2020年10月30日金曜日

デザイン思考

 日本人はデザインセンスが世界で一番あると言われているそうですが、日本人にインタビューすると自分にはセンスがないと思っている人が大多数のようです。謙虚なのか自信がないのか、おそらく自分自身を人前でアピールすることが苦手なのではないでしょうか。

これは日本の学校教育や家庭教育に問題があるような気がします。古来、恥の文化があるからだと思います。やはり小・中学校時代から、誰にでも自分をアピールする習慣を身に付けさせることが大事なのだと思います。

デザインセンスを身に付けるためにも、義務教育の中で芸術や文化に幼少時から触れる機会を教育環境の中で与えて上げなければ、子どもの潜在能力を発掘するのは難しいと思います。私自身も子どもの頃はデザインを描くことに大変興味がありましたが、いつしか埋没したようです。

ITは見えないモノづくりですが、見えないアイデアやインスピレーションの能力を育むには、子どもの頃から右脳を刺激するき教育的な導きが必要ではないかと考えます。詰め込み教育も必要ですが、もっと自分であらゆる事象を考える力と自己主張する力を継続的に育てなければならないと思うのです。

本日、たまたまデザイン思考の講習会へセンスのない頭脳で参加したのですが、ワークシートの作成など実習があり、最年長の参加ながら自らのアウトプットの脆弱さを実感させられた次第です。これからでもボケ防止に少しは右脳を鍛えなければなりません。

 

2020年10月29日木曜日

お天気病

今日やはり台風19号が発生したようです。と言いますのも、気圧による体の異変で社内でも日々悩んでいる人が多いのですが、原因不明で中々解明できず、医療機関の診察を受けたりして悩んでいる人が多いのです。周囲がその事を理解してあげることがとても大事です。

しかし大体は気圧の変化が原因となっているようです。いわゆる医療の世界でも最近話題になっている「お天気病」です。私自身は気圧の変化に鈍感なので日々の体調の変化にも気が付かないのですが、妻からはずっと以前から気圧のことを何度も口説く教えられてきました。

昨日も妻は体調が優れなかったようですが、案の定、先ほど太平洋南海上に台風19号が発生したというTVニュースが流れたので納得したようです。社員の中にも勤怠連絡で体調を崩しているという報告がありましたが、原因は台風が発生する事前の気圧の変化によるものだと思います。

今日テレワークで在宅勤務が可能となり、自宅で休養し体調を整えやすくなったことは幸いです。以前のように年中、決まった時間に通勤ラッシュを強いられるような勤務はどうなのかと思っていましたが、徐々に現状が改善されつつあります。

日本も漸くフレキシブルな時間の使い方が認められる企業社会になってきたようです。仕事以上に自分の命を大切にしなければなりません。体調不良時に無理は禁物です。周囲に遠慮せずに、どうか自分の体は自分で守るようにしてください。

2020年10月28日水曜日

ピンチはチャンス

 政府の発表では戦後最悪の経済状況だと言っていますが、平成初期のバブル崩壊が一番、日本経済にとっては深刻だったのではないでしょうか。土地と株価が異常なほど急騰し、金融引き締めがバブル崩壊を招き、長期的な低成長時代へ突入したのです。

しかし、この最大のピンチがあったからこそ、会社を一から真面目に作り直すことができました。一方、ITの波がマイクロソフトの台頭で加速されて新たな顧客市場を作り出しました。ITバブルの崩壊も異常なほどの市場の過熱がもたらし、安易な経営が見直されました。

リーマンショックも米国サブプライムローンの破綻で経済を悪化させましたが、私たちは独自の技術力の必要性に目覚めさせられました。しかし、この間、日本は円高・株安で海外へ工場は出ていき、遂には国際競争力まで失っていきました。

そして今回の新型コロナ禍で、デジタル化の遅れにやっと政府が気が付きました。今は厳しい経済ですが、ソフトウェアに対する重要性がIT業界を後押しするとともに、日本経済全体を牽引する力になればと期待する次第です。

日本企業が再び競争力を有するには、あらゆる分野でデジタル化を駆使して、海外からも若い人材を呼び込み、トータルで労働生産性を上げていくしか道はないと思うのです。最大のピンチだからこそチャンスだと信じて社会を変革するべきです。

