2020年2月28日金曜日

責任感

責任感と言っても人それぞれ重みの内容が違います。かつて私も大きな会社にいた頃は、当たり前ですが給料をもらっている以上、自分の仕事に対して責任感を強く抱いていました。しかし会社を経営していると、これも当たり前ですが社員を抱えている会社に対する責任感を感じるわけです。大企業は業績が悪化した時に、業績回復のために経営トップは自らの責任でリストラを実行することがありますが、資本主義経済の中で株主の期待も含め、企業を存続させるためには不可避な手段かもしれません。しかし、それはそれまでの信用と豊富な蓄積があるから可能なのです。一方、中小企業は大企業ほどの信用と蓄積はないのでリストラは困難です。最終的に頼れるのは経営である自分の判断力次第となるわけです。簡単に言いますが、経営者の判断力には全社員の雇用を守るという大きな責任が伴います。苦境に際しても、いざという時に万難を排して皆が結束できるかが勝負だと思います。日本ラグビーの「ワンチーム」のように、衆知を結集して、これからも困難を乗り切っていきたいと思います。

2020年2月27日木曜日

しがらみ(柵)

会社経営していると実に様々な「しがらみ」に関与する機会が多々存在します。しかし中には、最初から取捨選択し、なるべくしがらみを持たないようにしている方もいます。しがらみは作ればきりがありませんから、自分自身が今後お付き合いを長期的に続けていく覚悟があるかどうかで判断すればよいと思います。しかし、一度作ったしがらみを途中で絶つことは気分的にも良いものではありません。私自身も様々なしがらみを作ってきましたが、自社の事業に結びつくようなしがらみなど殆どなかったと言っても過言ではありません。寧ろ、事業における様々な情報を有料で取得すると考えれば目的は明確ですし、しがらみを継続する意味はあります。経営者は1年365日の限られた時間を如何に有効に使うかが、会社経営における重要なポイントとなります。決してプラスにならないしがらみはないと思いますが、お金の使い方と同様に、時間の使い方次第でビジネス界での勝負が決まるのも事実です。しがらみはある時期になれば少しずつ整理するのも、これからの自分自身にとって必要なことではないでしょうか。

2020年2月26日水曜日

働く

現在、21年卒業予定の学生さんの面接を行っています。今日も中国の留学生さんとスカイプ面接をしていて、自分の将来を自由に切り拓こうと考えている姿勢に、思わず自分自身の70年代の頃のことが脳裡に映し出されました。中国大陸も日本と違って国土が広いのでいつも出身地域を聴くのですが、文化も習慣も言葉も違う異国の地で単身働こうという意思にはとても感心します。確かに今はネットの時代なので、家族との対話も動画配信で可能です。寂しさという点ではかつてと比較にならないと思いますが、彼らの異国へ出ていく勇気は母国でどのようにして育まれているのだろうかと思う次第です。私自身も若い頃は、海外に留学して海外で働くことに憧れていましたが、実家の都合もあり、留学どころか実家を離れることさえ難しく、反対を押し切って上京しても、その後なかなか自由も利かなかったものです。人生は紆余曲折で「人間万事塞翁が馬」ですが、色々チャレンジする機会は若い頃しかないので、是非彼らの将来に期待したいと思 いますし、会社としても彼らに少しでも手助けすができれば幸いだと思います。「Boys be ambitious」ではなく「Youth, have a dream」でしょうか。

