2020年3月4日水曜日

金融

最近5年以上ほど前から、毎日のように午前4時のラジオニュースで、NYダウ、ナスダック、対ドル・ユーロの為替相場の動きを耳にしてきました。本職が金融の仕事ではないものの、素人ながら世界の株式や対円の為替相場が長期的に見ると、これほどまでに米国市場の動きに敏感な反応を示すのかと不思議な思いを抱きます。近年、米国巨大IT企業GAFAの好業績はナスダックの急上昇にも如実に表れています。併せてNYダウも、リーマンショックの後遺症など如何にして解消されたのか着実に上昇を続けてきました。それに比して近年の日経平均の元気の無さは、米国市場の動きと比較して金融の動きでピンときます。安倍政権になって久しく、確かにアベノミクス効果で低成長時代の中でも株価は2万円台を超えて随分回復してきましたが、日本経済のGDPの低迷が必ずしも株高を牽引してきたわけではなく、円安基調に推移してきた為替の影響が大きいと思います。その後の産業構造の転換が円滑に進まなかったために、近年は世界的レベルでの成長企業が日本国内から誕生しなくなってきました。DX新時代の到来を日本企業がチャンスと捉えられるかが今後の大きなキーポイントだと思われます。

0 件のコメント:

コメントを投稿