2020年7月31日金曜日

李登輝氏の死

たまたまですが、ビジネスの関係で10年前から台湾系アメリカ企業とお付き合いしています。一昨年は開発元の台湾オフィスへ、昨年は中国のシリコンバレーと言われている製造元の深圳の工場視察へ行ってきました。

一昨年、念願の台湾訪問がやっと実現しました。ビジネスがもたらした幸運でもあります。第二次大戦後、毛沢東に対抗して台湾へ逃れた蒋介石の巨大な銅像を見学してその偉大さに感動を覚えました。

昨日、「台湾民主化の父」と呼ばれた李登輝元総統が97歳で病のため死去しました。中国と複雑な関係のある台湾は、かつての日本占領下時代から日本と深い関係を今日まで維持してきました。

戦前から日本で学び、国家観が日本と心で通じる唯一の存在の方でもありました。70年に日米が中国と国交正常化する際、台湾も一つの中国と同意したため、台湾の独立が阻止されて今日に至っています。

日本は民主主義国家である欧米諸国と協力して台湾の民主主義を守るべきだと思います。

2020年7月30日木曜日

ウォーキング

最近、早朝のウォーキングを始めましたが、人通りも車も少なくて快適です。かつて犬の散歩以来、もう何年も足を踏み入れてなかった2キロ先にある公園にも毎朝お決まりのコースとして通うようになりました。自宅の目の前にも小さな公園がありますが、やはり広大な公園は歩き甲斐があります。

公園に棲みつく猫たちに毎日決まった時間に餌をやっている人もいます。人も少ないのに周囲を気にしながら餌を与えているどこかの高齢の男性もいます。動物好きなのだが自宅で飼えない事情があるのだろうと思います。

早朝なので公園で運動している人は大体高齢の方ばかりです。走っている人、歩いている人、運動をしている人など様々ですが、毎日のように顔を合わせる人は大体決まっています。知らない者同士なので話すこともないのですが、すれ違いにこちらから挨拶をするようにしました。

早朝のウォーキングはいろんな鳥の声が毎日聴こえてきますし、毎日、最高の気分になるひと時です。朝から汗びっしょりになる習慣が身に付くとはまったく考えてもみませんでした。シャワーの後の朝食も最高です。皆さんも試してみませんか?

2020年7月29日水曜日

草の根交流

極東地域における隣国であるにも関わらず、近年、特に日中、日韓の政治的外交が両国とも躓いているようです。歴史的認識の違いは根が深く、お互いに一歩も譲らないために友好的な関係が中々築けないようです。

個人的にはもっと政治家同士が互いに交流して、地道に信頼関係を構築するしかないと考えますが、現実には関係がさらに悪化しているように思われます。やはりスポーツ交流など民間レベルを通じて将来を担う人たちが草の根交流を続けていくしかないでしょう。

時の政治は現時点で物事を考えがちなので、人間関係が築かれなければ国同士の信頼関係もできず、双方の考えが平行線のままでお互いに打開の余地が見つかりません。しかし現実の庶民レベルでは日中、日韓においても同じアジア人同士で政治家同士より遥かに交流があります。

次代を担う両国の若い世代が互いの意見に耳を傾けて、和解の道を共に探るしかないと思われます。過ぎ去った過去は変えられないので、時代とともに両国の歴史認識を大切にして、手を携えて未来志向に向き合うことが重要だと考えます。

2020年7月28日火曜日

友人

友人の話はブログでしたことはありませんが、現在も中学、高校、大学、社会人と個別な友人と様々な形で付き合いがあります。あまり人の好き嫌いがないので人数的には多い方かも知れません。