2020年2月25日火曜日

認識レベル

今回の新型コロナウイルス感染騒ぎでも、専門家による認識レベルが極端に違うことを改めて感じさせられました。日本は動物による感染症防止はこれまで幾度も経験してきましたが、人による感染症防止にはかなり不慣れであることが今回は判明しました。我が家でも、このような時に比較的呑気な性格の私に対して、家内は必要以上に心配性で用心深いところがあります。「やっていればよかった」「やらなければよかった」という事前の判断がとても重要であることを、我が家の夫婦間でよく話題になります。責任ある立場にいれば尚更、事前の判断は特に慎重であるべきです。三連休は、アフガンで尊い命を奪われた中村哲医師の足跡記録、二・二六事件の新たな真実、再現ドラマですが、昨夜の吉田元首相時代の史実など、日本の歴史も人間の認識レベルの差によって変わってくることが理解できます。「想定内」「想定外」という言葉が様々な場面で用いられますが、想定を深めて慎重に事に当たることが如何に大切であるかを、いつも何か事件が起きるたびに感じさせられます。「備えあれば患いなし」とはいうものの、人は何か起きて初めて、今後は過ちを犯さないように用心を重ねるものです。しかし認識の違いは人それぞれですので、過ちを犯す人は繰り返すのです。性(さが)なのでしょうね。周囲に、またはリーダーに望ましい判断を下す人がどこの世界でも必要のようです。認識レベルが違っても、多少うるさい人をなるべく排除しないことが大切だと思います。

2020年2月21日金曜日

地方創生

地方に若者が減り、過疎化が止まらないことは既に周知されています。しかし、その課題を如何に解消するかは政治の問題だと思いますが、過疎化という現状の食い止めはここまでくると容易くはないように感じます。大きな決断になりますが、解決方法の一つとして考えられるのは、ICTをうまく活用して様々な産業にインセンティブを与え、資金と共に労働人口を地方へ分散させることではないでしょうか。これだけインターネットが国土の隅々まで普及した現在ならば、アイデア次第で日本の狭い国土をもっと有効に活用ができると思うのです。私は何年も前から時々テレビで「小さな村の物語 イタリア」を観ていますが、日本もイタリアのような地方を目指すべきではないでしょうか。財政的には豊かでなくても、日々の生活ができて、国民が生きていて幸せであれば良いと思うのです。日本全国の地方をどのように活性化させるか、長期的な課題解決には次世代通信網をフルに活用すれば、望ましい未来の国土の姿が実現可能ではないかと考えます。人・物・金を一体に長期戦略を立てなければ地方創生は掛け声だけで国土の変革は難しいと思います。

2020年2月20日木曜日

変化の兆し

近年、私たちの仕事の仕組みが徐々に変化してきているように思います。かつては大手メーカーの下請けが中心でしたが、最近は自主ビジネスが段々と増えてきています。一つには自社製品の開発を通して、各種展示会へ出展するようになり、直接のお客様からの声を聴く機会が増えるとともに、自社ブランドのアピールが可能となりました。このような業態変化が起きるとは従来は考えもつきませんでした。きっかけはリーマンショックによる不況を経験したことに依ります。従来の下請け構造では、不況になると外注業者は一方的に契約を打ち切られていました。つまり市場の需要と供給における調整弁として我々は使われていました。不況時に、やはり自立しなければ将来はないと思った次第です。試行錯誤するうちに自社の進み方が徐々に見えてきたのです。未だに業界は旧態依然とした元請け・下請け構造が普通ですが、弊社は少なからず独自の路線を進みつつあります。仕事には遣り甲斐と働き甲斐がなければ、従業員の笑顔も生まれないものです。これから先も狭い範囲でも独自路線を貫くことができれば幸いです。自ら市場の変化に気付き、進むべき道を、自らの手で開拓し、自社で軌道修正していく企業でありたいと考えます。

2020年2月19日水曜日

人事

会社経営は政治と同じだと時々思ったりします。会社組織を内閣だと考えれば、内閣の布陣が国の命運も決めるし、経営陣が会社の運命を決めるとも言えます。社長は総理大臣でしょうし、役員メンバーは各閣僚となります。会社経営も政治も実務を理解していなければ適切な判断も指示もできません。会社経営において役員人事が重要なことと、政治において閣僚人事が重要なことは同じだと思います。役員は社員のために、大臣は国民のために働かなければならない使命があります。残念ながら、そのように思われないような事象を目にすると、誤った人事だと思わざるを得ません。いつも犠牲になるのは雇用されている社員や生活者である国民です。トップリーダーの人事権は、慎重の上にも慎重を重ねなければならないというのが、これまでの私自身の経験から言えることです。「いわしは頭から腐る」と言われます。呉々も何度も反復学習して、極力過ちをしないよう注意したいものです。

