2022年6月30日木曜日

6月30日

 本日は度重なる出来事がありました。まず6月30日は弊社の夏季賞与支給日でもあり、早朝にメッセージをグループウェアのインフォメーションに掲載しました。また午前中には43期新人研修最終成果発表会を拝見しました。4月に入社して何もわからない中で悪戦苦闘の3か月だったようです。愈々明日からそれぞれの新人が現場でのOJTに入りますが、困難にも諦めずに壁を乗り越えていってほしいと思います。

ついでに本日は私自身も結婚44周年を迎えました。紆余曲折の人生でしたが、諦めずに付いてきてくれた妻に陰ながら感謝しています。考えてみると当時、妻は22歳で3歳上の私は25歳になったばかりでした。会社にも入社したばかりで、給料だけで生活していくのは困難な為に妻もバイトを始めましたが、記憶では3か月を過ぎると妊娠していることが分かり辞めたと思います。

僅かな貯金で毎月の生活費の赤字を補填したり、半年に一度の賞与で赤字の穴埋めをしていたことを記憶しています。結婚前に家内は大手電機メーカーで完全週休二日制の会社に勤めていましたが、私と結婚すると環境は劇的に変わり、土日・祝祭日も中々休みが取れない会社務めの妻となりました。職種が建設業界で休みがほとんどないのが普通でしたので止むを得ないのが現実でした。

ついでの話が長くなりましたので、今回はこの辺でお話は終わりたいと思います。最後までお読みいただき有難うございました。


2022年6月29日水曜日

サイコパス

 あまり聞きなれない言葉ですが、昨今、企業による不正が目立ちますが、企業経営においても心理学的なアプローチが必要ということで、今回犯罪心理学者からこの言葉を学ばせていただきました。最近、政治の世界で自由と民主主義の危機だとも言われていますが、リーダーが判断に迷い、決断力が弱いと見做されますと相手にスキを突かれて防戦体制になることがあります。

「感情の一部が欠如している」と思われるようなサイコパス的な傾向も政治家や経営者には時に必要な場面もあります。米国のトランプ政権は我々から見てもサイコパス的な面が多々感じられて言動も驚きでしたが、世界的な視野で評価するとサイコパス的な特徴が軍事的抑止力に繋がっているように思われます。

アラブの春は当初自由と民主主義の到来で歓迎されましたが、極端にポピュリズム化すると統制が効かなくなります。つまりリーダーが存在しなくなるので政策の決定が右往左往する場合があります。しかしサイコパスが負に作用しますと権威主義がはびこり世界の秩序に混乱を呈します。世界が分断の予兆を招きかねない状況もサイコパスに起因しているように感じます。

不正に強い企業経営を維持していくことは今後益々重要となります。信用失墜は簡単ですが、信用回復には最低10年は掛かります。人間の持つ心理学的なサイコパスを学ぶことは企業経営の参考にもなります。企業は法人とも言いますが、法律の下に人が経営を営むことを意味します。「鰯は頭から腐る」との言葉通りトップは常に襟を正すことが肝要です。


2022年6月28日火曜日

バックエイジング

早朝にClubhouseを聴いていましたところ、医療関係者からアンチエイジングではなくバックエイジングへの手ほどきを受けました。自分自身を鏡で見ることは朝方の洗面所に立った時と風呂上りの整髪の時くらいなのですが、他人人間だれしもりませんが私はさほど年齢は意識していません。しかし時々写真に収まった自分の素顔を見ると老化にがっかりしたりするものです。 

20年近く運転免許5年更新のゴールド免許を持っていますが、1年前更新した時に警察署で撮影した自分の写真があまりにも老けて見えたので、身分証明に免許証を出すのも億劫になります。老化現象は避けられない現実なのですが、もしバックエイジングが可能であれば世の人々にとって願ってもないことです。

やはり精神的に若さを保つためには、歳を取ってからも若い人たちとコミュニケーションを図ることだと思います。幸いにもClubhouseというツールがネットの世界に登場したことで若い人たちの活力に大変刺激を受けています。実は朝4時からは10年以上にわたりNHKのラジオ深夜便を楽しみで聴いてきましたが、5時からClubhouseを始めたことで視界が変わりました。



2022年6月27日月曜日

電力逼迫

 今、世界的なエネルギー供給の循環に滞りが起きているせいなのか、日本国内でも電力の逼迫注意報が流れています。早速、我が家でも夜など出来るだけ照明は最低限にして、省エネを考えて生活しています。エアコンと冷蔵庫が家庭の消費電力の半分を占めているようですが、どちらも極端には節電できないために照明を落とすしかないと思われます。

