2020年11月30日月曜日

結婚

 日本国憲法第24条に「婚姻は、両性の合意によってのみに基づいて成立し、・・・」とありますが、離婚も結婚と同じで双方の合意がなければ成立しないことと同じ意味だと思います。

よく結婚は「見合いですか、恋愛ですか」と過去には一般的に聞かれることがありましたが、どちらにしても双方の合意がなければ婚姻届けも受理されないので成立しません。

今でも「〇〇家と△△家のご結婚」として結婚披露宴でよく紹介されますが、婚姻後は双方の両家は親戚関係としてお付き合いせざるを得ない関係となります。

現代社会に生きる私たちは、核家族化も普通となり自分たちの家庭を優先して、親戚付き合いはかつてほど無理強いもしないし、厳格ではないのが現実です。

しかし皇族の結婚となると、一般人と違って両家や行政上にも関係してくるので難しい面もあるのでしょう。 子どもの幸せを願わない親はいませんが、結婚して仲よく暮らすことが本人たちも親もすべてが望むことです。

憲法の条文の「・・・夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」という後半の文面を読んでみて、改めて勉強になりました。

2020年11月27日金曜日

朝ドラ

コロナ禍の中で毎日楽しみにしていた朝ドラ「エール」が終了となります。昨年は「なつぞら」も最後まで楽しませていただきました。私自身、近年は漸く朝ドラに嵌る精神的余裕が持てるようになりました。

昨日が実質的な最期の場面だったようですが、コロナに感染して惜しくも亡くなられた志村けん(作曲家・山田耕作のモデル)さんがリバイバルで登場されていました。NHKにおける最後の配慮ではなかったのかと私なりに感じた次第です。

歴史上の人物を朝ドラを通して拝見できるノンフィクションの物語も楽しみです。コロナ禍による巣ごもりで、家庭でもライブ配信やネットフリックスなどの動画配信も普通になりましたが、私自身はNHKのBSプレミアムを中心に録画で見る時間が一番の楽しみです。

朝ドラの「エール」も録画を毎晩観てきましたが、次回作も大河ドラマ同様に歴史物で面白そうです。世代間で観る作品も違いますが、夜など騒々しい番組は疲れるので控えるようにしています。 それと最近はラジオ番組も毎日のように聴いていますが、想像が膨らむのでラジオもいいですね。

2020年11月26日木曜日

イノベーション

イノベーションをテーマに大企業の人たちが連日議論していますが、社内でベンチャーを立ち上げるのは容易なことではないと思います。イノベーションのジレンマはどうしても大組織では起こり得るものです。

一方、小企業ではイノベーションを起こすための様々な資産的ゆとりがないので、ベンチャービジネスが起きにくい面があります。

重要なポイントは企業の垣根を越えて、若い世代が盛んに交流する機会を増やして、新たな起業をシニア世代が後押し、成功に導くことではないかと考えます。

しかし、コロナ禍で世の中が急変する中で減少していく労働力を背景に日本社会を維持していくには、新たな発想で新市場を作り出していかなければならないと思います。

そのためには大企業から多くの人材が流動しなければ、既存の枠組みでは保守的なためにイノベーションは起きないし機能しないはずです。

今の日本には若者に成長をアドバイスしようとする人は年々増えていますが、自らリスクを取って起業する人はまだまだ足りないように思われます。

失敗しても復元を目指していくことで、新たなチャレンジの道を歓迎する企業社会ができることを切に希望します。


 

2020年11月25日水曜日

違い

 人は誰でも自分自身の事が分からないので、人生の中でどのように自分の弱点を補えばよいか困難を要します。長年にわたり妻と生活している私自身も、自分自身の弱点は家庭生活が唯一の鏡となって様々な事に気づかされます。

結婚して40数年になりますが、未だに家庭生活の中で一度も妻から褒め言葉を言われたことはありません。褒めたら私が調子に乗って有頂天になることが、かえって本人にマイナスだと妻自身が分かっているのでしょう。

しかし自分の事をさておいても、自分の子どもや他人はできるだけ褒めなければいけないと思います。このことは会社経営においても大変重要です。社員に対しても時々注意することは必要ですが、できるだけ褒めて育てる方が弱点も補われるような気がします。

