2021年9月30日木曜日

岸田新総裁の誕生

自民党の新総裁が決まりました。10月4日召集の臨時国会で第100代首相に指名される見込みです。総裁立候補時には、日本経済を立て直して国民の所得を倍増することを目指したいとのことでした。宏池会の大先輩、故池田隼人元首相が唱えた言葉でもあります。私も小学生の頃にラジオで聴いた池田首相の「所得倍増計画」の演説を覚えています。その一方では「貧乏人は麦飯を食え」という人種差別らしき言葉の表現が表面化して大非難を浴びました。

政治家の失言は昔からありますが、今度の岸田新総裁は慎重な性格の方のようですから発言においても丁寧ではないかと期待しています。聴き上手の方のようですが、国民の世論に耳を傾けるリーダーでなければならないことは、従来の自民党政治における反省点ではないかと考えます。経済優先だと総裁就任の挨拶にも述べられていましたが、本当に日本は危機だという認識と覚悟を持ってリーダーシップを発揮していただきたいものです。


 

2021年9月29日水曜日

紙を減らす

コロナ禍以降デジタル化の話題に接することが増えましたが、これまで気が付かなかった仕事上で郵送されてくる膨大な紙の資料を見ると、大変な資源の無駄使いを続けているという発想に変わりました。このように従来から続いている各業界から送られてくる紙の資料を減らさなければDXはまったく進まないと思われます。数日前にある企業のCIOの基調講演を視聴しましたが、通常PCを仕事で使っている人に対しても「PCのCドライブは使うな」という話をしていました。

書籍以外に、ビジネス上で紙の資料を会社にため込んでいる人たちが多いのが現状です。つまり、いくらデジタル化と言っても紙の資料を送る人がいるかぎり世の中は変わらないと考えます。金融関係のシンクタンクや各種団体が率先して紙の資料を減らすことが大変重要だと思う次第です。データは誰もが共有していつでも自由に閲覧できる時代なのに、残念ながら日本国内のデジタル化は一向に進まない傾向を未だに感じています。

コロナ禍で弊社もオンライン会議が主流となり、紙の資料は一切使わなくなりました。データは保存され、いつでも閲覧できるのが初歩的なデジタル化なのです。DXはさらにデジタル化の延長線上でビジネスを変革していくことです。紙を無くさない限り業務のデジタル化は無理です。おそらく5年後はデジタル化をした企業とアナログ化から抜け出せない企業の格差は驚くほど大きく開いていくことでしょう。

2021年9月28日火曜日

敷居は低くなる

 何かにチャレンジする時、当初は「敷居が高い」と感じることが多々あります。私も実力がまったく無いのにこれまで色々と新しいことにチャレンジしてきましたが、私の経験では何年も辛抱強く同じことを続けていると、自分の専門外の領域でも必ず少しずつ理解できるようになります。勿論、途中でチャレンジを諦めると元に戻りますので、最初は敷居が高くて理解できないことでも継続していると殆どのことは徐々に話についていけるようになります。

畑違いと感じるだけで積極的に知らないことを学ぼうという気持ちがなければ、新しい変化の時代についていけなくなります。学ばずに諦めるのは簡単ですが、未知の分野に学ぼうとチャレンジする気持ちが大切だと思います。幸いにICTの世界にいると、次から次に新しい技術が開発されるために学ぶのも大変ですが、根っからの好奇心が強いせいか知らない事は理解しないと納得できない性分なので知ろうと貪欲になります。

世の中のあらゆる分野が知らないことだらけですので、知りたいという好奇心だけは捨てないようにこれからも歩んでいきたいと思います。会社には若い人が大多数なので、知らないことを学べる場があり大変助かっています。若い社員の皆さんに望むことは、専門外の分野にも積極的なチャレンジ精神を発揮して知識を広めてもらいたいと思います。未知の分野でもチャレンジを何年も継続すれば必ず敷居は徐々に低くなります。以上、私自身の経験談です。

