2019年2月27日水曜日

主体性

年齢に関係なく、どんな分野においても主体性を持って仕事に取り組んでいる人が好きです。人の指示だけで動くと結果に対する満足感も低いと思います。ITの仕事は見えないユーザーの意図を深く知ることで、依頼された仕事に遣り甲斐が生まれます。しかしながら、上からの指示だけで仕事をしていると、年齢を重ねても主体性が育(はぐく)まれない為、仕事で大きな満足感は得られないのです。初めは会話のピントがズレていても、自分から発して当事者意識でヒアリングすることで、数多くのやり取りの中から全容をつかんだりするものです。その分野のプロになることは一朝一夕には不可能容易なですが、当事者意識を持って仕事をして、常に学習を怠らなければ、必ずプロへの道は自然と拓けてきます。人に言われて動くより、自分が主体的に動いた方が、同じ仕事でも結果による達成感は断然違ってきます。是非若いうちから、自分が主人公に躍り出るくらいのプロ意識のつもりで仕事に向かってください。

2019年2月26日火曜日

進化

私は進化するという言葉が大好きです。さなぎの脱皮のように常に新しく生まれ変わることを言います。昆虫など儚い命で、命をかけて受精して産卵しても1週間くらいで寿命が尽きたりするわけです。その点、人間は平均寿命も長いし、他の生き物から見るとそれぞれ複雑な人生を歩む動物だと言えます。しかし人間社会で見ると、さなぎのように脱皮して新しい人生を再スタートするような人生は中々送れないものです。春になると企業社会では人事異動が盛んです。大きな会社ほど自分の人事が毎年どうなるのか判断できません。その点、中小企業はいいかどうかは別としてあまり大きな人事異動の変化はありません。戦略にややインパクトと緊張が欠けるのも仕方が無いのかもしれませんが、中小のオーナー会社は経営危機に対応して乗り越えさえすれば、平時は人事異動の心配も無く平和な社風だと言えます。しかし、同じ会社で長く勤めるためには会社規模の大小に関わらず、常に個々人の進化が無ければ会社の成長は止まり、徐々に消滅の道を歩みます。ですから若いうちから読書と行動により見聞を広め、人との交流で考える力を養い、年齢を重ねるごとに判断力を身につけなければなりません。いつまでも元気さを失わず、これからも明るく快活な会社づくりを目指していきたいと思います。

2019年2月25日月曜日

林業

今日は最近話題になっているSDGsのシンポジウムに参加しました。内容は森をテーマにした自然環境を守る取り組みを議論するものでした。実は高校時代に山林の苗木を植林するアルバイトをしたことがあります。国の植林事業の一つだったと思いますが、「モリシマ」という現在でも聞いたことのない名前の苗木を植林するものでした。当時、何を目指した植林政策だったのか疑問は感じませんでしたが、早く育つ苗木だと言われて積極的な植林事業が行われていました。結果的には、成長してもその後木材として使われず、その後放置され雑木の林で終わりました。近年、急に日本の林業を見直す動きがありますが、欧米のように古くから計画的な林業政策を進めてこなかったため、全国のあちこちで山林は管理もされていない状態にあるのが現実です。外国産の木材の輸入に依存してきた日本で、国内の林業を立て直すことは容易なことではないですが、陰ながら来るべき林業の復活を待ち望みたいと思います。

2019年2月22日金曜日

選別

安倍政権下の好景気は未だかつてない程、長期間続いております。仕事があるのに人が足りない、と多くの業界で嘆いていますが、今のこの環境は恵まれていると考えなければなりません。不況になると、仕事はないし、失業者が市場に溢れます。そのような環境は過去に何度も経験しました。他社より多く人を確保すれば、会社は必ず大きく成長します。今のこのチャンスの時期に人材を確保できる会社が他社を凌ぎます。残念ながら自然減以上に人を採用できない会社は景気が下降線を辿り、不況になれば倒産せざるを得ないでしょう。これからは会社も規模に関係なく、明るい元気な会社とそうではない会社へ恐らく2極化していくでしょう。将来の見通しがあるかないかで、抱える社員のモチベーションは大きく変化していきます。人材が集まる会社か、諦めて去る会社か、随分差があります。会社がどちらに傾くかは、すべて経営者の責任であります。会社は完全に選別の時代へ突入しました。弊社は、これからも働き易く、働き甲斐のある会社を今後も目指していきたいと考えています。

