2023年10月31日火曜日

日銀の動き

日銀の政策決定会合で長期金利を「上限1%を限度に」から「1%を目途に」という表現に漸く変わったようです。私も素人なので評価できませんが、黒田前日銀総裁による異次元緩和による市場金利の低下が長引き、円安が止められなかったように感じます。外貨決済の企業には軒並み円安による為替差益を齎しましたが、原材料の輸入価格は総じて上昇一方で異常な物価高を招きました。

そろそろ国内金利を上げる方向にならないと円安による物価高は防げないと考えます。政府・日銀の金融政策として難しいかじ取りですが、海外との金利差は少しづつ縮めていかないと日本経済は弱体化します。景気を冷やさないよう為替も徐々に円高に誘導されるのが望ましいと考えます。日本は多くの原材料を輸入していますので購買力をつけるためにも必要です。

先日、全米自動車業界組合が全面ストを行いましたが、経営側は中々妥協しなかったようですが、結果的には組合側が大幅な賃上げに成功したようです。好景気が持続している米国では組合がインフレ対策にストを敢行しましたが、円安に苦しんでいる日本では考えられない現象です。継続的な賃金上げを実現するためにも日本企業は業績をもっと伸ばさなければなりません。

2023年10月30日月曜日

ハロウィーン

 ハロウィーンもバレンタインデーもクリスマスパーティも海外から伝わって来たイベントですが、個人的には意義を理解しがたいものの、これらのイベントも流行することで経済効果は意外に大きいのが現実です。ハロウィーンも昔で言えば地域の運動会でプログラムとして登場する仮装行列みたいなものではないかと考えます。

私自身も田舎者なので人前で目立つことが苦手ですが、逆に目立ちたい人もこの世に多いから芸能界などに憧れる現象も理解できます。人間は誰でも仮想して自分と違う人物を演じたいという欲望があるようです。仮想しないで演じるのはプロの俳優だからできるのでしょうが、素人として芝居を演じるのも楽しい気がします。

人生はその時々の縁とチャンスでどのようにも変化します。自分に合った人生なのか、他に選択肢はなかったのかと考えますと、いくらでも違った人生の可能性はあったと考えます。若い時代に都会に出てきて様々なことに接するから、今更ながらハロウィーンやバレンタインデーにも驚かなくなりました。しかし、地方の感覚からすると異常な文化の受け入れと感じざるを得ない気がいたします。

2023年10月27日金曜日

秋の陽ざし

このところ秋晴れ日和が続いています。昨日は在宅勤務でしたが、朝の日の出のお迎えから、午後はたっぷりの陽ざし、そして夕方は日の入りのお見送りは最高です。ちょっと前まで陽ざしの強さを極力避けていましたが、この頃は陽ざしを浴びることに快適さを感じます。

自宅にいると外出するのが勿体ないほど温かい陽ざしを存分に浴びることができます。洗濯物がパリッと乾くのは勿論ですが、やはり部屋に伸びる陽ざしの度合いはこの時期がベストです。昨日も昼食後に陽ざしを浴びながら昼寝をしましたが快適でした。

我が家は夏と冬は南と北側で寝室を変えていますが、夏は朝陽が当たる方が明るいし、冬は昼間に陽ざしが当たる方が温かいのです。家屋として両方に窓があると風通しも良く室温の調整もできて大変便利です。建物は向きと日当たりが良い方が快適ですし、光熱費の節約にもなります。

日の出の時間も日の入りの時間も夏場と1時間くらい違いますが、この季節は紅葉も美しいし、湿度も低く、陽ざしも快適です。食欲と運動とのバランス、時には読書を愉しみ、絶好の日々を快適に過ごしましょう。今朝7:30頃、遠足の季節なのか小学生たちが、カラフルなボディの大型バス2台でどこへやら出発していました。

回復基調?

