2022年7月29日金曜日

会社づくり

 もう随分前になりますが、中小企業の異業種交流会で講演した際に「社長が変われば会社も変わる」というタイトルで話したことがあります。実は本日、書籍の謹呈と称しまして著名な方が執筆された書籍を戴いたのですが、その目次の最初の見出しが何と「社長が変われば会社も変わる」でした。私が話した内容は、良い会社にするためには先ずは社長である自分自身が変わらなければならないということを話したのです。

まだ中身は読んでいませんが、会社は社長が変わらなければ変わることはないという事です。世の中にはそのことが真に分かっていない会社の社長が殆どではないでしょうか。つまり社長が自分を変えないかぎり会社は変わり様がないのです。株式を公開している会社であれば社長が交代することは可能ですが、オーナー会社の場合は社長が容易に交代することはありません。変わらなければいずれ従業員が犠牲となります。

変わるためには謙虚な姿勢で常に人の言に耳を傾けることなのです。トップの姿勢や行動が会社を形づくるので、信頼される言動が常に問われるのです。私自身も35年間社長職を続けてきましたが、ステークホルダーからは経営者として本心が透かして判断されているものと考えています。会社は常に信用力が増していかなければ成長を続けることはできません。社長は人としての価値を日々蓄積し続けなければならないと考えます。それが会社のブランドにも繋がるのです。


2022年7月28日木曜日

続「家と個」

本日も引き続き、「家と個」をテーマに話したいと思います。私自身は高校卒業と同時に実家(祖父母)の反対を押し切って上京しました。上京後、一から受験勉強をして何とか大学へ進学し、卒業後に不本意ながら民間企業に就職しました。

と言いますのも、女性(現在の妻)とたまたま巡り合い、結婚を前提に一旦は就職せざるを得ないと考えたのです。中高の教員免許では当時採用は難しく、通信制大学の教育学部に再度入学して小学校教員の免許取得後に教員になろうという意志もありながらのことです。

結果的には残念ながら大学も3年で中退して教員になる夢は断念することにしたのです。つまり妻子3人を養うにはそうするしかなかったからです。結婚も両家を地方から呼ばず、二人だけで細やかに教会で式を挙げました。

そんなこともあり、家という意識は姓が変わるだけで今日まで全くありません。つまり、我が夫婦には嫁にもらうとか嫁ぐとかいう意識はまったく無かったような気がします。私自身が夫婦同姓という古き日本の慣習を変えることに同意するのは、今は男女同権だと考えるからです。

2022年7月27日水曜日

家と個

 最近、人材開発投資が必要と色んなところで話されているのを拝聴します。このタイトルに関しても様々な角度から論じられています。要約すると日本の社会は長い歴史の中で家制度を重視してきましたので、個を育てようという意識より集団指導体制が重視されてきました。高度成長時代で大量生産時代には個人より集団、個人より家を重んじてきました。

ところがVUCAと言われる時代には個の発想を育てる国がリードしていくと見られています。夫婦同姓を義務付けている民法も明治時代からの古き伝統です。民法は半世紀以上も前に制定された条文が殆どです。時代の変化とともに民法の考え方も変わるべきなのですが、日本は旧態依然の条文なのです。

つまり、個に関する時代の変化に日本の社会も法律もついていけていないのが現実です。国のリーダー層の人たちが個に対してあるまじき発言を繰り返すのも考えが古過ぎるからです。国際社会の個を重んじる水準に日本が並ぶには政治のリーダーシップで変革していくしかないと考えます。今、人材開発投資が声高に叫ばれるのは日本が欧米諸国に遅れているからです。


2022年7月26日火曜日

信頼関係

 今日は、あるメディア主催によるプロ野球前監督の対談を聴きました。監督の就任時、世間の多くが想像もしなかった球団の監督人事だったことは、監督ご本人が一番、青天の霹靂で緊張された1年間だったようです。新監督を迎えたそのチームは1年目にしてリーグ優勝を果たしたのです。しかし、その後も監督として苦労が尽きなかったとのことです。

監督にもいろんなタイプの方がいるように、企業の経営者も様々です。外部から加わった私も社長の就任の一年目は、古株の役員と社員に気を遣いながら、会社の代表として日々緊張したことを記憶しています。会社のチームとして最初は新鮮味はあったのでしょうが、業績を上げることは容易ではありませんでした。

プロ野球の球団と同じように、企業もレギュラー(幹部)がどれ程チーム(社員)を引っ張ってくれるかによって業績は左右されます。どこの球団(会社)も極端に選手の能力(社員の能力)に差はなくても、チーム力はそれぞれ違います。一番の責任は監督(社長)にありますので、レギュラーとの信頼関係が一番重要です。セミナーは大変勉強になりました。