2020年2月18日火曜日

人材育成

先日亡くなられた野村監督が人材育成は「見つける」「育てる」「生かす」と話していましたが、最も集約されたポイントだと思いました。企業でも採用で人材を「見つけ」て、職場で「育て」て、「生かす」ために、現状よりハードルを上げてやらなければ、向上心のある人は現状維持では仕事に対するモチベーションが下がるので、新たなチャレンジで躍進を目指して他へ転戦します。三つとも人材育成として難しいことは野村監督も話していました。それができる球団や企業が勝利を収めることに繋がるわけです。企業も折角、採用した人材は大切にし、成長時に辞めさせないよう、一人一人戦略を立てて人材育成をしなければなりません。やめる人は現状に満足しないからでしょうが、常日頃から様子を観察し、対話をすることで相手が何を考えているかを把握し、成長を目指して共に育ちあう環境を企業内につくることだろうと思います。「言うは易く行うは難し」ですが、少子化で採用することの大変さを現場も真剣に考えて、大切な人材を留める更なる努力と工夫が必要です。私自身のこれまでの経験から考えたことです。

2020年2月17日月曜日

お金の使い方

現在、ボランティアでいくつかの要職をさせて頂いていますが、会合に参加して勉強になるのは周囲の方々から学べる人間性です。やはり役員などに選ばれる人たちは、どこかしら人に尽くすという気持ちを常に持ち合わせているのです。お金は「頭と心と人」に使うように家内からいつも執拗に言われますが、私自身も未だに不足している面があります。若い頃は日々の生活が最優先で仕方がないのですが、熟年になってから多少生活のゆとりができたら、自分のためだけでなく、世の中の人のために少しでも役立つお金を使うべきだと自分の事として考えるわけです。私の周囲の方を拝見していますと、私には中々できない気前の良さを皆さん持ち合わせているのです。皆さん自己顕示欲も多少強いのでしょうが、私自身は貧乏性なのか気前の良さという点で大先輩の皆さんに負けてしまいます。しかし、先輩方の生きざまを時々直に観察できるだけでも大変勉強になります。家内からも「ケチではなく、貧乏性」だと言われます。幼少時の環境が影響したのか、なかなか治らない癖のようです。

2020年2月14日金曜日

積み重ね

世の中、こんなに変わったのかと思うことは多々ありますが、私自身40代前後の頃は毎晩のように3次会で夜12時過ぎまでお客様とお付き合いしていました。今考えると何という無駄をしていたのかと思いますが、当時はそのような接待が普通に行われていました。今は同年配の方々とは大体一次会で終わることがほとんどです。それだけ年齢とともにエネルギーが無くなった証拠でもありますが、肉体的にも大変楽なお付き合いになりました。その分、夜の繁華街もお店が絶えたことでしょうが、当時は帰宅時に深夜のタクシーを捕まえることも大変なほど繁華街はどこも賑わっていたようです。若い頃は妻子ともに夜は早く休んで、深夜に亭主が帰宅するのは普通でしたが、今は妻から「今日の帰宅は何時?」と聴かれる毎日です。「亭主元気で留守がいい」と諦められるより、高齢だから毎日心配してくれるだけでも良しとするしかありません。考えてみると20代の頃から深夜まで会社や外で仕事をしていたようです。休日もなく働いていましたが、本当に体調不良もなく、毎日元気だったように記憶しています。今日あるのも過去の積み重ねのように思います。何故、今日はくだらない話をしたかと申しますと、テーマがなく困っていたところ、日経BP総研から届いた雑誌の表紙(スナック未来)をたまたま拝見したからです。