政府がNISA等を拡充しようと政策は、国民の金融資産を運用して将来に備えようという事なのですが、 日本経済が成長して株価が上がっていかなければ運用効果は生まれない訳です。7-9月の上場企業の決算が出そろってきましたが、各社の業績はアフターコロナで順調に回復基調なのでしょうか。やはり企業業績を伸ばして賃上げに繋げて人材を確保していくことが経営者としての責務だと考えます。

日本株はまだまだ弱いと考えます。世界市場で外貨を稼ぐための経営手腕を発揮できなければ円安では海外資金を集めることもできないし、日本経済が良くならなければ金利も上がりません。国民の金融資産が増えるには、株価も金利も欧米並みの水準にならなければなりません。日本のサービス業を海外に展開するには変革を厭わない傑出した経営者の登場が必要です。

直近では米国のGAFAMも広告収入が増えて軒並み業績が大幅に伸びているようです。今後、年後半でAI関連が業績向上に寄与するかが注目されるところです。時価総額1兆ドルのエヌビディアの業績が半導体業界全体の先行きを左右するように見えます。EV市場では世界的に販売競争が激化するので世界の自動車業界も今後勢力図が変わっていくことでしょう。



2023年10月26日木曜日

SNSについて

 最近、Facebookに投稿することは殆どありませんが、お友だちの方々の様子を拝見するだけで満足な気持ちになります。このようなSNSがなければ知っている方の近況を知る由もありませんが、毎日投稿されることでお元気な様子がうかがえます。人は年々歳月とともに心身の状態も変わっていきますので、皆さんのお元気そうな近況を知るだけでも満足です。

私自身は日々それほど活動的だと思いませんが、お友だちの方の東奔西走の行動にはいつも感心しています。それぞれの方の過ごし方の違いを知るのも、繋がりを継続できるのもSNSのお蔭です。海外や若い方の間ではFaceboookはあまり使われていないと言われていますが、このツールは長く愛用されて親和性を感じています。

LINEはスピーディなやり取りに大変便利です。LINEWORKSも社内専用で使っていますが、グループウェアやemailとの連携でさらに効率的です。コロナ禍でテレワークが完全に浸透し、働く方にとって最高の仕事環境ではないでしょうか。今後、生成AIが進化してくると更なる連携で便利さが増すものと楽しみにしています。音声通信もコミュニケーションには必須です。





2023年10月25日水曜日

公益資本主義

 原丈人さんの主宰されるワールド・アライアンス・フォーラムが大手町三井ホールで開催され、コロナ禍後久しぶりに参加しました。

多くの参加者が見えていましたが、知らない方が殆どでした。フォーラムは13時にスタートして予定通り18時ジャストに終了しました。

テーマは以前から提唱されている「公益資本主義、日本再興の新機軸〜社会に必要とされるひらめきを社会実装のステージへ〜」というものでした。

各界を代表するパネラーの日本再興への視点は多岐にわたり、大変有意義な内容でした。私自身も今日まで「会社は社会の公器」だという松下幸之助氏の教えを頑なに守ってきて良かったと思います。

2023年10月24日火曜日

GDP世界4位

 おそらく本日夜のニュースになると思いますが、ドイツが日本を2023年の名目GDPで追い抜き、世界4位になるという事です。ドイツの人口は日本の3分の2で約8300万人ですから、一人当たりのGDPでも日本を上回ります。日本は円安が続いており、世界的にみても経済規模が縮小気味だという事です。国家の威信を賭けても、何とか経済成長させなければなりません。

昨日は岸田内閣の所信表明演説が行われましたが、できれば首相自らの声で日本のGDPの現状を国会で力説してほしかったです。日本経済が伸び悩んでいる現状を国民自身も自覚すべきだからです。冷戦終結後、東西ドイツが統一されて33年になります。ドイツのGDPは着実に伸びてきましたが、残念ながら日本のGDPは30年間横這い状態です。

GDPが伸び悩んだ原因は色々と分析されていますが、経済は結果主義なので謙虚に負けを反省して、政府が率先して将来の対策を打つべきです。寧ろドイツやOECD諸国から様々な面で学ぶべきではないかと考えます。日本人として経済が年々衰退していくのは大変残念です。もっとオープンに政治や経済について議論すべきではないでしょうか。


