2020年8月25日火曜日

デジタルからDXへ

昨年の9月上旬に、今思えばタイミングよく北欧訪問を実現しました。目的は北欧の先進的なDXの状況を視察する「北欧DX調査団」というミッションでした。

3,4か月後に中国武漢から発した新型コロナウイルスの気配もなく、有意義で安心できた北欧(スウェーデン、フィンランド、エストニア)の旅でした。

確かに日本のデジタル化は平成の30年間一向に進まず、気が付いてみると欧米諸国に周回遅れと言われますが、特に北欧のDXは先進的なモデルです。

昭和の成功体験が強い日本は自国の経済力に自信があり過ぎたのでしょう。

デジタル化の浸透までにどこの国も20年くらいの地道な積み重ねがあります。

日本が遅れを少しでも取り戻す絶好のチャンスがアンダーコロナから始まり、ウィズコロナそしてアフターコロナ時代ではないでしょうか。

今、ほとんどの業種がコロナ禍で大幅な収益減に見舞われていますが、他方ではコロナ禍でも業績が堅調な企業もあります。

おそらく業績の落ち込みも2年間くらいで回復すると思いますが、デジタル化やDXへの対応次第でアフターコロナには必ず企業間の格差が生まれてきます。

それは北欧諸国をつぶさに観察すれば来るべき社会が投影されています。今でも印象深いのはヘルシンキにあるデジタル化された世界最大の図書館です。

平日の午後4時頃で、まだ陽が高い時間から大勢の老若男女の人が図書館を利用していたり、周囲の公園の芝生で家族がくつろいでいる光景は確かに日本には無いものでした。

人々の幸せのために、日本もこの際に思い切って変わらなければなりません。 つまり、それが時代の先を行くことになるからです。

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