2024年1月24日水曜日

受賞の話

 昨日は弊社の社員が毎年開催される業界のアプリコンテストで優秀賞の2位を見事に受賞しました。現在の会員は正会員約300社、賛助会員約50社の350社ですが、毎年アプリコンテストにチャレンジする企業はアイデアに自信があるメンバー数で限られていますが、その中で入賞することは中々容易なことではありません。近年は弊社の社員も積極的に様々なコンテストにチャレンジして優勝を目指していますが、残念ながら今回は惜しくも逃しています。

自慢かもしれませんが、当社の若いエンジニアは大変優れた人材が揃っています。私も36年間も社長を続けていますが、かつては現在と考えられない技術レベルでした。ソフトウェア業界は裾野は広いですが、8,9割は下請け仕事で言われた仕様でモノづくりするので、自分たちでゼロから仕様を考えてアプリをつくることが苦手です。欧米諸国にソフトウェア製品で負けるのも競争力のあるヒット商品が生まれないからです。

やはり企業として独自性を育まなければ、いつまでも下請け仕事に甘んじることになります。元請けから単に同業者との価格で比較される分野の仕事をしても、エンジニアは達成感をあまり感じないと考えます。弊社が今日に至ったのも、弊社にしかできない特殊な技術分野を持てたからだと考えます。市場が大きければ競争も激しくなり、価格競争に陥り、長時間労働でエンジニアも疲れ果ててしまいます。

無駄な競争は止めて自社独自の得意分野を切り開くことが重要です。近年、成長著しい企業は国内企業にも存在しますが、独自の強みのある製品を世界市場に広めて収益を高めています。逆にかつての名門企業が市場の変化を捉えられず、収益悪化に苦しんでいるのが現実です。弊社の属するIT業界においても競争を勝ち抜くには、独自技術の分野と戦略的な市場を開拓するしかないのです。これからもエンジニアのチャレンジ精神を育んでまいります。

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