2018年12月28日金曜日

仕事納め

2018年はあと数日で終わりとなります。皆さんにとって今年はどんな年だったでしょうか。今年の一文字は「災」でしたが、各種の自然災害が全国的に特に多かった年でした。被災者の皆様にとって、大変な御心労の一年でもありました。一日でも早く、以前の生活に戻られることを心よりご祈念申し上げます。年が明けたら「今年の抱負は?」と人から聴かれることが多いのですが、私は健康な一年を過ごすことが抱負だと話しています。私のブログを「人間万事塞翁が馬」というテーマにしているのも、いつ何が自分の身に降りかかるか分からないと覚悟しているからです。いつ何が起きても、その時の対処の仕方次第ではないかと思います。特に会社経営をしている場合は、常に冷静な気持ちでいることが重要だと思います。今年は業界でも全体的に景気もまずまずでした。人材不足は違った意味で巷で不足してくると思われます。様々な業種で外国人を活用することは避けられない世の中となっていくでしょう。2019年は様々な変化の年でもあり、干支は亥年ですが、猪突猛進の年で、おそらく今年より早く感じる一年になると思います。どうか皆様も明るく良い年をお迎え下さい。本年も、最後までご愛読いただき有難うございました。

同窓会

中学・高校・大学を卒業して同窓会を開こうと考えても、誰かが幹事としてリーダーシップを発揮し、メンバーを仕切らないと昔の同級生は中々集まらないものです。還暦祝いに中学校の同級生が揃ったのが250人中70名余りで、最初で最後でした。つまり参加者の総意で複数の幹事を決めなかったからです。私たちの当時は、中学や高校を卒業して集団就職のために都会へ散らばったり、それぞれ違った高校へ進学したりしているので、クラス仲間と連絡が取れないのが普通でした。高校の方は4年に一度同窓会を催していますが、100名中20人くらいで、故郷の幹事がしっかりしているので、私の世代は特に同窓会への参加者が多く、卒業して40年以上になりますが、かなり珍しいケースだと言われています。最近、私が幹事になり、定期的に大学のクラス会を行っていますが、古い名簿は存在しても、集まるのはやっと5名くらいです。少ないのは、卒業時の正式な名簿や住所録が手元に存在しないからです。最近は個人情報保護法の施行で名簿すら公に作れないのが現状です。この5名をどうにか昔の名簿を頼りにして増やしたいと考えていますが、人それぞれ家庭的な事情があったりで、参加を丁重に断る人もいます。連絡取るには年賀状が唯一の手がかりですが、地方の方も多く、参加を呼びかけても更に集まるとなると大変です。地方出身者が多い関東でも、同窓会のメンバーをそろえるのは中々困難です。その点、地元出身者の方が多い関東地区はメンバーも集めやすいし、同窓会も開きやすいし、本当に恵まれているように感じます。

2018年12月27日木曜日

ある若者

私も今年初めてDaiGoという有能なメンタリストの若者を知りました。何故、今、彼のような人に人気が集中するのか最初は理解できませんでした。時々、リスナーに問い掛ける光景をYouTubeで見かけたりしますが、おしゃべりしている御本人が引きこもりやうつ病的悩みを実体験しているから、彼のおしゃべりの方が世の中の精神科医や心理カウンセラーの専門家よりも、多くのリスナーに癒しを与えているようです。うつ病的疾患は人それぞれ程度の違いもあり、中々周囲に理解されない面があります。私自身も長年、このような症状があることすら理解できなかったからです。近年、自殺者が増えているのも、ストレスや悩みを抱えている方が世の中に多い事を示しています。原因は多々考えられますが、DaiGoという青年の活躍を傍で見ていますと、うつ病の社会的な度合いの大きさを感じる次第です。国はもっとこの現状を深刻に受け止めるべきではないでしょうか。