2020年10月27日火曜日

生産性運動

 昨日から今日まで、生産性運動の65周年記念大会というイベントに参加しました。近年、日本企業の生産性と付加価値の低下が国際競争力において大きな課題となっており、その意味でも今回の催しは貴重な機会でした。

国際競争力の低下を招いた原因は、デジタル化とICTへの対応の遅れもありますが、総じて解釈すると、日本においては世界市場に挑むベンチャー精神がバブル崩壊以降、長期にわたり内向き志向で閉ざされてきたことによるものとの結論です。

国家財政の脆弱性と少子高齢化が加速する中で、どのような理念とビジョンで産業界が生産性向上と付加価値を見出していくか、まさに経営者のリーダーシップと経営幹部の行動力が問われています。

今回、主催者による2日間にわたるライブ配信を視聴しましたが、産業界から大学まで、各界を代表する有識者の登壇による中身の濃いプレゼンはとても示唆に富んでおり、今後の会社経営に大変参考となりました。

2020年10月26日月曜日

民主主義

民主主義か非民主主義かと、政治思想として国家を比較するのは非常に難しいと思います。 共産主義ならば党の政治思想に政治は委ねられますが、議会制民主主義の場合は国民の代表である政治家が直接選挙によって選ばれ、国民に代わって政治を司ります。

日本の場合は英国と同じ議会制民主主義国家ですが、大統領制の国は少し違いがあります。自国第一主義でも国内政治が国民の選挙によって選ばれた政治家であれば民主主義政治とも言えます。勘違いしやすいのはポピュリズムを民主主義と混同しないことだと思います。

ポピュリズムの台頭で無政府状態に陥って、国家統制の取れなかった国も多々ありました。民主化はとても重要ですが、何でも自由というわけには行かず、法規制に則った行動が必要となります。

会社に置き換えてみますと、何でも自由だと会社の経営は成り立たないので、労働法を遵守した就業規則や会社の規程というものがあるのです。国家にも憲法があり、その下に各種法律があります。

民主主義とは、国民の選挙で選ばれた政治家が国民の代表として政治を行うことをいうのだと私は思います。権力者の自由自在に政治が行われるのを非民主主義というのではないでしょうか。

国によって事情は違いますので、端的に国家間を比較するのは難しいと考えます。

2020年10月23日金曜日

オフィス

 新型コロナでIT技術者におけるオフィスという概念が大きく変わりました。弊社も4月の緊急事態宣言以降は社員の9割近くが在宅勤務となり、10月現在もその状況は続いています。おそらくワクチンが行きわたるまでの向こう2年は現在のテレワークの状況が継続するものと見ています。

本来、IT技術者が一か所に席を並べて仕事をする光景は、生産性が落ちるので欧米のIT先進国などにはありません。予想もしなかったコロナ禍は日本のIT業界の働き方まで変えてしまいました。本来、ITの仕事は過去の時代から、国境もない中で進められ、場所を問わず、ボーダレスで行われてきました。

多くの会社の技術者が開発に加わりますが、創るもの(アウトプット)は個々人で違うので、最終的に成果物を取りまとめればいいだけです。芸術家の仕事と同じでオフィスの場所はどこでも構わないわけです。寧ろ、往復の通勤時間などを仕事に使った方が効率的です。

コロナ前は他の業界と同じような感覚で仕事をしていたので、誰も時間の無駄に気づかなかったのでしょう。打ち合わせも会議もオンラインで、資料もペーパレス化が一気に当たり前となりました。

欧米に比べてホワイトカラーの生産性が低いと以前から言われ続けてきましたが、これからは生産性も欧米並みに徐々に高くなっていくことでしょう。日本は自ら変わることには時を要しますが、外からの影響で変化を余儀なくされれば物事が進みだす傾向があります。

コロナ禍のピンチをチャンスに、政治・経済が生まれ変わることを期待したいものです。

2020年10月22日木曜日

人生の勝利

 いつも思うことですが、米国の富裕層と貧困層の所得格差は莫大ですが、所得増税でもっと中間層を増やして格差を縮めるような政策はあまり聞こえてきません。貧富の格差に関しては中国も米国と似たような形態なのかもしれませんが、日本は憲法で最低限度の生活の保障をうたっているように、両国に比べればまだましのようにも思われます。