2019年2月21日木曜日

失敗

勝つ見込みの無い連合国との無謀な戦いに臨んだのが太平洋戦争でしたが、戦争における負けたときの代償は計り知れません。例え勝敗が五分五分と予想されても戦争はやめるべきです。しかし、世の中にはビジネスにおける失敗の事例は山ほどあります。大体の失敗は、途中で諦めてしまうことで失敗に至るケースが多いようです。一旦食いついたら、情勢が有利にならない限り絶対に途中で諦めない、という強い意志と我慢強さが必要です。株式の話をしますと、景気や不景気で株価は上下するのが普通であって、不景気に耐えられないで手放すと必ず損で終わりますが、好景気になるまで辛抱強く持ち続けると復活することもあります。会社が倒産すれば話は別ですが、歴史のある堅実な会社はまた復活する可能性があるので我慢強く時を待つのも大切な心がけです。人はそれぞれ人生において失敗することもあります、しかし、たとえ失敗してもタダでは起きない、必ず何かを掴み取る、精神的しぶとさを身に付けることも必要だと思うのです。私自身も30数年の経営者人生で奈落の底から這い上がった経験もしてきましたが、苦しかった経験は今でも経営に生きています。繰り返すようですが、途中どんなに苦しくても決して最後まで諦めないことですね。諦めなければ、いつか必ず光が見えてきます。

2019年2月20日水曜日

プロレス

毎回、堅い内容の話ばかりしていますので、今回は少し砕けた話題を書きます。私は小学生の頃から30歳の頃までプロレスの大ファンでした。かつての日本人レスラーの名前は殆ど知っています。アントニオ猪木の引退試合を5万円のチケットを購入して後楽園ホールでプロレス観戦したのが最後です。20代の頃はリングサイドに近い場所のチケットを購入して、時々生のプロレス観戦を楽しんでいました。昨日、テレビでカナダ出身のプロレスラー「アブドーラ・ザ・ブッチャー」が引退するというニュースが流れていたので、久しぶりにブッチャーの勇姿を拝見することが出来ました。78歳という年齢に関わらず随分長くプロレスラーとして現役を務められたのだと吃驚した次第です。日本プロレス、新日本プロレス、国際プロレスと私がファンだった全盛期はテレビ中継されるスポーツ番組で、プロレスほど迫力があり、観ていて面白かったものは無かったように思います。かつての日本のプロレスラーの中で未だ現役で健在な方は少ないと思いますが、外国人レスラーは名前も忘れないほど現役時代は凄い方ばかりでした。今となっては懐かしい記憶ばかりです。

2019年2月19日火曜日

デジタル化

異業種交流のある勉強会で日銀の担当者による講演を聴く機会がありました。意外でしたのは、IT人材の採用・処遇方法について述べられた事でした。産業界の競争力を高めるために世界のデジタル化の波は急速に進んでいます。産業のソフト化を進めるために高度人材の育成を急がなければならないのです。日本国内だけでなく、世界的に見てもIT人材の奪い合いが起きています。海外のIT人材の能力は日本を遥かに超えていると言われています。国内のデジタル化の波が遅いうちに海外は急速に先を歩んでいます。国の主導で社会のIT化を強制的に進めなければ、産業競争力は落ちていく一方だと思われます。国の為政者はもっと危機意識を持って海外の動きを知るべきです。

2019年2月18日月曜日

2025年問題(その2)

