2023年3月3日金曜日

会社経営

世の中の多くの人たちは起業する若者が少ないと言いますが、実際問題として会社を経営することは容易いことではないのです。会社経営をした人であれば経営者としての苦労は痛いほど身に沁みて分かりますが、若い頃はチャレンジ精神も旺盛で十分な体力もあるので経営者として勢いで突っ走ったりすることが多々あります。しかし経営に失敗はつきもので、命取りにならないように失敗に謙虚に学んで、過ちを繰り返さないように努力することです。

オーナー社長は他人から見たら羨ましい存在かもしれませんが、実際は全リスクを負うので大変厳しい立場でもあります。事業承継が難しいのも重いリスクを負えないからだと思います。日本のベンチャーは投資家から資金を集めるのではなく、金融機関からの借金という間接金融の形が中心なので起業しようという若者が増えにくいのだと考えます。私から助言させていただくと、起業するなら自己資金か投資家から資金を集めて会社を興すべきだという事です。

自己資金が底を突いたら事業を止めるか出資を仰ぐか判断し、決して他人から借金はしないことです。借金をする人は自己資金などを貯められない人が多く、その後の経営も他力本願となり借金を繰り返しがちです。人から借りた資金は自分の資金ではないのに、自由に使える資金だと勘違いする人が少なくないのです。私自身、長年経営トップとして今日まで経営を続けて来れたことは奇跡に近いことだと感じています。だから過去の失敗談も今は笑い話として語れるのです。

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