今日も最後までお読みいただき有難うございました。


2021年9月27日月曜日

食の安心

 我が家はもう20年以上食料品の定期宅配サービスを利用しています。お蔭様でコロナ禍の中でも週末の買い出しに行くこともなく大変楽です。30年前には車で毎週末スーパーに買い出しに行っていましたが、その頃とは随分生活スタイルが変わりました。スーパーに全く行かないわけではありませんが、スーパーはいつも不足分を買うのみに利用しています。

これから将来、小売業の形態も大きく変わっていくことが予想されます。生産者もこれまでの流通形態に頼らずに如何に消費者のもとへ新鮮で安全な食料品を届けることができるかを、流通手段まで選択しなければならない時代だと思います。確かに宅配サービスは安価ではありませんが、トレサビリティが明確で安心できます。

食糧の自給率を日本は今後高めていかなければ、世界人口も増えていくし、輸入依存率が高ければ世界の食糧危機の影響をもろに受けることになりかねません。そのためにも産地直送の宅配サービスで農家の手取りが安定して増えていくような流通形態をつくることが必要です。若い営農従事者を増やす為に地方の休耕地を活かす農地法の改正にも大胆に踏み込んでほしいものです。

2021年9月24日金曜日

法整備

今の時代を「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」をVUCAという表現で言われています。しかし、いつの時代も予測は不可能であり、常に大事なことは如何に先見性を見出して来るべき時代に対応していくかではないかと思います。そこに新しいテクノロジーやAIを使って少しでも事前に未来を予測しようというのが今の時代ではないかと考えます。

兎角、日本は先進的なテクノロジーに対応する法整備が遅れがちなのが課題と思われます。確かに予測不可能な事象も時々発生して法律が追い付かないことがありますが、EUなどと比較しても法整備の動きが今一つ遅い印象がありますので、国会では時代に適応した法整備をもっと早める必要があると考えます。さもないと今後、海外との通商にリスクが生じる恐れが出てきます。

アジアでもEUのような経済連携協定の中で法整備を共有化して、未来に向けた世界レベルでの信頼性の向上を目指すべきだと考えます。このような話をしましたのも、昨今、サイバー犯罪が後を絶たない現状があるからです。その事が知らぬ間に国際的に犯罪が蔓延る可能性をもたらすからです。その前提として、日本社会はまだサイバー犯罪等のリスクに対して法的に無防備過ぎる印象を抱くからです。

被害者を生まないためにも、今後、より強固な法整備の必要性があると考える次第です。

 



2021年9月22日水曜日

アフガニスタンに思う

 アフガニスタン政府がタリバンにより崩壊寸前にガニ前大統領の亡命が報道されました。その後あまり論調はありませんが、日本の戦国時代であれば攻められた城主は切腹するか捕らえられてしまいますが、幕末の徳川慶喜は鳥羽伏見の戦いで江戸へ逃避しても、水戸にて謹慎を命じられるのみで切腹を命じられることも投獄されることもありませんでした。

おそらくアフガニスタンのタリバン政府は当初、ガニ元大統領を捕らえて殺害したかもしれません。あるいは投獄され裁判にかけられ死刑宣告に及ぶかもしれなかったのですが、私たちには単なる命逃れで国民を見捨ててしまったと映るわけです。しかし、国の為政者なので逃亡後に情勢が落ち着いたら帰国するとなれば一時的に止むを得ないという選択肢もあり得ます。

太平洋戦争終結後は東京裁判で東条英機など戦犯として処刑されました。やはり逃げるが無難だとガニ元大統領は考えに及んだのでしょうか。国民から見ると無責任な大統領だったという判断になりますが、諸外国の人はどのように評価しているのでしょうね。時間とともにタリバン政府の政治が現実路線となりますので、おそらく元の政府に戻ることはないと思います。