先日はNHKテレビで実話をもとにした「引きこもり」のドラマを観ましたが、父親の在り方を理解しないために子どもの芽を摘んでしまう例が、世の中の家庭に絶えない現実があることも感じさせられました。

家庭も社員も同じで、決して兄妹や他の社員と比較しないで、本人自身と常に向き合うことが教育上も大切です。皆一人一人性格も異なるし、それぞれ特徴を持ち、人と違う面を持っているからです。

大事なことは、其々の違いを尊重することではないでしょうか。夫婦でもお互いに違いがあるから、補い合いながら家庭が成り立っているように思います。会社も違った人財がいるからバランスが取れて経営が成り立っているのです。

 

2020年11月24日火曜日

三島文学

 今、静かな三島由紀夫の作品ブームであることを知りました。恥ずかしながら私自身も若い頃はノンポリ学生のひとりに過ぎなかったので、当時ノーベル賞候補として注目された三島作品も難しそうで目に触れることもなかったのです。

このブームの原因をどうしても掴みたかったので、再び三島由紀夫の生い立ちからのドキュメンタリーを拝見したところ、若い頃に全く理解できなかった謎を漸く三島作品の中に見出すことができました。

当時は単に右翼思想を持った人物で、行きついた先が「楯の会」での決死だったのかと思っていました。しかし実際は様々な内面的理由が存在することが小説を通して表現され、自分の肉体改造によって心身ともに思想的行動が形成されたものだと思います。

素人ながら思うに、川端文学は誰にでも受け入れやすい内容であるのに、三島文学は一部のファン層に根強く浸透した作品なのでしょう。今の若い世代で静かな三島作品ブームが起きているのは、現在の世相を反省しているように理解できます。

まだ書籍は手に入れていませんが、現代の若い方たちの心情を理解するために、未だに名作と言わている三島作品をこの機会にじっくり読んでみたいと考えています。もし三島文学のファンの方がいらっしゃれば、ご感想を是非お聞きしたいと希望しています。

2020年11月20日金曜日

バラ見物

 10月31日(土)久しぶりに鎌倉文学館へ庭園のバラを夫婦で見物に行ってきました。家内のお目当てはバラですが、私は文学館でちょうど開催してた川端康成作品の展示会に興味がありました。他にも鎌倉にゆかりのある作家の生の原稿が展示されていますので、時間つぶしには見物し甲斐があります。

鎌倉市民は無料だそうですが、入場料も安いのでお勧めの場所です。名作がどのような時に生まれるのか、文学的センスのない私には理解しようもありませんが、昨今の日本の女流作家の作品は海外でも翻訳本が評価されており注目に値します。

現地でのバラですが、もう最後の見納めという感じがしました。今年も夏場はほとんど外出できない中、文学館の秋の庭園のバラを鑑賞できただけでも良かったと思います。高台で海も一望できるし、作家に扮してベランダでくつろぐのもいいです。

今週末は山下公園の紅葉見物を予定していますが、紅葉のシーズンも11月一杯で終わりではないでしょうか。コロナ禍で自宅での巣ごもり生活が続いていますが、晴れた天気の日には外へ出て季節の移り変わりに触れるのも健康的だと思います。

今年は海外渡航も不可能でしたが、国内のGoToトラベル利用に際しても、くれぐれもコロナ感染には十分配慮しなければならないところです。残り少ない2020年の日々を一日一日大切にしつつ、無事に年末を迎えたいものです。

2020年11月19日木曜日

コロナ禍

 新型コロナの感染者数がまた急に増えてきました。このウイルスは感染のスピードが速いのと広範囲に広がるところに特徴があるようです。

感染拡大の予防と経済の循環を同時に図らなければならないのが現実ですが、「二兎追うものは一兎も得ず」の諺通り極めて難しい選択でもあります。

中国のように都市封鎖と感染病棟の早期建設など、対応が早ければ収束も早くなり、経済活動も早められ、経済の落ち込みを最低限に抑えられます。

政府や自治体による綱渡りの政策の攻防が、今後もしばらく継続するものと考えられます。今後、数か月間は大変な状況にならないことを祈るばかりです。

2020年11月18日水曜日

時間の過ごし方

 テレワークの急速な普及で、私自身もセミナーのために会場へ出かけることも無くなりました。しかしスケジュールが重なることが多く、3件のセミナーを同時にLIVE配信の内容を吟味しながら視聴することもあります。