2018年12月26日水曜日

年賀状

年賀状の季節で、できるだけ休日にまとめて書くようにしていますが、訃報の葉書を頂戴しながらも、つい間違ってしまうことが度々あります。毎年、書きミスを無くすように努めていますが、やはり一年に一度、慣れない筆ペンを手にしますと誤字を書いたりします。スマホに慣れたせいなのか、普段、漢字を書く習慣が無いので、年賀状の手書きには気を遣います。裏面にはコメントを書くようにしていますが、普段お会いしない人が殆どなので、相手に伝える内容が中々浮ばず、平易なありきたりの文章になってしまいがちです。デジタル時代なので、久しぶりに音声でメッセージでも伝えられたら最高なのですが、未だ他に便利な道具は見つかりません。年賀状は本来滅多の会わない人に、年に一度はと筆を走られせるものだと思うのですが、新年が明けたらすぐお目にかかる人でも書きますので枚数も多くなってしまいます。妻は元旦に戴いた方の年賀状を見て書いていますが、大変効率的だと思います。かつて私の知人で毎年400枚の年賀状を長年書き続けている人がいました。亡くなられてからの返信の年賀状を見て、御家族もさぞ吃驚されたことでしょう。年賀状を出したり、受け取ったりすることは、ある意味、お互いに元気で生きている証でもあります。20日までに投函すると元旦に届くとのことですが、あせらず年内に残り分を仕上げたいと思います。

2018年12月25日火曜日

名画

10年以上経ったでしょうか、久しぶりにBS放送で映画「サウンド・オブ・ミュージック」を観ました。1965年に公開されたロバート・ワイズ監督の作品ですが、最初に観たのは十代頃だったように思います。高校を卒業して上京してからの唯一の楽しみは映画鑑賞でした。名画と言われるものは大概は観ましたが、この映画も大好きな作品の一つです。トランプ大佐のような純粋な愛国心と家族を思いやる気持ちは、戦時中と言えども世界中の人々の心として不変です。ドイツが併合したオーストリアから永世中立国のスイスに山中を越境するまでのクライマックスシーンを最初に観た時は、作られた映画と言え、最後までヒヤヒヤドキドキして鑑賞していました。ジュリー・アンドリュースの印象はその後も忘れられませんでしたが、昭和時代の世界的名優の一人かと思います。

天皇誕生日

1月23日(日)は平成最後の天皇誕生日ということで、皇居には8万数千人の庶民が一般参賀に訪れたようですが、中には前日から並んだ徹夜組も出たそうです。我が家ではその報道をテレビで観る程度ですが、3連休は皇室報道を含め、殆どテレビの前に釘付けとなりました。幸いに全日本のスケート選手権や競馬の有馬記念も重なり、天候は冴えませんでしたが、比較的に世の中が盛り上がった週末ではなかったかと思います。今の天皇が御結婚された昭和33年ごろは、テレビも「三種の神器」の一つと言われた時代でした。我が家には都会の生活と違って、その一つも無かった時代です。当時の昭仁皇太子と正田美智子様との電撃的な出会いから御結婚に至る報道は、録画はもちろん数え切れないくらい拝見していますが、皇太子が幼少時に天皇家のしきたりで両親と離れた環境で育ったというのは、失礼を承知で言わせて頂きますと、一般庶民である私の育った境遇とも少し似ている様な気がいたします。何を言いたいかと申しますと、両親の元で育たないと、人間としての親からの愛情に過不足が生じるので、それを補う上でも、支える伴侶が早いうちに身近に必要だということです。美智子妃という理想的な皇后が民間から誕生したことで、平成時代になり皇室と国民の距離が大変近くなったものと思われます。

2018年12月21日金曜日

海外ドラマ

今、我が家では毎晩のように、子供たちが小さかった時に一緒に観ていた海外テレビドラマのDVDを楽しんでいます。シニアの方ならば良く御存知だと思いますが、「大草原の小さな家」というタイトルのテレビドラマです。米国の西部劇は色々ありましたが、日本の「サザエさん」「ちび丸子ちゃん」シリーズのような海外の長編家族ドラマを、今の年齢になって夫婦で楽しめるのは大変有難いことです。かつての若い時代には、海外の長編アニメ番組も週末の夕方には家族団欒で楽しんだものです。大人と子供が一緒に楽しめて為になるテレビ番組が今も日本のテレビで放送されているのか知りませんが、「大草原の小さな家」という傑作の名番組をNHKか民法にて再度放送されることを私は願っています。かつて視聴された世代の方は分かりますが、理想的な家族のあり方がどのようなものかを教えてくれるドラマです。核家族化とデジタル機器の普及で、人と人の関係性が年々希薄になって、様々な事件に至っているのも近代社会の現実です。居間で家族が揃って、一緒に観る番組が増えていくことを、当の昔に子育てを卒業した多くの世代の方たちが望んでいるのではないでしょうか。どこのテレビ局でもバラエティ番組やサスペンス番組の放送ばかりが目立つ昨今ですが、将来を担う子供たちのために、果たして現在のテレビ番組編成がどれだけ社会的に役立っているのか検証する必要もあります。若者のテレビ離れと言われている現在、私自身密かに感じている次第です。

