2020年8月31日月曜日

ガバナンス

 政治においても企業においてもガバナンスの必要性を強く感じます。

そのためには、しっかりした組織体制の上に企業理念とビジョンが欠かせないのですが、容易なことではありません。

だからSDGsの17項目の社会的課題解決を目指すため、各企業はESG投資を事業目的で明確にする必要があります。

すべてにおいて経営陣のガバナンスが問われています。コロナ禍で政治にも企業にも様々な課題が浮かび上がってきました。

時間は限られていますが、このコロナ禍を契機に、改善を積み重ねて、よりbetterな形態を目指して前進していくしかありません。

毎日のように様々な教えに接していますが、オンライン様々とでも言えると思い感謝している次第です。

2020年8月28日金曜日

海外展開

 日本には様々な外資系企業がありますが、日本人の経営者や社員が生き生きと働いています。外資系の日本人経営者も素晴らしい能力の持ち主のようです。

圧倒的に米国系の企業が多いのですが、日本はもっと違う分野において海外で活躍する企業が増えてもいいのではないでしょうか。

国内市場ばかりを追っても限界があることはわかっているのですが、海外へのビジネス展開の人的手腕が中々難しいのが現実なのでしょう。

海外はどうしても言葉の壁がありますので、日本と同じように海外人材をビジネスを伸ばすためにマネジメントしなければなりません。

そのためには企業のブランド力がどうしても不可欠となります。米国はMBA人材を育てる土壌が昔からあるのでベンチャー企業も成長しやすいのでしょう。

日本の経済を再成長させるには、新しい事業の種を育てる米国のような教育や投資も含めた環境を作らなければなりません。

今日、あるイベントを終日にわたり聴講しながら、ふと上記に考えが及んだ次第です。

2020年8月27日木曜日

ソフトパワー

最近、不思議な事に我が家で韓国映画がブームとなっています。どうやら「Amazonプライム」や「 Netfrix」や「U-NEXT」などの動画配信サービスが、コロナ禍による外出自粛により一挙に普及したことによって韓国ドラマが世界中で空前の人気となっているようです。

併せて、今度はBTSという歌手のグループが世界的に人気となっていることをこれも我が家で初めて知ったのです。たまに来る娘や家内が、朝から晩まで動画配信サービスで韓国ドラマの虜になっている光景は私にはとても異様に見えたのです。

今朝の新聞で、今その勢いに乗っている韓国グループの記事を見て初めて成程と納得した次第です。韓国経済は今に始まったわけではないのですが、なかなかしたたかな戦略と計算のもとに世界中の市場に手を伸ばしている感があります。

わが日本も政治的に韓国といさかいばかりするのではなく、韓国にソフトパワー面での世界展開に謙虚に学ぶことで、近隣国としてもっとお互いに仲良くできないものかと考えます。歴史的な考えの隔たりを乗り越えて、歩み寄ろうとしなければならないと思います。

政治のリーダーには国民同士と政治の感覚に隔たりが余りあることを認めて、国家間でそれを少しでも縮める努力をしてほしいものです。


2020年8月26日水曜日

イベント

 毎日、300通ほどのメールが方々から届きますが、テレワークを行うようになってからはコロナ前以上に1件ごとチェックをしています。デスクワークが増えて、その都度、メールの分類もしていますのでが意外と目も疲れます。

しかし、エンジニアの社員たちは毎日この状態で頑張っていることを考えますと頭が下がる思いがします。デスクワークが多いので、腰痛の予防や精神的ストレスの解消に、できるだけ外へ出て解放感を味わう時間をつくってほしいものです。

私自身はオンラインセミナー等で一日のスケジュールが埋まる事が多くなりました。新聞やTVニュース、雑誌、メールと考えてみると毎日のように視力を使う事ばかりです。

コロナ前は外出しての移動時間は普通だと考えていましたが、テレワークになって遠方の会場に行く時間も今は無駄だという気持ちになっています。

ちょっと前までは海外でのイベントに大勢の日本人が押しかけていましたが、日本でのイベントに海外の人はほとんど見かけなかったように思います。

意外と日本人は世界中のイベントに振り回されていたのかもしれません。これからは日本国内はもとよりテレワークで、どこででもイベントに参加できる時代が中心となっていくことでしょう。

