2023年8月31日木曜日

ハイブリッド

本日は東北大学の取り組み~社会構造を変革する大学発スタートアップと大企業との協業~をオンラインで視聴しました。コロナ禍前には大学の研究室が主体となって開催されるリアルの発表会には時々顔を出していましたが、コロナ禍で中断となってしまい、大学を訪問する機会は無くなりました。しかし、オンラインでの発信による様々なジャンルの活動が増えて、地方の情報まで入手できるようになりました。

コロナ禍も落ち着き、現在はリアルとオンラインのハイブリッドで大学のイベントが継続されるようになり大変助かっています。しかし、オンラインだけで視聴するだけでは物足りないことがあります。できればリアルで参加して様々な人と対話をすることで人脈も広がりますし、苦労した裏話も聴けるのです。今、米国の大手IT企業で週3日の出社を義務付ける動きが出ています。仕事もリアルでコミュニケーションを図ることが重要だと経営側が動き出したのです。

大學の研究機関と企業もリアルで接しなければ双方の理解は深まりません。コロナ禍でテレワークが急速に浸透したので、リアルとオンラインのハイブリッドの働きを如何に柔軟にして生産性を上げていくかが今後は重要です。私自身も週3日出勤していますが、米国の大手IT企業もハイブリッドでの出社を義務付けようとしています。週に2~3日の出社は企業を活性化させる上で必要です。もし完全に元へ戻ったら、寧ろ折角の会社の持続的な成長への術がなくなると言えます。

2023年8月30日水曜日

ストライキ

今の若い方たちはご存じないと思いますが、1970年代の頃には旧国鉄(現在のJR)のストライキが頻繁に実施されて終日ダイヤの乱れなど普通でした。ストライキが実施されると利用者はうんざりして「またか」という気持ちで、動かない電車に諦めていたように記憶しています。当時は国有鉄道でしたので、民営化には組合側において大変な抵抗がありました。

いつも移動の犠牲になるのは利用者側でしたが、民営化後にはストライキも無くなり、JRという民間企業として再出発して乗客へのサービスも格段に向上しました。公務員のストライキは本来認められないものですが、組合側の力が強かったものと思われます。当時は三公社五現業として国営企業が多く存在していましたが、殆どが民営化されて現在に至ります。

ニュースでそごう・西武の組合が明日ストライキを予定しているようですが、事の発端は経営側と組合側の交渉の決裂がもたらしたものですが、およそ60年ぶりの出来事になりそうです。消費者には直接的な被害はないようですが、小売業としての消費者目線はどこへやら吹っ飛んでしまっているようにも感じられます。やはり商売はお客様を常に第一に考えなければなりません。

2023年8月29日火曜日

ある見学会

本日は川崎市と横浜市にまたがる製鉄所の見学会へ参加しました。実は来月中ごろに40数年の歴史を終えて高炉が止まるとのことで、見学会も最初で最後となるので記念としてどうしても一目製鉄所の勇姿を観て記憶に留めたかったのです。参加者は横浜市内の中小企業を中心としたメンバーの集まりで、18名の参加者でした。

構内の事務所で施設の概要の説明を受けた後、作業着にヘルメットに軍手に眼鏡グラス、そして説明用のイヤホンを身に付けて工場見学となりました。溶鉱炉が稼働しているので工場内は熱いと聞いていましたが、本当に汗が出るくらいの室温でした。見学を終えて外へ出ると外気温の36度が涼しく感じました。

高炉が閉じる大きな理由の一つは、カーボンニュートラルを目指す上で製鉄所から大量に排出される二酸化炭素を抑えるためのようです。さらに今後の少子化で国内需要の減退に対応する綿密な経営戦略による判断のようです。一番驚いたのは、製鉄所構内の膨大な敷地の広さでした。今後は跡地の様々な再利用計画が策定されているようです。「鉄は国家なり」の時代が偲ばれます。

2023年8月28日月曜日

価値観の変化

昭和の時代は父親が外であくせく働いて、家事は一切が母親の役目であったようです。戦争当時、戦地に赴く兵隊が残している遺書にも父親の存在が薄く、母親あての手紙が殆どです。つまり、昭和時代の子育ては母親が一手に引き受けて父親は妻に任せっぱなしにしてきたのではと考えます。戦後もその流れは変わらず、父親は子供が寝ている朝も早くから出勤し、夜は子どもが寝静まって、深夜になって漸く夜の付き合いから帰宅するのが普通の家庭でした。