東日本大震災時も原発の停止で節電が呼びかけらましたが、11年振りの節電注意報かと思います。再生可能エネルギーも増えていますが、供給には従来の水力発電や火力発電や原子力発電には安定供給という面で劣る点があります。しかし様々な再生可能エネルギーによる発電は地球温暖化のためにも化石燃料に代えてさらに積極的に取り組まれなければなりません。

原発に対する国民の不信感は福島第一原発事故以来11年を経た現在も消えませんが、世界的に見れば原発による電力の供給は増えています。日本人は原発事故で一種のアレルギーとなっていますが、資源の少ない日本だからこそ真に安全な原発を目指すための国民的な論議はすべきではないでしょうか。あるいは再生可能エネルギーにもっと力を結集させるとか色々方法はあるはずです。


2022年6月24日金曜日

参院選2022

 愈々参議院選挙がたけなわを迎えようとしています。この選挙が終わると3年間は国政選挙は無いので岸田政権も政治に集中できると言われています。今回の選挙においては様々な争点があると考えられるのですが、あまり激しい論戦は見られないような気がします。

目下の最大の課題はウクライナ問題と円安対策ですが、どちらも日本国内で生じた問題ではないので政党間で批判のしようがありません。各国ともロシアによる一方的なウクライナ侵攻を契機に防衛力の強化を検討しています。我が国も例外ではありません。

平和を守ることは先決ですが、国の防衛は国民自身が考えなければなりません。日本は粘り強い外交力で紛争を未然に防ぐことに重心を置くべきだと思います。防衛費の増額ばかりが議論されないよう、有事を招かないような外交努力に傾注すべきです。軍拡には際限がないので敵を作らないことだと思います。

もっとそのような議論が政党間で交わされるといいのですが、相変わらず内向き思考のような印象を抱きます。参議院議員選挙が告示され本格的に選挙戦に突入しましたが、正直なところ候補者の選定に投票日当日まで悩んでしまいそうです。



2022年6月23日木曜日

慰霊の日

今日23日は沖縄の「慰霊の日」です。1945年6月23日に日本軍のトップだった牛島司令長官が自決して、この日を以って日本軍という組織での戦いは終わりました。しかし、現実には日本軍は久米島などでも戦いを続けており、米軍が沖縄戦を終えたと宣言したのは7月2日。沖縄など南西諸島の日本軍が全面降伏に調印したのは9月7日のようです。

私が誕生した1952年にサンフランシスコ講和条約が発効し日本本土は独立しましたが、沖縄は切り離され、佐藤内閣の72年の本土復帰まで米軍の統治下におかれました。米軍基地も本土は減らされましたが、沖縄には新たにつくられたり広げられたり、米軍基地の7割が今も沖縄に集中しているのが現実です。我々はもっと沖縄の現実を直視しなければならないと思います。

実はこのブログでも紹介しましたが、6月18日に東京国際博物館で開催中の「琉球展」を見学し、お土産として事前に家内から頼まれた可愛らしい「シーサー」を買ってきました。実は私も生まれて初めて沖縄を訪れたのが、あの首里城が火災になる前の2019年5月でした。長年待望していた沖縄訪問は果たしましたが、5年後に再び首里城が再建されることを心より祈りいたします。

2022年6月22日水曜日

挨拶廻り

漸く前期の決算書が税理士事務所から届きましたので、昨日より取引の金融機関に事業報告へ伺っています。電子化が進み決算書のテータは金融機関で独自に入手できるようですが、新年早々以来の挨拶を兼ねて行っています。支店長や担当者の交代も多い金融機関ですので、毎年欠かせない行動だと思っております。

こちらから年2回(新年と決算期)の金融機関の訪問はもう何十年も続けていますが、巷の景気の様子を生でヒアリングするにも良い節目の機会でもあります。金融機関は安定した職場のようですが、学生時代には公務員と同様に全く興味がない職種でした。しかし、定年後の大学の仲間と会いますと悠々自適な生活に多少の羨ましさを感じます。

定年で教師を終えた仲間も同じようなものです。それぞれ違った社会人人生を歩んできましたが、やはり最後に大切なのは健康です。折角、定年後ゆっくりしようとしていた矢先の今春、癌で亡くなった仲間もいます。日本100名山どころか海外の山岳まで踏破した積極的な奴でしたが本当に気の毒です。健康はお金では買えないので、健康が財産だという事です。


