限の役目でした。施主と請負業者、双方にスムーズな関係が出来て本当に良かったと思います。

2019年5月28日火曜日

感動

先日、今年入社した新入社員8名から下記のような思い掛けないメールを受け取りました。 弊社は部下とのランチミーティングを定期的に行うよう指示していますが、まさかの例を今回はご披露させて頂きます。

 (以下、原文のまま)
 ○○社長 お疲れ様です、新入社員のXXです。 ○○社長と新人8名でのランチミーディングの 機会をいただきたく、連絡させていただきました。 配属先が決まる時期が迫り、 新人全員が本社で集まれる時間が短くなって参りました。 つきましては、新人全員が本社にいる間に、 社長とお話しできる機会をいただければと思っております。 来週の火曜日と木曜日のどちらか、 お昼のご都合は如何でしょうか。 お忙しいところお手数おかけしますが、 返信いただければ幸いです。 新人一同、社長とお話しできる機会を楽しみにしております。 以上です、宜しくお願い致します。

 (そして本日、新入社員とのランチミーティングを実施致しましたが、以下は早速のお礼のメールが来ました)

 (以下、原文のまま) 
 ○○社長 お疲れ様です、新入社員のXXです。 本日はお忙しい中、 お話をする時間を作っていただいた上、 ご馳走になり、ありがとうございました。 コシがあって食べ応えがあり、 最高に美味しかったです! 社長のお言葉をいただき、 新人一同、さらにやる気に満ち溢れております。 "まず3年"、自分たちの持ってるものが 光り輝くよう、日々努力して参ります。 以上です、本日は誠にありがとうございました。

 (本当に感動した今日の出来事でした)

 以上

2019年5月27日月曜日

選択

人生において岐路の選択に悩むことは多々あります。私も経営者として様々な局面で決断をしてきましたが、今になっては反省することばかりです。概して慎重さが足りないことが多いようです。個人的にも家内からいつも貧乏性だと言われますが、質素さに慣れて、生来、贅沢な生活が出来ないタイプなのではないかと思います。しかし、行動はやや大胆なところもあり、高額の買い物は即座に決めたりしますが、大した金額ではない小さな買い物にも迷う事もあります。会社経営でも、大胆な借金や投資は何度も経験してきましたが、小さな投資は面倒というかあまり得意ではないようです。人材の採用においても、人物を奥まで見ずに、即座に決めてしまったり、虻蜂を狙って両方とも得られなくて失敗した経験は多々あります。反省の上に立って、現在は即座に実行しないで、後で後悔しないよう慎重に物事を考えるように少しはなりました。「虻蜂取らず」という格言は、ビジネス上で念頭に置いておく大事な行動の指針かも知れません。

2019年5月25日土曜日

私は人との縁を祖父母から教えられ大切にしてきました。当たり前のことですが、人との縁は生きていく上で最も必要なものです。今日も素晴らしい縁に巡り合いました。沖縄と中国の二つの国を故郷に持つ佐藤さんという方にたまたま講演の後に初対面でお会いしました。祖父母も父母も戦争によって大変な苦労をなされ、ご本人も高校生の頃に中国から帰国して言葉の苦労が絶えなかったそうです。しかし中国語の能力を活かして、その後の人生を大きく変えられた素晴らしい方でした。50分の講演を聴いただけで、山崎豊子の「大地の子」を連想しました。ご本人の人生は、間違いなく小説やドラマにもなるように感じられました。初めて参加したイベントでしたが、新たな人との縁ができて参加して本当に良かったと思いますし、この方の講演を聴けたことが更に満足感を得ました。内心、良い思い出ができた今回の沖縄訪問でした。

ウチナー

同じ九州でありながら、沖縄の事については恥ずかしながら知らない事が多かったのです。首里城の歴代の王の名前には尚という文字が付いている事、江戸時代の三代将軍家光の時代から、王が変わるたびに薩摩藩と一緒に江戸へ出向き幕府へ拝礼していた事、琉球国は鎖国の日本にはないくらい、外交で新しい文化や技術を取り入れる精神に満ちていた事など、14世紀から16世紀にかけての繁栄は恥ずかしながらあまり知りませんでした。私が知っているのは、日本の指導者による過ちで沖縄の人の4人に1人が沖縄戦の犠牲になった事くらいでしょうか。沖縄戦は主力の日本軍が引き揚げて、残った多くの少年少女を含む住民を巻き込んだ悲惨な戦争でしたので、私も子ども時代に学びました。現上皇、上皇后が鎮魂の思いで11回も訪れたのが沖縄です。タイトルのウチナーは、ご承知の通り沖縄県で沖縄の事を言いますし、鹿児島県以上の事を本土と言います。沖縄の人は本当に謙虚ですね。