人口の20%が75歳以上の後期高齢者となる「2025年問題」が、社会保障費の急増で大きな問題になっています。今や1100兆円以上の国の借金も年々積み重なることも予想される中、労働力人口の減少を補うために移民や外国人労働者の受け入れも法制化されました。国内で成長しているIT業界も人材不足に陥っており、今後の対策としてベトナムなどの技術者を活用しようと様々な動きが見られます。20年度から小学校でプログラミングの科目が必修科目となることも決まりました。中学、高校もプログラミング能力としてその上を目指すことになっていくでしょう。理工系大学は更に高度のプログラミング技術を身につける科目が設けられるはずです。欧米や中国、インドなどに比べるとかなり遅れを取っていますが、日本も産業構造の転換と何年も前から言われながら、実際に産業構造が転換されてきたとはとても思えません。しかし、漸く国の教育政策として欧米に習って打ち出したのが「小学校でのプログラミング必修授業」なのかもしれません。まだ英語力やメディア・リテラシーなど、日本が他の先進諸国と比べて低いと言われている分野の教育も改革を急ぐ必要があります。20年も前から少子高齢化社会は予想されていましたが、残念ながら誰も将来に危機感を持っていなかったのだから仕方ありません。建設需要は20年でピークを迎えますので、外国人を含めた建設労働人口は徐々に余剰となり、他の職種への転向が必要となるでしょう。IT業界の人材不足も長期的な視野で優秀な外国人を競争力強化のため活用していくこととなるでしょう。

2019年2月15日金曜日

報道

最近、暗い犯罪性のあるニュースが一日中報道される中で、明け方の愛媛県への匿名での1億円寄付のニュースは非常に明るいニュースでした。自宅で一日中繰り返しで暗いニュースを自宅で聴いている人たちはTVのスイッチを切ればワイドショーも見なくて済みますが、働いて帰宅しても朝からの暗いニュースの繰り返しを聴くと、帰宅しても元気が失せてしまいます。今はニュースもスマホで簡単に情報を得られるので、TVでは寧ろ明るいニュースを全国から集めて繰り返し報道して欲しいものです。人身事故が耐えないのも、虐待のニュースが増えるのも、世の中の空気を暗くしているニュース報道が多過ぎるのも原因ではないでしょうか。凶悪犯罪ばかり報道されると、日本人は悪い人が年々増えているみたいに勘違いします。先のような匿名の寄付を、金額の大小に関わらず実践している人は世の中に多分少なくないはずです。明るく皆が感心するようなニュースの話題を、ジャンルに関係なく、もっと頻繁に報道したらよいと思います。犯罪がらみの暗いニュースは真似をする人も出てきます。子供の教育のためにも、そんなニュースが目立ってはいけないはずです。明るく、人生に為になる話題は世の中に無限に転がっているはずです。若い人たちがTV離れするのは、明るく、面白く、参考になるコンテンツが無いからだと思います。電車の中でもニコニコ顔が増えていけば、サラリーマンの方ももっと元気が出るはずです。本日も、くだらないブログを最後までお読みいただき、誠に有難うございました。

2019年2月14日木曜日

アナログ

私の友人で未だにガラケイも持たずに生活している人がいます。特に必要が無いので自宅の固定電話以外は使用していません。現代の感覚からは想像できませんが、一昔前はそれが普通だったので、彼自身が日常の生活に不要だと判断しているだけなのです。周囲の仲間は連絡を取るのに不便だから、スマホはまだしもガラケイを持って欲しいと自分たちの都合で思うわけですが、デジタル時代だからと無理に追随することも無いと思います。寧ろ、時代の流行に振り回されないで頑なに信念を保持している、彼のような人がいることも国外を見渡せば不思議なことでもないはずです。大事なことは、その人にとって幸せな人生が送れているかどうかではないでしょうか。昨日、ある会の集まりで女性の経営者が「レクサス」を毎日乗り回しているという話を聴きましたが、私自身は正直なところ高級車には全く興味がありません。バスや電車や徒歩で目的地を目指すことが私には向いているようです。何にお金をかけるかは人それぞれで、物事に対しての満足度も幸せの度合いも人によって違います。健康で普通の生活が営めれば、幸せな人生体験はいくらでも可能だと思います。友人も自分の幸せを見つけて生きているのだと考えます。アナログ人間ですが、こんな友人との関係こそ生涯大切にしたいですね。

2019年2月13日水曜日

信頼

本日は「信頼」というキーワードが、あるフォーラムで印象に残りましたので、それについてお話をします。これからのカオスの時代にはエコシステムという分散型の取り組みが社会の中で必要とされます。その為には、これまで以上に周囲のあらゆるステークホルダーとの信頼関係が重要です。また超人手不足の時代となり、企業は働く人に対しても、働き方改革を通して信頼できる働きの場を提供しなければなりません。弊社が長年にわたり経営理念に掲げてきた二つ目の「社員の満足」という項目が、仕事を通じての生き甲斐と働き甲斐にある事を再認識した次第です。すべからく、一人一人の人間性を尊重して、人間力を養う場としての企業であり続けたいと考えています。まだまだ弊社の知名度は低い企業ですが、バランスの取れた健康な身体づくりを日々の鍛錬によって目指し、信頼される企業として地道に、そして堅実に歩んで参りたいと思いますので、どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。