「世界一貧しい大統領」として知られた、南米ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領がコロナ感染を危惧して政界を引退するという新聞記事を見かけました。これまで元大統領に関する記事を読むたびに、政治家の在り方や人生哲学が問われているような気がいたします。

バイデンが勝つかトランプが逆転するかと言われている米国次期大統領選挙も間近ですが、毎回大統領候補者として名前が挙がる、サンダースのような極端な左派系の大統領が登場しない限り、分断された今のアメリカ社会は今後も変わらないような気がいたします。

ムヒカ元大統領が言う、「人生の勝利とは、金を稼ぐことではない。倒れても、何度も立ち上がりやり直すことだ」という言葉は、すべてを失くした敗戦後の日本と日本人の復活した姿にも同様のことが言えます。人間にとって本当の喜びとは、元大統領の言葉に隠れているのではないでしょうか。

2020年10月21日水曜日

バランス

知人に外資系のコンサルティング会社に勤めている人がいますが、今日現在でもテレワークで業務中で、全くオフィスや顧客に行くことがなくなったと話していました。それでも普通に仕事が回るようになってきたのです。まさにパンデミックの状態にも対応できる仕事空間が大手企業を中心に出来つつあるという事です。

今後、自然災害やパンデミックが発生した場合でも、政治や経済の機能を極度に止めないような世の中の仕組みや働き方が必ず必要となります。アフターコロナで元の業態へ戻ると期待するより、ビジネス的にはこれからの社会変化を先取りした方が良いと思います。

幸いにも新政権の誕生で、今後あらゆる分野で各種の規制改革が徐々に取り払われていくと、新規事業の下で新たな雇用の場も出現してくることが予想されます。私たちICT業界の仕事は来るべきデジタル社会において、新しい産業の下支えになる仕組みを提供することです。

コロナ禍で多くの産業界が業績に苦しんでいるのが現状ですが、一方では好調な産業界もありますので、窮地に陥った時期にも国家経済がバランスよく機能するような、未来志向で柔軟性のある産業基盤を有した国づくりが必要ではないかと考える次第です。

2020年10月20日火曜日

資産価値

 日本はDXの波に乗り遅れた感がありますが、今世界的に資産価値を評価する基準が変わりつつあります。従来のBSにはない資産価値をどのように評価するかが重要となっています。考えてみても、BSに計上している資産にどれほどの将来的価値があるかは明確に見えてこないので中身を理解する力が必要となります。

我々のような小さなICT企業には、資産価値といっても純資産くらいでしか評価されないのが現実です。一方、GAFA+Mや今話題の米国イーロン・マクスが率いるEV企業の時価総額が、歴史ある日本のトップ企業であるトヨタ自動車をも超えた現実をどう解釈するかは、今後のビジネス変革を占う上でも大変重要なポイントだと思うのです。

つまり、見える資産と見えない資産をどのように評価するかが今後の市場において注目されていることを、市場関係者は改めて認識し直さなければならないと考えます。未上場のICT企業の場合、資本金の裏に隠れた人的資産価値や顧客基盤価値、さらに将来の成長性はBS上には無形なので存在しません。

個々の企業の経営者の思いや経営ビジョンのような無形資産ともいえる価値を評価する時代がすぐそこに到来しているような気がします。それがリアルでは見えないデジタル社会の実像ではないでしょうか。変われない企業も変わるにはどうすれば良いのか、どの企業も生き残りをかけて取り組まなければならない重要課題だと考えます。

2020年10月19日月曜日

シニア世代

 2025年問題はいろんな場面で発言されていますが、若年労働者が年々減少していく中で、企業においてシニア層の継続的活用は大変重要なことだと思います。企業のデジタル化は急速に進化しますが、シニア世代の長年の経験と勘も必要とされます。

米国の次期大統領候補がお二人とも70代半ばであるのも、国のリーダーには長年の経験と人を動かす手腕が必要だからだと考えます。企業社会においても若い人材のモチベーションを上手く駆り立てる、長年の人生経験が必要なのだと思います。

しかし産業によっては少し違うかもしれません。年配の人によっては過去の経験に拘るばかりで、未来展望が語れない人もいるかもしれません。大事なことは年齢を感じさせないで現役世代と共に学び続ける意欲があるかどうかだと思います。

