2023年4月17日月曜日

ふるさと納税

 統一地方選挙も大都市圏は終わりましたが、まだ地方では選挙中の自治体もあるようです。昨日、都内で4年ぶりに開催された120年の歴史ある「ふるさとの会」へ参加してきました。ふるさとの市長や地元経済界の関係者方々も来賓として出席され、久しぶりにリアルで開催された会は盛大に盛り上がりました。市長の話で印象に残ったのは、多額の「ふるさと納税」に対する感謝の言葉でした。

地方経済は税収が不足して自治体の財政はどこも大変な状況です。ここにきて更に企業版「ふるさと納税」が従来の「ふるさと納税」の成功例に倣って、各自治体は税収を増やそうと必至です。少子高齢化で地方は高齢者は増え高齢者拠出金が増える一方で、若年労働者は仕事を求めて都会へ出ていくために今後益々所得税も法人税も減少していきます。

自治体が消滅しないためには財政は健全でなければなりません。しかし税収が減る一方では自治体は財政がいずれ破綻します。国の交付金で自治体の財政が維持されているのも現実の姿です。健康保険制度も企業の勤労者から徴収した保険料収入を高齢者の費用に回して支えているように、地方自治体の財政を国民や企業からの支援とも言える納税で賄わざるを得ない状況なのが現実のように感じます。

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