 

2020年8月25日火曜日

デジタルからDXへ

昨年の9月上旬に、今思えばタイミングよく北欧訪問を実現しました。目的は北欧の先進的なDXの状況を視察する「北欧DX調査団」というミッションでした。

3,4か月後に中国武漢から発した新型コロナウイルスの気配もなく、有意義で安心できた北欧(スウェーデン、フィンランド、エストニア)の旅でした。

確かに日本のデジタル化は平成の30年間一向に進まず、気が付いてみると欧米諸国に周回遅れと言われますが、特に北欧のDXは先進的なモデルです。

昭和の成功体験が強い日本は自国の経済力に自信があり過ぎたのでしょう。

デジタル化の浸透までにどこの国も20年くらいの地道な積み重ねがあります。

日本が遅れを少しでも取り戻す絶好のチャンスがアンダーコロナから始まり、ウィズコロナそしてアフターコロナ時代ではないでしょうか。

今、ほとんどの業種がコロナ禍で大幅な収益減に見舞われていますが、他方ではコロナ禍でも業績が堅調な企業もあります。

おそらく業績の落ち込みも2年間くらいで回復すると思いますが、デジタル化やDXへの対応次第でアフターコロナには必ず企業間の格差が生まれてきます。

それは北欧諸国をつぶさに観察すれば来るべき社会が投影されています。今でも印象深いのはヘルシンキにあるデジタル化された世界最大の図書館です。

平日の午後4時頃で、まだ陽が高い時間から大勢の老若男女の人が図書館を利用していたり、周囲の公園の芝生で家族がくつろいでいる光景は確かに日本には無いものでした。

人々の幸せのために、日本もこの際に思い切って変わらなければなりません。 つまり、それが時代の先を行くことになるからです。

2020年8月24日月曜日

ドキュメンタリー

 私は未だに太平洋戦争中の様々な記録映像を観るのが好きです。先週、旧日本海軍が建造した戦艦大和の生き残り元乗組員を取材したドキュメンタリー番組を拝見しました。

実際は乗務員3332人のうち、生還者は276人ですが、太平洋戦争末期の当時(昭和20年4月7日)、米艦載機の猛攻撃を受けて、鹿児島県坊ノ岬沖で沈没し、全員が死亡したと考えられていました。

見事な戦艦だったことは子どもの頃から知られていましたが、米軍の日本上陸も間近で戦況が一段と悪化した情勢下での日本海軍の捨て身の出陣だったように思います。

ですから元乗務員の皆さんも当時は戦場へ死に行くのが当たり前で、無事生き残って帰還することへの抵抗感は物凄く強かったのです。

これも戦時教育の証でしょうが、元乗務員の皆さんが遺言とも言える戦争への思いを語られた様子がとても印象深いものでした。

数年前にたまたま広島へ出張したときに1人呉へ足を延ばして、念願の大和ミュージアムを見学してきました。

鹿児島の知覧も含め、日本の歴史を知る上で若い人にも是非一度は足を訪ねてほしい場所です。

2020年8月21日金曜日

後先を考える

 この言葉は幼少の頃に祖母から教わったような気がします。しかし、未だに後先を慎重に考えないで私自身も過ちを経験します。家内は考えてもすぐには行動しないタイプですが、私はすぐに動いて考えながら進むタイプなので夫婦は全く対照的です。

どちらが正しいとも言えないのですが、私は家内を水面下では見習うようにしています。つまり、取り返しがつく過ちであればいいのですが、取り返しがつかない場合もあるからです。最近、この言葉がとても大切だと思うのは日々のニュースを見て思うからです。

何故、行動を起こす前にこうしたら結果的にどうなるかを考えて判断しないのかと思うのです。事件の多くが咄嗟の行動で過ちを犯し、後で反省することが多いからです。政治の世界でも企業経営の世界でも一般社会でも同じことが言えると思います。