一般に、子どもが父親より母親を尊敬するのも、普段は父親の存在が薄かったからではないでしょうか。欧米では子育てに父親が全面的に参加し、仕事より家庭を優先しています。日本の父親は古い習慣がそのまま引き継がれて家庭より仕事優先で近年まで来たように思います。その古い考えが漸く変わりつつあることを最近になって感じています。日本も遅ればせながら海外の考え方が浸透しつつあるようです。

日本人は時代の変化に対応するのが遅いようです。戦時中も第一次大戦のままの装備で陸海軍とも第二次大戦に臨んだために悉く敗戦に追い込まれたと言われています。生産性がOECD中で最下位だと言われているのも、労働者の睡眠時間が不足して脳が疲れているからのようです。昼夜問わず仕事に明け暮れてきたのが昭和の時代でした。これからの時代は子育ては父親の役割だと考えるべきです。共稼ぎ時代でもあり、父親の存在をもっと色濃くしたいものです。

2023年8月25日金曜日

苦は楽の種

昨年の8月は北海道マラソンの応援に張り切りましたが、今年は酷暑を避けて避暑地へ足を伸ばすことになりました。コロナ禍が落ち着いて何処もかしこも人だかりですが、特に海外からの観光客が急増しているようです。

またコロナ禍による働き方改革で休みの分散化も浸透し、土日に行楽地が極端に混雑する様子もだいぶ改善され、道路の大渋滞も以前より減少したのではないかと考えます。

また各地の行楽客をもてなす宿泊地等の対応も、コロナ禍前より良くなっているのではないでしょうか。「楽は苦の種、苦は楽の種」と申しますが、苦労をすれば報われる時が必ず到来するのでしょうね。





2023年8月24日木曜日

突然の出来事

 昨日の帰宅時、マンションのエレベーターに乗り合わせた際、上の階の奥様に「最近、お見かけしないですが、ご主人はお元気ですか?」と挨拶を兼ねて話し掛けたところ、「昨年の12月に亡くなりました」と突然に奥様からご主人の訃報をお聴きしました。

おそらくご近所の方々も突然の出来事に気づいていないと思います。コロナ禍で人との付き合いも極端に少なくなり、個人情報の取り扱いも厳しくなった昨今では、ご近所でありながらも、他人の動静も分からなくなっているのが現状ではないでしょうか。

仕事とは関係ない題材ですが、人が生きている事も決して当たり前ではなく、偶然に生かされているものだという気持ちで感謝しなければならないと考えます。社員の皆さんも、与えられた命をどうか大切にして、これからの人生を楽しんでください。

余談ですが、早朝3時54分、そして4時に続けて2度も、突然にスマホのアラートが鳴り響きました。丁度起床前で、これからラジオ深夜便を聴こうとした矢先でした。いつもの放送は取り止めで臨時ニュースとなったのです。本当にお騒がせな隣国ですね。


2023年8月23日水曜日

分かり易い説明

 世の中には専門家による報道にちょっとした配慮が足りないと感じることがあります。実は本日の午後に甲子園球場で決勝戦が行われる全国高校野球選手権大会で、神奈川県代表として予選でかつての松坂選手が活躍した横浜高校を破って甲子園に出場している慶応高校についての事です。この夏の甲子園大会は105回なのですが、慶応高校の決勝戦への出場が107年ぶりとか103年ぶりとか報道されており、素人にはその根拠が分からないということです。

6時間後にはトップニュースで優勝校がクローズアップされると思いますが、数字の解説も視聴者の誰にでも分かり易くするというのが親切で丁寧というものではないでしょうか。どちらの高校が勝利するか今の時点では推測するしかありませんが、仙台育英高校は春の選抜で優勝しているので、夏の甲子園は慶応高校が勢いに乗って仙台育英高校を下すのか大変注目されます。しかし、決勝戦に至るまでの各高校の試合は伯仲していましたので、敗退した高校にもエールを送りたいですね。

