2020年11月25日水曜日

違い

 人は誰でも自分自身の事が分からないので、人生の中でどのように自分の弱点を補えばよいか困難を要します。長年にわたり妻と生活している私自身も、自分自身の弱点は家庭生活が唯一の鏡となって様々な事に気づかされます。

結婚して40数年になりますが、未だに家庭生活の中で一度も妻から褒め言葉を言われたことはありません。褒めたら私が調子に乗って有頂天になることが、かえって本人にマイナスだと妻自身が分かっているのでしょう。

しかし自分の事をさておいても、自分の子どもや他人はできるだけ褒めなければいけないと思います。このことは会社経営においても大変重要です。社員に対しても時々注意することは必要ですが、できるだけ褒めて育てる方が弱点も補われるような気がします。

先日はNHKテレビで実話をもとにした「引きこもり」のドラマを観ましたが、父親の在り方を理解しないために子どもの芽を摘んでしまう例が、世の中の家庭に絶えない現実があることも感じさせられました。

家庭も社員も同じで、決して兄妹や他の社員と比較しないで、本人自身と常に向き合うことが教育上も大切です。皆一人一人性格も異なるし、それぞれ特徴を持ち、人と違う面を持っているからです。

大事なことは、其々の違いを尊重することではないでしょうか。夫婦でもお互いに違いがあるから、補い合いながら家庭が成り立っているように思います。会社も違った人財がいるからバランスが取れて経営が成り立っているのです。

 

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