その中で本日は中高時代の親友を1人紹介します。彼とは中学だけ一緒で高校も大学も別々の道を歩みました。

彼の実家は雑貨屋で長男が店主をしながら、写真の現像店を営み、彼の父親は広大な果樹園を経営しながら、画家でもありました。

経済的には裕福な家庭でしたが、彼の母親は彼が幼い頃に亡くなられたようです。彼の家とは歩いて20分くらいの距離でしたので、ご家族も含め大変お世話になりました。

彼は成績も優秀だったので、偏差値の高い熊本市内の公立高校に進学し、国立の教育大学を卒業後、自衛隊の教官を経た後に福岡県の中学教員となりました。

教員を定年後に嘱託勤務を経て、現在は引退生活を送っています。頭脳と違い運動は中学時代から苦手ですが、人物的には申し分ない人です。

教員時代の苦労話は散々聞かされましたが、子どもの教育より親(モンスターペアレンツ)への対応が一番苦労したと話していました。

我々の時代は教師を親は尊敬していましたので、学校教育も時代とともにすっかり変わってしまったようです。

2020年7月27日月曜日

時間の使い方

以前もお話ししましたが、最近オンラインセミナーが増えてきて、わざわざ都内へ出かけることもないので時間が省けて大変助かっています。

おそらくニューノーマルの時代はオフィスや会議場などの賃貸が激減してくることが予想されます。それは、これからはテレワークやオンラインセミナーが普通になってくるからです。

長らく日本のホワイトカラーの生産性は国際的に見て先進国の中で低いと問題視されてきましたが、企業における働き方が変わると生産性の向上にかなり寄与するのではないかと考えます。

仕事は集中力次第で、時間の使い方は工夫すれば何とでもなるものです。これまでは時間の使い方が変わらなかっただけの話です。

問題はこれから企業における人材育成をどのように企画し実行していくかだと思います。人に揉まれて人は育つという面もありますが、テレワークやオンラインのみでは均一的な人材育成は難しいのではないでしょうか。

人材育成におけるアフターコロナでの対処の仕方をビフォーコロナに戻すのではなく、千載一遇の変革のチャンスだと認識して新たな形態として考えるべきです。

2020年7月22日水曜日

思い出

今週月曜の20日、日本ではH2Aロケットの打ち上げが成功したとのニュースが流れました。同じ日の1969年7月20日の米国では、アポロ11号(ルイ・アームストロング、マイケル・コリンズ、バズ・オルドリンの3宇宙飛行士が搭乗)が月面に着陸して人類が史上初めて月面に降りたことで世界中にビッグニュースが飛びました。

残念ながら月へ人類を送ると宣言したケネディ大統領は1963年にダラスで暗殺されこの世を去った後でしたが・・・。翌年70年、日本では大阪の万国博覧会が開催され、アメリカ館では月の石が飾られるということで大変な人気になりました。

ちょうど私が高校3年の頃に修学旅行で大阪万博も訪問コースとなっていましたが、残念ながらアメリカ館は並んでも入場に半日かかるということで「月の石」の見物は叶いませんでした。

翻って考えてみると、あれから半世紀を経て漸く有人ロケットをロシア、米国で打ち上げることが比較的容易な時代となり、民間人でも宇宙旅行を楽しめる日はそう遠くないと思われます。

