2022年12月28日水曜日

年末に際して

 今日で仕事納めです。久しぶりに業界で頑張っている元社員や知人に電話をしました。もう長年にわたり時々連絡を取り合っていますが、錚々たる会社を渡り歩いて活躍している彼らにはいつも良い刺激を受けます。IT業界で自分の実力を伸ばしつつ働き続けることは簡単なことではありません。現役で仕事を続けることで技術の変化への対応力も身に付きます。私が若かりし頃の元社員や知人ですから実力も相当なものです。

振り返ってみると、私も彼らも若い頃は弊社の規模も小さく、残っていても彼ら自身は成長しないだろうと新天地へ転職して行ったのですが、私自身が経営者でなくて社員の立場でも同じ行動を取ったと考えます。経営者も成長しなければ会社は良くならないし、彼らも成長を目指して転戦するのです。お互いに成長しなければ人付き合いは途絶えてしまいます。一時(いっとき)でも一緒に釜の飯を食った者同士はお互いに心が通じ合えるものです。

私も若い頃には別業界で育ったのですが、多くの先輩や同僚はすでに引退してしまい縁遠くなってしまいました。その点、IT業界では新卒者からベテランまで付き合う人材の幅が広いので人間関係の構築づくりに助力を得ています。2023年もまた新たな関係が生まれることを願っています。それと合わせて仕事と離れた家庭にも恩返しをしなければなりません。人生は一度だけですから一日一日を大切に過ごしていきたいと考えています。来年もよろしくお願いいたします。





2022年12月27日火曜日

音声SNS

 コロナ禍でマスクを着用するようになって丸3年近くなりますが、マスクもすっかり服装の一部になっています。噂ではマスク着用に肯定的な女性も多いようです。どちらかと言うとマスク着用もそろそろ面倒となり否定的なのは私だけではないと思いますが、果たして来年はどのような景色になるのでしょう。コロナも簡単には収まらないので来年もマスク着用は続くことでしょう。

一方、オンラインでの会議は顔を出さない人が多いと聞きます。ZOOMの使用は完全に浸透しましたが、マスク同様に顔を出したくない人もいるようです。確かに会議でも視線がピッタリと合うわけでもないので相手の顔を眺めるだけということもあります。中には自分の写真を背景画像にしている人もいますが、顔を直接に出さないのと変わりないのです。

ある方が話していましたが、これからは音声SNSの時代になるのではないかということです。人と会う機会が楽しみになれば頻繁に相手の顔を見なくても用事は果たせます。私もClubhouseの環境に触れて1年になりますが、顔を出さなくても全く違和感はありません。ある女性の方がシャワーを浴びたばかりでルームに参加できるので大変便利だと話していました。

年末に難しい政治や経済の話は控えまして、ありきたりの感想を述べさせていただきました。コロナ禍が齎した人々の様々な生き方が今後どのように変化するのか不明ですが、人々の幸せに繋がることを期待したいもんです。今年も静かに年末を迎えて、静かに年明けが到来することになりますが、新年を迎えての開放感だけは味わいたいものです。



2022年12月26日月曜日

今年の振り返り

 今年も残り僅かとなりましたが、今年1年を振り返るのも良いと思います。私自身の仕事を除いた今年1年で楽しかったことを振り返りますと、①唐津城、名護屋城址を訪れた②北海道マラソンに娘を応援に出かけた③サッカーW杯の観戦④新しいワンちゃんがやって来た、以上の4点が特に今年のイベントとして印象に残っています。すぐに思いついた点ばかりですが挙げてみました。

日々、雑事に追われてあっという間に1年が過ぎてしまいますが、1年の計を立てる前に今年のおさらいをしておきたいものです。例年と全く違った1年を過ごした中で、Clubhouseという音声SNSを早朝から1年間聴き続けてきたことはとても有意義なひと時でした。ほとんどリスナーーとして参加しているだけですが、ルーム運営者にはしつこさで覚えられていると思います。

さて来年はどんな1年になるだろうかと大変楽しみにしています。先ずはコロナ禍で会っていなかった故郷の友人たちと久しぶりに同窓会を開く予定です。それと大阪マラソンに応援に出かけます。さらに友人と二人でドライブで3泊4日の温泉巡りの予定です。まだまだ来年の予定を考えるのは早過ぎますが、元気で働きながら合間を見て様々なことにトライしたいと考えています。