2019年2月12日火曜日

ESG

本日はテーマに書いたシンポジウムに参加しました。環境経営と言っても今ひとつピンときませんが、これから先、企業価値を高めていく為にはESG/SDGsの考えに基づいた経営が必要だと言われています。私自身も勉強中ですが、中小企業においても経営の中でSDGsを熱心に実践されている企業もあります。17項目ある中で企業が経営理念として価値を置くものは必ずあります。経営の根幹に考えの価値を置くだけで、お客様や従業員に対する姿勢も変わるものと考えています。そんなゆとりはないと言われればそれまでですが、弊社も人間で言えば不惑の歳(40周年)となるので、そろそろ方向的に迷わない経営を目指したいと考えています。これからは単なるコスト削減ではなく、「三方良し」を座右の銘とした日本的経営ができれば幸いと思っています。

2019年2月8日金曜日

対応力

北方領土問題も1956年からの話で、当時タイミング良く詰めて解決していれば、これ程年数は掛かっていないでしょう。対応が早ければマイナスにはならないし、遅ければプラスにならないことが多いようです。幼児虐待事件がこれだけ年々増加しているのに、効果的な対策が早急になされない為に2次被害を生みます。国連のある機関から、日本の幼児虐待の犯罪に対しての対応が軽いとの意見があったようです。平和国家と言いながら、子どもを大切に考えている国かと海外からは疑問視されるわけです。全て国としての対応力の無さが原因だと思います。私はビジネスマンなので、今回は仕事に対する対応力について論じますが、仕事面で対応の遅さ、不完全さを時々感じます。人からの好意をご好意だと感じない為に、折角の信用を失う人がいます。悪気はないのですが、対応が遅いのです。自分だけの問題ではなく、周囲が他人からの信用も無くしてしまいます。依頼されたことは最優先に取り組まなければ、ビジネスにおける信用は厚くならないのです。すべてにおいて素早い対応力の大切さを感じます。

2019年2月7日木曜日

動く

「行動する」と言ってもいいのですが、ノルマみたいで堅苦しいので簡単に表現します。人は建前ばかり言いますが、実際行動しないことが多いと思います。具体的に考えて動けば何がしかの結果は必ず出ます。考えても行動しなければ、何も考えていないことと同じです。私自身も以前は初めての人と会うことはとても億劫でした。知らない人と話すことは人見知りして苦手だったからです。しかし今は、初めての場所に行き、初対面の人と話すことが大変楽しみです。つまり、自ら目的地を定め目標をつくって、動かなければ新しい道も開かれないからです。仕事は結果を出すことが目的ですから、その場にいて念仏を唱えるだけでは結果は出てきません。では、どうしたら自らの行動力は生まれるのかというと、行動する人に付いていくしかないと思います。自らに習慣づけを強いて動かないと、行動しない人に行動しろと言っても無理です。試合に出るなら、出るための対策と実際の行動を起こさなければ、結果は「絵に描いた餅」で終わります。「意志あるところに道あり」と言いますが、意志があるだけで実際の行動しなければ道は開きません。先ずは動くことが最重要です。

2019年2月6日水曜日

仕事

かつて学生時代にアルバイトで外資系の会社でコンピュータの端末を作っている仕事を1年間したことがあります。日当が高かったから希望したのですが、明けても暮れても毎日、工場の生産ラインで端末を組み立てるのです。社員の方も大勢いましたが、当時は景気も良かったので大きな会社に就職して安心されていました。当の私は、もし正社員であってもこんな仕事で一生を終わりたくないと、アルバイトながらに思いました。その後どうなったか想像はつきますが、工場は閉鎖、そしてリストラです。人手のかかるラインは円高で、いずれ海外へ移転すると後の時代になってみれば予想が的中します。何を言いたいかと申しますと、毎日の仕事が面白くて、「三度の飯より好き」と思えるくらいの遣り甲斐がないと長続きしないと思うのです。その後、私は超アナログの会社へ社員として就職しましたが、アルバイト当時の工場の生産ラインは給料は良くても私の性格には向きませんでした。人がロボットのように仕事をしていれば、いずれ合理化されていくのは当然です。共同作業と言えども、それぞれが積み重ねられた専門的技術でパフォーマンスを出していかないと、ライバルに追い越されて遂には淘汰されます。時代の先を常に予想することが大切であることを過去の経験で学びました。超アナログの元の会社は40年経った今でも堅実に成長しています。