これまでの会場のセミナーでは重複したスケジュールを選択することなど不可能でした。折角、セミナーに聴きに会場へ出かけても、期待していた内容ではなくて不完全燃焼で時間を費やして終わることも多々ありました。

社内や社外の業務も重なることが多く、時々LIVEを聞き逃してしまうこともありますが、登録しておくと再配信メールが届くこともあります。ニューノーマルで時間を効率的に活用することができるようになったのもテレワークのお陰です。

ウィークデーも家内と過ごす時間も増えて、互いに好きなテレビ番組を一緒に楽しむことも可能となりました。これまでは朝から晩まで日々の余裕時間がなくて、会社へ出社することが目的のような毎日でしたが、自由な働き方ができる時代に漸く変わってきました。

仕事の生産性や評価を今後どのように測るか、これからの人事制度も大きく変わっていくことでしょう。コロナ禍を糧にして、余剰時間を新規事業に繋げることができれば良いかと思います。自己啓発にどう時間を活かすかが、個人の能力差にも影響してくると思います。

2020年11月17日火曜日

潔さ

米国のトランプ大統領が「敗北を認めない」ことが話題となっています。不正を主張すればキリがないし、コロナ禍の中でも結果的に大差で敗北したことは、それだけ政権の継続を危惧する国民の存在が大多数だったのだと思います。私は敗北を認めないトランプ大統領のことで、戦前・戦中の我が国のことを思い浮かべました。

戦時中の日本陸軍総司令部も戦争継続の強硬な姿勢を崩さず敗北をなかなか認めなかったが為に、天皇陛下によるポツダム宣言の受託が遅れたと言われています。日本全国が火の海になっても国民総動員で戦い続けようとしていた当時の軍部には理解しがたい面はありますが、それが戦争だと思うのです。

早めに潔く敗北を認めれば国民の被害も最低限に回避することができますが、当事者が仕掛けた戦争では最後まで敗北は認めたくないので戦い続けようとするのです。自分よがりだと言われてもリーダーはまったく気にしないので、周囲の対応は割れて収拾が大変困難となります。

企業社会やスポーツの世界では白黒がはっきりしますので、潔く負けを認めるのが普通で、その方が寧ろ人間的に好感を持たれます。しかし戦争は勝敗が見えても最後まで戦おうとしますので、お互いに多大な犠牲を被ることになります。

戦争経験者が皆「戦争だけはしないように」と遺言のごとく、戦後世代に語り掛け続けてきたことを我々は何度でも深く肝に銘じるべきです。結果的に米国による原爆の投下が戦争終結に至った要因だと言われていますが、潔く敗北を認め多大な犠牲を回避するべきです。

 

2020年11月16日月曜日

次代の基幹産業は?

 子どもの頃の日本経済成長の時代には「鉄は国家なり」と言われ、青春時代も鉄鋼業を始め造船業など重厚長大産業が基幹産業として、広く経済界に君臨して日本経済を牽引していました。

現在は見る影もなく、基幹産業と言われるのは主に自動車産業です。しかし10年、20年後にはEVが世界中に流行ると、内燃機関からなる現在の自動車はコモディティ化して、市場競争で価格も5分のI程度となることでしょう。

豊田章男社長がトヨタはモビリティ企業になると言っても、社内の保守勢力は現状が良いので実感が湧かないようです。つまり儲かっていると、高給な現状に甘んじて将来の危機感まで社員は抱かなくなるのです。

NTTとの資本提携も、自動車産業が将来は日本の基幹産業で無くなる可能性があることへの危機感があるからです。業績が良いうちに社員の意識改革をしなければ将来は雇用も維持できないし、会社も生き残れないだろうと巨大企業の経営者さえも危機感を抱いているのです。