2022年6月21日火曜日

コミュニケーション

 このところオンライン会議にオンラインセミナーと、場所に移動せず用が果たせるようになり、一日の時間が有効に使えます。また従来の電話やメールに代わり、ZOOMなどで情報の共有が容易に行われるようになり、他方では音声とSNSを合わせた交流の場ができたりと、コミュニケーションにおいて大変便利なツールが流行っているようです。

最初はネットでの交流は中々敷居が高いのですが、毎日続けていれば誰でも次第に慣れてきます。私も8か月余りリスナーとして参加してきましたが、次第に慣れてきて最初の頃のような緊張感はありません。スピーカーの人たちも自分が立ち上げたルームのリスナー数を意識していますので、毎回アクセスしていれば次第にリスナーとして認識され仲間入りもできると思います。

これまでは時間をかけ歩き回らないと人脈の形成は不可能でしたが、ネットをうまく活用すれば肝心な時だけの行動で済みます。又、これまではマンツーマンで限られた人との出会いが主でしたが、一度に多くの人とのコミュニケーションも可能となります。コミュニケーションツールを如何に活用するかによって、仕事の効率や成果は大きく変わってくるような気がします。



2022年6月20日月曜日

琉球王国

先週、たまたま上野で大学のクラス仲間と友人の追悼を兼ねて集まりました。少し早めに出かけて東京国立博物館で開催中の「琉球展」を覘いてみました。本年は沖縄本土復帰50周年に当り、沖縄でも様々な行事が予定されているようで絶好のタイミング時での展示会見物でした。

沖縄は太平洋戦争で最大の戦禍に見舞われ、多くの沖縄の人たちが戦争の犠牲となったことは私たちも知っていますが、琉球王国の歴史を詳しく知る機会は普段あまりありません。その意味でも沖縄の歴史を今回「琉球展」を見学できたことはとても幸いでした。

現在は沖縄出身の方が多方面で活躍されていますが、30年くらい前までは沖縄出身の方には仕事上で差別的な見方があったように記憶しています。おそらく復帰後の歳月がまだ浅かったのが原因です。本土復帰後、初代の屋良朝苗元県知事をはじめ沖縄の歴代知事にはひときわ注目と関心を抱いていました。


2022年6月17日金曜日

公定歩合

 米国はやはり凄いなぁと思いましたのは、インフレを抑えるために中央銀行(FRB)が実施する利上げが機能しているからです。株価は一時的に大幅に下落しますが、いずれ回復してくるところは米国経済の強さではないかと見ています。公定歩合を引き締めたり緩めたりして市中に出回る資金をコントロールして物価を安定させるのが中央銀行の役割です。

翻って、日銀はもう何年も株価や企業のために金融緩和を続けており、さらに国の発行する国債まで買い支えているのが現状です。政府も長年にわたりデフレ脱却を叫んできましたが、最近は円安による輸入価格の上昇でインフレを招いています。本来であれば中央銀行がインフレを抑えるために金融を引き締めてインフレ抑制のために利上げとなるのですが、現在の日本はそのような状況ではありません。

日本でいつ頃になれば諸外国のように利上げができるようになるのでしょうか。利上げが可能となるには景気の上昇に伴うインフレで人件費も高騰しなければなりません。つまりGDPが伸びなければ景気を冷やす調整弁としての利上げはできないことになります。もっと日本の未来戦略として新たな輸出産業を育てるべきだと思います。

2022年6月16日木曜日

余談

 日本はもっと為政者がリスクを覚悟してビジネスに臨むべきだと思います。と言いますのは、諸外国と比べてあまりにも感染に怯えすぎるように感じます。日本の医療体制は海外に劣らないにも関わらず、未だに一億総マスク状態なのは少し異常な状況ではないでしょうか。

日本が欧米諸国と比べて景気回復に遅れているのも、為政者が政治生命をかけて感染リスクの責任を取らないからだと思います。日本が国際競争力を付けるにはもっと強力に決断と実行ができる為政者が必要だと考えます。参議院選挙を目前に控えていますが、立候補者の顔触れがあまり変わらないようにも感じます。

今の状態がこのまま続くと経済界は、この国を復活させることはさらに厳しいと考えるかもしれません。出遅れ感が様々な分野に及ぶと、低成長が継続し全体的な豊かさが訪れにくくなるような気がいたします。正直に言いまして、今の日本には残された時間はないと思うのですが如何でしょうか。


2022年6月15日水曜日

日本の戦略(その2)