近く日本でも実施される自民党総裁選挙、そして次期総理大臣の指名選挙となります。次期総裁候補も出揃いましたが、各候補者に「あなたならアフガンについてどう考えますか?」と聴いてみたくなる次第であります。企業でも倒産となると経営者は責任を取らされ、場合によっては財産を没収されることもありますが、基本的に社員は保護されます。当たり前のことですが、政治の世界でももっと責任を明確にしてほしいところです。


2021年9月21日火曜日

キャリアの重要性

 先日、サントリーの藤浪社長が「45歳定年制」を唱えて今話題になっていますが、大企業に関して申しますとその意義は一理あると思います。私自身も30代後半に一度は会社を潰そうとしましたが、40歳過ぎの第2創業時から本領を発揮できたように思います。もし22歳で大企業へ就職したならば、先ず10年間は無我夢中に努力します。そして次の10年間は経営幹部としての勉強をして自分自身を猛烈に磨くのです。

40歳になったら、大企業にいて外部の専門機関で学び直し更なる成長を目指すか、中堅・中小企業へ転職して経験を活かすか、自ら起業するか、三つの道をよくよく考えて選んだ方がその後の人生の展開が興味を持てると思われます。日本の競争力や一人当たりGDPが世界的に年々下がってきているのも、「寄らば大樹の陰」という古き良き時代の日本の伝統が未だに日本人に定着しているからです。

私自身もかつては大手指向でしたが、30歳を超えた頃にあることをきっかけに人生を大きく転換してことによって30代に修羅場を何度も経験するはめになりました。40歳になって漸く精神的にも安定し、多少の事には精神的に動揺しなくなり自信が持てるようになったのです。脂が乗っている40代の10年間はひたすらに会社の成長を目指しますと、50代には経営者としても徐々に円熟していきます。

60代は経営を安定軌道に乗せるように努力する年齢だと思います。私自身もそのように考えて今日まで会社経営をしてきました。やはり何事もキャリアの積み重ねが重要です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

2021年9月17日金曜日

私たちの未来

 コロナ禍で偶然にも日本のデジタル化が海外に立ち遅れていることが国民の前で実証されました。遅れた原因の一つにはユーザーがシステムを内製化しなかったことが挙げられます。つまり公共事業のように、すべてスーパーゼネコンにユーザーがシステムづくりを要件定義から運用まで丸投げしてきたので、時代遅れのシステムのままとなってしまったのです。

ITは進化しますので、ユーザー自身が最新のテクノロジーを取り入れて、要件定義をまとめて開発力まで身につけなければならなかったのです。おそらくコロナ後は、ユーザー自身がシステムの内製化に力を注ぐ時代となっていくことでしょう。つまり、従来のようにSIerに丸投げして下請け構造で仕事が流れるやり方では世界にDXで立ち遅れてしまうからです。

私たちも労働集約型である従来の形だけの受託開発型から、シェアリングエコノミーのようにお客様に最先端のサービスを提供して対価をいただく(アジャイル開発を含む)業界を目指していかなければ、従来の形態では欧米に太刀打ちできないと思います。

お客様が自らの手でつくれない高度で専門的なシステム製品を、我々がICTサービスとして提供できるような会社にならなければと考えています。私たち自身もこれまでの発想を転換しなければ未来はないと思います。


2021年9月16日木曜日

興味あり

昨日の夕刊にとても興味のある記事が掲載されていました。故城山三郎氏の「官僚たちの夏」に題材とされた国の特定産業振興臨時措置法(特振法)をめぐり、国会に議案として提出されたが3度も廃案になった話です。戦後の高度経済成長は官民一体で世界に追いつき追い越せという時代の出来事です。日本の競争力に危機感を抱いた米国も、先進国を追い上げてきた中国も政治主導のもと官民協調で繁栄がもたらされたと思われます。