産業界には70代、80代の今もフレッシュな考えを常に抱いている人が少なくありません。もちろん頭脳と健康がバランス良く維持されていなければならないことは言うまでもありません。少子高齢化で益々増大する社会保障費を補うためにもシニア世代を社会で活用すべきです。 

2020年10月16日金曜日

DXその2

 20年間殆ど進歩していなかった日本のデジタル化が、菅新政権になって急に様相が変わり始めてきた感があります。就任早々に「デジタル庁」を設けると宣言されたことは、産業界への影響が多大だと思いますが、後は実効あるのみとも言えます。

官公庁や金融機関のDXは実際の運用までかなり年数がかかると思いますが、産業のDX推進は積極的に前に進まないと、デジタル技術を駆使した海外勢にリアル市場の現状領域まで駆逐されかねません。

DXは生産性や付加価値を上げるために数年かけて日本全体で速度を上げて取り組む課題だと思います。IT業界の在り方も変わってくると考えています。テクノロジーの変化に対応してスキルを上げることは当たり前ですが、デザイン思考のセンスを磨くことが大切になります。

最初からセンスは持ち合わせていないので、最初はとにかく徹底的にセンスのある人を真似るのです。真似ることで自分でも応用する力が付いてきます。最初からオリジナルな思考などあり得ないと思った方がいいです。

繰り返しますが、デザイン思考のようなセンスを身に付けるには、常にお客様に接して徹底的に学ぶことが大切です。真似ができるという事は、真似る能力があるという事です。著名な作家でも画家でも芸術家は皆さん最初は真似て次第に能力を磨いていくのです。

2020年10月15日木曜日

公益主義

本年初旬からのコロナ禍で、会社と働いている従業員との関係が改めて問われているように感じます。経営理念や企業理念を掲げているにも拘らず、会社の意図する行動が、働く人の心を真に捉えているのか疑問に思えたりするのです。

弊社も時代に先駆けて、会社の経営理念を一新するとともに、経営者としてのステークホルダーへのメッセージも書き換えました。何故、現在の形に変更したかと申しますと、近年、歴史ある大企業による信用失墜を招くような混乱が絶えなかったからです。

社会において何が素晴らしい経営なのかが分からなくなってきた印象を抱きました。弊社のスタンスは基本的に変わっていませんが、もっと公益性を強化しようと考えました。商売の原点に立ち返り、お客様、社員、社会を幸せにすることが、会社経営において一番重要だと明確に理念として掲げたのです。

たまたま本日は公益資本主義の理念に長年取り組んできた方からのご案内でフォーラムに参加しました。漸く日本政府も遅ればせながら、株主資本主義ではなく、公益資本主義の考え方を日本の有り方にも取り入れようという意思が示されてきたようです。

世の経営者は、私利私欲に走らず、常に三方(お客様、社員、社会)良しを座右の銘とした堅実経営を目指さなければならないと考える次第です。

2020年10月14日水曜日

趣味は仕事?

 よく人から趣味は何ですか?と聞かれることが多いのですが、正直これが私の趣味ですと言えるものはありません。何でも薄く広く好奇心で物事に興味を持つタイプのようです。いつも妻から言われるのは欲しくて買うけどあまり使わない、と言われます。以前は8ミリ映写機、8ミリカメラで撮影するのが好きな時代もありましたが、既にゴミとなり、それも今は昔です。

強いて言えば自宅でもどこにいても、じっとしているのが苦手で動き回ることが好きです。若い頃は新聞記者とか現場を取材する仕事に興味がありました。その延長なのか色んな人と会うことは今でも大好きです。刑務所の刑務官で受刑者の社会復帰を促す仕事とか、家庭裁判所の調査官になりたいと思ったこともありますし、外務省に入って海外を転々とする仕事にも憧れていました。

お堅い職場の役所や銀行で決まった仕事を延々と繰り返すタイプの人間ではなかったようです。自分に向かないと思うのは職人の仕事だと思うのです。昨日、TVで木のりんご箱を毎日作り続けている職人の方が「仕事に飽きない」と話していましたが、私ならすぐに飽きてしまいます。人は誰でも得意不得意があります。三度の食事も忘れて、時間を忘れるくらい打ち込める、なるべく飽きない仕事を見つけた方が良いと思います。

 

