2020年10月15日木曜日

公益主義

本年初旬からのコロナ禍で、会社と働いている従業員との関係が改めて問われているように感じます。経営理念や企業理念を掲げているにも拘らず、会社の意図する行動が、働く人の心を真に捉えているのか疑問に思えたりするのです。

弊社も時代に先駆けて、会社の経営理念を一新するとともに、経営者としてのステークホルダーへのメッセージも書き換えました。何故、現在の形に変更したかと申しますと、近年、歴史ある大企業による信用失墜を招くような混乱が絶えなかったからです。

社会において何が素晴らしい経営なのかが分からなくなってきた印象を抱きました。弊社のスタンスは基本的に変わっていませんが、もっと公益性を強化しようと考えました。商売の原点に立ち返り、お客様、社員、社会を幸せにすることが、会社経営において一番重要だと明確に理念として掲げたのです。

たまたま本日は公益資本主義の理念に長年取り組んできた方からのご案内でフォーラムに参加しました。漸く日本政府も遅ればせながら、株主資本主義ではなく、公益資本主義の考え方を日本の有り方にも取り入れようという意思が示されてきたようです。

世の経営者は、私利私欲に走らず、常に三方(お客様、社員、社会)良しを座右の銘とした堅実経営を目指さなければならないと考える次第です。

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