2019年6月28日金曜日

人生において人との縁を大切にしていれば損はないものです。そのためには人との関係を一方的に断ち切らないで維持することが大事です。縁は自分にどんな運をもたらすか分かりません。千載一遇の縁などは滅多にないことなので特に大切にすべきです。ビジネスの世界では人脈の多さがものをいいます。世の中は人の集まりで成り立っていますので、人脈(ネットワーク)の多さで運命が決まる時もあります。色んな場での名刺交換は誰でもしますが、戴いた名刺を長期的に活かしている人は意外と少ないものです。出会いをその後どう活かすかは個人の裁量に依ります。私もかつて戴いた名刺には日付と場所、その人の特徴を必ず明記していました。お陰様でこれまで足を使ってお客様から戴いた名刺を、大切に保管して多くのビジネスチャンスに活かしてきました。縁は座っていては得られないので、掴むには動き回ることがどうしても必要となります。しかし、自由に動き回っても縁が自然に生まれるものではありません。ですから千載一遇の出会いの機会があれば、その縁を大切にしなければとても勿体無い話だと思うのです。何故、本日このような話をしたかと申しますと、弊社にとってかけがえのない千載一遇の大切な縁が出来たからです。

2019年6月27日木曜日

デジタル技術

2020年以降、社会は大きく変わることが予測されます。人口減少は止まらないし、医療や社会保障費は増える一方で減ることもないので、社会は変わらざるを得ないのです。あらゆる分野にデジタル技術が活用されなければ、従来の延長線上では社会が機能しなくなります。ちょうど明日からG20サミットが大阪で開催されますが、主要な議題の中に5Gの実用化に向けた標準化技術の話も出てくるでしょう。SDGsの理念を下に、各国が国連が提唱する世界的課題に共通認識を示す大事な場でもあります。日本は世界でも高齢化の先頭を走り続けていますが、デジタル技術の有効活用で世界の見本となるべきです。弊社も他社との連携で過去にないようなシナジー効果を発揮し、既存社会に豊かさと幸福を提供できる企業になりたいと考えています。5Gの実用化に伴い、今後、デジタル技術はさらに加速度的に進化していきます。それとともに新規産業が誕生し、新たな雇用が生まれることを期待しています。デジタル技術によって、弊社が社会の貧困の格差是正に少しでも貢献できれば幸いです。

2019年6月26日水曜日

対話

私も社員の皆さんと同じように、サラリーマン時代には待遇の不満とか上司の不満など多々ありました。しかし所詮、待遇に不満があるのは会社の中で自分だけではないので、もらった給料で生活をやりくりするしかないし、上司に不満でも上司は変えられないし、自分自身が頑張るしかないと思ったものです。同業他社の給与など知る良しもなく、会社の業績が良くなれば少しは昇給もあるだろう、くらいの発想でした。仕事の遣り甲斐は大事で、どうしたら楽しくなるだろうと自分の頭で考えるべきです。自分が積極的になればお客様の対応も変わるはずです。ただ単に一方的にお客様に召し使われるほど、自分の仕事としてつまらないものはありません。どうしてもレベルの要する仕事を任せてくれないお客様ならば、自分から会社に事情を話して別のお客様の仕事に変えてもらうべきです。日々の経験を積んでいれば年々自分の成長が分かるので仕事にも遣り甲斐を次第に感じてきます。多くの人と仕事上での対話をすることが自分を高める上でも大切です。対話をするには知識が必要ですから、自分で知識を詰め込むしかありません。ネットの時代なので知識は氾濫しているので、相手の話に頷きながら、肝心なことは自分から発言することだと思います。私は基本的にお酒は飲めませんが、いろんな人との対話はお酒の好きな人以上にお酒の席で作っています。多くの人と接して他人から謙虚に学ぶ姿勢がいつの時代でも人生においては大切なことです。