2022年12月23日金曜日

 学生の頃は将来の夢(妄想に近い)がたくさんありました。教師、外交官、裁判所勤務、鉄道マン、記者、政治家、パイロットなど実力もなく、身の丈に合わないような職種に憧れていました。そこには職種に応じた共通点があり、人と直接触れ合う仕事だったように思われます。残念ながら憧れの仕事で終わってしまったのですが、教職だけは最後まで粘り気をもって取り組みながら中学・高校の免許は取得しました。

しかし折から時代が悪く中・高教員の採用は厳しく、大学卒業後、一旦、民間企業へ就職してさらに通信教育の大学へ入学して小学校教員を目指しました。結局、就職した会社の仕事が忙しく大学を卒業を前にして教育実習科目など受けずに教員の志望を断念したのです。同僚は皆校長まで勤め上げて現在は悠々自適に過ごしていますが、今が自分にとって最終的に良い人生だったのかわかりません。ただ今でも働けていることは幸せだと感じています。


2022年12月22日木曜日

実像

私も結婚して45年になりますが、漸く夫婦でいる時間も増えて参りました。働き盛りの頃は深夜に帰宅することも珍しくない時代が多かったのですが、当時は子どもに手が掛かる上で家事や子育てに疲れて帰宅時は既に寝ているような家庭でした。多くの同世代の方々も同じ経験をされたと思います。現代は祝日も多く、仕事に支障がなければ気兼ね休暇も取り易くなったので自分で自由に使える時間も増えたのではないでしょうか。

でも働いている人たちの幸せ度はどうか申しますと疑問符がついたりします。若い頃は月に2,3日しか休みが無かったのですが、少ない休みを家族ともども十二分に楽しんでいました。現代のように休みが多いと時間の使い方の工夫は様々なので、よりクリエイティブな生活ができると考えます。折角の人生なので、若くて体力があるうちは仕事も余暇も大いに楽しんだ方がいいと思います。

家で過ごす時間が増えたので、家事を手伝うことが多くなりました。妻から日課のように頼まれるのは布団の上げ下げ敷き、掃除機かけ、風呂掃除、トイレ掃除、食器洗いで妻は嫌いなようですが私自身はまったく苦になりません。得意不得意がこんなにも違う夫婦もいないのではと思うくらいです。星占いも毎日反対で性格も全く逆、似ているところはどこでしょう。唯一似ているのは有名人の好き嫌いでしょうか。


2022年12月21日水曜日

市場金利の動静

 日銀が金融緩和を継続した結果、内外との金利格差が開き、為替が円安になり輸入物価にの高騰に跳ね返る事態となりましたが、年末にきて日銀が金利を上げるのではないかという機運が出ています。銀行業界にとっては利幅が得られるので歓迎でしょうが、住宅金利等が上がることになれば借り手も新規購入者にも影響が出てきます。当然、企業の金利負担も増えるので収益にも影響します。

個人的な意見ですが、あまりにも長期に金融緩和を続け過ぎ、大量の低金利の貸し出しを続けてきた印象があります。借り過ぎると景気が良くない限り返済がきつくなります。国がコロナ禍で貸し付けた多額の返済は回収も容易ではありません。無担保無保証の貸し付けは不良債権化する可能性があります。

財政支出で景気を底上げすることができれば企業収益が上がり借入金の返済も可能となりますが、企業収益が上がらない限り返済の厳しさは継続します。2023年はコロナ禍も収まることを前提に企業収益を上げるように成長戦略を描かなければなりません。デジタル化が齎す企業間格差はさらに開くものと考えます。

2022年12月20日火曜日

明日への期待

年末は様々な方と久しぶりにお会いしますが、お互いに笑顔で挨拶を交わすこの時期は日本の昔から変わらぬ商習慣と言いながら大切なことだと感じます。ビジネスの世界では年末年始にリアルで人と顔を合わせる機会が多いのですが、一方の知人の方から届く無言の欠礼状とはまさに世界が対照的です。人間の運命も変遷する世の中と同様に先行き不透明なものですがなるべく逆らわずポジティブに生きていきましょう。

今年も様々な悲しい事件が起きましたが、人間がこの世に存在している限り様々な事象が起きることは避けられません。しかし今回のようなサッカーW杯のように世界中が歓喜に沸き、感動の渦が世界中に行き渡ることで、悲しさもいくらか打ち消されて軽減されるのではないでしょうか。これまで長年にわたりスポーツは平和の祭典だと言われてきました。正々堂々とスポーツの場で汗を流して戦うような明くる年の政治が行われることを祈ります。