もう一つ、猛暑の夏に必要なエアコンについてわからない点です。実はコロナ前に北側の部屋にもう一台エアコンを付けました。北側に面している家庭がすべてエアコンをつけているわけではありません。通路に面している部屋は歩行者の邪魔になるので付けていませんし、通路が無くても室外機を置くコンクリートのベランダがないとエアコンは設置できないのです。たまたま我が家は通路の下で、しかもベランダがあるので付けることができました。

しかし、困ったことに排水の穴はあるのですが、下の階に水を垂らすことができないので我が家ではバケツを置いて排水の水を定期的に処分しています。時には除湿したりしながら24時間運転していると一日に何回も水を処分せざるを得ないので我が家の一つの作業となっています。実は一日にバケツ何倍も排水される水があまりにも透明できれいなので、別の用途に使えないかと考えてネットで調べてみると、有害なので植物にも与えないようにとの事でした。

福島原発の処理水を処分することが大問題になっていますが、我が家ではエアコンから排水される大量の水の事に思いが走りました。販売するお店や設置する専門家もエアコンの機能ばかりでなく、排水についても説明があれば尚、親切で丁寧のように感じました。説明責任者はユーザーが後々まで納得いくように懇切丁寧に行うことが肝要ですね。私たちも仕事上で専門家として説明する場合も聴く側の理解を十分に考えて説明すべきです。




2023年8月22日火曜日

趣味を持つ

 最近、20代の若い方たちの様々な分野での活躍ぶりを観て、年配の我々まで元気を戴いている気がいたします。学校を卒業して20代そこそこで社会人になっても歳月が過ぎ去るのは早いものです。かつて自分が学校時代に経験した好きなことに仕事の合間を縫って没頭してみるのはとても貴重な体験だと考えます。入社試験の際に趣味を聴くことがありますが、できれば社会人になっても趣味を続けて自分の得意分野にしてほしいです。

趣味がある方ない方では休日の過ごし方も後々の人生も違ってきます。私自身も20代の頃は素人ながら富士山にも2度登頂したり、ハイキングで関東近辺の山々にもよく登りました。しかし、いつも連れと一緒で、単独登山の趣味は無かったのでその後は長続きしませんでした。やはり、長く続けるとすれば趣味は自分一人で最初始めるべきです。旅も一人の方が意外と自由で楽しいものです。できれば独身時代の若い時に様々なことにチャレンジしてください。

毎日、弊社の社員ブログを拝見していますが、様々な側面の趣味を持った方が多いことに嬉しく思います。これからも休日は積極的に外へ出て、自分の好きなことを求めて行動してほしいのです。人生は一度限りですので、大切な若い頃の時間を有意義に過ごしてください。私もFacebookで多くのお友だちに刺激を戴いていますが、行動力のある方は時間の使い方が上手です。自分も見習いたくなりますが、人の真似をするのは容易いことではないです。



2023年8月21日月曜日

新事実の発見

 温故知新とは「故きを温ねて新しきを知る」と読み下すことを高校時代に習いましたが、ご承知の通り、意味は辞書に依りますと、「以前学んだことや、昔の事柄を今また調べ直したり考え直したりして、新たに新しい道理を探り当てること」と解釈されています。

実は今朝のNHKラジオで、太平洋戦争における歴史的新事実の発見が紹介されていました。終戦時に300万人とも言われるアジア各地に派兵された日本兵や57.5万人とも言われるシベリア抑留兵が、戦後に帰還できたことにローマ教皇庁のバチカンが関わっていたとのことです。

旧ソ連に抑留された日本兵士が共産主義に洗脳されないようにとの考えがバチカンの根底にあったようです。シベリア抑留では過酷な労働と寒さで約1割の日本兵士が亡くなりました。1945年に日本は無条件降伏したにも関わらず、1956年に漸くシベリア抑留は終了しました。

未来の話ばかりでなく、古き歴史を知ることは大変重要です。戦後78年で新事実が判明したことは、太平洋戦争の真相が概ね機密として国民には知らされてこなかったということです。戦後の日本も不味い事には蓋をして真実を明かさない傾向がありますが変わっていないですね。

2023年8月18日金曜日

最後の戦闘機

先日、NHK・TVで放映された太平洋戦争における大日本帝国海軍で最後の戦闘機「紫電改」が愛媛県の南西端の海底で1978年(昭和52年)に潜水した漁師によって発見され、翌年1979年(昭和53年)にサルベージ船によって引き揚げされた模様の映像をご覧になられたでしょうか?紫電改は軽い重量の零戦を遥かに凌ぐ性能と耐久性を有していました。