国産のジェット旅客機でさえ、YS11以来、未だに飛ばすことができていない我が国ですが、宇宙飛行士が何人も誕生していることは大変栄誉な事です。

深夜のニュースを聴きながら、つい当時を思い出し投稿してみた次第です。

2020年7月21日火曜日

感染予防

コロナ流行の中で通常に勤務している人も多い。気をつけて仕事に出ている人もいれば、異常なくらい用心して出社を避けている人もいます。

おそらく見えないウイルスに対して人により認識レベルや捉え方が違うのでしょう。私はあまり気にしないタイプですが、妻は異常なくらい心配性のタイプです。

お互いの中間が望ましいのですが、用心するのに越したことはないので、なるべく妻に反論しないで九分九厘は従っています。

しかし、これまで時差の出退社は遠慮していましたが、三密の密接を避けるために時差出退社を行うようにしました。

定時を外すだけで意外と電車も空いていることが分かりました。仕事はいつでもどこでも出来ます。感染予防の対策が一番です。

2020年7月20日月曜日

感想戦

先日、将棋の棋聖戦で藤井7段が渡辺棋聖に五番勝負で勝利しましたが、対戦後の「感想戦」という対戦をお互いに振り返り意見交換する場面が大変印象的でした。

対戦者の中には悔しさのあまり怒ってすぐ座を立つ人も過去にはいたようですが、17歳とは思えない藤井7段の落ち着きぶりと渡辺棋聖の負けても謙虚な姿勢は立派でした。

棋士同士の激しく頂点を争った後にも関わらず、勝負が決まった後の清々しい姿勢にはさすがに見ていてとても好感を抱きました。

どんなスポーツでも正々堂々と戦って、勝者と敗者がお互いを尊敬し讃え合う光景は、観る側にもスポーツマンシップが感じられて大変素晴らしいです。

将棋も囲碁の世界でも同じような精神が根底にあるのでないかと思います。「感想戦」はとても素晴らしいお互いの行為だと思い、本日のテーマに取り上げてみました。

翻って、過去の戦争においても単なる恨みつらみばかりでなく、現在に生きる人々がお互いに敬意を以って過去の出来事を認め合うことができれば、どんなにか人類の進歩があるのになぁと考えた次第です。

2020年7月17日金曜日

会報

この3年余り、「あまくさ」という関東在住の郷土出身者向けの会報を年2回発行を担当させて頂いております。歴史のある会報で現在編集中なのが111号です。頁数は16ページですが、掲載内容は毎回年間スケジュールの中で催される各種イベントを原稿と写真付きで載せています。

今年3月発行した110号には事務局からのお知らせとして4月の予定まで掲載していました。ところが表紙のキャッチフレーズとして掲げた「オリンピックイヤーで更なる飛躍へ」という見出しも4月の総会も新型コロナの影響で夢物語となりました。

次号(10月1日発行)111号は語呂も良く、張り切って発行をと考えていましたが、新型コロナ以降は各種イベントは悉く全滅して、掲載するニュース記事の内容がほとんど入手できないことを大変困惑していました。

編集も3か月前から始めなければ印刷に間に合わないこともあり、発行責任者として休刊はしたくないし、紙面を埋められるか当初は自信がなかったのですが、時間とともに次第に皆さんのご協力で記事の材料が徐々に集まってきました。

目下のところ(7月17日現在)、16ページの紙面は様々な記事で大体埋まりそうです。コンテンツも在り来たりでは無いので、次号は会員様にも十分喜んでいただける会報に仕上がることと期待しています。

2020年7月16日木曜日

趣味

最近、ウォーキングを始めた関係でスニーカーを履く機会が増えました。しかし毎日履いていると汗が染みこむので洗いたくなり、少し前にバドミントンを初めて、その時に買ったばかりのシューズを、当分の間使わないのでウォーキング用に変えました。

バドミントンも今年2月29日に初のチャレンジをして、これからも行けると思い本格的に始めようとラケットまで用意したのですが、残念ながら新型コロナで一度も使わずじまいとなりました。考えてみるとバドミントンをやったのも50年ぶりくらいでした。

たまたま社内のサークルで流行っていることを知ったのです。子どもの頃によくやっていたので少しは通用するかと思っていましたが、最初の内はシャトルにラケットのネットがなかなか当たらず練習に慣れるのも大変でした。

しばらくして漸く何十年ぶりかの感触をつかむことができました。社員は子どものような年齢の人たちばかりですが、私も年齢には負けじと試合にも真剣な気持ちになりました。

今年初めて趣味として本格的なバドミントンを経験したばかりですが、昔を懐かしみながら本当に楽しいひと時を社員とともに過ごしました。

2020年7月15日水曜日

Time is money

テレワークを本格的に始めたのが4月以降ですが、新型コロナウイルス前までは週の半分以上は都内にセミナーや人と会うのに出掛けていました。

ニューノーマルという新しい日常形態に触れてみて、如何に非効率な時間を消費していたかを思い知らされました。

これまでの常識が非常識になる時代が来るとは想像できなかったことです。まさに「時は金なり-Time is  money」を実践できるチャンスがすべての人にあらゆる面で訪れたように感じます。

健康も時間もお金では買えませんが、コロナによって容易に価値観までも変えられました。今後は衣食住の分野においても消費の形態が大きく変わると思います。

若い人たちの感性がコロナ後の世界で活かされれば、きっと社会的課題の解決にも繋がるであろうと考えます。

2020年7月14日火曜日

会食

新型コロナで不要な夜の会食も自粛していましたが、昨年末から計画していました、ある特定の方々との会食を5か月ぶりに実施しました。

お店の個室内は特に感染対策が施されているようには感じませんでしたが、会食時間もあっという間に2時間30分が過ぎてしまうほど、ゆっくりと大人同士の歓談ができました。