2022年12月19日月曜日

ジンクス

 1980年1月に創業した弊社は2023年1月で43周年を迎えます。思い返しますと長い社歴の中で経営危機は何度も訪れました。脳科学的に結婚も7年目に危機を迎えると言われています。同様に会社も同じようなものだと私は個人的に感じてきました。弊社も1987年に経営危機が訪れたことを今でも鮮明に記憶しています。そして1994年にまたも経営危機が訪れました。

バブル崩壊を含め、経営危機のどん底から漸く浮上し再スタートを切ったのが1996年です。その後もネットバブル崩壊やリーマンショックや東北大震災などがありましたが、どちらかというと脳科学的以外の外的要因による経営の危機でした。外的要因による危機はどこの会社にも共通するものなので致し方ありません。しかし脳による7年周期で起きる危機が重なるともっと深刻です。

つまり脳は7年毎に飽きるようです。7年までは新鮮味と緊張感もあり結婚でも経営でも危機的状況は訪れないのですが、どうやら7年が過ぎると離婚や倒産の危機が脳科学的に起きるようです。迷信に違いはありませんが、常に心していれば家庭も会社も7年目の危機を乗り越えることができると考えます。脳科学的に人間は物事に飽きる時が来る、それは7年目のジンクスのようです。




2022年12月16日金曜日

2023年の予想

 どうやらアナリストの予想通り2023年は世界的に厳しい経済の年になりそうです。何度も話していますが、米国をはじめ主要国がインフレ対策で金利を引き上げているからです。金利を引き上げれば金融の引き締めで企業が不況に陥るのは通常の論理です。

一方、我が国はひたすら金利を上げずに企業を不況から守ってきています。為替が円安で内外価格差が開いてインフレをもたらしていますが、内需経済がしっかりと景気を支えているのです。海外で労働者のデモが起きているのもインフレが酷いからです。

米国や英国のように高いインフレが続くと金利を上げることで貧富の差がさらに拡大します。日本が低金利で耐えられるのは、主要国に比べ日本の金融機関の経営がしっかりしているからだと考えます。主要国でバブル崩壊が起きないことを祈るばかりです。


2022年12月15日木曜日

潜在能力

「言うようにはならない、するようになる」これは我が家の子育てにおける考え方です。と言っても幼少時の子どもには言って聞かせることが多いのですが、子どもも親の言うように中々ならないものです。つまり親のするように子どもも自然と行動を見習うということです。ですから、あれやこれやと指示しないで自主的に行動できるように仕向けるのです。

日本が諸外国に比べて競争力や賃金が落ちてきた原因の一つにも、上から一方的に指示・教育して人を育てるという歴史が長く続いたからではないでしょうか。教育は一様に教え育てることではなく、個々人の個性を踏まえて潜在能力を引き出すことだと考えます。親が見本にならないような行動をしながら子どもが言うようになるわけがありません。

実は私も長年の経営の中で、社員も大人だから自分で考え行動することで成長することを近年実感してきたのです。全社員が自主的に自律性が身につくことで業績は自然と改善されます。どうしたら給料をもっと払えるようになれるかという課題の解決は、自主的で自己責任を担える社員の育成しか近道はないと考えます。お蔭様でそのように徐々に社員が変化している気がします。 

2022年12月14日水曜日

今後の見通し

 コロナが流行して早3年が過ぎようとしています。当初は1年くらいで収束するだろうと言われていましたが、未だに感染者数は横ばいの状況です。第8波が到来しているようですが、今後も第9波、第10波と続くことはないという保証もないと考えます。引き続き周辺でも多くの感染者が出ていますが、もう誰が感染してもおかしくないし、インフルエンザと同等にワクチン接種により徐々に免疫が人体に定着するるものと考えます。

さて日本経済ですが、製造業の景気は依然厳しいようですが、非製造業は移動の緩和制限が緩和されて漸く景気の底を脱してきた感があります。しかし環境的にはエネルギーの高価格と輸入原材料の高騰で企業経営には今後も厳しさが継続していくことが予想されます。来年度は世界経済も景気の底ではないかと予想されています。回復基調になるとしても年後半だと言われています。