戦後、日本に紫電改は1機も残っていなく、米軍が日本の基地から撤収して博物館に保存されている機材くらいで、日本国内の海底に沈んでいたことは戦後知られていませんでした。引き揚げ後は乗組員も所在も分からず機体だけは現在、愛媛県内の展示館にあるようです。機会があれば是非、日本最強で最後の戦闘機を見物してみたいです。

実は戦時中、私の父が学生予備兵として特攻隊員の訓練生として招集された時代に航空雑誌を読んでいたのか、戦後の我が家の本棚には山ほどの航空雑誌が並んでいました。特攻で死を覚悟して戦闘機に興味を示していたのか直接聴いたことはありませんが、小学生だった私は自宅にある航空雑誌を見るのが大好きで戦闘機の図面などにも興味がありました。

子どもの頃の将来の夢はパイロットだったと、どこかに書いたことがありますが、現在でも飛行場で旅客機を一日中、眺めていても飽きないほど、空を飛ぶ乗り物を自分で操縦してみたい気になります。気球でもハングライダーでも構いませんが、人生で元気なうちに空飛ぶタクシーでも良いから空を飛んでみたいというのが私の目下の目標です。


2023年8月17日木曜日

戦後78年の終戦記念日

 漸く今年も終戦記念日が過ぎて、例年のようにあらかじめ録画した戦争の特集番組を集中的に視聴しています。78年過ぎた現在でも何故あのような勝ち目のない愚かな戦争を日本は仕掛けたのだろうと考えさせられます。戦争は始めたら当事者双方に国家の威信がありますので勝敗が着つくまで終わりません。やられたらやり返すの繰り返しが国民の犠牲とともに果てしなく続きます。

先日、TVでZ世代の若者を集めて歴史専門家を交えての戦争に対する討論会が催されて大変興味深く拝聴しました。戦争経験者は皆、戦争だけはしてはいけないと毎年のように戦後世代の私たちに懺悔の念を訴えていますが、実際にロシア、ウクライナ戦争をはじめ現実の世界では世界の各地で戦争や民族紛争が無くならないのが今日の有り様です。国連の機能についても意見がありました。

討論は「どうして戦争は起きるのか」や「どうしたら戦争は防げるのか」など、将来を担うZ世代の若者たちの意見は柔軟性がありとても新鮮味を感じました。今後、世界の若者たちを集めて戦争について議論をする機会が開催されることに発展していけば平和に繋がるのではという感想が述べられました。世界の若者たちが戦争について考え、平和を主張することが大切だとの事でした。

2023年8月16日水曜日

付加価値と人件費

所得倍増計画という国の政策は1960年(昭和35年)当時の池田隼人内閣で閣議決定されたものです。目標は10年以内に国民の所得を倍増しようというものです。戦後、日本は高度成長へ邁進していましたので二桁成長も夢ではなかったのです。中流社会が実現できたのも国民が欧米諸国に追いつくため豊かさを求めて必死に働いたからではないでしょうか。

実際、7%強の賃金を企業が毎年昇給していくと10年で人件費は倍増します。困難でも4%ずつ毎年賃金を引き上げていけば10年で5割アップします。主要国と日本との人件費の格差が開いたのは日本全体で賃金を上げてこなかったからです。何故、日本が賃金を上げられなかったのかと申しますと、日本経済が長年にわたり成長してこなかったからです。

世界全体でのGDPは3位ですが、一人当たりのGDPは30年前の上位から30位に転落したからです。つまり、日本人が稼げなくなってきたからだと言えます。何故稼げなくなったのかと考えますと、人材の流動化を促進する政策が実現されず、付加価値を生む分野へ人材がシフトしなかったからです。企業は付加価値を上げなければ粗利が増えず人件費も上げられないのです。

行政を司る皆さんは会社経営と同じように国家の運営を考えてほしいのです。経済を成長させて税収を増やさなければ、国家予算の歳出増を賄うことはできないことを国家は肝に任じなければならないのです。企業の中には人材の流動化で10年以内で所得を倍増できるところも存在するはずです。リスキリングを実施して付加価値の高い分野に人材をシフトすべきです。