男女二人ずつ、皆、今も会社に関わっているベテランの経営者ですが、以前から話してみたいと感じている方が集まっての対談でしたので、違った角度の意味で話も盛り上がりました。

話題の中心はコロナ禍の状況下で自社の現状を踏まえての内容でした。責任上いけないことですが、コロナのこともすっかり忘れて意気投合しました。

ざっくばらんに打ち解けた場だったので次回の再会が楽しみです。しかし、これだけ感染者が増え続けている現状もありますので、立場を考えて今後の飲食は注意して慎まなければと考えています。


2020年7月13日月曜日

雑談

ブログを始めて13年程になりますが、これまで4,000件弱の記事を毎日投稿してきました。始めた当初は匿名で自由に投稿していましたので原稿用紙3.4枚くらいの文字数を書いていましたが、最近は実名で公開していますので、長過ぎないよう内容にも気をつけて1枚くらいに纏めるようにしています。

私は今、会社の社長をしていますが、正直あまり人前で目立ちたくないタイプなので、政治家等に自ら立候補したいと考えるタイプではありません。社長という今の立場もかつて役員会で押されたので、自分では向かないと思いましたが仕方なく引き受けました。

先日、都知事選挙がありましたが、当選の可能性がある無しに、知事になりたい方が多いのに驚きました。ちょっと自分とは違うタイプの方々だぁと思った次第です。名前が売れることがそんなに良い事なのでしょうか。一方、世の中には匿名で多額の寄付をしたりする人もいます。

どちらにしても人間の行いの違いですからどちらが良いとも言えませんが、私的(わたくしてき)には目立たない中で行動する人を評価したいです。トップ人事などは青天の霹靂で選ばれた人物の方が寧(むし)ろ望ましい場合があります。目立ち過ぎると「出る杭は打たれます」から謙虚さが必要です。

政治でも企業社会でも、人事などで適材適所を誤ると大変なことになります。「覆水(ふくすい)盆に返らず」という言葉通り、夫婦でもお互いに育った環境も違うので、双方で努力し、持ちつ持たれつという関係を維持することが大切だと思います。

2020年7月10日金曜日

パターン

この数か月の間、新型コロナ感染予防のために在宅勤務が増え、新生活のパターンに変わりました。
毎朝4時に目覚めて5時までラジオを聴くのは何年も続けていますが、ここ2か月余り、5時に起床して約4キロの早足ウォーキングを始めました。
おおよそ月間で延べ110キロくらいになりますが、考えてみると箱根駅伝の片道くらいの距離になります。
若い頃は10キロのレースに年間5,6回、ハーフに1,2回出ていましたが、毎回一緒に走っていた相棒がいなくなり、もう走るのを止めて15年以上なります。
ところが在宅勤務で可処分時間が増えたので、運動不足の解消にとウォーキングを始めたのです。
同業の経営者仲間にはランニングを続けている方もいますが、中には毎朝ウォーキングしている方もいましたので、私もこの際と思い、当初は続くかどうか自信はありませんでしたが軽い気持ちで始めたのです。
歩いてみると、毎日の気候や自然界の変化に触れることで健やかな気分になり、ウォーキング中も早朝ラジオを聴きながらの毎日は充実感も湧いてきます。
遅く起きて動かなければそれまでですが、朝一番に何か始めてみると自分自身に何らかのプラスになるものです。