2023年10月23日月曜日

小説を愉しむ

 先日、ラジオ深夜便で作家・故三浦綾子さんの第一秘書をされていたという方のインタビューを聴きました。その方のお話を聴いて、是非とも三浦綾子さんの小説を読みたいという気になりました。書店の文庫本の棚から選んで購入したのが「塩狩峠」新潮文庫です。素晴らしい内容だったので、昨日は「氷点 上・下」を購入しました。

聞きますところ、話題作でドラマにもなったそうですが私の記憶にはございません。寧ろ、ドラマ化されたものを見ない方が小説の想像は膨らみます。ちょっと前に、芥川賞や直木賞それに本屋大賞を受賞した小説を読んだ後に、ドラマ化された同作品を見て自分の想像とだいぶ違ってガッカリしたことがあります。やはり小説を読んだ方が想像は膨らみます。

さて「氷点」ですが、読み始めてこれからの作品の展開が内容的に凄そうな印象を抱きました。ドラマ化されるには格好の作品なのかもしれません。上・下巻ですので、ゆっくり読もうと考えています。若い頃は感受性が乏しかったのか、どちらかというと女流作家の作品はあまり好んで読みませんでしたが、人生経験を経たシニア世代になって漸く読むようになりました。

今朝は石川啄木の短歌について「絶望名言」として意見交換がありましたが、啄木の短歌に表現される気持ちも、この歳になりいくらか理解できるようになりました。短歌や俳句は感性も乏しく才能もないので、人の評論を聴くようにしています。歴史物は兎も角として、現代小説はもっと読んで愉しみたいです。是非、ご紹介ください。


2023年10月20日金曜日

人手不足は止まらない

 最近、シェアリングエコノミーの記事は以前ほど見かけなくなりましたが、これから規制改革の下に経済を動かしていくには、様々な業種業界でシェアリングしていくことが上げられます。運転手が不足している話は良く聞きますので、ライドシェアを推進するため民間人の個人車を活用するなど漸く検討されようとしています。無人タクシーや空飛ぶタクシーを使える環境の整備とか人手不足に対応する方法はいくらでもあります。

駅前のレンタル自転車も一定の利用者が便利に利用しているようです。無人で様々なサービスを受ける業態は自動販売機のように軌道に乗れば広く普及すると思います。今後、人手不足はあらゆる業界で起きるので、限られた人材で如何に人手をかけないで事業や業務を回すかを考えていかなければなりません。人がいなくても経済を回していく時代が来ているのです。これから将来、人手不足は止まりません。

新幹線で車内販売が無くなるのも、宅配業者の運転手に負荷がかかり過ぎているのもに人手不足だからです。ソフトウェアの世界でも技術者不足を補うことも含めて、ノーコード開発が流行るでしょう。ChatGPTという生成AIがどんどん進化していくのも、人に変わる業務をAIがこなしてくれるからです。人口減と人手不足の到来に向けてシェアリングから自動化、無人化へ時代は進むでしょう。

2023年10月19日木曜日

侃々諤々(かんかんがくがく)

 会議では「侃々諤々」の意見交換が大事と思います。株主総会でも「シャンシャン」で終わりたい経営陣ならば役員を寧ろ辞めた方がいいと思うからです。役員が説明責任を逃れようとする姿勢では株主に不満が起きます。その不満に蓋をしようと会社側が事前に妨害する行動は論外で、それでは会社の先行きが危惧されます。私もある大企業の株主総会へ出席して経営陣の態度に驚きましたが、やはりその大会社は地に落ちました。

人間は不味いことがあると隠そうとしますが、隠し続けることは不可能で、後にもっと深刻な事態となります。「鉄は熱いうちに打て」と同じで、早いうちから侃々諤々の議論をしていれば、事態が思わしくなくなっても対策は打てるのです。おかしいことは堂々とおかしいと指摘できる会議でなければいけません。最近では東京五輪の組織委員会の例が最悪のケースだと思います。