原因はロシアによる戦争や不透明な国際情勢、また世界各国のインフレが止まらないということもあります。金利の引き上げが景気に左右することも予想されます。日本の場合、防衛費を増額、少子化対策、増加する高齢者医療負担、円安下で経済をどのように立て直すのかなど問題は山積しています。しかしポジティブな気持ちで進んで行きましょう。

来年は景気が厳しくなると予想されますが、日本にとって変化のチャンスだと捉えることもできます。デジタル化が進み、ホワイトカラーの生産性が上がっていますので、新しい仕組みを考えてより幸福な社会の実現を作り出すことも可能だと考えます。巷ではシステム化で大幅に労働時間が短縮され、ペーパレスも進んだ現場も見られます。業務の生産性が従来より格段に上がってきているのも事実です。

2022年12月13日火曜日

お客様の為に

 30代の頃から異業種交流会に所属して交流を重ねてきたことは経営者としてかけがえのない財産となっています。30年も40年も長年にわたり会社のオーナーとして経営してきた方は、後継者に対して一応に「お客様の為に」という哲学を徹底的に叩きこみます。つまりお客様を常に大切にすることで信頼関係が長年にわたり積み重ねられていくので、会社が継続的に生き残るためには経営者として必須の感覚だからです。

その言葉を本日の昼食時に、30年以上にわたり会社のオーナーとして努めてきた異業種の方から聴きました。たまたま同じ歳の方ですが、これまで何度か倒産寸前まで会社が追い込まれた苦い経験談もお互いに共通していました。現在は世界各国から会社見学への来賓があるという事です。つまり中小企業と言えどもオンリーワンの技術を持っている会社だからです。社員数は弊社の3分の1以下の規模ですが年間の利益額は異業種ながら拮抗しています。

長期にわたり多くの中小企業が赤字経営だと言われていますが、オンリーワンの技術で高収益を続けている会社も世の中には多々あります。弊社はオンリーワンとは言えないまでも業界内では差別化を目指しながら着実に歩んできました。同業が多い中で如何にKPIを重視して経営してきたかが結果として表れています。社員の皆さんの努力があってこそですが、お客様の信頼を積み重ねてきたからだと考えます。

2022年12月12日月曜日

メモを取る

馬耳東風ではありませんが、講演を傾聴しても聞き流してしまうために内容を覚えていないことが多くなりました。大学生は先生の話を聴きながらメモを取りますが、社会人になってもメモを取ることは大切だと感じます。では経営者である私はどうかと申しますと、メモを取ったり取らなかったりと、必ずメモを取るという習慣が恥ずかしながらあまり身についていないようです。

サッカー日本代表の森安監督が試合中にメモを取っていたことが注目されました。今朝、森安監督がゲストのテレビ出演でメモの内容の一部が披露されていましたが、時々刻々思いついたことを走り書きで書かれていました。何でも気が付いたことをメモすることはとても大切です。打合せの席などで人の話しを常にメモをする人と、単に聞き流している人と比べると後に雲泥の差が付くと考えます。

常に日頃から書く習慣を身に付けようと努力しなければ、人間は面倒なことから逃れようとする傾向があり、何回も人の話しを聴いても教養や知識や良識が中々身に付かないのです。私自身も同じように習慣づかない面が多々ありますので、今後改めて参りたいと考えています。私の知っている方で人の話しをその場で一字一句漏らさず完璧にまとめる上げる能力の持ち主がいますが、本当に素晴らしい方です。


2022年12月9日金曜日

ワールドニュース

 朝はいつも妻の希望したテレビチャンネルを見ていますが、数日前、まだ妻が床に伏している時間帯にたまたまNHKのBS放送を見た話は昨日しました。実はその後に妻が起きてくる前まで見続けたのがNHKのBSワールドニュースです。これは直近の世界情勢を眺める上でも視聴すべき番組だと感じました。地デジの番組は国内放送ばかりなので、キャスターの解説を聴いても自分自身の考えが偏ることもあります。

その点、主だった世界の放送局でニュースを語るキャスターの話に耳を傾けることがとても大切だと感じたのです。朝は妻好みの放送局に占領されますので、自分の好みでニュースを聴きあさることは難しいですが、時々世界各地の放送局のニュースにも関心を持った方がよいと考えます。番組ではご丁寧に通訳してくれますので、こんな便利な番組はありません。