2019年5月22日水曜日

若者

最近は若者の起業が減っているという話はありますが、昨日は29歳でスイスのチューリッヒでビジネスをしている青年の話を聴く機会がありました。日本でも注目されているブロックチェーンを利用したプロジェクトの紹介でした。スイスはプライベートバンクの多い国ですが、小口金融取引に暗号通貨(仮想通貨)が使われて、ブロックチェーンの技術でも世界の先端を進んでいるようです。日本では暗号通貨への理解が浅いためにブロックチェーンのような最新技術も中々広がらないようです。技術の話はさて置いて、彼が私と同郷であることを知り、初対面ながら親しくなりました。高専で電機・電子を学び、国立大学で数学科に進み、就職もしないでベンチャーを起こして、4年間渋谷でITのアルバイトをしながらお金を蓄え、今年2月にスイスに乗り込んだようです。一緒に連れて行った彼女が妊娠したために一時帰国したため、今回の出会いとなったわけです。地方にもこんなユニークな青年がいたことを我が事ながら嬉しく思った次第です。諦めず頑張ってほしいと思います。

2019年5月21日火曜日

我慢

早朝からの暴風雨は久しぶりでした。出掛けに家内から今日の運勢は一番だと言われて出社しましたが、風雨は昼になっても収まらず、本日は社内で黙々と仕事をしていました。午後になっても窓の外の状況は変わらないのが、水しぶきを上げて高速を走り抜ける車で分かりました。昼過ぎしばらくして、机の後ろで水滴が落ちる音が規則的に聞こえてきました。よく見ると窓際で雨漏りがしていましたので、急遽、ビル管理室に連絡して来てもらいました。止まらない雨漏りも様子見ということで担当者の方は引き揚げましたが、数時間経つと徐々に天候も回復して雨漏りも止まりました。日中は大変な騒ぎでしたが、「待てば海路の日和あり」で16時過ぎには何事もなかった如く、外の状況も静かになりました。何事にも通じますが、状況が変わるまで我慢することが大事です。

2019年5月20日月曜日

散歩

自宅が工事中のため、土曜日に次女のマンションを2年ぶりに訪れました。夕刻、駅を降りて通りを歩くとやはり静かな街の中にも都会的な雰囲気を感じました。夕食をと以前に入った蕎麦屋さんを覗くと満席で無理なようなので、すぐ隣の初めてのイタリアンレストランは空席もあったのでそのお店にしました。ピザ窯がお店の中央にあり、焼き立てを食べさせてくれるお店のようです。入り口には薪が積んでありましたが、こんな都会にどこから運んでくるのだろうとふと思いました。夕食が済んで早速、娘のマンションへ。2年前に引越ししてから久しぶりの訪問でしたが、途中の同じようなマンションが林立したような場所なので1人ならちょっと迷ったかも知れませんでした。貴重面な娘なので相変わらず部屋は整理整頓されて綺麗に使っていました。ワンルームなので本来3人が泊まるスペースは無いのですが、硫黄の香りの入浴剤で温泉気分も味わしてくれてましたし、何とか一夜を明かしました。翌日の朝食は初めて皆でモーニングコーヒーのお店で済ませました。夕食も朝食も外食したのは久しぶりでしたが、娘も修学旅行のような気分で楽しかったようです。朝食後は娘と駅のホームで別れました。帰途に家内と久しぶりにデパートへ寄りましたが、目的地の売り場はかなり空いており、だからなのかお店の対応も良く、客としての満足感がありました。私たちとしても久しぶりの散歩コースでした。

2019年5月17日金曜日

総会

5月は様々な総会シーズンです。でも総会があるから年度の始まりがあり、今年も頑張ろうという気持ちになります。しかし、日本は将来の課題が山積していますので、相当頑張らなければ今後の前途多難な時代を乗り越えられないかも知れません。多難でも暗い話と捉えずに、徳川家康の遺訓にありますように、「人生は重き荷を負うて遠き道を行くが如し」と割り切れば楽しくもなると思うのです。頑張るからこそ、働き甲斐も生き甲斐も感じられるのです。「楽は苦の種、苦は楽の種」と言いますが、私も経験上そのように思います。「暗いと不平を言うより進んで灯りを点けましょう」と一緒に肯定的に行動すれば、きっと世の中は明るくなるはずです。長時間の総会の中で上記のような思いを抱きました。