人に強制して行動を直すように言っても、人の強制は素直に聴きませんので、また同じことを人は繰り返します。つまり、自分自身で深く反省して、同じ行動を繰り返さないように、自分自身が努力して改善するしかないのです。

些細な事ですが、今朝も一日だけ日記を付け忘れて飛ばしてしまったのですが、私の癖として翌日に書くことは忘れる習慣があると気づきました。家内は夜は疲れるから日記は朝が良いと言うのですが、今晩からその日のうちに日記を付けたいと思います。

後先を考えれば自分なりの工夫が思い浮かぶのです。人と自分は違うので、常に自分で考えて行動すれば過ちも少なくて済むのではないでしょうか。人はもっと想像力を育むために心の余裕を持たなければなりませんね。


2020年8月20日木曜日

ローマは一日にして成らず

 私はこの言葉が大好きです。というより自分の人生を振り返るとそんな気がするからです。30年くらい前のバブル崩壊は、今では考えられない状況でしたから爪痕の影響は大でした。

深い傷を修復するには何年かかるかわかりませんでしたが、初心に帰って諦めずに前進したことが結果的に運を引き寄せた気がいたします。

当時は藁をもすがる思いで経営していましたが、見えない日々の積み重ねで30年経た今でも、ちゃんと船長も元気で海に浮かんで進んでいるわけです。

私の経験ですが、10年に一度は社会的な何かが原因で必ず嵐に遭遇して危機意識に目覚めるのです。何度も嵐を経験していると怪我の功名で用心する勘が次第に働いてきます。

今年2月に40周年を迎えて船体も安定してきましたが、日本の経済規模はあまり変わっていません。残念ながら経済成長の推進力にIT業界としてあまり寄与してこなかったと思われます。

言わずもがなですが、国家的な成長戦略上の絵が日本には存在しなかったからだと考えます。企業も国も長期的な成長戦略が歴史をつくるのだと思います。


2020年8月19日水曜日

課題解決

 新型コロナ禍への感染対策によって、各国の経済の先行きが問われています。毎朝、米NYダウとナスダックの動きに注目してきましたが、思ったより株価の戻りが早いことに驚いています。

特にハイテク株の多いナスダックの株価の勢いは、向こう半年後の景気の回復を暗示しているのか、11月の大統領選で民主党の勝利を予想しているのか上げ幅が止まらないように感じています。

為替はやや円高ですが、FRBがゼロ金利政策を維持していることも影響しているものと思います。日本の4-6月のGDPが対前年比9.1%減少しましたが、緊急事態宣言下で消費が極端に落ち込んだ結果のようです。

日経平均もだいぶ戻りましたが、米国と比べて戻りが弱いように感じます。中国は既にコロナ対策が落ち着き、経済はプラス成長に戻っています。やはりコロナ感染対策への対応のスピードが断然違うことが経済にも起因していると思います。

日本はデジタル化が中国や韓国に比べて周回遅れとなっており、深刻な事態であることを認識しなければなりません。日本には、この後れを今後どのように縮めていくかが問われているのです。

我々のICT業界の最大の課題であり、衆知を集めてこの課題解決に取り組まなければならないと考える次第です。目標を持ってチャレンジしましょう!

2020年8月18日火曜日

三方良し

 最近、我が家で近江商人の教えである「三方良し」という考えを合言葉のように家内と話しています。実に生きていくうえで素晴らしい考えだと思います。そこで浮かんだのが「ESG(環境・社会・ガバナンス)投資」のことです。

企業が長期的な成長のためには、ESGが示す3つの観点が必要だという考えが、近年、世界的に広まっています。しかし、日本はまだ欧米に比べて企業経営の中に見えないESG投資が少ないと言われています。

コロナ禍を我々はチャンスと捉えて、このESG投資をこれから具現化していかなければならないと考えています。残念ながら今世界は政治において自国第一主義が独り歩きしているため、その思想は企業活動にも影響を与えかねません。

これからはステークホルダーを重視した経営によって、世の中に微力ながらも貢献できる企業にならなければと考えています。地道な努力よって社会から認められる「三方良し」の企業を目指さなければ我々の存在価値はないと思います。