すべての産業に同じことが言えることを水面下で感じさせつつあるのが、世界中に多大な影響を与えてきている新型コロナの旋風ではないでしょうか。絶えず変わらなければ企業も働く人も企業で存在ができなくなる時代へ着実に進むだろうと考える次第です。




2020年11月13日金曜日

カレンダー配り

 毎年、この時期になると来年のカレンダーをどうするかという話になります。弊社はもう何年も前から世界遺産の卓上カレンダーを作ってお客様へ配っています。これが意外とお客様に評判が良くて年末になるとあっという間に在庫が無くなってしまいます。折角、作られたカレンダーも使われなくてゴミになるものも多いです。

逆にお取引先からのカレンダーも毎年期待しているのですが、会社によっては事情により作らなくなったという話も聴かされます。会社における広告の仕方も色々ありますが、デジタルにはないカレンダーを捲(めく)ることで月日の経過を心に感じ取るものです。カレンダーを配るという年末の商習慣は時代が変わっても無くならないと思います。

今年は新型コロナの影響で営業活動もままならない状況ですが、一年の締めくくりとして挨拶代わりにカレンダーを持参するのも顧客営業として効果的ではないでしょうか。年末くらいは一年の節目なのでビジネスでお客様先に顔を出して、久しく笑顔を見せるのも良い方法だと考えます。お客様あっての商売ですから、常に感謝の気持ちを忘れない事が大切です。 

2020年11月12日木曜日

時代の潮流

 米大統領選挙が終わり不安定な国情にも安心感が出たのか、NYダウも上げムードで、日経平均にも好影響をもたらしているように思われます。株式市場は半年先を見ていると言われますが、新政権がスタートすると米国民の感情も落ち着きを取り戻し、経済的にも不透明感が払しょくされるのではないかと考えます。

世界的なコロナ禍で、早急なワクチンの開発や予防対策が世界的に新たな需要を生み出しているとともに、日本国内は新政権に変わってDXに対する急激な進展が期待されているところです。残念ながら新型コロナはこれまでの経済を総崩れさせた一面がありますが、新しい時代の潮流が必ず経済を押し上げるものと確信しています。

ナショナリズムや国内政治の分断は国際的にもマイナスに影響し、様々な紛争の種をまき散らすことにもなりかねません。これまで国際協調の重要性が放置されてきたようにも思います。来年はもっとつじつまの合う国際情勢になることを期待するとともに、一国で解決できない問題も、国連が中心となって速やかな秩序安定に機能が果たされることを期待します。

在宅勤務で、コロナ以前には考えられないような大量の情報をオンラインで得られるようになりました。アフターコロナになればリアルのコミュニケーションと融合して、より効率的な事業の展開が進むのではないかと予想します。おそらく株式市場も新しい経済の幕開けが到来することを先読みしているのではないでしょうか。

我々も来る時代の潮流に向けて頭脳を切り替えなければなりません。


2020年11月11日水曜日

良い番組

 最近、NHKのBSプレミアムを観る機会が増えています。というよりも、録画したいほど素晴らしい番組の殆どがBSプレミアムで放送されるからです。

先日、久方ぶりに近代歴史を辿った「映像の世紀」という、かつて虜になったほど好んだ番組が再放送されていましたので大変満足感を得ました。

「映像の世紀」で毎回ナレーターをされていた山根基世さんの音声は視聴者の心拍を感じるほどピッタリ合っていたことを記憶しています。

夫婦2人になると大体観るテレビ番組も違いますが、これまで放送された素晴らしい番組は多々ありますので、これからも何度も再放送を希望したいものです。

2020年11月10日火曜日

関取

 子どもの頃から大相撲はよくテレビで観ていました。大人になってからも場所ごとの関取の勝敗や番付には関心がありました。一番好きだった関取は、後にも前にも既に故人ですが元横綱大鵬関です。

娘婿の弟子は不祥事で角界を追われましたが、いずれお孫さんが幕内に登場することが何より楽しみです。最近は横綱の休場が多く、大関以下で優勝争いをする場所も多くなりました。

