2018年5月25日金曜日

人間性

連日のように人間性が問われるニュースが多いのですが、何故、執拗に人間性が問題視されるかと申しますと、国も学校も企業も家庭も、上に立つ人の人間性で社会環境が如何様にも変わるからです。戦後、日本の置かれた立場を考えるにも近代歴史に学ぶことは大変重要ですが、残念ながら戦時中の重要な公文書は敗戦とともに軍により多くが焼却処分されたようなので、日本の近代史を分析しようにも容易でないことが分かります。公文書偽造も上場企業の粉飾決算も、多くの人を欺くことになりますので、トップの責任は社会的な使命を担っているが故に、決して免れることができない罪だと思われます。人間社会において人間性を育むことは最も重要なことですが、これはその人の持って生まれた遺伝子や幼少時の家庭環境に拠るところも大かと考えるわけです。しかし、世の中には人間性に優れた立派な人は数多く存在しますので、機会を見つけて自叙伝などを読んで人間性に学ぶと良いと思います。

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