2019年6月25日火曜日

組織

日本の高度成長を牽引してきた日本型経営組織がグローバルな時代の趨勢に取り残されてきています。行け行けドンドンの高度成長期は右へ倣え方式で産業界もピラミッド組織が有効に働いていました。しかし、現在のような変化の激しい時代には従来のピラミッド組織では変化のスピードに付いていけないと思われます。ベトナム戦争で米国が北ベトナムに敗れたのもベトコンのゲリラ戦法が有効に機能したからです。同様にビジネスの世界でも、小さなチームが右往左往にアンテナを張り巡らせて、臨機応変にお客さまの要望に的中した提案が出来る企業が勝利を収めると思われます。年功序列の人事制度も、時代に相応しい制度設計をしなければ優秀な社員の定着は望めないどころか優秀な人材も入社してきません。最近急に初任給を上げる企業が増えてきましたが、新規採用が難しくなってきたのと若者の離職率が増加してきたことによる企業の防衛手段だと考えます。IT企業も積極的に人材に投資して社員のスキルアップを図り、同業他社より付加価値のあるビジネス領域を伸ばすしかありません。企業が変わるためにもWinWinの関係で切磋琢磨して時代を変革しようとするビジネスパートナーの存在も欠かせないと考えています。2020年以降、時代はドンドン変わっていきます。ビジネスチャンスの前髪を是非とも掴みたいものです。

2019年6月24日月曜日

商売

日曜日、用事のついでに床屋さんの前を通ったら不思議なことにお客様が1人もいなかったので急遽入店しました。お客様が少ない理由はどうやらお天気のせいだったようです。天気が悪いと床屋へ行くのをためらう人も多いし、給料日の前というのもあるようです。用事というのは床屋さんの隣のクリーニング屋さんのことですが、このクリーニング店はいつも大繁盛で私も随分前からの常連で利用しています。床屋さんもクリーニング屋さんもこの付近では珍しく10年くらい長きに渡って御商売が続いています。理由は他のお店よりも価格が安くて、仕上がりも良いからです。それだけでなく、店員さんの対応が良いことも共通しています。デフレ経済環境の中では、消費者目線に合った商売をしてお客様の信用を積み重ねなければ継続は難しいのです。私もこの床屋さんが開店する前はすぐ近くのお店に通っていたのですが、同じように多くのお客様がこのお店に徐々に集まって来ているようで、近隣の床屋さんの経営は大変だと思われます。お隣のクリーニング屋さんも近隣では1人勝ちをしているようです。ちなみに近隣の飲食店は、お客様の入りが継続できずにしょっちゅう新しいお店に入れ替わっています。古くから継続しているお店は生き残っていますが、この点は一般の企業も同じです。

2019年6月21日金曜日

天下のもの

「指導者はものごとを公の立場で考えなくてはならない」・・・これは私の引き出しの中にあるPHPから出ている松下幸之助の「指導者の条件」という小さな本の中に書かれている言葉です。もう10年以上前に購入した書籍ですが、なぜ私が本日のブログでご紹介したかといいますと、私が企業は社会の公器だという考えを松下幸之助に学んだからです。抜粋箇所の一文をご紹介しますと次のように記してあります。<企業というものを考えてみれば、資本にしろ、土地にしろ、物資にしろ、人にしろ、本来は私のものでなく、天下のものである。ただ、それをよりよく活用することにより社会にプラスをもたらすために、便宜的に形の上で私有ということが許されているわけである。指導者はそのことをよく知らなくてはいけないと思う。何ごとも天下のもの、公のものなのであり、したがって自分のなすところは本質的にはいわば公事である。この自覚が大切だと思う>、と書かれています。松下幸之助も中国の孟子の教えに学ばれているようです。私は企業が独立性と称して自分たちが好きなように自由にするというのは幸之助の教えに反していると思うのです。企業は外部からの指摘がなければ自分に厳しくならないので内部の自浄作用は中々働かないものです。自由を履き違えると自らの制限が効かなくなり、結果的に企業にとっても社員にとっても良い結果にならない考えます。企業は私の所有物ではないということを私は何度も松下幸之助の教えから学びました。