残念ながら横綱はモンゴル出身ばかりで、日本人力士の横綱候補は今のところ見当たりません。しかし、モンゴルと日本が大相撲で密接な関係を作っていることは、アジア外交を強化する上でも意味があると思います。

元大関の照ノ富士が膝の怪我で一時幕下まで落ちましたが、また這い上がって上位に上りつつあります。地道な目標を重ねることの大切さを照ノ富士からも学ばせられます。

近年、遅ればせながら急に自信を付けて今場所から新大関になった正代関も、熊本出身力士としては栃光以来、半世紀ぶりに大関となった方です。

在宅勤務になって、時々相撲中継の結果が気になるような時間的生活空間が出てきたように思われます。しかし今でも大鵬関は私の子どもの頃の記憶に残る唯一の力士です。

相撲の話題を話せる人は周囲にいないので、本日は自由なブログに取り上げた次第です。

2020年11月9日月曜日

新聞休刊日

今日は新聞休刊日です。朝刊が無いと朝の楽しみも減りますが、今では贅沢で勝手な思いかもしれません。 かつて私が学生時代に新聞配達していた頃には「新聞休刊日」は年間で1月2日の朝刊だけだったように思いますし、新聞配達員の外泊はほとんど無理でした。

最近は頻繁に「新聞休刊日」が設けられるようになり、前日の夕刊が終われば24時間が自由に使えるので1泊りも可能です。学生時代に1泊まりの小旅行も合宿にも参加できなかったのは今でも残念な思いがします。

社会人になっても当時は休みも少ない時代で、月に2日休めるくらいでした。現在は新聞の休刊日も増えましたし、社会人になってからの祝日も多くなりましたので、日本も欧米のように素晴らしい社会になったと感じています。

最近の若い方は新聞も購読しなければ、テレビもあまり観ないと聴いています。ニュースも情報もスマホで入手できるので便利になりましたが、活字を読む習慣も減っているのではないでしょうか。

我が家では今まで新聞の購読を欠かしたことはありませんが、最近は勧誘員の方の顧客維持の営業も大変ではないかと想像します。米国ではペーパー印刷の新聞社まで倒産する時代ですが、日本はまだシニア世代によって新聞の購読数は維持されているようです。

いずれシニア世代がいなくなると、米国のようにペーパーの新聞も激減するのではないでしょうか。地方から上京して新聞奨学生制度で進学できた時代も、今は制度として無いのかもしれません。休みは無くても当時の多くの苦学生には有難かった時代でした。

2020年11月6日金曜日

予測

新型コロナ禍でGDPが全体で減少しているのも関わらず、公的支援のもとに国民には悲壮感は少なく、金融市場は金余り状態で、日米共に行き先の無い資金が株式市場に流れているのが現状だと思います。金融バブルが弾けたわけでもなく、不動産市場も順調に動いているようです。

弊社の向かいに面するみらとみらい地区は、すべてのエリアが建設計画の下に新しい街の姿に変わりつつあります。 テレワークでオフィス需要が減少するとも言われていますが、ビル建設もマンション建設も都心部は止まらないようです。

コロナ禍も覚悟の上で、次第に人の動きとともに経済も回り出していますので、長期的な視点で新たな資金の流れが起きてくることを期待したいものです。国際的な人の流れもオンラインの普及で、以前ほどには物理的な必要性が無くなってきているのも注目すべきです。

資金の流れも従来にはないほど大きく変わっていくことでしょう。人々の考えもコロナ前とは大きく変わり、価値観の多様化とともに働き方も一段と自由度が増すものと思われます。新たなビジネスの機会も様々な分野で発掘されるものと考えます。

キャッシュレスが浸透していけば、本格的なデジタル通貨の時代もそう遠くはないと思います。情報通信事業に携わる我々は、常にビジネスの先行きを見通す必要があります。人材流動化と共に多くの業界の再編も避けられない時代が必ず到来することでしょう。

2020年11月5日木曜日

国会中継

 普段は滅多にテレビの国会生中継を観ることはありませんが、今日はたまたま参議院予算委員会の様子を拝見しました。これも在宅勤務のお陰だと、世の中の働き方の変化に感謝しています。