組織作り

独立系の中小企業を長年経営してきて一番大変だったのは、素人ばかりの創立メンバーを中心とした企業内に、会社の組織作りをどのように浸透させていくかでした。すべて見聞してきたオリジナルの考えで、時には何度も人事を失敗しながら今日まで歩んできました。会社経営とは、夫々の各セクションのノウハウの塊を、バランス良く結集させて、ロス無く会社のオペレーションを遂行することでもあります。しかし既存の受け入れ側の態勢が整わないと、人事による効果的な機能は発揮されません。会社の組織作りが適正に機能するには時間がかかりますが、年々社内メンバーの自律的な成長により、今日までは組織も機能してきたように感じます。会社における組織作りも、家庭における子育ても、同じような取り組み姿勢が必要だと思われます。

2018年12月19日水曜日

社会的事件

今年はパワハラ、セクハラ、虐待、あおり運転など、加害者が精神的にイライラして、ストレスを被害者にぶつけて事件になるケースが多かったように感じます。事件が起きるときは立て続けに起きるものだなと何度も驚きましたが、実は水面下で長年にわたり不平等の問題が隠れていたに過ぎなかったように思われます。この際、対人関係で暴力的な行為を徹底的に無くす社会を目指したいものです。スイスの非営利団体「世界経済フォーラム」が発表した、日本が男女平等ランキングで149か国中110位と発表されたニュースには、未だに変わらない男性優位社会が如何に西洋諸国と隔絶しているかを、驚きとともに恥ずかしささえ感じた日本人が多かったのではないでしょうか。前出のパワハラ事件は、未だに古い伝統を引きずっている体育会系の団体スポーツに関してのことですが、相手の気持ちを思いやらない暴力行為は、男女間の関係なくあちこちで起きているのが実態だというのが判明されました。20年のオリパラを控えた来年は、そのような一連の社会的事件が一掃されることを望みたいものです。

2018年12月18日火曜日

原発の話

原発輸出が暗礁に乗り上げている感があります。政府は原発輸出を成長戦略に盛り込んでいたようですが、福島原発事故を契機に安全性へ厳しい基準が課されて、一機の建設費が5千億円から1兆円へと、原発建設コストが倍増しかねないとも言われています。海外での原発建設商談が進まないのも国内メーカーとして採算が取れないと判断されているようにも感じられます。福島原発事故の真相原因も明らかにされない中では、国内の原発新設は国民世論としても事実上無理と言われる中で、海外へその技術を輸出することが果たして政策として妥当なことなのかと思うわけです。最近は海外のプラント建設でも巨額の赤字が報道されているので、国内の技術を輸出して収益を上げることも海外勢との競争激化で次第に難しくなってきているようです。しかし、現実には将来に向けて国内原発の廃炉にも多額の費用と技術が必要となります。国のエネルギー政策はこれからも原発がベースロードの発電源だと言われているため、輸出が無理となれば今後の政府の対応が注目されます。個人的には、核廃棄物の保存箇所も政治的に示されないままに、原発を使い続けることへの疑問はあります。技術の継承が無ければ、何十年も廃炉作業を続けることも難しいと思いますが、新たな技術を育てつつ、これまで通り原発技術の輸出を継続すると考えるならば、政治的なメッセージが明確に示されるべきだと思います。