2020年10月13日火曜日

迷いばかり

大学は最終的に文系でしたが、高校時代は理科系の大学を目指していました。というのも、現代国語や古文、漢文は苦手科目でしたので、受験には物理と数学はⅠⅡⅢまで絞って勉強していました。しかし国立理系から国立文系へ、そして最終的には私大しか選択肢択がなくなり、政治経済か法律か迷いましたが、下宿先の先輩が読んでいる六法全書が面白そうだと思い、法学部へ進みました。

いずれ就職は教師になることを目指していましたので、大学で教職課程を選択して教員免許を取得しました。しかし卒業時は中高教員の採用が難しく、一旦就職して再び通信教育で小学校の教員免許取得を目指しました。しかし残念ながら実習課程は会社を休まねばならなく、途中で教員への道を断念しましたが、迷いばかりの進路選択を今日までして来ました。

民間企業に就職当時は、学生時代の奨学金の返済と大学の通信教育の授業料を安い給料の中で支払っていたので家計は火の車で大変でした。3年間の大学の授業料は何の役にも立ちませんでしたが、毎月の赤字は賞与で穴埋めして、妻も何とか家計の帳尻を合わせてくれていたようです。たまたま就職した建設会社は、就職難の中でとりあえず生活の安定を求めて入社した会社でしたが、とても人間関係が良く、居心地のいい会社でした。

2020年10月12日月曜日

面倒くさがり屋

 考えてみると、私は若い頃から効率ばかり考える人間(別名:面倒くさがり屋)だったような気がします。幼稚園時代には帰宅途中で精米所のおじさんに自宅まで自転車で送ってもらったり、小学生の頃は自転車通学は認められていませんでしたが、約4キロ歩いて登校するのが面倒で、途中の親戚の家まで自転車で行って、そこから1キロを歩いて登校したりしていました。

考えればキリがないのですが、社会人1、2年目の頃、上司がそろばんを使うように指導していたのをこっそり電卓を使ったり、いつも物事の効率ばかりを考える人間だったように思います。今回のようなコロナ禍におけるリモートワークとリアルを併用できる労働環境は、天から降って湧いたようで大歓迎の働き方です。

しかし会社に入って間もない若い方たちには、このようなリモートばかりの職場環境だと、コミュニケーション力が充分に養われないと思います。企業としては社員教育をどのように進めていくか、今後の重要な課題でもあります。若い頃は効率ばかりを考えないで、多少は面倒でも、リアルの場を数多く踏んだ方が将来の自分のためになると思います。

私が若い頃は職場にコンピュータもなく、今の1人分の仕事を10人くらいでこなしていたと思います。今は仕事の効率や生産性は桁違いに伸びていると思いますが、時代のスピードや変化に精神的な疲れを感じることも多いのではないでしょうか。ストレスを溜めないように、日々の仕事に工夫をこらすことが大切だと思います。

2020年10月9日金曜日

改革

 これまで会社人間の様相をしていた自分自身が、想定外のコロナ禍により普通の人間生活に毎日はめられたように感じています。在宅勤務によって、NHKの朝ドラから昼間や夕方のTVニュースや大相撲の実況中継まで、今年は多くの人が観る機会を得ることができました。近々スピードがない国会の生中継まで目に入る日常の生活を体験することになるでしょう。

働く人たちの意識がこれまでとは変わり、おそらく国民世論も投票率も今までとは違ってくることが予想されます。これまでは働いている人が昼間に国会中継など見る機会など殆どないに等しく、疲れて帰宅してテレビでちょっとニュースの断片を拝見したり、翌日の朝刊やWEBでせいぜい散見するくらいでした。

今後、出勤や在宅勤務で柔軟に時間を使うことができるようになると、日常生活にも様々なメリットが生まれると思うのです。勤労者でも国会中継を直接に拝見する時間が増えるので、政治家はこれまで以上に言動に気を配って注意するはずです。他のメディアも同様だと思います。1日24時間を柔軟に活用できることで、多くの人は人生の幅も広がるはずです。

今後、我々は日本の未来に何が必要であるかを、コロナ禍を契機に自分たちの心に、真剣に問いかけなければならないと考えます。凝り固まった個々の主義主張を通すだけでは、未来の豊かな人間社会の到来は無いと思われます。既得権を手放すことへの抵抗は、過去の歴史上において様々な改革の中でも存在しました。世の中をより良く変えていくためには、困難な道も通らなければならないと思うのです。