2019年6月20日木曜日

子育て

子どもの育つ環境を整えることは最重要だと思います。親がどれだけ立派な人でも子育てが上手いとは限りません。寧ろ立派な立場にいるからこそ子育ては難しい場合もあります。つまり子どもに期待し過ぎるからです。子どもも独立した一人の人間だと思えば良いのですが、自分の子どもだと意識し過ぎて子どもにプレッシャーを掛けることはないでしょうか。兄弟でも姉妹でもそれぞれ性格が違いますから、親は子どもを比較しないことが大切です。長男と次男、長女と次女は育て方も微妙に違ったはずです。3人家族と4人家族では子どもの育つ環境も違います。私の子どもも姉妹同士の性格は随分違います。それぞれの個性を尊重すれば子ども同士はいつまでも仲良く、お互いを思いやるようになります。昨今の事件に感じることは、親の子育てにおいて兄弟、姉妹毎に差があり過ぎるのではないかと考えます。子どもは別人格で自分と子どもは違うという発想が大事だと思います。

非常識

昨日のブログを書き忘れていたので早朝になってしまいましたが前日分として投稿します。自社では皆が常識だと思っていることが、実は他社から見たら非常識の場合が多いのです。つまり社外の世界を知らないと「井の中の蛙」の感覚症状で、自分たちは普通の行動をしていると勘違いをしてしまいます。6月は中旬から下旬にかけて上場企業の株主総会が行われますが、今年は特にコーポレートガバナンスについて異議を唱える総会となり、紛糾することが大いに予想されます。つまり、株主である第三者から見ると非常識なことが、いざ自社内では常識で通っていることが多いのです。人間は自分に厳しくすることは難しいので、他人から指摘されないと自分自身に甘くなってしまうのです。生え抜き社員は一見素直なのですが、世間を知らないために中々人間的に成長が難しい面もあります。ではどうしたら良いかとなりますが、私が思うに中途入社の社員を入れたり、外部と資本業務提携しながら、ガバナンス的にも内部に刺激を与え続けることだと思います。さもないと非常識の企業になっていることに自社内で気がつかないことがあります。

2019年6月18日火曜日

中東

今朝のイランの核開発加速のニュースにやや懸念を抱いたのですが、実は昨日、政府関係主催の日・サウジアラビア2030年ビジョンフォーラムというイベントに参加してきたばかりだったからです。隣接しているイランとサウジは中東においても敵対関係にありますから、もし米国とイランが軍事的衝突をしますと、原油価格にも飛び火しますが、それ以上に中東全体や周辺国にまで影響が拡大します。近年、中東のオイルマネーを活用しようという動きが世界的に活発化しています。昨日は日本とサウジアラビアが未来に向けて関係強化を打ち出す段階への皮切りだと認識しました。しかし、米国とイラン情勢の緊迫した話題などは出席者からはこれっぽっちも出てきませんでしたので、今に始まったことでもないので他人事なのかもしれません。歴史的にややこしい地域であることは相違ありません。昨日から暗いニュースばかりを書いていますが、どうも毎日の生活がニュースと隣り合わせだというのが我ながらいけないのかもしれません。今後はなるべく明るい話題を見つけて書きたいと思います。

2019年6月17日月曜日

考察

昨日、大阪で起きた拳銃強奪事件は犯人の逃亡により指名手配されていましたが、今朝、漸く容疑者の逮捕というニュースで安堵した市民の皆さんは多かったと思います。今日は最近多発している幼児虐待事件について考察してみます。幼児虐待と言えるかどうか分からない程度の多少のいじめみたいなものは、「おしん」伝説のようにかつての時代から見られたと思います。しかし、昨今の度重なる幼児虐待事件のニュースは子どもを持つ親としての行為だからこそ、連日の虐待ニュースを聴く側としても大変な痛々しさを感じます。怒るとすぐに切れやすい若者の性格による突如としての行動だと思いますが、どうしても古い世代の私たちには無力の幼児に対する後先を考えない暴力行動が理解できません。かつて昭和の時代に猛烈に働いた団塊世代が今の日本に繁栄をもたらしたことは相違ないのですが、家庭を留守にして子育てを母親に任せて子どもの躾を犠牲にしてきた部分もあります。おろそかな子育て教育のつけは必ず子どもの将来に禍根を残すと思うのです。先日の元エリート官僚による息子の殺人事件にも、子育てに失敗した親の執念みたいなものを感じた次第です。自分の子どもでも駄目なものは駄目と、幼少時の頃から子どもに厳しく言える親の教えが、複雑な今の時代だからこそ益々必要なのではないでしょうか。