2019年2月5日火曜日

競争

最近、スポーツ界で若い日本選手の目覚ましい活躍があちこちで聞こえてきます。一方、ビジネスマンの活躍は民間企業であるがゆえ公にはあまり聞こえてきません。スポーツ界もビジネスの世界も競争に勝たなければ成功しないのですが、ビジネスの世界では、スポーツ界のように競争に勝つために個人の能力をコーチが鍛えることは難しく、競争力は個人の自己啓発とチームの実力によるところが大きいと思われます。またスポーツにおいては、ライバルとの競争に勝つために綿密な対策が練られますが、ビジネスの世界では、社内の出世街道を走る大企業は別として、中小企業は社内での競争も、ライバルに対する競争心もやや乏しい面が見られます。理由は、自分が目標にしたり、負けられない明確なライバルを持たないからです。企業もビジネスマンも、常にベンチマークしているライバルの存在を意識しなければ、これからの成長も、将来における生き残りも難しいと思います。たまたま私は競争の世界を感じながら生きてきましたが、個人でも企業でもライバルに対する競争心を持つことは至極大事なことだと思います。

2019年2月4日月曜日

感度

勘や気付きの感度は重要だと思います。寄らば大樹の発想では、もし木が何らかの理由で倒れたら、生きていくためのしがみ付く土台がありません。もし水害が起きたらと事前に勘を働かしていれば、ひょっとすると被災も比較的少なくて済むかもしれません。ビジネスでも常に先のことを考えて前に進まないと、目の前のことばかりに集中していると、気が付いたら周りの風景が変わってしまうこともあり得ます。感度を磨くにはどうしたらよいか?私の場合、様々なジャンルの方と話をする機会を持つようにしています。時代の変化を人と会うことで感じることが出来るからです。今は消費も活発で世の中をお金が廻っていますが、使途は平成時代になって随分変わってきています。物を持たないで借りるということが普通となっています。皆で楽しむとか、エンターテイメントなどにお金を使って、心の満足を求めることが多くなっているようです。ですから顧客に対して感度が無ければ商売は上手く行きません。マーケティングは売るための手段ですから机上の知識で得られるものではなく、様々な場で直感を働かせて市場の動向を読むしかありません。今日のテーマは昨日お会いしたある歌手の動きを見て、感度の重要性を感じたので取り上げてみました。

2019年2月1日金曜日

2月

平成の最後を迎える2019年の1月も漸く過ぎ、2月に突入しました。お正月が明けて昨日まで、あちこちで賀詞交歓会が連日のように開催されましたが、好景気が続いているせいなのか、どこの会場も穏やかなムードが感じられました。2月1日、今日からEUとのEPAが発効となりましたが、産業界からは歓迎の意向が示されたようです。先日、農業関連の新年会に参加しましたが、国内養豚業者には欧州の輸入豚肉の攻勢に危機感があるようでした。国内の畜産農家を守るために国においても様々な対策が打たれているものと考えます。多国間における関税の撤廃は世界における自由貿易を推進する上でやむを得ない政策でありますが、苦しい立場に置かれる小規模経営者をセーフティネットで守ることも同時に大切ではないかと思います。トランプ政権は自国第一主義で二国間貿易を推進しようとしていますが、これからの時代には逆行しているのではないでしょうか。本来はTPP加盟国でも共通通貨で交易すればよいのでしょうが、残念ながら為替においては常に超大国の通貨に各国経済が翻弄されるのが現状です。アジア太平洋諸国でもユーロのような共通通貨が使用される時代が到来すると、複雑な交易上の手続きも無くなり本当に便利になると思います。