2019年5月16日木曜日

新薬

数日前、「白血病薬3349万円 保険適用 中医協、キムリア承認」というニュースに注目しました。かつて不治の病と言われた白血病の治癒率向上に寄与するい新薬の登場に驚いたわけです。実は親戚が今年3月に白血病で亡くなったからです。40年前には私の父も骨髄性白血病でこの世を去りました。急速な医学の進歩で多くの患者の為にも免疫ガンの病が根絶されることを望むばかりです。先日、たまたま新聞のコラムで17年前に私が手術で執刀を受けたお医者さんの名前を発見しました。当初、手術前には腫瘍の一種だと言われていましたが、結果的に脂肪の塊を取るだけの処置でしたが、入院した病院もガン専門だったので当時はやや精神的にも落ち込みました。あれから17年も経ちましたが、近く当時手術でお世話になったお医者さんを御礼の意味で訪問する事にしました。私自身、何度も入院してきた過去があるので健康の有難さは身に染みて感じている次第です。

2019年5月15日水曜日

故郷

日本国内でも毎年のように世界遺産登録のニュースが流れますが、昨年は我が故郷、天草と海を挟んだ長崎が世界文化遺産の登録として名を馳せました。今では天草と言えば知られる地方となりましたが、私が上京した当時は全く知名度も無く、周囲にも恥ずかしくて熊本県で、その先の話は止(や)めていました。関東における天草出身者の歴史は119年とか言われており、先駆者の方は大正時代に遡るようです。かつては上京に昼夜4日間も掛かったと言われていた程の距離ですが、現在は半日あれば故郷にたどり着くことが可能となりました。ちなみに私の時代は急行列車で1昼夜21時間強乗りっぱなしで2日掛かりで上京していました。後に寝台特急列車で乗車時間は16時間と少しは早くなりましたが、それでも1昼夜はたどり着くのに掛かりました。かつては天草出身者は大体、北九州や関西へ働きに行く方が大半で、関東までは遠すぎて足を伸ばす人は圧倒的に少なかったようです。お陰様で現在は地方との往来が大変便利になり、上京してくる人も増えましたし、故郷の知名度も漸く上がってきました。感謝、感激です。

2019年5月14日火曜日

環境

会社も社員もお客様によって成長していることを最近特に感じます。自分の子どもも年齢とともに親の知らぬ間に成長しているのと似ています。何度かブログに書いたことがありますが、「親」という字は木の上に立って見る、と書きます。親が手取り足取り指示したり、口出しすると子どもや社員の自主性も育まれないものです。しかし、「ほったらかし」は子育てでも、社員教育という点においても最悪です。今日も、電車の中で隣に座った若い女性がまつげや唇の化粧をしているのを見て、この女性はどんな家庭環境で育ったのだろうと正直ゾッとした次第です。何が良識かは中々判別できぬくい世の中ですが、周囲に「みっともない」という羞恥心を持つ子どもに親は躾けるべきだと思います。お客様に信頼され、認められるまでには相当な時間がかかりますが、一朝一夕では人は育たないということです。人は苦労しなければ育たないことが良く分かります。親の背中を見て育つと言いますが、社員も上司を見て育ちます。素晴らしい会社になるかどうかは会社の人的環境次第かと考えます。

2019年5月13日月曜日

ビフォーアフター

現在、30年ぶりに全面的な模様替え工事中の実施中ですが、思い切って断捨離もしています。八ミリカメラなどは既に処分しましたが、今回は八ミリ映写機、編集機、照明機など今回の処分候補としました。過去の八ミリフィルム、カメラのネガも大量にあるので、個人情報を考えて順番に処分する予定です。若い頃はデジタル機器がなかったので、フィルム撮影時代の道具は所狭しと生活空間を埋めていました。住みながらの工事なので各部屋への荷物の移動が大変ですが、日に日に変わるビフォーアフターが楽しみです。昨今、高齢者世帯が増えているので職人さんは工事の掛け持ちで大忙しのようです。年末や期末の多忙期や暑い夏を避けて今回の時期を工事期間に選んだのは双方にとっても良かったのではないかと思います。中にはスケルトン方式で屋内設計まで変えて新築同様に全面的に工事する人もいますし、御家庭によって色々です。30年間も住み続けると住民の状況が大きく様変わりする事が良くわかります。