しかし、日本は行政改革や公務員制度改革で政治主導が色彩が強くなってしまいました。20年先、30年先の日本を考える政治家がいなくなってしまったという事です。つまり官僚の人事権を握る内閣に忖度する官僚の土壌ができてしまったのです。残念ながら、近年は優秀な人財の官僚離れが目立ち、国家の長期ビジョンを考える官僚組織が弱体化したのではないかという話です。 

技術では世界でも負けない日本ですが、ビジネスでは欧米や新興国に先を越されてしまっているのが現状です。何か問題が起きてから産業政策を考えるので、静観している海外勢とのスピード感で負けてしまうのでしょう。「国を豊かに」と情熱のあった官民協調で産業界を盛り上げた時代を振り返って、政官にも日本経済の強さを取り戻す手腕を期待したいものです。

本日も最後までお読みいただき有難うございます。


2021年9月15日水曜日

これからの人財

 そろそろ22年卒の内定式です。お蔭様で来年度も良質な人財を迎えることができそうです。これからIT人財は幾らいても足りないくらいの時代になります。そして、さらに重要なことは人財育成です。技術はいくらでも習得できますが、大事なことは時代の目的(パーパス)に適った教育インフラを整えてあげ、自らが自主的に学ぶ環境を会社として存分に提供することだと思います。ITは進歩が速く、分野の幅が広いので、如何に個々人が積極的に目標を追い求めるかに懸かってきます。

日本が今後競争力を伸ばして成長していくためには、世界に遅れているIT技術を強くしていくしか方法はないと思います。政府がもっと気が付くのが早ければ、日本のハイテク業界も世界を牽引していたかもしれませんが、重厚長大産業に頼り過ぎてしまったために時代の先端に遅れてしまったのです。日本の来るべき課題である労働力の減少と生産性の低下を、これからのIT力で何とか向上させたいものです。それにはAIとロボットがキーになると思います。

教育の在り方も幼児期から個々人の個性を伸ばすため、昭和の大量生産時代の金太郎飴方式で一斉に競争するのではなく、個々人の特性に合わせた教育に改めなければならないと思います。正に教育のダイバーシティが叫ばれる所以でもあります。パラリンピックでのアスリートたちの様々な活躍は、これからの日本をつくるのに大きなヒントになったのではないでしょうか。個々人の個性を活かせば日本の未来は必ず変わるはずです。最近、私は自信を抱くようになりました。

 

 

2021年9月14日火曜日

オンラインツール

オンラインセミナーが普通となりましたが、昨夜、うっかり夜のセミナーを聞き逃してしまいました。どんな内容だったのか聴けなくてとても残念でしたが、早速、主催者側からアーカイブのメールが届きました。オンラインツールの長所は、聞き手が録音・録画を忘れてもアーカイブという聞き逃しを助けてくれる主催者側からの親切なサービスがあることです。

テレビでアーカイブ放送が可能となることは、視聴者が一番望むところです。テレビと通信がもっと簡単につながり、クラウドから番組が容易にダウンロードできるようになれば録画機にも大量なコンテンツを溜めることも必要ないと思います。私も録画した番組をビデオデッキに溜めすぎる傾向がありますので、ディスクの容量を増やすより、クラウドを利用して保存した方が良いようです。

最近、毎朝Clubhouseのルームに参加していますが、LIVEのみで聞き逃しができないので、これはこれで「早起きは三文の徳」ではありませんが鮮度的に意味があることだと思います。私自身はホストではありませんが、もっと多くの若い方がClubhouseのルームに参加されることを希望します。オンラインツールは今後様々なバリエーションが出てくると思います。




 


2021年9月13日月曜日

オフィス&ワークスタイル

 実は弊社でも快適な職場空間を目指したスマートオフィスなるものを検討したいと考えています。しかし現実は中々実現は難しいという理由もあります。多くの社員がお客様先で仕事をしていることが多く、多くの社員がオフィス環境の投資によって満足度を共通することができないからです。業者からどんなオフィスアウトの提案が出るのか期待していましたが、残念ながらどちらの業者も机の数を減らし、現状を少し変えるだけの提案内容でした。