大抵、企業などで事故が起きるのは所属のメンバーから意見が出にくい会議のムードだからです。部下の反対意見にも耳を傾ける謙虚さが上層部には必要だからです。会議のメンバーは平等な立場で意見を述べる権利があります。最終的には議長が議論を纏めなければなりませんが、意見交換の場においては、常に「侃々諤々」の議論が出来る環境づくりを目指さなければなりません。

2023年10月18日水曜日

With コロナ

 10月になると気候も良くなったせいか、多くの方と同様に私自身も急にスケジュールが慌ただしくなっているようです。年度の下半期に入ったので、もうひと頑張りという空気が醸成されているのでしょうか。本日は最近では珍しく夜遅くまでお付き合いがありました。帰宅の電車が込み合っていたのに吃驚しました。

乗客は残業なのか飲み会なのか判別はつきませんが、大多数の乗客は仕事帰りのように感じました。兎も角、電車が遅くまで込み合っているのは、コロナが落ち着いてきた証拠だと思います。4年ぶりの人の動きですが、完全にコロナ前に戻ったような人の動きです。飲食業もタクシー業も完全に顧客が戻って本当に良かったです。

平日の観光地もインバウンドで大変込み合っているようです。日本全体のサービス業が活気づいていることは嬉しいことです。やはり業種的に偏った景気の変動は人々の心を不安定にさせます。人手不足感がどの業種でも表れているようですが、これをチャンスと捉えてデジタル技術による無人化を促進していけば良いのではないでしょうか。



2023年10月17日火曜日

国境

「音楽に国境はない」という報道が聞かれたのは、昨日亡くなった歌手の谷村新司(74)さんに対する中国外務省の毛寧報道局長による昨日の記者会見に対してです。中国政府による「慎んでご冥福をお祈りします」という谷村新司氏を悼む会見には、驚きとともに故人が中国のファンまで広く感動を与えた音楽活動に日本人として謝意を感じざるを得ませんでした。

スポーツにおいても互いの国は正々堂々と試合を行いますが、政治はどうしても互いに対立を生みます。それは普段から人的な交流が不足しているからではないでしょうか。米中対立は相変わらず続いていますが、閣僚級以外での話し合いは継続されています。つまり互いに利害が絡むので外交が遮断されることはマイナスだからです。

高倉健さんも中国にはファンが多かったと聞きます。文化芸術の分野では国境に関係なく良いものは良いという共通の庶民的感覚があります。主義主張は国民性の違いでぶつかることもありますが、どちらが正義かは立ち位置によって見方が変わるものです。お互いに批判するよりどうしたら仲良くなれるかを工夫した方が軋轢は少なくて済むはずです。国境をどう考えるかでしょうね。









2023年10月16日月曜日

スポーツ界

 天気だけは人間がどうすることもできない自然現象です。昨日、都内で雨降りしきる中にMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)が開催されました。スタートからゴールまで雨が止むことはありませんでしたが、もし本日のような晴天であれば大会の結果はまた違ったのではないでしょうか。気温も昨日は14℃強で、その上雨も降り続いたので選手たちにとって昨日の気象条件は本当に気の毒でした。関係者の皆さんのご苦労に感謝いたします。

市民ランナーならば、「今日は風邪をひいたら大変なので走るのを中止しよう」と簡単に走りを止める結論を出します。しかし、出場選手たちにとっては大事なパリ五輪の選考レースなので気象条件などは全く関係ないわけです。プロと素人の違いはとても大きいです。野球など雨が酷いと試合が中止されるスポーツ界もありますが、台風のような暴風でもない限り雨天決行される屋外のスポーツも多いようです。