2020年2月13日木曜日

マスク不足

最近、店頭でマスクが極端に不足しているようです。おそらく、マスコミの報道による新型コロナウイルス感染への不安感が国民の間に蔓延しているからだと思われます。インフルエンザや花粉症の予防によるマスクの着用であれば例年通りの事ですが、今年に入ってからのマスク不足は異常とも感じます。かつてのオイルショック時にも、洗剤やトイレットペーパーの買い占めが起きて、品物が店頭から姿を消してしまうことがありましたが、今回も同様なことだと思われます。おかしな話ですが、洗剤でもトイレットペーパーでも家庭で一日に使う量は決まっているのに、品物が無くなるからと多くの人が買い占めてしまう結果、需要と供給が隔たり過ぎて品不足となるのです。オイルショック時も買い占めはテレビの影響でしたし、今回のマスク不足もテレビの影響による国民の不安が買い占めを起こしたものと考えます。手洗いやうがいは日常でも必要なことですが、あまりに報道が行き過ぎると今回のような事態になるわけです。視聴者である我々も、報道に対してもう少し冷静になるべきだと思う次第です。

2020年2月12日水曜日

幸福度

韓国映画「パラサイト 半地下の家族」を是非とも拝見せねばと思っていますが、行き過ぎた資本主義経済の光と影に焦点を当てた作品のようです。是枝監督の「貧乏家族」という作品も脚光を浴びましたが、社会の中には極限の生活を送っている方が日本国内にも少なからず存在するのです。国の在り方の問題ですが、貧富の格差があまりに大きいと犯罪や自殺も増える要因となります。諸外国に比べれば日本はまだましだという意見もありますが、幸福な国家をつくるのも政治の役目だと思うわけです。日本は右寄りの政治家が強いですが、サンダースのような左寄りの政治家が若い米国民に慕われているのも、中道のバランスが取れた政権を一般庶民は望んでいるからです。米国の大統領選挙の行方は分かりませんが、日本の政治も将来の若者に期待を持たせるような政策を進めてほしいものです。成熟した日本がこれから未来に向けてどのような国を目指すかを、もっと真剣に議論する場があってもいいと考えます。国民の幸福度を少子高齢化時代の中で、政策上如何に高めるかが日本人にとってもっとも重要な事ではないかと思います。国民世論ももっと多角的な方向から調査し、政治が適切な施策を考えるべきではないでしょうか。日本人は諸外国の直接選挙のように、もっと政治に関心を強く持つべきだと思います。

2020年2月10日月曜日

報道

先週だったかと思いますが、たまたま武漢の大学で教鞭をとっている日本人教員の方がインタビューを受けている報道がありました。武漢からの日本への帰国希望者を乗せるチャーター機が4便となりましたが、まだ武漢に留まっている多くの日本人がいると仮定されます。その教員の方は、教育する立場として武漢の学生を放置して帰国するつもりはないと話していました。ただ日本の影響力のある人がなるべく世論を煽動することだけは慎んでほしいと話していました。日本のマスコミも連日連夜、新型ウイルスのニュースを報道のトップにして、国民に不安ばかり煽って、他の問題を議論することが少し疎かになってはいないでしょうか。SARSより深刻になっていることは理解できますが、先の先生のインタビューのように、この事ばかりが強調されるので多少違和感を覚えます。水際でクルーズ船の乗客を足止めしたことは安全上評価できますが、一部の乗客ばかりウイルス検査して、全員検査はしないというのも不思議な気がします。これだけ大騒ぎをしている最中に、残りの乗客を検査もせずに下船させる方が素人感覚的には問題だと思います。報道の在り方として、国はもっと安心感を持たせるような説明を分かり易くすべきではないでしょうか。

2020年2月7日金曜日

経験

ある日の早朝、こっそり午前2時にラジオのスイッチを入れて、ロマンチックコンサートという番組内容の時間帯に、ビンテージ・ポップス「カーペンターズ作品集」が紹介されました。何と言っても1970年前後のミュージックなので青春時代を謳歌していた私たち世代には聴くと感動が蘇るのです。結局、午前5時までいつもの調子で寝床の中で起きてしまうことになったのです。古い世代の方にしか通じないのですが、サイモン&ガーファンクルなど深夜に聴いていたら朝になってしまうほど、当時は素晴らしい曲ばかりが流行していたように記憶しています。それだけ若者にも気持ちにゆとりがあった時代でした。今では言葉にも出せない色んな遊びも経験しました。自由で社会的な縛りも拘束もない時代だったのかもしれません。今の若い方たちは真面目な反面、社交性にやや欠けるところはありますが、もっと自由な環境を与えて上げられれば隠れた才能を引き出すことも可能ではないかと感じています。もっと様々な遊びを経験してほしいですね。

