2024年4月5日金曜日

選ばれるリーダー

「もしトラ」が次第に現実味を帯びてきているように予想されます。大統領選挙は直接選挙なので国民が安心して任せられるリーダーを選択する選挙です。米国内でも民主党と共和党は常に大統領選挙で接戦を演じていますが、バイデンの支持率は全米的にはそれほど強くないのが現実です。次期大統領選挙ではトランプが勝つのではないかと言われています。結果は本年11月に蓋を開けてみないとわかりませんが、「もしトラ」だと内外情勢は大きく変化するでしょう。

米国の元高官が「もしトラ」になれば、日本の防衛費をGDP2%にするよう要求してくると話していました。確かに世界の軍事的な緊張関係を考えると欧米諸国のように防衛力の強化が必要なのかもしれません。ちなみに中国は日本の3倍、米国は19倍の防衛費と言われていますが、経済が伸び悩む日本においては厄介な問題です。相手国への侵略を止めないロシアでもプーチンに対抗できる実力者がいないことが国民の直接選挙で証明されたのです。

どこの国でも共通していることは国民は自国優先で物事を考えます。大統領は自国民による直接選挙で選ばれるので、例え海外から嫌われても自国内で実力のある権力者が勝利します。一方、日本やイギリスのような議会制民主主義国家では国会での投票でリーダーが選ばれますので、国民が安心して任せられるリーダーを選ぶことも国民の意思も反映されない訳です。どちらが良いのか難しいですが、首相公選制も興味深いのではないでしょうか。


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