2020年8月17日月曜日

記録の重要性

 記録することは本当に重要だと思います。人間の記憶はあいまいなので記憶に頼り過ぎない方が良いのです。つまり多くの場合、後になって当時の詳細な出来事を思い出すのは不可能に近いからです。

会議や打ち合わせで記録が必要なのも、逐次状況の変化で内容が変わることもあるからです。仕事上で日誌やメモを書く習慣は大変重要です。中にはその習慣が付いていない人がいますが、同じ過ちを繰り返す人の中には多いようです。

過ちも軽微であればいいのですが、予想できない、取り返しのつかない事態に遭遇する場合もあります。物事の記録を残していれば突然の対応にも繋がりますし、リスクを事前に察知することも多少は可能となります。

人間は事前にリスクを想像しないから、事件に巻き込まれたり失敗に陥ったりするのです。「こうしたら、こうなるかもしれない」と想像すればいいのですが、想像が足りないことが多いのです。

もう一つ大事なことは周囲の状況を把握したり、何事も一人で判断しないで周囲と相談することだと思います。そして周囲から手に入れた情報を忘れないうちに記録することが大切です。記憶するために記録するのです。

2020年8月14日金曜日

お盆に思う

 今年のように在宅勤務が増えると盆休みという感覚も無くなりますが、本日はコロナ禍の中でもご先祖様を迎えるお盆の中日(14日)です。

今でもお盆を田舎で過ごした頃の光景が浮かんできますが、今では空き家化してしまった部落でも、毎年のお盆の時期は里帰りのご近所さまと墓地での久しぶりの会話でにぎやかに盛り上がったものです。

おそらく今はお墓参りで帰省してくるご近所さまもいなくて寂しい様子が目に映ります。確かに日本は経済成長して国民の生活も豊かになりましたが、地方は寂れて年々人口減が続いています。

2030年頃になると住民がいなくなる地域も増えて、国内で過疎化がさらに進むことは疑いありません。では課題に対して打開の余地がないかと考えますと、国を挙げて検討すればいくらでも方法はあると私は考えます。

まだ期待はできませんが、もし将来ビジョンを語る新政権のリーダーが誕生すれば、地方の活性化にもっと重きが置かれて状況が変わるかもしれません。

コロナ禍の反省の下、サプライチェーンの国内への一部回帰とともに様々な優遇措置の施策が地方に打たれて、新たな雇用の場が誕生すればと密かに期待しています。

しかし一方で、日本に残された時間がないのも事実だと思います。

2020年8月13日木曜日

労働人口

 早朝のウォーキングはすっかり習慣となり、コースで感動を感じる場面も少なくなりましたが、広大な空き地の数々は今後の用途に興味を持ちます。先ほど自宅に居ると家族が注文していた小さな荷物が届きました。「こんな小さな物までわざわざ配達してくれる」と満足そうでした。

これから先もネットの注文で配達されてくる品物は増えるばかりだと思いますが、そのためには物量倉庫があちこちに必要となり、コンピュータシステムで仕分けされて効率化されます。かつては製造業の拠点だった敷地は活用が大きく変わっていきます。

当然、労働人口も減りますので、仕分け作業や積み込みの業務も人手を掛けないロボット化が急速に進むでしょう。5万坪に及ぶ敷地には製薬会社の研究所が建設される予定ですが、おそらく人とロボットとコンピュータが共存した建物になるのでしょう。

兎に角、日本の産業は付加価値の高い最先端分野にシフトして外貨を稼ぐしかないと思われます。海外からの人材も積極的に受け入れて働きやすい環境づくりを目指していかなければなりません。突然の新型コロナで課題に気づかされたと我々は謙虚にとらえるべきです。