28年振りに円安が進行しているようです。特に海外がインフレで金利を引き上げていますので、金融緩和を続けている日本との金利差は広がるばかりです。米国は異常なインフレで金利を上げているために円安に歯止めが掛からないようです。当然、日本は輸入物価の値上げでインフレが当面続くので、企業収益を上げて賃金を上げて消費が上向かないと中々金利を上げることは不可能です。

企業収益を上げるには輸出を増やさなければなりません。内需拡大は今度高齢化で限度がありますので、外需を拡大しなければなりません。つまり技術的に競争力のあるモノとコト(サービス)を輸出できるかに懸かっています。しかし、今後の日本は人材不足が課題となります。豊かで住みやすい日本に有能な外国人を高賃金で積極的に受け入れすることが重要です。

世のすべてのハードウェアはソフトウェアが制御しますので、有能なIT人材を育成しなければ日本の産業界の将来は厳しいと思います。漸く文系大学でも数理情報学部を新設してIT人材を育てようという考えのようです。欧米に競争力で追いつくには産業におけるソフトパワーを付けるしかないと考えます。円高で工場を失い、オフショアでITまで劣勢である日本を何とか救いたいものです。 

2022年6月14日火曜日

日本の戦略

毎月、あるメディア主催の「失われた30年 どうする日本」というタイトルの対談を楽しみに聴いています。しかし、現実は中々懸案の課題解決への糸口は専門家の話からも見つからないように感じます。多くはこうしておけば良かったという事後の評論家的な見方に終わっているように思われますが、これからの日本を真剣に考える上でも何とかして解決策を見出す必要があります。

私自身も解決方法は見いだせないのですが、一つ言えることは日本経済をけん引する大企業のほとんどの経営者がオーナーではなく、下から上り詰めた社長、つまりサラリーマンとして出世した経営者が大多数を占めることも、グローバル企業として成長できなかった要因の一つではないかと考えます。欧米のグローバル企業ではプロの経営者が世界中から選ばれます。

残念ながら日本の場合は過去に実績を上げた人材を優先して引き上げることがありますので、過去の延長線上では斬新な企業改革は難しいのです。もっとも古い日本の労働法制にも問題があり、年功序列や終身雇用を古くから前提にしている文化が欧米とは違います。また同じ市場で大多数の企業が国内競争に捉われてきたために、後続の海外勢に十八番を奪われる結果となりました。

今後の日本の戦略はどのように描かれていくのでしょうか。


 

2022年6月13日月曜日

経営

健康で普通に暮らせることが如何に幸せなことであるかを痛感します。毎年、学生さんと面接でお会いしますが、当たり前ですが、20代そこそこの世代の方と毎年のように直接お話をするという機会は我々の人生としても大変貴重な経験です。日本社会が抱える様々な課題に対してこれから世に出る社会人が必ずしも明るい展望を持てるとは思いませんが、企業として少しでも彼らを元気づけるような経営をすることが我々の使命だと感じています。

日本の有るべき姿を考えますと、もっと子育てをしやすい社会になれば出生率も上がるのではないでしょうか。コロナ禍で出生率も下がったと言われていますが、生活困難者が増えて子どもを産みにくい環境にあることも事実だと思います。経営者と考えますと先ずはどんなことがあっても働いている人の生活収入を保証することだと思います。世の中の景気不景気は必ずありますので、いざという時に使える資金の備蓄が企業には必要です。

経営が苦しい時期に経営者が犠牲を払っても社員の生活を守ろうという姿勢があれば、やがて景気が回復して必ず会社は良い方向に進むと思います。弊社も現在があるのはその思いで今日まで会社を経営してきたからだと考えています。中々財務体質は短期間に良くなるものではありませんが、諦めずに計画的に着実な経営をしていれば長期的に必ず良好な状態となります。兎に角、経営を安定させることが最重要であることは変わりません。


2022年6月10日金曜日

日本の信頼

今朝のニュースで国連総会で9日、日本が安全保障理事会の次期(2023年1月からの2年間)非常任理事国に選出されたことが報道されました。前回務めた16~17年以来5年ぶりのようですが、北朝鮮やロシアのウクライナ侵攻に対して国連の機能不全を打開するために、安保理の改革も含めて日本の指導力が問われていると考えられます。

ハト派と言われる岸田首相がロシアのウクライナ侵攻に対しても、日本のリーダーが反対の姿勢を明確に打ち出していることは、国連の多くの加盟国からも日本に対する信頼度は高いと思われます。私たち素人判断でも、国連安全保障理事会の常任理事国である大国のロシアが軍事力で他国の領土へ侵攻することは立場的に許されざる行動だと思うわけです。