2019年6月14日金曜日

年齢

人って他人の年齢がとても気になるのですね。私は最近、歳を聴かれると冗談で「忘れました!」と返しますが、本当は何歳ですかと繰り返し質問されますので、仕方なく嘘を言うわけにもいかず実年齢をしゃべってしまいます。そうすると、お世辞だとは思いますが「若く見えますね」と返ってくるのですが、年齢は年齢なので元々若くはないわけです。歳の取り方は人それぞれです。特に現役を引退すると、元気な方も急に老けたり病にかかったりすることもあります。私が長年親しくしていたある経営者の方も、人生100年時代とはいえ、超人的とも言える95歳まで現役で毎日仕事をされていましたが、遂にお孫さんへ社長を譲られることになり無事社長を退任されましたが、その後僅か1週間くらいでお亡くなりになりました。たまたま私の父と大学の同窓生で、父の死後も個人的に大変可愛がってもらったのですが急逝ということになり本当に残念でした。なんだか話題が暗くなりましたが、寿命は人それぞれで90歳になっても元気な人は多いし、短命で終わる人もいるのが世の中の現実です。自分の年齢は忘れたほうがいいというのが、ここで私が言いたかったことです。他人の年齢には余り触れないほうが良いともいえます。

2019年6月13日木曜日

かつて私は札幌勤務の頃に毎日、車で営業をしていたので市内で通ったことがない道はないくらい東奔西走していました。ところが現在は移動すべて電車なので市内でも県内でも主要道路以外は右も左も分からないと言ったほうがいいと思います。実は今日、ある方の御案内で初めて横浜市の中央市場へ行ってきました。TVや人の話でお昼時の魚料理が美味しいという噂は以前から聞いていましたので、一度は入ってみたいと思いながら数十年ぶりに念願がかなった次第です。故郷が海に接していることもあり、肉料理より魚料理が大好きな私にとって今日の昼食は格別な経験でした。もう一つ、中央市場で何代も続いている老舗の食品卸業を経営されて、また異業種交流で30年近いお付き合いのあるオーナーの方のお店を初めて訪ねることも出来、また御無沙汰していましたが御本人とも電話で話しました。今日、久々の快晴の日に、私にとっては一挙両得の訪問ができたことは大変な満足でした。また車で連れて行ってくれた方も30年来お付き合いの営業の方ですが、今日は5年ぶりの再会でもありました。今朝の運勢はどうだったのか忘れましたが、とても幸運な一日でした。

2019年6月12日水曜日

デジタル化

昨日今日と、都内の同じ場所で全く別のイベントに参加しました。いずれも大手メディアの主催で、政府系も後援でしたが、本日のイベントは丸一日、様々なスケジュールが組み込まれていました。今後、政府が推し進めるデジタルガバメントにはどのようなビジョンが掲げられているのか、担当大臣や事務方の話を直接聴く機会が得られて大変貴重な経験でした。細かなスケジュールには先進自治体の事例も盛り込まれて、中央政府とのスピードの差というものを感じました。今後、高齢化が一段と進む日本は課題が山積しているため、効果的なデジタライゼーションをフルに生かし、行政サービスとして実施しなければ財政危機を逃れないと多くの有識者が危機感を抱いています。本日は国に提言する様々な意見をシンクタンクが音頭とって議論したイベントでもあったように思われます。これからデジタル化を推進していくには、このような会合が継続的に開催されて、安心で豊かなデジタル社会の実現において日本は何を目指すのか、デジタル化の目的に対して明確な指針を出し、産官学民のマインドセットを変えていく事が重要だというのが結論のようでした。