私は10年以上毎朝、健康のためテレビ体操を見ているのですが、昨日ばかりは体操番組をキャンセルして、ひたすらワールドニュースに集中してしましました。朝4時起きでラジオを聴き、clubhouseのリスナーと聴覚ばかり使うのですが、視覚で世界のニュースに集中する時間も時には大切だとあらためて昨日は感じた次第です。ロシア、ウクライナに対する見方の違いもあり興味深いです。物事においては常に客観的な見方も注視すべきです。

2022年12月8日木曜日

これからの日本

 早朝、たまたまNHKのBS放送を見ていましたら、学者が海外企業の成長曲線と賃金カーブがほぼ同じなのに、日本企業の成長曲線と賃金カーブには隔たりがあると話していました。日本企業の溜め込んでいる資金は500兆円もあり、もっと労働者に還元すべきだという意見でした。理屈は分かるのですが、実際に日本の経営者は日本の先行きに不安を抱えているからです。

海外と比べて日本の労働組合の在り方に問題があると話していました。確かに日本の賃金が海外と比較しても上がっていないのは事実です。日本全体の企業数で大企業は0.7%、中小企業は全体の99.7%で圧倒的に多いのですが大半が大企業の下請けです。中小企業に対する支援制度をもっと厚くしなければならないと考えます。

大企業は海外にも展開しており、海外の人件費が高いということは、日本の大企業は生き残るために海外で払っている人件費は日本より高いという事です。為替の関係もあるので一概に比較できませんが、競争が激しいので国内では下請けの人件費を安く抑えて利益を稼いでいるということになります。

日本の流通コストが高いという理由もあるのでしょうが、業界を守るための参入規制が多く国内競争が働かないので、新しい産業が生まれにくいという負の側面があります。web2のGAFA時代から、さらにweb3の時代が到来すると日本企業に勝機はあるかと申しますと、現時点では否定的な意見が多いのも事実です。

日本が再び成長するには、過去にも何度か聞いたことがありますが敢えて申しますと、業界にある古くからの規制を、痛みを伴いことを承知で大胆に緩和して、新業態を生み出す旋風を巻き起こすことが必要だと考えます。成長を実現するためにはデジタル化を強力に進めるしか方策はないのです。データを今後どのように如何に生かすか全産業が問われています。

2022年12月7日水曜日

サッカーW杯の人気

サッカーW杯が何故こんなに世界中で最高潮に盛り上がり人気があるのか考えてみました。子どもの頃から野球や他のスポーツもそれなりに人気はありましたが、子どもの頃から遊びでサッカーの真似事のようなボール蹴りなど気軽に楽しんでいました。おそらく世界中の子どもたちも同じようにボール蹴りを小さい頃から楽しんでいたのだと思います。

サッカーは①国家の規模に関係なく世界と同等に戦えるスポーツである。②国家の経済力に関係なくチームとして強くなれるスポーツである。③国民の貧富に関係なく、子どもの頃から誰にでも気軽にできるスポーツである。まだ人気になる理由は多々あると思いますが、私がすぐに思いついたのは以上のことです。

冬季五輪は地理的に有利な地域の国々が強い傾向がありますが、夏季五輪は人口の多い超大国が多数のメダルを獲得する傾向があります。サッカーW杯は地理的にあまり知られていない小国でも世界的な大会で活躍する可能性がある平等で魅力的なスポーツ大会なのだと思います。サッカーは野球などにはない世界中で子どもたちが親しめるスポーツでもあります。


2022年12月6日火曜日

日本代表選手を褒めてあげたい

 W杯サッカーカタール大会での日本代表選手たちの熱い戦いが遂に終わりました。日本全国の隅々で注目され本日未明に行われた決勝トーナメント、日本対クロアチア戦は延長戦を含む120分の戦いでも勝負がつかず、最後はPK戦となり日本はクロアチアに残念ながら敗れてしまいました。サポーターも含め多くの日本人が奇跡を最後まで信じていた様子がテレビを通して我が家まで伝わりました。

やはり実際に戦った選手たちの落胆な気持ちは想像を絶するほどのものでしょう。でもドイツを破り、スペインを破った日本代表チームの善戦は末永く日本サッカー界の歴史に残る素晴らしい結果だと思います。私自身も普段はサッカーを見ることもなかったので、若い選手たちの初めて見る顔ぶれがとても新鮮でした。