日本が脱退した国際連盟の後に、第二次大戦後に戦勝国で作り上げた現在の国際連合は次世代に向けて安保理も含めて改革されなければならない時代にあると思います。国連においては小国も大国も変わりはないという公平性の下に組織改革が必要です。林芳正外相には政治生命を賭けてでも是非とも国連改革に尽力されることを切に期待しています。

2022年6月9日木曜日

独り言

コロナ、ウクライナ、円安と次々にニュースが絶えませんが、輸出企業を強化するチャンスの到来ではないでしょうか。また一次産業、例えば農業を政策的に強くして食糧の需給率を上げるとか、次世代型の農業で収益性を上げることも可能です。エネルギー価格の高騰には長い目で国内での再生可能エネルギーを増やすとか、原発も国民の理解が得られるように動かす努力をするなど方策は色々あると思います。

為替の円安は外貨との取引に依りますので、海外がインフレ抑止のために利上げすれば円は逆に安くなるので当面は仕方がないと思います。日本の現状やこれからを考えるとGDPの推移では円安は避けられないと思われます。労働人口や労働時間も過去に比べて減少していますので、過去の高度成長時代に捉われず日本なりの豊かさを追求していくべきだと考えます。

地方創生が確実に実現すれば地方の過疎化も防ぐことが可能となります。地方で働けるようにワーケーションの実現を国が強力に後押しすれば、企業での働き方も変わる方向に動き出すと思います。国として今後は自給自足の時代へ進む道も検討すべきだと考えます。エネルギーだけでなく、資源のリサイクル技術も高めて自然環境を再び蘇らせることは十分可能だと思います。


 

2022年6月8日水曜日

WEB3.0

 これからの世の中ではデータがビジネス界を支配するとまで言われています。WEB2.0では米国のGAFA+Mが圧倒的に世界のSNSデータを吸収してきました。次世代、その牙城を崩すべく期待されているのがWEB3.0プラットフォームのようです。

今後、膨大に増加するデータ量が特定の企業に集約されることはビジネス的に公平ではないと考えられているのです。データを個別に管理する新たな技術としてブロックチェーンが注目されています。

DX先進国エストニアではクラウドでブロックチェーンを使って、侵略から国家を守るために国民のデータを管理するシステムを国を上げて構築しています。我が国も様々な多くのデータを堅牢に管理していくべき時代であると思われます。

2022年6月7日火曜日

イベント

 昨日、今日の2日間、日経主催の「世界デジタルサミット2022」を拝見しました。日経ホールでの会場とオンラインでの同時開催でしたが、もちろん私はオンラインでの視聴に慣れてきたのでオンライン開催を大歓迎しています。講演者は観客の生の反応に期待しますが、視聴者としては今後ともハイブリッドでの開催を望みます。

これまで地方の観客は様々なイベントのためわざわざ東京まで出てくる必要がありました。リアルで参加する利点はオンライン以上にありますが、コロナ以前のようにリアル開催に限定されると、地方の方は度々の出張で時間も費用も掛かるしスケジュール調整も大変です。様々なイベントのオンライン開催は参加希望者にとって視聴機会の不平等が解消されたと思われます。

まだ日本国内のネットワークインフラは未整備な箇所が多いですが、いつでもどこでも安価にネットワークが繋がる環境ができれば、IT技術の進化と共に様々な新規事業の創出へと結びつくことでしょう。社会のムリ・ムダ・ムラをデジタルのフル活用で無くすことができれば、人々の社会生活に必ず豊かさが齎されると信じています。

「世界デジタルサミット2022」がデジタル社会の近未来を映し出してくれたように感じました。


2022年6月6日月曜日

規制撤廃

今月3日、政府は目視による検査や管理者の常駐などを求めるデジタル社会に合わない「アナログ規制」の3年間で撤廃する計画を決定したようです。1万ほどある法律や政省令のうち、アナログ規制と判断したものが5000項目あり、まずは8割の4000程度を改正するとのことです。

首相は「新たな成長産業の創出、人手不足の解消、生産性の向上や所得の増大を実現するためにはデジタルの力を生かせる社会制度への転換が不可欠だ」とデジタル臨時行政調査会で力説されたようです。菅政権によるデジタル庁の発足を皮切りに、岸田政権になって漸く政治が動き出した感があります。