2020年7月9日木曜日

専門家

昨日、たまたま河川工学の先生の話を聴く機会がありました。災害が起きると毎度の事のように、気象庁の担当者が登場して話慣れない解説ばかりを繰り返し耳にします。

気象予報士は空からの風雨の動きを伝えるだけで、実際の河川の氾濫に関しては素人なのです。

豪雨災害の危険性があるならば、気象予報の早い段階で河川工学の専門家が庶民に呼びかけるべきだと、話を聴いて思いました。

さすがに大学の先生は話が旨いからなのか、内容が自然と耳に残りましたのでご紹介します。

河川が氾濫する原因は、①本流が水かさを増すと水位が高くなり、本来の低い支流から本流に水が流れなくなり堤防から溢れる。

②日本に多い筑後川のように東から西へ流れる河川の場合、西の下流に向けて西から東へ大雨が降るので下流の水が溢れる。

③台風は一気に過ぎ去るので被害は一瞬だが、近年は毎年のように前線の停滞で豪雨災害が起きる。

④100ミリの降雨量ならば山が吸収するが400ミリとか異常な降雨量になると治水や街づくりを見直す必要がある。

⑤堤防の決壊は水が堤防を越えなくても土に粘着性が無くなっていると決壊する。

⑥河川には河川なりの実力があり、雨量が少ない東北はその土地なりの河川の実力なので、少ない雨量でも決壊は起こりうる。という事のようです。

大体、話を聴いて記憶に残っている部分を話ましたが、皆様のご参考になれば幸いです。

2020年7月8日水曜日

技術

技術は常に進化しますので、技術においては常に過信は禁物だということです。アップルが新型スマホのディスプレイに有機ELを採用すると報道がありました。

ライバルのサムスンやファーウェイも、有機ELを新型スマホに採用してきていますので自然の流れかと思います。

かつては液晶が市場を独占していた時期もありましたが、新技術で潤う時期は一時(いっとき)で、さらに技術が進化して新たな技術が誕生するのも束の間です。

技術に流行り廃れがあるのが現実ですから、新技術と言えども胡坐をかかないで、技術者は新たな技術の進化に対して常に探求心とチャレンジ精神を抱くことが重要だと思います。

どこかに書かれていましたが、どんなに優秀な技術者も10年で引退するので、デジタル技術で遅れている日本もこれから人材の育成次第で追いつくチャンスは十分にあるとのことです。

そのためには未来に向けての国家ビジョンが大変重要であると言わざるを得ません。日本政府が茹でガエルにならないことを願うばかりです。

2020年7月7日火曜日

お見舞い

今回、これまで経験のない豪雨により球磨川や筑後川の流域が氾濫により大規模の浸水となりました。被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
両河川とも九州出身の私には学童時代から有名な川として記憶に残っています。かつて台風の玄関口ともいわれる九州は、夏至を過ぎると台風シーズンとなり、夏場に台風が接近すると風雨が強くなるのは普通で、本格的な秋の到来を待ち望んだものです。
梅雨時期はシトシトと長雨が続いて湿気がひどく、梅雨が明けると快晴が続いた後にやがて夏休みが来るという気候の循環でした。大雨や洪水は昔から起きたもので、災害のたびに護岸工事などの治水対策が施されて現在があるのですが、近年の降雨量は想定外のように思われます。
地球温暖化で海水温が上昇して気候変動をもたらしているのか、北極の氷が解けたり、シベリアが温暖化したり、梅雨がなかった北海道も本州と変わらない気温の上昇が続いたり、確かにこの3,40年で日本の気候だけでも大きく変わりました。
私の実家も今は空き家ですが、当時どこの家も家の裏は山でしたが台風の被害は運よく被ることもなかったのです。おそらく今は家が裏山の土砂でつぶれて人も入れない状態だと思います。危険のため近年は住む人もいなくなっています。
これからは河川の流域に対する考えを見直さないと、年々日本のどこかで河川の氾濫による同じような自然災害が起きる可能性があります。例年の豪雨災害の傾向を見れば、どこかで起きるのは必然だと思います。

2020年7月6日月曜日

未来

最近、日本人がやや海外に押されて自信を無くしていると思われます。留学生が減ったり転勤を拒否したり、内向き傾向にあるとも言われます。

しかし、その事を一概に悲観することもないのではないでしょうか。もっと日本人の特性を様々な面で伸ばしていけばよいと思うのです。

例えば漫画やアニメにもっと力を入れて世界へ発信するとか、機能的な日本ならではのマスクを世界に向けて販売するとか、日本ならではという文化・芸術を世界にアピールするとか、考えればもっと独自なところで特徴を活かせるのではないでしょうか。

これまでは時間的に余裕のない毎日を過ごしてきましたが、世界的な新型コロナ感染で日本人の生活の仕方そのものが変わりつつあります。

前の日本も思考の余裕がなく、資源の枯渇の焦りで戦争へ突っ走ったところがあります。もっと時間に余裕を持って考えて行動すれば、理解が得られない無駄な戦争はせずに済んだのではないでしょうか。