アフターコロナでは柔軟性を持った勤務形態となり、仕事の効率化や生産性を重視したワークスタイルを追求することになるはずです。オフィスも住宅と同様に仕事をするスペースとくつろぐスペースを切り分けて、狭くてもこれまでに無いような快適なワークプレイスの環境をつくることは可能だと思います。スマートシティに憧れるのと同じように、働く人が憧れるようなスマートオフィスのあり方も今後は検討していけたらと考えています。

在宅勤務が増えて快適な人と窮屈さを我慢している人など色々だと思いますが、やはりリアルのコミュニケーションを重視して、便宜的にテレワークを活用するのが望ましいと思われます。コロナが完全に収束するまでは、まだ何か月もかかるだろうと予想されます。しかし経済は廻していかなければなりません。幸いにZOOMなどオンラインツールが盛んに活用されるようになり時間的な効果は計り知れない大きいとみています。

ワークスタイルを変えて、デジタルツールを使いこなす企業が未来の勝者となる可能性はほぼ間違いないと思います。

 

 

2021年9月10日金曜日

週末の一言

10年くらい毎日のように早朝のラジオを聴いていますが、午前4時現在のNYダウやナスダックそしてドル円相場やユーロ円相場の10年余りの変化には大変驚いています。と同時に感じてきたことは、米国株の強さや市場の高騰する変化の素早さでした。一方、日本株は米国株に比べて不思議なほど一進一退の停滞気味の印象を受けました。

ドルと円の違いはありますが、同程度の数字が並んだ時もあったように記憶しています。この10年を振り返るとやはりハイテク関係のナスダックがかなり上昇したように感じます。いわゆるGAFAM現象が一因と言えると思います。為替相場も10年単位で聴いていると、ドル円相場では米国と日本の関係、ユーロではEUと日本の関係がどのように推移しているかが何となく分かります。

しかし、ここ近年の株のバブルによって金融資産を持てる者と持たざる者との貧富の差は米国ではあまりにも顕著だと思います。米国社会が分断しているのも、 人種間で所得格差が極端だからだとも言えます。日本は経済も漸く立ち上がりましたが、GDPの推移を見ても欧米より回復が遅く、経済の動きに勢いが欠けているように感じます。

コロナ禍で少し国民の気持ちが落ち込んでいますが、経済を何とかして元気づける必要があります。政治家の皆さんは総選挙の準備で来月以降は東奔西走で必死だとは思いますが、経済回復無しで日本の未来がないのも事実ですから、是非、新政権では成長戦略に必死で取り組んでほしいところです。民間の私たちも少しでも社会が明るくなるよう微力ながら頑張るつもりです。週末の一言でした。

2021年9月9日木曜日

住めば都

世の中には企業の転勤で全国津々浦々と住所を変えてきた方も多いと思います。私の知っている元サラリーマンの方も定年まで30か所くらい転勤なさったようです。人によって転勤の事情はそれぞれですが、私自身は大企業に入社して楽しみの一つは転勤があることでした。しかしながら勤めていた企業では中々転勤させてもらえなかったのです。いろんな場所で生活してみることほど人生で魅力的なことはないと私は思います。

福岡県直方市→同飯塚市(0歳から5歳)→熊本県天草市(5歳から18歳)→東京都北区赤羽(18歳から19歳)→東京都中野区沼袋・野方(19歳から21歳)→東京都品川区荏原中延(21歳から22歳)→神奈川県戸塚区(22歳から23歳)→札幌市西区(24歳から27歳)→札幌市東区(28歳から32歳)→神奈川県綾瀬市(33歳から34歳)→神奈川県戸塚区(35歳から現在に至る)

