2018年4月3日火曜日

火は火で消えぬ

人間は権力を握ると、人によっては民主的な活動を封鎖し、独裁政治を続ける人もいます。「アラブの春」でエジプトのムバラク政権やリビアのカダフィ政権は若者を中心とした民主化運動により滅びましたが、シリアは逆に民主化運動がアサド政権により徹底的に潰され、長期にわたる戦闘の末、現状に至っています。ナイジェリアでも民主化運動どころか貧困や差別が過激派の暴動を招き、テロや人質事件にまで発展し、現在国内は内戦状態となっています。戦争は国を滅ぼし庶民を路頭に迷わせます。かつてのカンボジアしかりで、権力を握る人によっては独裁政治を続けて、周囲の意見に耳を貸すどころか、反対者を徹底的に攻撃し、場合によってはこの世から抹殺したりする場合もあります。タイは比較的自由で民主的な国ですが、対立する政権が国を二分しています。お隣の韓国も似たようなところがあるようです。その点、日本は信教の自由も憲法で保障されており、宗教戦争など既に戦国時代で終わっています。議会制民主主義は日本人の体質に合っているのではないかと思います。やや最近、問題視されている論点として私が思うには、三権分立が本当に厳格に機能しているかどうかだと考えます。

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