2020年10月8日木曜日

昔話

 皆さんは昔を振り返ることが好きですか?私は昔を振り返ったり、過去を辿ることが好きです。性格なのかもしれませんが、時間があれば昔の知人を訪ねてみたいと思うことが時々あります。大体、相手の方はそんな気持ちがない場合が多いようです。

会いたくない、思い出したくない、今を知られたくないという人の気持ちもわかります。しかし、久しぶりに会うことによって懐かしい昔の思い出を振り返ったり、お互いに想いにふけることもできます。その後の人生に何らプラスになりませんが、自己満足の気持ちに浸れます。

過去ばかり追っても仕方がないのですが、過去があったからこそ現在があると思って、いつも肯定的に捉えて感謝しています。恨みや裏切りにあっても現在の自分があればいいと思うのです。しかし他人の心を変えることはできないので、相手が会いたくないということも多々あり得ます。

妻からは昔を辿り過ぎるとよく言われますが、懐かしい気持ちは抑えられないのです。歳を取った証拠だとも言われますが、過去の話をするのが好きな性格はこれからも変わらないと思います。歴史物や近代史のあらゆる事象が好きな点とも共通しているような気がします。


2020年10月7日水曜日

オンライン交流

 テレワークが世間にだいぶ浸透してきましたが、今後のビジネスでもっと密接な対話をオンラインによって進めるべきだと感じました。たまたま本日、某大学主催のテクノロジーセミナーに参加したのですが、セミナー後のブレイクアウトセッションというオンライン交流の企画がとても有意義に感じられました。

これからはオンラインでの初対面同士での交流、名刺交換がブレイクアウトの場で積極的に行われるべきです。リアルでの営業活動は当面控えざるを得ないのが現状ですから、もっとZOOMを用いたオンラインでの人と人のやり取りを活発化した方が良いと思います。

アフターコロナで時代は大きく変わりますが、現状の日本の有り様では益々他国の後塵を拝するような気がします。これからは産学連携で意見交換をする機会をもっと増やして、この国を変えるような意気込みで、未来への提言づくりに皆が協力して尽力すべきだと考えます。

コロナ禍で日本の様々な課題が見いだされてきています。スピードを上げてデジタル化の変革エンジンを回さなければ、おそらく日本の将来はもっと厳しくなると思います。DXによる変革は官僚機構のスリム化にも繋がりますので、政治が勇断を以って分厚い壁に切り込むしかないと思われます。

2020年10月6日火曜日

金融犯罪を減らす

 キャッシュレス経済を政府が推し進める過程で、ネットを介した不正使用が発覚する事件が起きています。セキュリティの脆弱性を衝いた犯罪ですが、運営会社の対応が右往左往している現状では国民の信頼性は今一つではないかと思われます。

高齢者を狙った金銭詐欺が日常茶飯事にニュースとなっている状況下で、新しい制度へ踏み込むことへ国民が躊躇しているのも頷けます。キャッシュレスが安心安全な決済手段として、人々に信頼され認められなければ利用は広がらないはずです。

個人情報の漏洩が容易に犯罪へ繋がる可能性が絶たれない限り、心理的不安は払拭されないと思われます。思うに、現刑法の窃盗罪や横領罪の連鎖を断つためにも、刑罰をもっと重くすべきだと考えます。

監視社会を容認するわけではありませんが、監視カメラをウェアラブルも含めて、ありとあらゆる場所に設置して、金融犯罪等を完全に取り押さえ、犯罪の根絶を目指すしかないと思います。


2020年10月5日月曜日

可処分時間

 この数か月を振り返ってみて、皮肉にもコロナ禍がもたらしたオンラインとリアルの可処分時間の違いに驚愕しているのが事実です。私の場合、コロナ前は長年にわたり週の何日か都内へ出ることが日常の出来事でした。

それがコロナ後、一度も電車で多摩川を渡らずに自宅や社内に居てオンライン講義を聴けるという多大なる有益な時間の恩恵を受けているのです。今では可処分時間が無駄な浪費なので、電車を使って会場までセミナーを聴きに行く気になれません。

コロナ後の状況が、再びコロナ前のように元の状態に戻ってくれないことを切に祈るばかりです。ビジネスの在り方もビジネスマンの働き方も、今後はオンラインやテレワークの活用で大きく変わっていきます。