2019年5月10日金曜日

変化

漸く日本の大企業も古い慣習の終身雇用を止めて、新卒者までも通年採用へ切り替える時代となり、かつての就社の時代は完全に終わりました。今後、日本に変化をもたらし、成長を促すような人材の流動化が大企業を中心に活発化することを期待します。日本経済の活性化にはもっとスピーディな人材の流動化が必要だと思います。「寄らば大樹の陰」と言われた大きな会社で安定志向にて定年まで過ごす時代は完全に終わりました。老木になって倒れる前に間伐材を取り除けば、大木(たいぼく)も生き延びる可能性はありますが、大企業の場合には多大な人的犠牲を伴います。しかし苦しい時でも人材は適材適所で極力活かす努力をすべきです。産業界も各々の企業も、時代の劇的変化に苦しむか、または来るべき変化の時代を千載一遇で絶好のチャンス到来と考えるか、その分岐点となる日は近いでしょう。企業も自社の強みと独自の特色を持たなければ、これからは人材確保も難しい時代です。弊社も常に危機感を持って事業経営を進めて参りたいと考えています。

2019年5月9日木曜日

育児

弊社には育児休業で休んでいる社員の方が、時々子どもを連れて出社して来ることがあります。中には3人目の子どもを育てている社員もいますが、未婚率の上昇と少子化の時代にも拘らず、頑張っている姿がとても素晴らしいなと思います。他にも3人の子どもを育てている社員はいますが、子ども0人〜3人では成人まで育て上げる費用もエネルギーもだいぶ違います。個人的な考えですが、所得制限を設けて、3人目以上の子どもの育児費用は国費で賄うようにすればいいのではと思ったりします。子ども1人大学を出すまでの費用は家一軒くらい掛かると言われますが、近代社会において家庭で1人の子どもでも成人まで育て上げるのは並大抵の事ではありません。国の将来を担う人材だと考えれば、費用を国費で賄う制度があっても左程異議はないと思われます。少子高齢化時代を見据えて、2.30年後を視野に入れた予算編成が議論されれば幸いです。

2019年5月8日水曜日

日記

今年4月の中旬から日記を始めましたが、果たして何日続くかと思いきや、慣れたせいなのか数分で書いてしまいます。起きて直ぐに頭が冴えている時に書いていますが、昨日の事を振り返る意味でも日記を付けるのはボケ防止にも良いと思います。一時期は手帳に毎日の出来事を書いていましたが長続きしませんでした。兎に角、手書きの文章は読み辛いものです。母親の唯一の遺産としてノートに綴った日記を保管していますが、手書きの文章なので未だに読んでいません。しかし、最近は手書きの文字を書く機会が少ないので、たまには書くのも必要な事だと感じています。ブログの投稿年数も足掛け11年で3500件を超えましたが、人に読めないような乱筆、雑文の機会が少なくなった事だけでも、ブログというツールの存在を大変有り難いと思っています。

2019年5月7日火曜日

連休明け

11日振りに出勤の途に着きました。このような長期の休暇は初めて経験で、正直、休暇の過ごし方に慣れていない自分としては毎日が単に過ぎ去るばかりで、あまり充実した日々とはなりませんでした。しかし、何はともあれ大きな事故も無くて、無事に連休が明けたことは幸いだったと思います。令和の時代がどのような時代になるかは予測がつきませんが、南米のベネズエラ、アフリカのリビア、南アフリカなどの政情不安を考えると、かつての冷戦が再び起きかねないか多少心配の念もあります。話は変わりますが、国は為政者によって政治の混乱も招きますが、国王制度の存在する国は比較的国情が安定しているような気がいたします。日本も天皇制が存在するので、ある意味、庶民の尊敬の的が象徴天皇に集約される国でもあります。他国でも国王の存在する国ならば、政治と一線を画して庶民の声を尊重する国家的風土があります。国と国の対立は為政者同士では過去の遺恨で解決できない問題が多々あります。それを超越した世界的な平和友好を基にした国家間の関係は大変重要だと思います。その意味でも、戦後の日本の天皇制は世界との関係においても大変意義のある制度だと考えます。