このように私自身もあちこち引っ越しましたが、それぞれの地域では深い様々な思い出が残っています。正に「住めば都」で、いろんな処に住んでみて本当に地域の良さが分かります。願わくば、全国の至るところや海外にも住んで働いてみたかったですね。今は歳も取って家族の無理が利かなくなりましたが、若い皆さんには多少引っ越し貧乏と言われようが、人生経験としていろんな処の土地柄に触れてほしいです。

 

2021年9月8日水曜日

考動(行動)する

 今、我が社にとって一番重要だと感じていることは人財育成です。何故かと申しますと、ウィズコロナで在宅勤務が増えて、今後、アフターコロナでは人財スキルによる企業間格差が出てくる懸念を感じるからです。

これまでは顔が見える環境で仕事をするのが普通でしたが、テレワークでは個人の成長度合いが中々見えにくいため、オンライン等で効果的な全社型の人財育成を行っていかなければなりません。

おそらく個々人の自律的な学び方次第で、今後、成長度合いの個人差もかなり出てくると予想します。ウィズコロナの時代が続くことを前提にすると、従来のメンバーシップ型の人事ではライバルとの競合で厳しい立場になると思われます。

自律的に気づきのある人財を育てるために、全社横断的な人財育成を積極的に進め、公平な評価制度を確立していく必要があります。自ら考えて行動できる(考動する)人財に育ってほしいと期待しています。

2021年9月7日火曜日

感謝

東京パラリンピックが無事に閉幕しましたが、様々な障害を持つアスリートたちが多くの感動と勇気を与えてくれました。試合後の彼らのインタビュー中で、私自身が大変印象に残った言葉がありました。

その言葉は「多くのご支援していただいた皆さんへ感謝を申し上げます」というものでした。周囲の方々に対する彼らの真摯な気持ちが、テレビで観ている我々にも自然と伝わってきました。

私自身も会社経営している中で、社員の皆さんに常に感謝する姿勢を持たなければとアスリートたちから学んだ気がいたします。 

会社経営は人財がいなければ成り立ちません。日々、一生懸命に頑張ってくれている社員たちがいるからこそ経営は成り立っています。

支えられているのは自分自身なのかもしれませんが、日夜頑張ってくれているアスリートたちは社員の皆さんだと思います。弊社は平成8年(1996年)8月8日にマイナスから再スタートして25年になりますが、当時からは想像もつかないくらい成長しました。

色んな人に支えられて今日があるのは間違いないのです。ですから私自身も多くのご支援いただいた皆様へ感謝しています。これまで長い道のりでしたが、つくづく「ローマは一日にして成らず」を実感します。

2021年9月6日月曜日

秋の候

9月に入って漸く秋の候となり、外の空気が涼しくなってウォーキングがし易くなりました。radikoで歩きながらラジオを聴く習慣も在宅勤務のお蔭で身についてきました。そのほかに朝の5時から6時まで、7時30分から8時30分まで新たにClubhouseへ参加するようになりました。よって4時00分から5時まではラジオ深夜便、6時25分から6時35分まではテレビラジオ体操の時間となり、朝食と朝刊紙を読んでいたら8時までは予定が一杯となってしまいました。

その点、Clubhouseはホストでない限りのルームの出入りは自由なので、時々気を抜いてスケジュールに無理がないように工夫するしかありません。驚いたのは、多くの方が早朝や夜間にClubhouseやZoomを利用していることです。Clubhouseも最初は有名人のたまり場だったようですが、徐々に変化し現在も続けている人たちは人生に積極的な方が多いように感じます。通信手段が多様化して本当に便利な世の中となりました。

便利な反面、通信手段を悪用した凶悪な犯罪も増えてきましたので、もっと刑法を時代に即した中身にして刑罰も重くしなければ、デジタル社会における犯罪並びに事件は後を絶たないような気がいたします。特にここ最近は窃盗事件が頻発していますが、もっと根本的に学校教育の在り方や社会的弱者を救済する国民的意識を育むことが必要のように思います。ベーシックインカムも日本の将来を考えてそろそろ政治の場で議論しても良いのではないでしょうか。