2023年8月15日火曜日

経済状況

日本経済も漸くコロナ後の回復が見られるようになりました。内閣府の15日の発表に依りますと、日本経済は3四半期連続でプラス成長との事、実質率で4‐6月は1.5%、年換算で6%、本年度のGDPは561兆円となる見込みのようです。昨日は日経平均も大幅に下落したものの、本日は逆に反発した模様ですが、もっと日本の株式市場が元気になることを切に希望します。

米国株の堅調さに影響されたものと思われますが、円は1ドル145.5円と円安は続いています。内需は物価高等で国内消費はマイナスですが、自動車関連の輸出やインバウンド消費の外需が好調なのも円安の影響が大きいものと考えます。この経済状況が年央、年後半に継続することを期待します。経済の好循環は株価にも必ず反映しますので着実な経済成長が重要です。

企業も成長のために人材投資が必要であることを認識し始めました。今後、人材不足が叫ばれる中で成長とともに人件費に反映できる環境が求められています。内需が成長に結びつく好循環の経済となれば幸いです。そのためにはインフレにも耐えうる国民生活が担保されることが重要と考えます。我々企業人も業績を伸ばすことで賃金に反映できるよう努めて参ります。

2023年8月14日月曜日

人生は思い出づくり

人生は思い出づくりでもあり、経験した記憶は老後になってもずっと残ります。私も日経新聞私の履歴書に倣って幼少時から今日までの数々の記憶を長々と綴っていますが、近く本にしようと考えています。一冊の本に纏めるにはまだ加筆しなければ言い足りない部分や拙い表現も多々ありますので、再び手を加えて製本に辿り着くまでの出来上がりが楽しみです。

実際に自分の人生など家族も知らない点が多々あります。読んでくれれば私がどのように生きてきたかが子どもたちにも伝えることができます。でも文章で書ける内容など本当に些細な部分です。過ぎ去った過去の多くは忘れていますし、部分的な記憶ばかりだと考えます。しかし自分の人生を書き残すか残さないかは自分にとっても充実感が違います。

社員の方が勧めてくれた本に、思い出づくりに投資をしなさいという作家の教えがありました。自分が若い頃に、思い出づくりにどのような投資を行ってきたか今では定かではありませんが、早くからこの本のように気づいて生きてきたならば、もっと違った人生を送ってきただろうと思われます。確かに無駄なお金を残して自分の人生を終わることはしたくないですね。


2023年8月10日木曜日

帰省

 愈々来週からお盆の時期となりますが、皆様はどのようなお盆休みをご予定されているのでしょうか。私が故郷へ帰省していた時代は、スマホやパソコンも無く、肉親と顔を合わせるのも久しくて、故郷への帰省は感慨深いものがありました。

近年は即座に音声や動画が送信できる時代となり、いつでもどこでも目の前で顔を見ながら会話が自由にできます。便利な反面、お互いに会えるまでの楽しみが、かつてのアナログの時代より減少しているのも事実です。

しかし、お互いのやり取りが安価な通信料で頻繁に可能となり便利になったことは、情報通信の進化がもたらした最大の価値だと考えます。弊社は業務としましても長年に渡り情報通信の世界でシステム開発に携わって参りました。

これからも安全で豊かな情報通信社会の実現に向けて、微力ながらも尽力して参りたいと考えております。どうか今後ともご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。立秋に際してお盆の前に一言、皆様へのご挨拶として述べさせて頂きました。

2023年8月9日水曜日

人脈をつくる

 人の人生は様々ですが、人生は出会う人によって変わると言えます。私自身に限らず、多くの人はこれまで知り合ってきた中で人脈というものを自分の人生で活かしたからこそ現在の姿があると思われます。では人脈はどうしたら形成さえるのかと申しますと、目的を明確にしてひたすらに自分の足で動き回って多くの人と出会うことです。多くの人と出会った中で、自分と価値観の合う人を絞り込み繋がりを継続することによって人脈は自然に出来上がります。

人脈は人生の財産となるのですが、多くの人は出会った時だけ会釈してそこで関係が終わってしまう場合が殆どです。何度も同じメンバーの人と会う機会があれば自然に人脈は作られます。しかし同じ人と何度会っても大きく人生が変わることはあり得ないので、初対面の出会いを次から次へ求めることが大切ではないかと考えます。自分自身が能動的に行動しないと新たな人脈は発掘できないので20、30代の頃から多くの人と出会いましょう。