2018年12月17日月曜日

問題の根拠

企業も社会も何か大きな問題が起きないと現状は変わらない、という世間の空気を今年は多くの方が一番味わった年ではなかったでしょうか。所謂、対処療法的な処置でもありますが、現状を打破するにはそれでも止むを得ません。できれば問題の発生を事前に予見して対策を講じていれば、問題が起きてから後に尾を引きずらなくて済むのですが、国民性なのか中々そのような事前の行動は難しいようです。何を言わんとしているのか読者の方はお分かりでしょうが、目の前の問題処理ばかりに追われていると精神的にも肉体的にも人間は疲れますし、対応に掛かるコストも莫大です。「火のないところに煙は立たない」と言いますが、問題の根幹において、多少でも根拠となる事実が無ければ噂が立つはずはないというのと同様です。噂だけで終われば問題はないのですが、知らぬ存ぜぬで無責任体制が何年も続いて、もし事件や事故に発展すると、それまで重ねてきた信用が台無しになり、企業の存続にも影響します。企業にとっても地域社会においても、悪い噂が立つことはきわめて恐ろしいことです。明日はわが身で、気をつけなければならないと思います。

2018年12月14日金曜日

説得力

かつて会社経営において経験した苦労の一つは、自分の考えを部下に浸透させる事でした。経営者である私自身が当時まだ未熟で、非力で、尊敬に値しない存在だったのでしょう。もちろん説得力の無さも大いにありましたが、聴く方にも理解力や想像力や聴く姿勢が欠けていたのか、当時は中々本心が通じないで空回りして私自身悩むことも多かったようです。簡単にいうと原因はすべてにおいてキャリアの無さですが、不思議なことにキャリアを重ねるとそのような苦労をする事も悩む事もなくなります。相手を説得するにはある程度、折衝においてもセンス(要領)が必要と思われます。しかし、このセンスは一朝一夕には身に付きません。相手に話が通じないのは、結果的には説得力に欠けると判断されて自分の考えに理解が得られません。その力を付けるには折衝する経験を若い頃からひたすら鍛えるしかありません。つまり場数を踏むことです。交渉において先ずこちらの考えを主張することが最優先ですが、必ず立場の違う相手の考えと渡り合うことになりますので、交渉を成立させるには、現場で落とし処を探り、物事を結論に導くには、自らに説得力がなければなりません。たまたま私が会社経営で生き残れたのは、20代の頃からお客様を説得する力を経験で身に付けたからだと思います。人生には時間が限られていますので、自分の能力を伸ばすには、そのファクターとなる事象に自らの時間を上手く配分して、様々な場面に遭遇する経験を人一倍持つ事ではないでしょうか。

2018年12月13日木曜日

指導力

今、学校でも企業でも指導力の問題が問われているように思われます。古い企業はコーポレート・ガバナンスが次第に欠けてくるので、企業の不正を見てみぬ不利をすることになります。社外取締役や外部の人材を企業が抱えるのも、旧態依然とした風土を変える、つまり「しがらみを絶つ」指導力が組織に発揮されるためです。私自身も経営において人材の選定ミスでこれまで失敗を重ねてきましたが、外から見た人材の印象と実際に採用してから働きぶりの印象とはかなり異なります。特に大手から人材を招聘した経営者から同じような失敗の経験を幾度となく聞きます。何故、上手くいかないかと申しますと、入社しての第一印象が社員から観て上から目線の人が大半だからです。残念ながら、下から目線でなければ経営者は良しとしても社員が受け入れないことをわかっていない人が多いのです。大企業であれば人材は豊富なので、人事異動で人を替えることは容易ですが、中小企業は数年は我慢して使わざるを得ません。ですから中小企業においての外部からの人材の選定は最重要です。創業のオーナー経営者であれば中小企業の人事権は自由に発揮できますが、大企業では創業経営者は少ないので、あのような不祥事が度々起きるのでしょう。何はともあれ、指導力つまりコーポレート・ガバナンスは重要視すべきだということです。

