2020年3月2日月曜日

東京マラソン

昨日の東京マラソンは素晴らしいレース展開だったように思います。途中の走りを見ていれば、おそらく大多数の方が日本人トップは井上選手だと予想していたはずです。事前の予想では大迫、設楽、井上の3選手が日本人トップとして大本命だろうと言われていました。解説者によるスタート直前の話では大迫、井上の両選手はコンディションがとても良いとの話でしたが、一方の設楽選手の名前は出てきませんでした。どんなに練習量を積んでいる選手でも当日のコンディションが必ずしも絶好調だとは言えないので、設楽選手は体調が万全ではなかったのかもしれません。レースは中盤戦まで井上選手や大迫選手を含むエチオピア勢が先頭グループを形成していました。しかし30キロ地点では大迫選手が遅れて、先頭集団から離されました。そのまま先頭集団でレースが進むかと思いきや、さらにエチオピア勢の二人の選手が抜け出してトップ争いをしました。そこで遅れた先頭集団が徐々に後退していく中で、後方から大迫選手が偶然にも追い上げてきました。そして大迫選手が2番手グループを追い抜き、単独4位となったのです。途中では、ひょっとすると大迫選手による日本人選手で夢の4分台の快挙となるかと期待されましたが、惜しくも2時間5分29秒の4位でゴールしました。彼自身の日本新記録更新でもありました。コロナウイルス騒動で連日暗いニュースばかりでしたが、選手たちの白熱したマラソンレースを観て日本中の人々が元気を戴いたのではないでしょうか。

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