2024年2月26日月曜日

「もしトラ」

最近、「もしトラ」という言葉を方々で聴きます。今年11月の米大統領選挙の行方は世界中が注目していますが、次期大統領に共和党のトランプ氏が勝利して再び大統領へ復活すると巷では予想されているのです。日本政府内でも水面下で外交人事を検討する段階には入っているとか言われています。バイデン政権はリベラルで平時には適任ですが、ロシアの他国への侵攻や中国の台湾進攻や北朝鮮のミサイル発射に懸念を抱く世界情勢ならば、トランプ政権の方が威圧的で番犬の立場になれると考えます。

現状のウクライナを見ると武器や兵力ともに厳しく、ロシアがさらに優位な立場になりつつあります。ロシアの侵攻を止めるにも米国の力が必要ですが、バイデンよりトランプの方が米国議会の支持が得られると考えます。つまり、現状のバイデン政権では周辺国がウクライナ支援で疲弊する一方だからです。際限のない戦争を終わらせるには、権威主義国もあの手この手で困惑するような強力なリーダーシップが必要だからです。乱世の世の中だからこそです。

私も個人的にはバイデンの方が好きですが、残念ながら圧倒的な米国の力が無ければ世界の平和は保たれないのが現状です。かつて世界の警察と言われてきた米国は、一時期経済力が落ちて財政的余裕が無くなり、戦闘地域からの撤退が相次いで結果的に各国で民主派が倒れ軍事的独裁政権が誕生しました。国民にとって独裁政治より民主主義政治が好ましいのですが、民主主義政治が安定するには長い歳月を要します。日本もしかりです。


 

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