2018年12月12日水曜日

業務改革

たまたま弊社で開発に携わったRPA製品が今、爆発的に売れています。まさかと思っていましたが、働き方改革関連法案の施行を目前に、大手金融機関は真っ先に導入を検討して、積極的に業務改革を進めているのが現状ではないでしょうか。グローバル市場で競争するには先進ITを使いこなし、人材を効率的に活用するしかありません。中小企業各社もRPAの導入を真剣に考えるべき時です。弊社はこれからの産業界の皆様へ、先進ITの導入により業務改革の下支えとともに生産性の向上にダイレクトに寄与したいと考えています。業務改革のIT化は、これから先の人材不足に対して待った無しの施策です。ビジネスオペレーションのスピード化がこれからの企業間競争において勝負となります。これからも弊社はお困りのお客様の相談を通して、業務のデジタル化へ導くITのドクターとして、必要とされるIT企業を目指して参ります。

2018年12月11日火曜日

レジリエンス

昨日は世界的な経済誌が主催する中小企業の表彰イベントに参加しました。パネルディスカッションに元大リーガーのゲストも出席され、日本の若い中小企業経営者の夢あるプレゼンに感動したとのこと、日米のプロ野球経営を対比した話は少し勉強になりました。多くの大企業は存続維持ばかりが優先していますが、本日表彰された中小企業はリスクを承知でイノベーションを発揮して、果敢に新市場へチャレンジしている、とは前述のゲストの感想でもありました。日米の野球界の違いは、エージェントとプレイヤーに対する考え方や指導方法にもあるようです。お互いに文化の違いもあるのでしょうが、失敗しないように日々練習を重ねる日本の指導に対して、米国は失敗は必ずあり得るので、どのようにプロは立て直すかが大事だと指導しているようです。レジリエンスに関する書籍が日本でヒットしたのも、日本の会社における人育てにも通じる一理があるからではないでしょうか。従来の下請けから脱皮しようとする若い経営者の意気込みに触れることが出来ました。

2018年12月10日月曜日

クラシック音楽

この歳になると一年が早くて年齢など忘れてしまいたくなりますが、年末の「第九」と新年の「ウィンフィル」ニューイヤーコンサートは楽しみの一つです。ピアノも、これと言って楽器も弾けない私でもクラシック音楽は好きな方です。感性やセンスは全く無いと家内にはいつも言われていますが、夫婦も感性の有る無しで対象的なので、釣り合いも取れているのだと思います。先日、テレビで「月」に関するクラシック音楽を聴く番組があり、ドビッシーの「月の光」やベートーベンの「月光」を作った背景を学びましたが、クラシック音楽に精通している人の感性の鋭さにはとても及ばない気が致します。最近は家内の出不精で一緒にコンサートへ行く機会もなくなりましたが、今でもたまにはクラシックコンサートへ行ってみたいなぁという願望はあります。願わくば生きているうちに、ウィンフィルのニューイヤーコンサートを現地で聴いてみたいというのが夢です。

2018年12月7日金曜日

意見交換

連日のように様々な集まりが続いていますが、業界も違い、色んな方の話を聴けることに大変満足しています。やはり人と会話することが一番勉強になります。情報過多の時代なのでネットで情報はすぐに入手できますが、自分の頭で考えて人前でしゃべってみることが大切だと思います。学生の頃は同僚と徹夜で論争していましたが、その前に自分なりに雑誌や新聞で情報を入手した上で考えをまとめていましたが、政治や経済、社会問題にフォーカスして討論することが多かったようです。今も、会社内で価値観を共有するため社員の皆さんに為になりそうな記事を見つければ配信していますし、役員間のミーティングでもニュースに対する持論は時々述べています。色んな方の様々な意見や見方があるのが普通ですが、会社内でも偏ることなく気軽に意見交換が出来ればと思っています。最近は異業種交流会で若い経営者の方と話す機会が以前ほどは減りましたが、時代の変化とともに経営の感覚も変わってきていますので、時々は会へ顔を出すようにしています。世代交代とともに若い経営者の方も増えていますので、こちらも謙虚に聴く耳をもって参加しなければと考えています。