また、とても大切なことは自分の利を優先しないことです。言い換えますと、最初から相手を自分の利益のために利用しようという考えを持たないことです。寧ろ先ずは相手のために少しでも尽くすことを優先して考えることです。つまり下心が無く商売抜きで付き合うことが大切なのです。もう一つ付け加えるならば、決して年齢を気にしないで老若男女と幅広く付き合うことです。世代間の考え方の違いに学ぶことが人生経験の勉強にもなります。



2023年8月8日火曜日

偏見をなくす

 最近、人権に対する考え方を重視するような時代に変わってきました。実は私も20年近く見続けている早朝のテレビ体操で、毎日出演している現役の大学生なのでしょうか、昨年あたりから男女が混合で出演し、体操着も統一されるようになりました。考えてみますと数年前まで体操を演じる学生さんは長年にわたりすべて女性でした。そして体操着も女性特有で白の一色の物で何ら不思議に当たり前のように感じていたのです。

しかし、実際は男女差別の偏見だったことが漸く理解できるようになりました。男女の差別をすること自体が日本人の古い考えなのです。育児も男女が同等に行うべき時代ですが、共稼ぎ世帯が圧倒的なのに未だに女性に負担がかかり過ぎているようです。コロナ前の2019年にたまたま北欧諸国を訪ねましたが、平日の公園で子どもの相手をしているのはほとんど男性でしたし、ベビーカーを押しているのも男性ばかりでした。

こう言っている私自身もかつては古い日本人の考えで、家庭でも男性と女性の役割を分けて行動していました。仕事で男女を区別することに全く意味がないことに漸く気が付きました。日本はまだまだ男女の格差が大きいので解消しなければ、日本社会の最大の課題となっている労働生産性が上がることはあり得ないと考えます。体操の話から飛躍しましたが、男女が平等に参加し、服装も統一することで男女間の強い一体感は生まれると思うのです。


2023年8月7日月曜日

地球環境

暦の上では明日8月8日は立秋です。気象予報ではこの暑さは10月まで続くという話も聞きますが、四季が三季、そして季節が夏と冬だけの二季になりかねないような異常気象です。地球温暖化もグテーレス国連事務総長に言わせると「地球沸騰化」という表現になるようです。世界の主要国は国連を中心にもっと地球温暖化防止で各国が真剣に足並みを揃えなければならないのですが、二酸化炭素の大量の放出国である超大国の率先垂範は中々見られないようです。

猛暑だけでなく、異常気象による線状降水帯や竜巻も今や当たり前の夏季の気候となっています。台風もかつては南方で発生して徐々に北上して日本列島に接近するのが普通でしたが、近年の台風は6号のように同じ付近に停滞したり急旋回して180度進路を変えたりします。おそらく大陸からの気圧に押し戻されて帯状に雨雲が広がるのではないでしょうか。まだ6号がうろついているので20何号の台風がこれから発生するのであれば、これまでにない警戒が必要です。

気温の上昇や海面温度の上昇が続くと、農産物の生産量や漁獲高にも影響してきます。農業や漁業の在り方も国家的に検討すべき時代です。さらにエネルギーの問題や水資源の問題も世界の人口増により獲得競争の時代になると思います。日本は世界的にも水産資源や水資源に恵まれています。人間が生きていくうえで環境を守ることは最重要なことです。日本人一人一人が意識して取り組むことで世界の見本になると思われます。

 

2023年8月4日金曜日

復刻版

 コロナ真っ只中には感染予防のため出社日には弁当持参でしたが、最近は漸く外食が普通となり妻も弁当作りが減りホッとしていると思われます。実は最近になってタイガー100周年記念モデルの炊飯器に買い換えました。それまではデジタル表示機能付きの炊飯器を使っていたのですが、届いた復活版の炊飯器を見て昔の懐かしい時代が蘇ってきました。

日本の家電は機能ばかり増やして消費者は便利になった感覚でいましたが、価格は上がるし、ライバル各社は次々に新しい機能の商品を出して競争して消費者の奪い合いをしてきました。もっとシンプルな機能で十分にもかかわらず、高齢者が使いこなせないような多機能の商品ばかりを市場に投入してきているのが現実です。

