2019年8月28日水曜日

農業

私の育った故郷の集落はほとんどが農家でした。しかし、若者は中学や高校を卒業すると皆、都会へ集団就職していきました。自給自足の農家では収入が少なく生活していけなかったからです。その結果は予想した通り、現在の集落は空き家のみとなって私たちが育った集落は完全に消滅してしまいました。今、全国には2、30年後には消滅してしまうと予想される限界集落が急速に増えていると言われています。これからも産業がなければ地方には雇用も生まれず、住民の高齢化が進み、残った若者も都会へ出て行ってしまうことになります。

ですから地方の第一次産業を成り立たたせることは、日本の将来を考えると国土を守る意味でも重要な政策だと認識できます。仮に農業であれば農地改革等の大幅な規制緩和が必要なのです。日本全国、現在は道路や飛行場等のインフラも充実し、そして情報通信技術が格段に進歩しましたので、生産者から消費地への物流コストを格段に安くすることが可能となりました。将来はドローンや空飛ぶ車の活用が進めば運送時間も大幅に短縮が可能となります。若者が地方に定住するまちづくりを目指すことが、これからの日本の大きな課題ではないかと思います。本日は朝から都内にある某農業関連ビジネスを手掛けている企業様を情報収集を兼ねて訪問して参りましたが、帰り道にふとこんな事を思った次第です。

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