 


2021年9月3日金曜日

真摯な

我が社には社長室に神棚があります。神棚を飾ったのは、1996年8月8日に横浜市の西区から港北区の新横浜へ本社を移転して、第二創業で再生を願って祀ったのが理由です。それ以来25年の月日が経ちますが、神棚の榊と水を祀るのは一日たりとも欠かしたことがありません。夏場は榊が枯れやすく時々買い換えますが、水も毎日替えないと匂います。

以前は私自身で毎日榊の水を取り換えていましたが、現在は弊社の管理部の皆さんが気を利かして替えてくれています。ある年は新入社員たちが毎朝交代で務めてくれて合掌していたこともありました。毎年1月の仕事始めには、たまたま新横浜に近い大倉山の師岡熊野神社へ参拝する習わしも25年間ずっと続けています。

神頼みではありませんが、神棚には毎日、年に一度は会社として神社へ参拝するのも日頃の真摯な気持ちを忘れないためです。ちなみに自宅では毎日仏壇のご先祖様へ炊き立てのご飯とお茶とお水を奉げて合掌しています。会社でも自宅でもこのような習慣が抜けないのは、子どもの頃に一緒に過ごした祖父母からの教えだと思います。

2021年9月2日木曜日

研ぐ

夕刊紙を読んでいましたら、包丁研ぎを業者に頼んでいるという話を知りました。皆さんの中にも包丁が切れなくなったら廃棄する人、業者に研いでもらう人などが普通だと思います。実は私自身、包丁もナイフも昔から砥石で研いでいます。

どこで覚えたかといいますと、農家に育った子どもの頃から大人の真似をして斧や鎌などを研いでいたのです。磨き慣れれば簡単です。慣れないと手や指を切ったりしますのでお勧めしませんので、砥石で水を掛けつつ研ぐのは止めた方がいいと思います。

便利な包丁研ぎ用の道具も売られていますが、それならケガをすることもなくて安全でいいと思います。切れなくなると包丁研ぎを頼まれるのですが、研いだ後の切れ味(出来栄え)がいつも気になります。

慣れてくると試し切りもしないのですが、トマトを切ると切れ味が分かります。私は素人ですが、包丁研ぎが仕事になるのであれば自信はあります。くだらない話題でしたが、本日も最後までお読みいただき有難うございました。 

2021年9月1日水曜日

オフィススペース

 以前から働き方改革が問われていましたが、日本人の勤務形態は長年の習慣で中々変わるものではありませんでした。実際、新型コロナ禍で在宅勤務が否応なしの時代になってから一気に働き方改革がスピードアップしたように感じます。同時にオフィススペースの発想まで変わりつつあるのが現状です。過密した首都圏のオフィスから地方へ脱出した企業や本社オフィスそのものを無くす企業まで現れました。

今後、アフターコロナではオフィスのあり方が大きく変化するのではないかと考えます。そのキーワードとなるのは企業をより良く変革していくために、社員のエンゲージメントを高め、さらにイノベーションの創出を齎すようなオフィスのレイアウトが必要な気がしています。在宅勤務が増えて、若い社員たちが従来のオフィスより自分の自宅が仕事場として快適だとなってはオフィスの存在価値がありません。

やはり社員の人格形成上、リアルでのコミュニケーション能力や人間関係の構築を企業の責務として果たすことが人財の定着上も必要となります。確かに、今までの日本企業のオフィスは欧米の企業と比較すると、働く環境として快適さに欠け、ただ社員を出勤させて席へ座らせるだけのオフィスだったように感じます。これからのオフィススペースをエンゲージメントの向上とイノベーションの発掘の場に変えることができれば幸いです。