今回購入した復刻版の炊飯器はタイマーも炊き上げの種類もなく、スイッチと保温だけの機能です。羽釜もおもちゃのように軽く、これまでのどっしりとした重みの物と違います。炊飯の時間も半分で炊き上がりも普通で現在市販されている多機能の商品と何も変わりません。このような傾向はテレビでもビデオでも他の家電商品にも同様のことが言えることではないでしょうか。

2023年8月3日木曜日

花火大会

 昨夜は先日の隅田川、横浜みなとみらいに続いて新潟県の長岡花火大会をテレビで拝見しました。長岡は全国的に花火の生産地でもあり、花火師の技巧的な多くの打ち上げ花火の作品が楽しめました。一度は現地でリアルに観てみたいのですが、長岡の花火大会は全国から大勢の人が押し掛けるので実現は容易ではないようです。

19時半から21時近くまで長時間のLIVE中継でしたが、ゆったりとした時間の中で各作品が披露されて、視聴する側も落ち着いて花火を楽しむことができました。コロナ禍で夏の風物詩である花火大会も各地で中止を余儀なくされていましたので、今年の花火大会は日本各地で大変な盛り上がりになることでしょう。

私の住んでいる戸塚においても、30年前までは柏尾川の辺で地元企業による寄付の提供で毎年のように花火大会が催されるとともに、川辺では精霊流しの情景も見られお祭り気分が味わえ活気がありました。先日も4年ぶりに神社のお祭りが一日限りで行われていましたが、異常な人だかりでした。世代は変わっても人々のお祭り騒ぎは変わらないようです。

2023年8月2日水曜日

国際経験を積む

 最近、毎日のように米大リーグ、エンジェルスの試合を中心に観ていますが、日米プロ野球の違いが何となく分かってきました。大リーグではチーム同士で選手をトレードするのは至極当たり前で、日本のプロ野球界のように排他的な要素は全くないということです。エンジェルスはプレーオフへの進出を狙うためか、大谷選手の活躍を活かすためなのか、7月にホワイトソックスから投手2名、ロイヤルズから野手3名をトレードし、戦力の補強を狙ったようです。米大リーグの戦略はビジネスの世界にも共通しているように見えます。

移籍してきた選手たちも即日試合に起用されるのが普通のようで、選手たちもユニフォームを変えるだけでいつの間にか別のチームの選手になるというわけです。投手の交代も継投継投の連続で投手層の厚さを野手も同様に感じます。先日の大谷投手による1安打、完封、完投というのは珍しいケースだと思いました。余程、監督からの信頼が無ければローテーション投手として組まれないようです。米大リーグの厳しい環境の中でもチームに溶け込み活躍している大谷選手の表情が印象的です。

大谷選手に関わらず、日本の様々なスポーツのアスリートたちが以前にもまして世界の大舞台で活躍しています。スポーツだけに限らず、日本の若い男女たちの様々な分野での活躍に今後とも期待したいし応援したいものです。人材を取り巻く環境や育成方法さえ間違わなければ、日本の若者が世界で羽ばたく時代はこれからも続いていくと考えます。若年層が育つためには日本の中流層をもっと豊かにする国の政策とともに海外へ人材を送り、様々な国際経験を積ませることが望まれます。

2023年8月1日火曜日

人物紹介

今朝のラジオ深夜便では、昨年亡くなられた写真家で文化勲章受章者でもある田沼武能氏の奥様、田沼敦子さんのインタビューを聴きました。実は写真業界では全国的に知られた方なのですが、詳しく存じ上げていませんでした。黒柳徹子さんがユニセフ親善大使としてアフリカ歴訪時も自費でカメラマンとして常に同行されたようです。

7.30(日)まで東京都写真美術館で「田沼武能 人間讃歌」として展示会が開催されていました。大変有名な方なので私のブログを拝見された方で氏についてご存じの方はコメントいただければ幸いです。本日は奥様の田沼敦子さんが、ご主人との出会いから昨年亡くなられるまでのご夫婦の生活ぶりをご披露されていました。

ここでは田沼氏についての詳しい話は省略しますが、私自身、これからの人生において田沼武能氏の生き方は人間として大変学ぶべき教えがあるように感じました。人間のすばらしさを発見したい夢にかられて、ライフワークとして世界の子どもたちを撮影されたり、生涯で130を超える国と地域に足を運ばれました。日本の写真会の歴史を飾る方のようです。