これまで国会中継を目にしてきたのは、病院に通院した時に待合室でちょっと中継を眺めたり、空港の搭乗口ロビーで時間調整に目にするくらいでした。

在宅での休憩中に聴いた印象は、新政権になって、前政権には見られないような質問する議員と答弁する大臣の真剣さなやり取りに、視聴する立場としてとても新鮮味を感じたことです。

正直なところ、これまでは国会中継にあまり興味も持てませんでした。中継内容に少し耳を傾けたのも、実は議員の質問の内容が「SDGs」や「ウェルビーイング」に関してのものだったからです。

たまたま昨日、私が書いたブログのタイトルが偶然にも幸福感(ウェルビーイング)でもあり、運を引き寄せたことにびっくりしたのです。

米国では大統領選挙の結果で大変揉めていますが、日本とは国の運営にもかなりの温度差があるようです。あらためて日本の国会議員の質の高さに安心した次第です。



2020年11月4日水曜日

幸福感(ウェルビーイング)

 最近、歳なのかどうしても欲しい物が少なくなったように感じます。若い頃は欲しい物ばかりでしたが、欲しい物を手に入れてもいつまでも満足が継続することはありません。大震災やコロナ禍で形のあるものから無形のものへの人々の満足感が増えているのではないでしょうか。

これからは満足感より幸福感が人々にとって大切になるのではと考えています。自己満足では周囲も満足しなければ本当の幸福とは言えないと思うのです。弊社も考えに考えた上で、昨年より経営理念として「幸せ」をキーワードにすることにしました。

先ずは「お客様を幸せに」、そして「社員を幸せに」、最後に「社会を幸せに」と満足から幸せに、経営理念の言葉を入れ替えました。別によそ様を真似たわけではないのですが、たまたま長い経営を続けてきた思いついただけです。

40年間無事に苦難を乗り越えて生き延びてこれたのは、単なる自己満足の追求のみではなく、すべての幸せを追い求めてきたからではないかと思ったのです。公私ともに何とか今日までこれたのは様々なステークホルダーのお陰です。

感謝の気持ちをどのように表現していくかが、これから会社に課された永遠の使命ではないかと思う次第です。如何にして皆様のご期待に応えるかが大切なことだと考えています。今後とも皆様方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

これからも無形の幸せを追求して、三方良しの精神で、経営面でも幸福感を広く提供して参りたいと思います。

 

2020年11月2日月曜日

負けず嫌い

 私自身、小学校の時代から「負けず嫌いの性格」は高齢となっても未だに変わらないようです。家内とのちょっとした些細な言い合いの中でも、私は自分の非を認めないようなところがあるようです。元々から「負けず嫌いの性格だから」と私は言い訳をしたりするのですが、本当に治らない性分のように思われます。

高校を卒業して故郷に残るように家族からは説得されたのですが、私は大学進学のために反対を押し切って上京しました。上京したその日から新聞販売所に住み込んだので食・住には困りませんでした。大学進学に対しては新聞社から奨学金として入学金と授業料を貸与する制度があり大変助かりました。もし新聞社の奨学金制度がなければ大学進学は全く不可能でした。

当時もサラリーマンの家庭環境で経済的に恵まれた学生が大多数だったと思いますが、ハングリー精神のある地方から来た若者も少なくなかった時代でもありました。今でも消えない負けず嫌いの性格は、裏を返せば「人に負けたくない」というハングリー精神の塊が未だに消えないようなものではないかと思うのです。

逆に家内は比較的裕福な家庭で育ったものですから、私と対照的で、私から見ると極めてユニークな性格の存在に見えます。長年連れ添う夫婦でも、生まれ育った環境の違いで生活感は何歳になっても抜けず変わらないので不思議と言えば不思議なものです。

なぜ本日はこの話題を取り上げたかと申しますと、コロナ禍によるアルバイトの収入減で学業の継続が難しい学生が増えているので、大学側も将来の返済を認めて、奨学金として学費を支給しようという考えがあるという記事を拝見し、日本も随分いい時代になったと感じた次第です。