我が家では趣味も違うので普段一緒に同じスポーツを応援することはないのですが、W杯のサッカーだからこそ夫婦で夜中まで熱心に応援したようなものです。確かにサッカーは観る人の気持ちを最大に盛り上げてくれます。また勝った時と負けた時の気持ちの落差がとても大きい気がします。それだけ観る人に感動を与え続けるスポーツ競技なのかもしれません。




2022年12月5日月曜日

中国への考え

 最近になって少しずつ会食の機会が訪れています。1年前の今頃とは随分コロナ禍に対する姿勢が変わってきました。海外の動きが自由に報道されて国民の意識も変化してきたのでしょう。しかし中国は厳格なゼロコロナ政策を取り続けてきたため、SNSで若者が自国の政策に偏見を抱き始めたのでしょう。若者の無言の反対もあり、漸く中国政府がゼロコロナ政策の緩和に動き出しました。

日本は民主主義国家で報道の自由も保障されているために海外の情報が頻繫に入ってきます。ロシアも情報が統制されているため西側の情報は制限されています。10年ほど前に中国へ出張した時もテレビでは日本のNHK放送が普通に放送されて驚きました。現在も変わらないと思いますが、中国の人たちが日本の報道に触れる機会があることは両国にとっても望ましいことだと考えます。

江沢民元国家主席がまだ健在の頃、重慶は反日運動で訪問も危険ではと考えていましたが、中国の一般の人たちは日本人が考えているほど一般日本人に対して強い反感を持ち合わせていないと感じました。一部の政治家が権力維持のために批判を外に向けて一部の国民を操っているのが現実だと考えます。江沢民元国家主席時代は反日感情が極端で隣国でありながら日中関係がぎくしゃくしたのです。

日本人は韓国へは良く出かけるようですが、中国へ行った話は最近あまり聞きません。私自身は日本と同じ民主国家である韓国には行ったことはありませんが、中国は何度か訪問しています。さしたる理由はありませんが、70年代に中国が米国や日本と付き合い始めてから急激な経済成長を遂げましたので、国土が広く様々な文化が根付く中国をじっくり観察することは今後の参考になると思います。

2022年12月2日金曜日

DAO

 最近、DAOという耳慣れない横文字が話題となっています。分散型自律組織という意味で、組織の上層部から指示されなくても能動的に社員が動くような組織のことを指すようです。Web3が本格化する時代において盛り上がる組織形態だと言われています。何故、これからDAOという組織形態が必要とされるのかと言いますと、私が思うに、先行き不透明なVUCAの時代だと言われるこれからはプロジェクトの先端に立つ社員の自律性が鍵になると考えます。

これまでの日本の企業は失敗を恐れるし、失敗したら立ち上がれないという怖さがあり、チャレンジすることに消極的でした。そのような企業環境ではイノベーションも起きないし、リスクを取ろうとしなくなります。しかしリスクを取らなければ企業の成長はあり得ません。成長がなければ賃金も上がらないのです。日本の賃金が諸外国より低くなってしまったのは日本の成長力が落ちてきているからです。

過去は変えられないが未来は変えられるので、これから先、少しでも希望が託せる世の中にするために、途中で諦めないで、自分の持っている力を存分に発揮して、皆で力を合わせて幸せの実現のために頑張ろうではありませんか。若い人たちには無限の可能性がありますので、可能性を育む上でもDAOという分散型自立組織に私は今後とも注目していきます。成長のチャンスが掴むためには皆さんが勝負を最後まで諦めないことです。






2022年12月1日木曜日

支援の輪

 今後、日本は益々高齢化が進みますが、少子化対策を真剣に考えていかないと労働力と社会による福祉の支えとなる財政が困難となります。そのために民間レベルでの支援体制を築く必要があるのではないでしょうか。介護や育児支援センターの輪が民間レベルで地域社会に広がっていくよう応援しましょう。

かつて私も親の介護で、地方の施設から何度も呼び出されて素人ながら振り回されたことがあります。すべて1人で親の介護に関わる様々な問題を処理しましたが、今考えると大変な労苦を経験したと思います。もし地域社会で働き手を支援する介護の仕組みがあれば負担がもっと軽くて済みます。

労働人口が減少していく中で家族が犠牲とならないような社会的支援が今後は必要だと考えます。政府には子どもも高齢者も一応に国全体で支えるシステムを作ってほしいものです。経済を維持するには労働者が犠牲とならないように環境整備をすべきです。北欧諸国の福祉への負担の在り方に学びたいものです。