2020年8月12日水曜日

聴くことの重要性

日本も全体主義国家の思想が浸透して愚かな戦争に走ってしまったわけですが、戦争に負けたことで民主主義国家として形が日本国憲法のもとに今日まで続いているのです。

かの国も全体主義国家のもとに政治経済を回していますが、賛同派の国民は富を享受していますので今のところは現体制に満足していると思います。

しかし民主主義国家から見れば自由が奪われるため不幸だと思うのですが、当事国としては国家統制が崩れるので民主主義の浸透に脅威を感じるわけです。

日本も終戦記念日が近づくにつれて戦時中の出来事が回想されますが、過去を忘れず未来に向けて反戦を誓う事は大切なことだと思います。

私は人の話を聴くことが大好きなので、為になる話を聴く機会をいつも大切にしています。お年寄りのファンが多い「ラジオ深夜便」のような素晴らしい番組もこよなく愛しています。

世の中には知らないことだらけです。自分の知識などたかが知れていますので、より多くの人の話を聴くことで知ることもできるのです。

当然、書かれたものを読むことも必要ですが、それだけでは知らない事を見つけ出すことも不可能です。

つまり言いたいことは、多角的な話を聴かないと史実の全体像を掌握することはできないから、結果的には思考が偏ることになります。


2020年8月11日火曜日

ある独占インタビュー

 未だに読売新聞グループのトップに君臨している「ナベツネ」こと渡辺恒雄氏(94)の独占インタビューを拝聴しました。

長年にわたり政財界に権力を振るってきた人物であり、個人的には好印象を抱いていませんでしたが、いつも言動が気になる人物でもありました。

その渡辺氏が吉田茂元首相と同様に反戦主義者で、かの戦争責任を激しく糾弾している姿が新鮮でとても印象的に見えました。

平和主義の日本が今日までどのように歩んできたのかが、大正生まれの「生き字引」とも言える渡辺氏の語りは貴重で、日本政治の歴史的な流れが再確認できたように思えます。

ご高齢ながら今も現役で仕事を続けられている渡辺氏の姿勢に、一般視聴者である私まで少なからず覚醒を受けました。

政治と一定の距離を置きながらも密着し、メディアのあるべき姿を追求し続けてこられた唯一無二の方ではないかと思います。

2020年8月10日月曜日

原爆の日

 広島、長崎の原爆投下から75年、今年の両市の平和記念式典は新型コロナ感染防止のため規模は縮小されましたが無事に終了しました。

毎年、この特別の日にはお二人の市長の式典挨拶を静かに傾聴していますが、毎年のように行われる世界に対しての平和への呼びかけにも関わらず、各地では紛争も絶えず、世界的な核軍縮交渉は一向に進まないのが現実です。

しかし戦後の日本は平和憲法のもとに非核三原則を貫いてきました。核保有国から核を無くすことは不可能といえる世界の現実を少しでも変える力は唯一の被爆国である日本にあると思います。

リーダーの交渉力や語学力に問題があるのか、外交力が弱いのは戦後から言われ続けていますが、戦前のように世界の良識を無視した強気一辺倒の外交より、欧米諸国との協調性は格段に備わってきたものと思われます。

日本がリーダーシップをもって国連等の場で核軍縮を唱え続けていくことが、今後さらに重要性を帯びてきていると考えます。

2020年8月7日金曜日

変換

様々な内外のお話を聴いていますと、今、日本中が「このままではだめになる」という危機意識を抱きつつあるような気がします。

 課題先進国と言われる「日本がもう一度元気になるには?」という命題を抱えて産業界がじわじわと水面下で動き出しています。

今後、日本企業がトランスフォーメーション(変換)を受け入れることができるかどうかが、未来に向かって世界と戦う上での大変重要な指針となるでしょう。

コロナ禍で際限ない感染の広がりに社会が困惑していますが、テレワークの浸透で新しいビジネスの切り口も際限なく、これから先に誕生するものと考えています。

人がいちいち動かなくて付加価値が上がれば人材の活用の幅も広がります。今年の後半は日本経済にとってのチャンスの到来だと認識し、デジタル時代への変化を躊躇しない企業になるべきです。