戦後のすさまじい復活のことを考えれば、日本人は世界に受け入れられるような行動を取ろうと思えば、世界に向けていろんな形でもっと貢献できる国だと思うのです。

まだまだ世界から見れば豊かな国なので、日本人として、これからも未来へ向けて自信を持って進むべきだと思います。

2020年7月3日金曜日

同級生

随分前になりますが、還暦祝いの中学同窓会が故郷で催されて一度だけ参加しました。故郷が遠いというのもあり、その前もそれ以降も参加したことはありません。

高校は生徒数も少なかったこともあり、40歳以降オリンピックの年毎に同窓会を実施してきました。と言っても大多数が限られたメンバーなので、結構まとまりも良く、地元に里帰りすると自然にみんなが集ってくれます。

ほとんど関東に出てきているメンバーは少ないのですが、今でも地方に住んでいる中学、高校の同級生とは話をしています。不思議なもので集まって同級生と話すと昔の気分に戻ってしまうのですが、皆さんも同じ経験をされているのでしょうか。

同級生も色んな人生を歩んでいますが、その中で一人、大阪府内で長年にわたり不動産業を営んでいる女性がいます。今は子どもや孫まで社員で働いていますが、彼女は中学以来の友人です。

実は弟さんが私の所在をたまたま発見して10数年以上前に姉の同級生につないでくれたのです。彼女の事は成人してからも多少は覚えていました。

此処だけの話ですが、中学を卒業して高校時代に彼女から手紙をもらったのです。その時に冷たい断りの返事を出したような記憶があります。

今でもそんな手紙を出したことを反省しているのですが、当時の彼女は、中学を卒業して関西へ集団就職して一人で寂しかったのだろうと思います。

今のご主人と知り合ったばかりに、ご主人の宅建資格をもとに不動産業として大阪で活躍しています。中学時代の勉強はまるでダメでしたが、人生ではビジネスで大成功を収めています。

昨日、お中元が届いたのでお礼の電話をしたら、お客様の賃貸案内で忙しそうでした。商売のネットワークが広いので、今はあちこちで講演会にも呼ばれたり、関西に住む有名な芸能人とも親しくしているようです。

まさに人間万事塞翁が馬です。

2020年7月2日木曜日

利便性

本日は在宅で終日「Smart Cityカンファレンス大阪」に参加しました。
これまでならば大阪に出向かなければLIVEが無かったイベントが、新型コロナ禍によりオンライン受講が可能となりました。
コロナ以前から政府のスマートシティ構想の中で遠隔システムの活用が話されていましたが、まさかコロナ禍の影響で本格的にデジタル化が一気に前倒しの形で到来するとは誰も想像しなかったはずです。
このデジタル化の流れを日本の成長戦略としなければ、時代を変革するチャンスは2度と来ないと思われます。
私自身も今回、コロナ禍の中で強いられた在宅でのテレワークがもたらした利便性を痛切に感じた次第です。
若い社員も含めて情報の共有化により、希望と夢のある未来志向のディスカッションが出来れば幸いです。

2020年7月1日水曜日

人事

毎年の事ですが、中小企業の経営者の立場から大企業のトップ人事を拝見していると、何故この人事が行われたのかと理由を考えたくなります。

大企業の経営トップも人間なので特徴的に一長一短があるのでしょうが、皆さん社長に就任したらご自分の色を任期中に出したいのだろうと想像します。

経営トップが変わると必ず大企業も様々な動きを見せるので、多くの社員の方はトップ人事が変わるたびに内心動揺するのでしょう。

当初は新鮮さがあり周囲は変化を好むのですが、数年経つと本性に皆が気づくことになります。大企業でもたった一人しか選ばれないトップ人事の成否は、ある程度時間が経たなければ結果に対する評価はできません。

国のリーダーも選ぶのは党員ですから、国政にとって相応しい人材なのかは支持率という物差しで国民は判断するしかありません。

企業の世界でも政治の世界でも権力を持つトップの主導権争いは絶えませんが、大切なことは人間としての哲学と崇高な理念ではないかと考える次第です。

権力者が必ずしも能力が優れているとは限らないのは当然ですが、ですから選ばれた人は常に謙虚さを失わない、自分を偽らない心を持つことが大切だと思うのです。