インターネットで世界中を情報が駆け巡る時代になっても、政治は掛け声ばかりで日本が取り残されている現状に疎かったようですが、コロナ禍でアナログ対応の現状に接してデジタル化の急務に気が付いたのでしょう。戦後日本は欧米の背中を目標に経済成長してきましたが、デジタル社会も数年以上の遅れと言われていますが、何とか目覚めて欧米と肩を並べたいものです。


 

2022年6月3日金曜日

シークレット?花火

昨夜、3年ぶり以上になりますでしょうか、久しぶりに横浜市の空に花火が上がりました。ちょうど、TVでは日本時間のお昼にイギリスではエリザベス女王の即位70年の記念式典がLIVEで開催されていました。横浜の花火もイギリスの記念式典も同日・同時刻で大変晴れやかな気分になりました。花火は私もまったく気が付きませんでしたが、市民に日程は知らされていたらしいのですが、場所は混雑を避けるために伏せてあったようです。

我が家では花火が上がることも知らない市民も多かったのでは、と勝手に「シークレット花火」だと話していました。しかし、イギリスのエリザベス女王の即位70年式典にて宮殿バルコニーに姿を見せられた女王のお元気さにも驚きましたが、詰めかけた大勢のイギリス人が誰ひとりマスクをしていない光景にも吃驚しました。ジョンソン首相も当初コロナ対策で苦労されたようですが、リーダー―シップに依り見事にコロナが収束してきた様子が窺がえました。 

翻って日本は極めてコロナ対策でも慎重ですが、マスク着用しながらアフターコロナに向けて経済を回していくしかありません。漸く街中の飲食業をはじめ、スポーツや旅行関係にも明るい兆しが見えてきたようなので、徐々に次第に収束へ向かうことを期待します。今回の花火も自宅の戸塚から遥か遠方に見えたのですが、妻と二人で何度もきれいだ!と、つい夜空に声が出てしまいました。元気を与えてくれた花火関係者の皆様に感謝申し上げます。

2022年6月2日木曜日

わが心の人

 数日前にNHKラジオ深夜便「わが心の人」の放送を聴きました。ゲストは音楽家の津田直士という方ですが、2021年5月30日に89歳で亡くなられた作曲家として、また俳優としてご活躍された小林亜星さんの思い出話でした。津田さんは1961年生まれで現在61歳ですが、大学を卒業されてCBSソニーに入社されてディレクターとして当時は大活躍された方のようです。

今回、私はかつて小林亜星さんがオリジナル曲を盗作されたとして、同じ作曲家の服部克久さんを訴えられた事件のことを思い浮かべました。その話題に全く最後まで触れられなかったので、尊敬されていた小林亜星さんの尊厳を重んじている方だと感心しました。当時、有名な作曲家同士の間で起きた信じられない出来事であったため印象強く記憶に残っていたのです。

結果的には訴訟へと発展し、小林亜星さんが原告で、被告は服部克久さんとなり、1審では服部克久さんが逆転勝訴しましたが、最終的に2審、最高裁で小林亜星さんが勝訴して服部克久さんが損害賠償金の支払いをすることで決着したようです。私も結審まで覚えていなかったのですが、当時は歌謡音楽業界全体に激震が走った事件でした。お互いに辛い過去を最後まで引きずられたのだと思います。

2022年6月1日水曜日

期待感

漸くコロナが落ち着き始めたのか、列車のホームに生徒を載せた修学旅行列車が止まっていました。鎌倉駅構内も週末は入場制限がかかるほど人々で混雑を見せているようです。家内も平日に鶴岡八幡宮へ参拝に訪れたようですが、境内も人が多く、本殿の階段を上らずお参りをしたと話していました。海外からの観光客の受け入れ制限も徐々に緩和されますので、円安効果で更にインバウンド需要が増えていくものと思われます。

1-3月の国内企業の経常利益もこの時期としては過去最高の水準だと言われていますので、4-6月にも弾みがつくことを期待したいところです。だた企業の規模別でみると、大企業に比べて中小企業は原材料価格の上昇を製品価格に転嫁するのは難しく、僅かな増益率に抑えられているようです。一方、非製造業は物流の混乱による運賃等の上昇や資源価格の上昇で増益となりました。

我々の情報通信業界におきましてはDXを中心に引き続き新年度もIT需要は底堅いと思われます。初夏の候となり、これからの日本がコロナに負けず、円安を契機に日本の輸出企業が体力をつけて増益を維持できれば再び日本に投資が向けられ、日本株にもっと弾みがつくのではないかと密かに期待しています。