2019年6月11日火曜日

税理士

私も個人的に親しい税理士は何人もいますが、先週は5年ぶりにお会いした税理士がいます。夕方から雨で再開発が進む渋谷駅周辺をGoogle Mapsで辿り駅から少し距離はありましたが、運よく道を間違えず約15分歩いて時間通りに事務所へ到着しました。こちらの税理士は日本でも10%に入る有能な方(御本人曰く)のようで、久方ぶりの再会でしたがお互いに話が弾みました。感心したのは、私が初めて出会った2011年の時のレクチャ申込書のコピーを見せられたことです。私に税理士のレクチャー案内をくれたのは当時親しくしていた外資生保の担当者でした。不思議なことにその機会に三人が親しくなったのですが、その後悲しい出来事が起きてしまったのです。その内容については個人への尊厳もあり此処では控えさせて頂きますが、その事が私と税理士をその後も関係をつなぐきっかけにもなったわけです。会社創立当初は今は故人ではありますが税務署上がりの税理士でした。その方があまりにも長かったのですが、漸く高齢で廃業するということで新しく年齢的にも若い税理士を見つけました。その方とも長くお付き合いしましたが、偶然に大学のゼミで一緒だった友人が税理士をしている事を知り、現在はそちらとお付き合いをしています。特に好不況に関係なく赤字を出すこともない士業の仕事が羨ましく感じる時もあります。どんな仕事でもそれぞれ大変さはあるのですが・・・。

2019年6月10日月曜日

歳月

余生をどこでどのように過ごすかと近年紆余曲折考えてきましたが、漸く考えが落ち着いてから最近思い立った自宅のリフォームが漸く終わりました。御近所では5年前に既に全面的なリフォームを手がけられたところもあり、5年も早く快適に過ごされているわけです。最近、この5年の歳月はとても長いし、知らずうちに人間も変わり行くことを、御近所や地方に住んでいる人の動静からしみじみ痛感しています。気が付かないうちに周辺の世代が移り変わることを、5年という歳月で考えてみると色々と世の変化に接したりします。人は行動を5年前に起こすか5年後に起こすかで、様々な効果が大きく違うことは中々気が付かないものです。言いたいことは、健康で過ごせる人生はあっという間だから、人生を結論付けるのも、行動を起こすのも、やるべきことは早い方が良いということです。「歳月人を待たず」「一寸の光陰軽んずべからず」という諺があるように、これからの時間を大切に過ごしたいと思います。

2019年6月7日金曜日

家族

最近、家族関係は如何にあるべきかと疑問を呈したくなることが時々あります。本日は明日の午前8時半からNHK・BSプレミアムで放送される、理想の家族ドラマ「大草原の小さな家」が再度オンエアーされるので、そのことを皆様へお知らせしたいと思います。我が家では30年も前の放送をビデオテープで録画し、最近はシリーズになったDVDを購入し、昔を偲んで時々楽しんできました。このドラマが再放送されることは誠に劇的なことなので大変待ち遠しく感じています。若い社員の皆さんにも古いドラマですが、是非ご家族で鑑賞されることお勧めしたいと考えている次第です。ドラマは米国西部の家族の物語です。理想的な父親・母親像、その家族の元で育つ子どもたち、近隣の人々たちとの友情関係、教会を兼ねた学校を重んじる光景など、取り上げたら枚挙に暇が無いほど理想的な内容が続きます。我が家では30年も前からこのドラマを若き日の大切な思い出としてきました。このようなドラマを家族で観て、少しでも学ぶことができたら家族間の断絶などありえないと思います。

2019年6月6日木曜日

米中

米中貿易摩擦が次第にエスカレートしていますが、どこかで双方に譲り合いの意思がなければ双方の傷は次第に大きくなって周辺国の産業にもマイナスの影響が及ぶと思います。供給が欠かせない原油でもレアアースでも、主要産出国が輸出制限すれば資源価格は当然上がりますし、遠くないうちに製品価格に転嫁されます。社会全体に影響を及ぼせばオイルショック時代のように高インフレで不況に陥ることもあります。しかし冷戦時代と違い、そのような輸出制限は双方の交易間にデメリットを発生させるだけだと思いますので、歴史を熟知しいれば大国の指導者は愚かな行為には及ばないと考えています。しかし色んな意味で、これから米中の対立は今後も続くことが予想されますが、米国を初め西側諸国は、この数十年間余りにも中国の国家戦略を軽く見ていたようにも感じられます。新冷戦とまでは進まないことを我々は望みますが、非常に緊張した関係が周辺国に影響しないことを望むばかりです。日本は米中両国の狭間に立ちながら、双方の関係改善を後押しする役目を担うことが必要かと思います。

