2024年2月2日金曜日

日本の未来

 やはりアメリカのテック企業は強いですね。日本ではテック企業というよりIT企業として最近漸く社会に認知されてきた業界だと考えますが、未だに現場ではプログラマーやシステムエンジニアが区別されており、業界内での多重構造の業務の流れは変わりません。米国ではプログラマーといえば凄いエンジニアなのですが、残念ながら日本ではプログラムのコーダーとして捉えている業界の方もいるようです。つまり優秀なプログラマーの集団が日本と米国では全く違う存在なのです。

米国では30年以上前から中国やインドの技術者が米国人と一緒にシリコンバレーで活躍していました。日本は長年ホストコンピュータの下に多重構造方式でソフトウェアの開発が行われてきました。ハードウェアでは国内のコンピュータメーカー同士が競っていましたが、ソフトウェアは米国から最新技術を入手するという流れが現在も続いています。つまりコンピュータの基本ソフトやフレームワークを米国陣営に抑えられてしまっているのが現状です。

リーマンショックで沈んだ日の丸半導体に対する期待感が再度盛り上がっています。最後のチャンスだと多くの関係者が精力的になっていますので、成長の流れに寄与してほしいところです。製造技術は問題ないので国を挙げてデジタルテクノロジーを最大限に強化することだと考えます。企業間で過当競争することは無くして、企業同士が価値観を共有して日本の未来を共存しながら切り開いてほしいものです。

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