2023年8月29日火曜日

ある見学会

本日は川崎市と横浜市にまたがる製鉄所の見学会へ参加しました。実は来月中ごろに40数年の歴史を終えて高炉が止まるとのことで、見学会も最初で最後となるので記念としてどうしても一目製鉄所の勇姿を観て記憶に留めたかったのです。参加者は横浜市内の中小企業を中心としたメンバーの集まりで、18名の参加者でした。

構内の事務所で施設の概要の説明を受けた後、作業着にヘルメットに軍手に眼鏡グラス、そして説明用のイヤホンを身に付けて工場見学となりました。溶鉱炉が稼働しているので工場内は熱いと聞いていましたが、本当に汗が出るくらいの室温でした。見学を終えて外へ出ると外気温の36度が涼しく感じました。

高炉が閉じる大きな理由の一つは、カーボンニュートラルを目指す上で製鉄所から大量に排出される二酸化炭素を抑えるためのようです。さらに今後の少子化で国内需要の減退に対応する綿密な経営戦略による判断のようです。一番驚いたのは、製鉄所構内の膨大な敷地の広さでした。今後は跡地の様々な再利用計画が策定されているようです。「鉄は国家なり」の時代が偲ばれます。

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