企業が生き残るにはDXは避けて通れないのです。数年以内に企業間の格差がつかないようにお客様のために我々も微力ながら貢献したいと思います。


2020年8月6日木曜日

大学

国立の広島大学内に米アリゾナ州立大学が進出するという話を早朝のウォーキング中にラジオで聴きました。

グローバル時代にオープンキャンパスとして相応しい素晴らしい取り組みだと思います。

米国や英国など海外の大学を誘致するのがこれからの大学教育だと思います。

もし実現できたら、日本の若者にとって大変意義深いことではないかと考えるわけです。

世界一流の講義を受けたくても、日本の若者が留学するとなると多額の費用がかかり困難を極めます。

これを機に西欧諸国との間で大学の分校が設置されることを期待します。

戦後75年、未来の若者が平和理念を共有するためにも海外の大学の誘致は必要だと思われます。

2020年8月5日水曜日

帰省

8月になりお盆の時期も近くなり、人々の里帰りをどうするかで行政の意見も人によって判断が疎らという印象です。

全国的に新型コロナの感染が広がっている中で、地方から見たら都会からの帰省には有り難くない心境だと思われます。

今年の夏くらいは遠方から先祖を拝んだり、ビデオ動画など便利なツールもあるので、里帰りはお預けでもいいのではないでしょうか。

重要なのは感染拡大にあるゆる歯止めを国民が協力して取り組むことだと思います。確かに都会から親元へのお盆やお正月の帰省は心が癒されるひと時の楽しみでもあります。

人生において、遠距離にいる祖父母や両親、兄弟姉妹が揃ってお互いに元気な姿で会える機会はそう多くはありません。

しかし今年は我慢して、来年コロナが収束した暁のほうが帰省は歓迎されるはずです。

何が優先するか(もちろん命です)を冷静に考えて、もっと強く自制すべきことを主張すべきだと思います。

2020年8月4日火曜日

人生

かつての前職時代の話です。オイルショック後の就職難でやっと大学を卒業して入社したのが建設会社でした。1年目に赴任地としては初めて配属されたのが北海道管内で一番の稼ぎ頭でもある大きな所帯の現場事務所でした。

職種は営業事務職というものですが、いわゆる所長の女房役ともいえる事務屋としての仕事でした。何もわからない新人ですから事務職の先輩に手取り足取り習いながらの毎日でした。

白羽の矢を差されたのか2年目には新人を付けられるとともに事務職チームの上司に据えられました。まだ事務の仕事も素人同然なのに、自分のような人間を責任者に据える当時の会社のやり方には強引さを感じたものです。

しかし入社間もない若さが無理な仕事でも不眠不休でこなす力を蓄積してくれました。今では労基法違反の様な働き方でしたが、職場は皆同じで朝早くから夜遅くまでムンムンとした雰囲気の職場でした。

その頃に培われた逞しさが、どこの世界へ行っても通用する人材となったのではないかと思います。30過ぎで会社の反対を押し切り、妻子を連れて無謀にも全く知らない業界へ身を投げたのが今のIT業界です。

IT業界へ入って35年になりますが、未来のある素晴らしい業界へ仲間入りができて、我が人生としても今では大変満足に感じています。


2020年8月3日月曜日

宅配

新型コロナ禍によって在宅勤務が増えて大変便利なのは、食料品を自宅へ配送してくれるシステムです。不足分は近くのスーパーへ時々買い出しに行きますが、スーパーもひと気は少なくコロナの感染リスクもなく助かっています。

しかし最近、新規で宅配を頼む消費者が増えて在庫に限りがあるようなことを妻は話していました。もう20年以上宅配のお世話になっていますが、年間通じて新鮮な食料品が届けられるのは大変有難いシステムだと感じています。

ただ妻はアナログ人間なので未だに紙の注文票にチラシを見ながら注文内容を書いているようです。漸くスマホも所持し、IPADにも長時間触れる半デジタル人間になりました。宅配の注文もデジタルで行えばと思うのですが、EC(電子商取引)は子どもに頼むのが現状です。

ECは不安なのか、自分では当分慣れそうにないようです。仕事でも家庭でも、アナログの良い面とデジタルの良い面を、柔軟に都合を考えながら使い分ければいいのではないでしょうか。しかし、何でも宅配の時代になったような気がしています。