さて冬の五輪2030年に札幌が内定していましたが、札幌市とJOC(日本オリンピック委員会)の協議で、東京五輪においての汚職問題が未だに未解決の状況下で札幌市民の同意が得られないとして、2034年以降の開催を再度申請することとなったようです。組織委員会の元理事により端を発した汚職事件がもたらした国民の不信感は、今後もなかなか消えないものと思われます。何故、大問題になる前に誰も指摘できなかったのか、組織委の体質は厳正に問い質されざるを得ないでしょう。




2023年10月13日金曜日

感謝の心

 これまで長年会社を経営してきて、今日の状況に至った原因は何なのだろうと、私自身が不思議な思いをしています。過去を振り返ってもプラスにはなりませんが、長い道のりを歩んで来ただけに感慨深いのです。

これからは更に変化を遂げながら、段々と会社は未来に向かって成長していくと考えています。そう思うと今日までご協力頂いた多くの関係者の方々に感謝せざるを得ません。決して忘れてはなりません。

小さな会社では、苦労して採用した社員が待遇を理由に転職される事ほど辛い経験はありません。しかし現実に引き留めることは不可能です。やはり知名度を上げることで魅力をつくり出すことが必要です。

相当な時間はかかりましたが、漸く不特定多数の方々から評価される会社になりつつあります。会社にとって様々な運が味方してくれたような気が致します。私たちは世の中のためにこれからも頑張り続けます。

2023年10月12日木曜日

イリュージョン

 「記録は破られるためにある」という常套句の如く、21歳2ヶ月の藤井聡太七冠が遂に史上初の八冠を独占致しました。上記はイリュージョンの序章です。

実はある宿泊研修会に半年前の懇親会で正にイリュージョンを体験したのです。そして本日再び2回目のイリュージョンを体験をしたのです。

TikTokで何万人のアクセスがある青森の女性マジシャンが遥々長野まで出張して下さり、本日もまた素晴らしいイリュージョンと言えるマジックを拝見して感動しました。

失われた30年の日本経済と言われていますが、やはりイリュージョン的な発想が日本には必要です。マジックの種が分かるような人材育成を是非、致しましょう!




2023年10月11日水曜日

資金繰りの話

 ①「貸してください」②「借りてください」という慣用句は、いつしか池井戸潤さんのテレビドラマでも聴いたセリフですが、事業を営んでいる経営者だと誰しも資金繰りで苦い経験をしています。かつて弊社も業績不振で喉から手が出るほど運転資金が必要な時期がありました。しかし①の場合、金融機関から足元を見られて融資を渋られることもあります。私が逆の立場であればリスクがあるので同じような行動を取るでしょう。

運転資金に窮する経営をしてきた自分自身に責任があることを痛切に感じました。資金繰りに苦労していた30年近く前から常に財務諸表の改善を目指して参りました。言うことは簡単ですが中々行うは難しで、自己資本比率を常に上げることに只管、長年実績を重ねて参りました。当時は信用保証協会のひも付きで金融機関のプロパー融資などありません。当然、経営者として連帯保証を取られます。

借入の保証協会の枠も無くなる(借り過ぎ)と、後は不動産を担保として担保の枠内での貸し付けとなります。融資のために完済まで生命保険に入れられたこともありました。このように中小企業の経営をしていると資金繰りが如何に重要かを身をもって経験します。現在の弊社はお蔭様で②のように金融機関から言われるまでになりました。これは会社経営においてとんでもない差なのです。これから起業される方の参考になれば幸いです。

2023年10月10日火曜日

地域交流祭

 昨日のスポーツの日は健民ウォーク大会が地元で予定されていたのですが、あいにく終日、雨天だったので参加しませんでした。実際に気温も低下して雨も降っていましたので、常識的には中止すべきだとは思いますが、主催者側の意向がどうなったのかわかりません。それより土曜日は「地域交流祭」というイベントが地元の総合病院にて開催されましたので、興味本位で参加してみました。

イベントの内容も詳しく知らずに参加したのですが、健診センターで受付してからリハビリセンター内で様々な種類の体力測定が行われていました。先ずは握力検査、次に腹筋運動ですが、どちらも普段から鍛えていないので評定は10段階中5でした。そのあとは肩の柔軟性検査、徒歩スピード検査、椅子を立ったり座ったり30秒間に何回出来るか、など様々な身体測定がありました。