2019年6月5日水曜日

人材

かつて製造業(メーカー)が不況のとき、理工系の大学生が大量に金融機関へ流れたことがありました。デリバティブの開発等とか言われていましたが、当時、日本のモノづくりももうお終いだと思ったことがあります。いつか某銀行の支店長が、銀行の商売は人の金を運用して商売しているので、モノづくり産業のほうが金融より立派だと話していました。私も学生時代は就職難でしたが、お金を勘定する仕事はどうしても好きになれなくて、金融機関への就職は進路として一度も脳裏に浮んだことはありませんでした。しかし大方の優秀な学生は毎年競って金融機関へと就職していました。何故なのか、ひょっとしたら倒産が無くて安定した仕事からなのか、世間体がいいからなのか、通常の産業より生涯年収がいいからなのか分かりませんが、金融機関の人材はおしなべて優秀です。数字の強いこの方たちがIT業界へ就職してくれたら日本も変わるのになぁと思ったことは何度もあります。しかしバブル崩壊で、銀行も倒産しましたし、経営統合も普通に行われるようになり、あっという間に人員削減まで聞こえてくるような時代に変わってしまいました。今後、数年で学生の就職先が金融機関から別の職種に移り変わる、いわゆる産業の構造改革とでも言う異変が起きることは間違いないと思われます。金融機関ももっと絞り込まれて数を減らし、今後、他の産業へ人が吸収されていくことが世の中的には望まれるでしょう。優秀な人材が成長産業に流れることが日本経済にとってこれから一番必要なことだと思います。

2019年6月4日火曜日

令和時代

18年度の決算書が漸く会計事務所から届きました。今年は5月連休が10日間もあったため、決算の事務処理が遅れたようです。本来は連休を見込んで早めの処理をすべきだと思います。毎年、決算報告に各金融機関を廻りますが、事業報告説明とともに支店長直々の景況感を聴く機会として大切にしています。デジタル技術の進化とともに今後、金融機関の業務も大きく変化していくでしょう。特にクラウドの時代が進むと、ビッグデータを分析して新戦略を矢継ぎ早に打っていけるところと後から追随するところが出てきます。国の内外では正に市場でのトップ争いにおいて戦々恐々の時代が到来しています。産業の構造改革も進まず、痛みを伴う改革も先延ばしにされてきましたので、これから経済の急激な浮上は難しいと思われます。金融機関も含め、各産業では人材の流動性も年々高くなっていくことでしょう。データに拠りますと、日本の競争力も給与水準も海外と比較して年々低下傾向が続いています。それに少子高齢化が拍車をかけているようにも思われます。もぐら叩きのような課題山積の令和時代ではありますが、このような時代だからこそ、希望を失わないで常に気持ちを切り替えて肯定的に物事を捉えて前進していかなければならないと考えています。

2019年6月3日月曜日

器量

人はそれぞれ切磋琢磨して今日の姿があります。自分の器量は結果としては他人から判断されますが、こちらも他人と会うことでお相手の器量を観察できます。ビジネスの場で相応の器量を身に付けることはとても大切なことだと思います。しかし、器量を身に付けると言っても生易しいものではありません。人生の生き方そのものが人によって違いがありますので、単に器量と言っても人それぞれだと思うのです。では、どうすれば器量は身につくのでしょうか。答えとして私が思うには、物事の全てを前向きに捉えて、世の中の人は全て自分の師だと思えば、年齢とともに自然に器量が身についてくると思うのです。私もこの教えは幼少の頃に祖父母に教わったような気がいたします。顔色がいいとか表情が元気そうだというのも、他人に与える自分の印象として器量となります。