2018年12月6日木曜日

時代の変化

連日、忘年会の予定が多くなってきましたが、年の区切りをつける意味で様々な集まりがあっても良いのかなと思います。12月も日数に限度があるので、日程が合わなければ容易に新年会へ切り替えることも可能となります。人との約束は年々人脈の広がりとともに増えるので、優先順位も考えなければ予定を組むにも限界があります。今年は全産業が好景気のようで、長年経営していると居酒屋の雰囲気でも分かります。IT業界も時代の追い風でどこの企業も好景気ですが、景気の変化は早いので決して浮かれないことです。失われた20年の低迷していた経済から見ると、現在の状況は遥かに改善しています。しかし、少子高齢化が進みつつあるせいなのか、かつてのような経済の勢いは感じられません。今後、どのように日本経済が進むのか私自身も予想がつきませんが、産業界のスキームがデジタル革命により新しく変化していくことは間違いないと思います。IT分野も裾野が広いので自社の進むべき方向性を明確にしなければなりません。海外との競争で勝ち抜くにはITを如何に活用していくかが勝負だと思います。市場の変化を先取りし、皆で知恵を絞り、事業の付加価値を高めていくしかありません。

2018年12月5日水曜日

経験

最近、初対面の同世代の経営者に会って親しくなったり、20年以上も会っていない経営者と急に出くわすことがあります。どちらも貴重な出会いですが、お互いに健康で現役の経営者だからこそお付き合いが出来るのではないかと内心感謝しています。会社を創業して長年存続させることは大変なことですが、存続できれば経験の上に経験がさらに重なり、生存していく手法も身に付いてきます。健康であれば、時代の変化に対応していくことも広い意味で知恵がついて可能となるわけです。景気不景気は時代につき物ですが、不景気をチャンスと捉えて次の手を考えて行動するとチャンスをものにする機会が到来することもあります。お互いに共通していることは皆さん勉強家だということです。何歳になっても、勉強しようという意識があるから奇遇も生まれるのです。経営にも言えることは「苦は楽の種、楽は苦の種」でしょうね。皆さん、今が一番幸せだと話していました。

2018年12月4日火曜日

日本株

毎朝、NYダウや外国為替市場の動きを聞いて東京市場の様子を見ていますが、本日はNYダウの上昇に反して逆に日本株は暴落したようです。何が影響したのか分かりませんが、最近、米国との通商問題を前提として日本企業が大手を中心にして業績にやや頭打ち感が見られます。つまり日本企業の成長が人手不足とともに鈍化しつつあるのではないでしょうか。米中の貿易摩擦も周辺諸国に影響し、これまでの循環経済の枠組みにも変化をもたらしているものと思われます。最近感じることは、画期的なモノづくりのビジネスよりも様々なサービスビジネスばかりが世に誕生しているような印象を個人的には感じています。世の中にリスクの無い事業ばかりが誕生しても、日本企業の成長には直接的に結びつかないので、日本株の上昇には繋がらないでしょう。

2018年12月3日月曜日

真の動機

「人はほとんど自分に関するかぎり、その真の動機を知っていない」「人はある行為へと自らを動かしたものを見通せない」。したかったのか、せざるを得なかったのかさえ不明なこともあれば、同時代人が共有する観念に沿って自身の動機を読み違えもする。だから「何を為したか」以上に「いかに為したか」が重要である。 これは先日、朝日新聞の「折々のことば」に掲載されていた民衆思想史家の話です。とても意味深い内容でしたので、忘れないようブログに取り上げてみました。大河ドラマ「西郷どん」での西郷隆盛にしても行動の真の動機は不明です。カルロス・ゴーン氏も自分の行動に対しての真の動機は分かっていないのではないかと考えます。 物事の行動や経験の積み重ねにより、人間は神経も麻痺してしまうことがあります。バブル時代に酔ったかつての日本も同じようなものです。行動を起こす前に、何度も考えに考えれば、読み間違えることも少なくなるはずですが、気持ちが浮かれているとうっかり行動してしまうのです。 「他山の石」という諺が不祥事のたびに使われるのは、人間が同じ過ちを犯さないためです。しかし懲りないで、また同じような過ちを繰り返すのが人間です。先日、どこかの大学の先生がインフラ点検と称して橋梁補修を行っているが、補修が先を見通した補修になっていない、と話していました。何を補修したか以上に如何に補修したかが重要と言えます。