リハビリセンターですから、車いすの体験や松葉杖の体験なども経験しました。口の体操というメニューにも興味があり、舌の上げ下げから口の形の運動や早口の発声練習など、普段は自分自身で行わないような動作をリハビリの先生方が教えてくれました。10時から16時まで盛りだくさんのメニューのようでしたが、私は娘が帰省するので午前中で引き揚げました。7日土曜日はお天気にも恵まれて良い経験をしました。

平和外交

またイスラエルとパレスチナが戦争に突入かと心配されています。今回はハマスが仕掛けた攻撃にイスラエルが反撃した模様ですが、両国合わせて死者が千人に及んでいるとのことです。イスラエルとパレスチナとの戦争は過去に長年続きましたが、オスロ合意で両国は手を結びイスラエルのラビン首相、ペレス外相とパレスチナのアラファト議長の3人は1994年にノーベル平和賞を受賞しました。

あれから30年近く経ちましたが、イスラエルとパレスチナの関係は未だに紛争の火種は残っているようです。ハマスはイスラム組織勢力のようですが、穏健派に選挙で勝利してガザ地区を占拠してイスラエル側に攻撃を仕掛けたみたいです。イスラエルのネタニヤフ首相は極右派で以前からパレスチナを力で封じてきた過去がありますので、今回どのような反撃を行うか不安視されています。

ウクライナとロシアの戦争もどこまで続くのか誰しも見当がつかないようです。ウクライナに対する欧米諸国の支援疲れが顕在化しつつある中で、停戦合意が未だに見えない状況であるのも事実です。国連も米国も分断の中で仲裁どころの話ではないようです。東西冷戦が終わり世界は民主化が進みましたが、世界各地での紛争は無くならないのは残念です。日本も地政学的に周辺国との軋轢はありますが、平和外交を怠らないことが肝要だと考えます。

2023年10月6日金曜日

三浦文学

 最近、宮嶋裕子さんという24年前に亡くなられた作家・三浦綾子さんの初代秘書のインタビューを聴き、三浦綾子さんの小説を書店で買って読み始めています。私は全く読書家でもありませんが、宮嶋さんの話を聴きながら、なぜ未だに全国に三浦綾子ファンが大勢いて読書会など催されるのか不思議に思い、作家・三浦綾子さんは一体どんな作品を書かれているのだろうと急に興味が湧いたのです。

タイトルは何でも良かったのですが、書店のコーナーに並んでいた三浦作品を見て「塩狩峠」を手に取り読んでみることにしました。文学的教養の全くない私ですが、今回三浦さんの小説を初めて読むきっかけとなりました。元来、私は女流文学はあまり読まないのですが、最近になって芥川賞、直木賞や本屋大賞の作品で女流作家の作品を時々読むようになりました。

まだ数時間しか作品を読んでいませんが、心理描写の奥深さに引き込まれそうな気がしてこれからの展開が楽しみです。人生は短いので良い作品を読む機会をもっと増やしたいですね。これまでは趣味のようにサスペンス作品ばかり読んでいましたが、そろそろ趣味の分野は終わりにして、自分の年齢を考えて純文学作品に触れていきたいと思う次第です。


2023年10月5日木曜日

趣味と実益

今日も引き続き秋晴れの良い天気でした。波も昨日は少し荒れていましたが、今朝は凪のように感じられました。親戚の一人が毎日趣味のように船で釣りに出かけていますが、最近は魚が釣れなくても自衛隊の要請で毎日のように高級アルバイトがあると満足そうでした。内容は中国や北朝鮮による侵入の監視を漁船に自衛官を載せて数時間一緒に海で待機するのが仕事のようです。