2020年2月6日木曜日

現状認識

寒風吹きすさぶ本日は、某会合のため横浜ランドマークタワーへ来ましたが、眼下に見える晴天の海洋の沖には、連日テレビで報道されている大型クルーズ船が大黒埠頭に停泊しているのが見えました。今朝の報道でも感染者が新たに増えた模様で、中々収束が見込めない中で、乗船されている乗客の皆さんのご心労は相当なものだと思います。会合の冒頭では会長から地球温暖化の話題が出ましたが、企業人としても深刻な現状認識を持つ事が重要だという事に出席者全員が納得しました。オーストラリアの山火事では日本の国土の半分くらいが焼失したようですので、平均気温の上昇や異常気象による乾燥地帯が地球のあちこちで散見される状況は異常と言えます。新型コロナウイルス感染も深刻ですが、将来的には地球温暖化の問題は更に深刻だと思います。

2020年2月5日水曜日

用心

人間は①病、②事故、➂自然災害には弱いものです。もし出合った場合は、その人の運命と考えるしかないのかもしれませんが、ある程度は気を付けていれば結果が運よく軽く済む確率も少なくありません。しかし、一番ご本人が考えなければならないのは、万が一事象が起きた時の周囲に与える影響だと思います。自分の事が精一杯で、周囲の事まで考える余裕がないのかもしれませんが、その場で少し冷静になれば周囲に対する考えにも及ぶものです。①は生活習慣を整え、自覚症状を見逃さないで、少しでも気になったら医師に相談すべきです。②は被害者となることもありますから、危険が及ばないように普段から用心するしかありません。➂も避けられませんが、これまでの災害を顧みて危険が及ばないような安全な環境に身を置くしかありません。万が一の災難と違って、予想されることはある程度避けることもできます。今回の新型コロナウイルスも、感染者の発見とともに早期に原因を追究して発生源を絶たなければならないと思います。何事も用心あるのみです。

2020年2月4日火曜日

今朝、たまたま朝刊で実業家である出口治明さまのコラムを読んで感じたことは、国の為政者はもっと歴史書を読まなければならないと痛感したことです。特に日米安保をどう考えるかについては、氏に深い洞察力あることを知ることができて良かったです。地政学的に日本をとらえた場合、この国の将来に少なからず懸念を抱いているのは私も同じです。スイスのような国を目指すのも一つですが、今更なかなか難しいでしょう。政治も経済も繋がっているので、バランスを採りながらの為政者による舵取りは難しいですが、どちらの能力が欠けても最後に失策の付けを払わせられるのは国民です。もっと政治の世界でも与野党に関係なく自由な議論ができないと、将来に多くの課題を背負ったこれからの日本が進むべき道を誤りかねないような気がいたします。出口様のように世界の歴史を勉強されきた多くの有識者の声を、もっと政治家は謙虚な姿勢で耳を傾けるべきではないでしょうか。

2020年2月3日月曜日

国策

本日は地方自治体の企業立地セミナーへ参加しました。かつて中央官庁の地方移転や道州制の話題で盛り上がりを見せた事がありました。東京一極集中を是正しようという意気込みで国の動きもありましたが、いつの間にか盛り上がりは自然と消えて、話題も聞こえなくなりました。その後、地方へ税の一部を移すための「ふるさと納税」が施行されましたが、地方経済を段階的に盛り上げるには難しいようです。都道府県の財政にも人口減等で限度があり、やはり町村合併に併せて道州制(いくつかの県を纏める)を導入すべきではなかったかと、今更ながら考える次第です。どうも日本の政策はビジョンと継続性が欠けるように思われます。これからでも遅くはないので、もう一度道州制は必要ないのか、有識者で議論等をしたらどうでしょうか。