先進的なITスキルを身に付けるかどうかがビジネスの競争力に影響を与えます。特定のビジネス領域において強みを持つためのビジネスモデルが日々変化していくだろうと思われます。

労働人口は年々減少せざるを得ませんが、デジタル化を進展させることで働き方改革が実現できれば、これまで以上に生活の豊かさに繋がるだろうと考えます。

人々の生活や企業の在り方にもリスクは当然ありますが、デジタルネイティブ世代が中心になって世の中を先導し、リスクを乗り越えて新しい未来に進んで行かなければなりません。

このコロナ禍が世界中にもたらした変革へのチャンスを我が国も逃すわけにはいきません。未来へ向けて頑張りましょう!

2020年10月2日金曜日

教育

 大学時代に教職課程を受講して卒業後に中学・高校の社会科の免許を取得しましたが、免許状は一度も世間に役立てられることもなく静かに物置に眠っています。在学中に授業料を別途払わなくても教職の科目が取得できることは、当時は学生であるが故の特権だと思った次第です。

教育原理や児童心理学、青年心理学など教職の免許取得のために多くの科目を学びましたが、今思うと教育者になるための大切な勉強だったのだと大学に感謝していますし、現代社会にも通じる大人にとって必要な学びではないかと考えるわけです。

最近の学校で道徳や倫理が教育の現場でどのように教えられているのか分かりませんが、昨今の犯罪が多発している現状を見て感じるのは、若者のモラルや倫理観があまりにも欠如しているようで、教育者になれ損ないの自分自身としても大変気になります。

やはり何と言っても育った家庭の在り方が一番大切のようだと思われます。貧富の格差はあまりにも大きいと子どもの育つ環境にも影響します。子どもの教育における経済的な格差を無くすことが何より重要だと考えます。

2020年10月1日木曜日

10月1日

このところテレワークが普通となり、自宅で過ごすことが多くなりました。ただ単身者の方にはもう少し勤務に自由を与え、リアルに触れる機会を与えた方が良いと考えます。近年、休日も格段に多くなったことは、働く世代にとって欧米並みに労働環境が追い付いてきた証拠ではないかと思います。

 今はそのようなこともないと思いますが、前職の建設業界では月に2日の休みしかなく、日曜日が他の業界のように全休であればいいのになぁと思っていました。前職の影響なのか、今でも平日に休むのは少々が引けますが、コロナ禍によるニューノーマルの浸透で漸く在宅勤務も日常化し、段々と平日に自宅にいることにも慣れてきたのは不思議です。

生きているうちにこんな世の中になるとは想像もつかなかったわけですが、少しでも共稼ぎ世帯に時間的なゆとりがもたらされ、子育てが充足すれば大変良い時代の流れだと思います。思えば私の時代は妻は専業主婦が当たり前で、亭主は日曜祭日も厭わず仕事をして家庭を作ってきました。

妻の人生も家事の犠牲になったのかもしれませんが、当時はそれが普通だったので仕方なかったわけです。毎日、車で10分の通勤で、仕事が終わったら職場からすぐにたどり着く家があることは、それだけでも幸せだったように思います。職住接近とはいかない首都圏の状況ですが、ニューノーマルが働き手の生活にゆとりと豊かさをもたらすでしょう。

そのためにも我々はICT業界における職務として、社会のデジタル化の促進に積極的に努めなければならないと思います。10月1日、本日は21年度の採用内定式を執り行いました。昨今の状況で、不安に駆られている学生の皆さんの安心した素顔を拝見できただけでも、リアルではなくオンラインでしたが開催した価値がありました。

一病息災(9/30)

 「一病息災」と言いますが、私もこれまで何度も入院して手術を経験しました。

すべて外科治療ですが、中学時代は右膝の軟骨が突起して手術しましたが、突起した部分は治らず成人して漸く痛みは無くなりました。

中高時代は膝の原因で大好きな球技は出来ませんでした。上京した19,20歳の頃には急性盲腸炎や痔の病でも手術しました。

30歳の頃は胃壁からの出血で入院、飲めないお酒を飲み過ぎたのが原因ですが、45歳の頃には腫瘍の疑いで入院して切除する経験もしました。

何度も入院はしましたが、幸いにも内臓に関する疾患はまったく無く、何ら持病もなく現在に至っております。一つの病が健康にも気を配る気持ちになるのだと思った次第です。