2024年1月30日火曜日

LIVE会見

 記者会見等で客席からの質問に明確な回答を発言することは難しいものです。本日、トヨタ自動車の豊田章男会長によるグループの指針についての説明会を聴きましたが、その後の質疑応答に対する対応はさすがに見事でした。国会では質問事項に対して官僚が事前に用意した回答文書を大臣は読むだけですが、民間企業では突然の質問にも企業のトップは的確に応えなければなりません。かつて米国の公聴会で当時の豊田社長が堂々と会見されていた様子を今も記憶しています。

ソフトバンクグループの孫正義社長も豊田会長と同様に、常にステージでは堂々とした姿勢で記者会見や質疑応答もこなされ、両者とも巨大組織を率いるリーダーとして共通するところがあります。企業に不祥事はつきものですが、不祥事が起きた時に如何に速やかに対応するかが大変重要です。企業はあらゆるステークホルダーからの信頼で成り立っています。お客様の信頼を損なわないように対処するのがトップを中心とした企業幹部の責任です。

トヨタグループ企業内において今回の不祥事がなぜ起きたのか、今後原因究明がグループ内で検証されるでしょう。巨大企業のコーポレート・ガバナンスが如何に難しいかが今回も問われたように思われます。我々小さい企業でも常にステークホルダーの存在を意識して、仕事上において不祥事を起こさないように、常日頃からお客様に対する責任を自覚することが重要です。他山の石としたいと思います。


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