漁師にとって船舶の燃料費が高騰し苦しい操業となっているこの時期に意外な副収入のようです。ちなみに親戚は元々漁師ではなく、漁業組合との長年の人間関係で漁業組合員の漁師となっているようです。漁師としての組合員の資格も年間100回の水揚げか年間漁獲高のどちらかが条件のようです。笑い話ですが、100回の水揚げと言っても1匹の水揚げでも良いそうです。

釣りが得意なので、自分が釣った魚を不特定多数の人に料理して食べさせる事業がしたいと話していました。元々は国内外の船舶で料理のまかないを仕事としていたので、その気持ちが今も湧いているようです。魚を釣るのもプロの世界の領域で、料理が得意となれば鬼に金棒です。年齢的に飲食の事業を始めるのは容易ではないので漁師の釣りを続けた方が無難だと考えます。

2023年10月4日水曜日

その2

九州の長崎県南島原市で 2泊3日の短い滞在でしたが、メインの本日は、朝からお墓参りと高齢の義母を囲んだ親族での昼食など、多分最後となるであろう親族間の一生の思い出に残る1日でした。

本日は朝から快晴でしたので、宿から見える海を隔てた遠方の天草の山々に沈む夕陽の絶景をじっくり観察が出来ました。横浜でも海の近くでは拝見できるでしょうが、遠く故郷にて久しく観る風景もまた格別です。

古くから存在する小浜(おばま)温泉街の宿ですが、外国人の姿も見られました。今週は「長崎くんち」という大きなイベントもあるようですので大変混雑すると言われています。私も長崎くんちは直に見物したことがないので是非、次回は訪れてみたいと思います。

2023年10月3日火曜日

墓参り

 コロナ禍で躊躇していました故郷の墓参りを5年ぶりに実現しました。都会と違い地方のコロナ感染に対する不安は尋常ではありませんでした。ワクチン接種も行き届き、漸く人々の安心感も次第に広まってきたようです。

長崎空港から島原半島の小浜(おばま)温泉へ久しぶりに足を伸ばしました。途中、完成したばかりの長崎新幹線の真新しいコンクリートの橋桁が道路から一望できました。残念ながら新幹線の走行は見ることが叶いませんでした。

道中は、地方のタクシー運転手と懐かしさ溢れる家内の話のやりとりを隣でジッと静かに聴き流していました。家庭での会話と外での会話の妙な隔たりがとても新鮮に感じました。多分、久方ぶりの帰省に満足感で心が弾んだのでしょう。


2023年10月2日月曜日

新たな船出

本日より(正式には10月1日)弊社ジェイエスピーは、新たなジェイエスピーとして船出をいたしました。1980年1月の設立から長年にわたり独立系の会社として歩んで参りましたが、この度NTTデータイントラマートの子会社となりました。今後はさらに成長を目指して社員共々努力して参りますので、これまで以上にご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。また、これまでお付き合いいただきました多くの関係者の皆様へ心より御礼申し上げます。

堅苦しい話や表現は得意ではありませんのでこの程度にさせていただきます。事業承継は長年私自身の悩みでもありました。でも20年前くらいから何れは皆さまからご賛同いただけるような形で事業承継できればと考えて参りました。幸運にも素晴らしいご縁ができまして、今回、完全子会社化へ至ることができました。長年の私の思いが実現出来たことを大変光栄に存じております。社員の皆様にとっても将来安心して仕事をしていただけると確信しております。

例に挙げるのは余りにも恐縮ですが、私はホンダの創業者、本田宗一郎氏やソニーの創業者、井深大氏・盛田昭夫氏が生前に語られていた言葉、「親族を後継者にしない」という考えに若い頃から共鳴していました。会社は社会に開かれた公器であり、創業者のご自分も一代で終わりと語られていたようです。その考えには私もまったく同感でした。事業承継についても創業経営者にいろんな考えがあって当然で、最後はオーナー自身が自分で決断すれば良いことなのです。

本日は弊社にとり特別な日でもあり、普段と異なった内容のお話をしました。

本日も最後までお読みいただき誠に有難うございます。