2022年7月25日月曜日

記憶

 昨夜、鹿児島県の桜島が噴火したことで火砕流を警戒してレベル5の避難指示が出されました。心配していましたが、一夜明けて人的・物的な被害に至らず本当に良かったと思います。

桜島は活火山なので何年か毎に噴火を起こすので観測されていますが、休火山などは長年噴火をしないために突然の噴火で大惨事になることがあります。

御嶽山の突然の噴火には驚きました。登山者の方もまさかと思われたでしょう。2014年9月28日は忘れもしませんが、ちょうどその日は会社の仲間と神奈川県の大山登山をした日でした。

下山して麓のお店で流れていたTVニュースをお店の人から聞いて、御嶽山の噴火が起こって大変な事態に陥ったことを知ったのです。

結果は死者・行方不明者あわせて63人の大事故となったのです。それ以来、会社の仲間と大山登山はしていませんが、8年前の悪夢は、たまたま同じように登山をしていただけに忘れようがありません。

2022年7月22日金曜日

週末の一言

 毎度、無味乾燥なブログを投稿して恐縮しております。累計5千件に及ぶこのブログも、当初は匿名で好き勝手なことを毎日1400字くらいで投稿していました。

そのうち会社のHPに掲載することとなり、思想的に偏ったり恥晒しになぬようなるべく勝手な発言を慎むようになりました。結果的にどちらが良かったのか分かりません。

さて、昨日は日銀の黒田総裁の会見がありました。特に金融政策を変更するという話は無かったようですが、今後、諸外国との金利差は益々開くこととなりそうです。

為替は上下するのが普通ですが、総裁の一言一句で敏感に反応するのは市場経済の常識です。我が国の実態経済が諸外国より強くならない限り、為替が円高に振れることはないと考えます。

政府による大判振る舞いの財政出動ばかりでは焼け石に水ということもあり得ます。やはり中長期的な日本のビジョンが政治家の議論として目に見える形で行われることが必要です。

2022年7月21日木曜日

報道の在り方

今回は報道に関しての意見を述べさせていただきます。 世間ではニュースでもマイナス面ばかりが報道されているように感じます。巷には業績好調な業界や仕事にやりがいを感じて頑張っている人たちも大勢存在しますので、目立たない中で日夜活躍している人たちにもっと光を当てるべきではないかと考えます。

最近、若い人たちがTVを観なくなったのも、暗いニュースばかりが毎日繰り返し報道されるから気持ちが滅入ることもあります。もっと元気で明るい番組が増えれば、仕事で疲れて帰宅した後でも心の癒しになるのではないでしょうか。最近、昼間から音声のSNSが流行り出しているのも、初対面同士で何気ない対話が気軽にできるからです。

話は変わりますが、最近、人の移動制限が緩和されたことで出社を義務付けようという動きが一部であります。折角、働き方改革がコロナによって進んできたのに過去の形態に戻るのはどうかと感じます。確かにリアルでしなければならない業務もありますが、柔軟な働きができることに依って多くの女性労働者も働き易くなるのではないでしょうか。

2022年7月20日水曜日

エネルギーの自給

 本年度も1Qが終わり、2Qがスタートして愈々上場企業をはじめ各企業の上半期業績が予想されるところです。ロシアとウクライナの戦争によるサプライチェーンの混乱や円安によるインフレで中小企業の業績は価格転嫁ができず辛抱を強いられているのが現状だと考えます。

しかしグローバルに展開している大企業の業績は順調に推移していると予想しています。株価も一進一退ですが、円安が増益を齎している業界も少なくないのです。各社、次代を見据えて積極的なDXに総力を注いでいるように捉えています。

実際の進捗は分かりかねますが、地方自治体のDXへの積極的な取り組みには私自身も感じています。国は規模が大きいので地方から先に手を付けようという戦略だろうと考えます。個人的には国民の反対もあることながら、原発を徐々に稼働させることで化石燃料に頼らない電力供給の手段を選択すべきだと考えます。

過ちの歴史は次世代で是正していくしかありません。世界の潮流も主電力は原発に依存するという傾向は変わらないので、もっと安全な原発の開発に力を注ぐべきではないかと考えます。新しい電力源である再生可能エネルギーの活用も自給力を上げていく必要があります。

2022年7月19日火曜日

地球温暖化

 気象庁の発表に依りますと、ついちょっと前まで今年の梅雨明けは例年より22日ほど早いという事でしたが、それ以降に南方から低気圧が押し上げられて線状降水帯という大雨前線が日本列島を何度も通過しております。当然、雨量も極端に多く湿度も高いので実際のところ梅雨明けには程遠い印象を感じます。

地球温暖化の影響で海面温度の上昇によって雨雲の発生頻度が高くなっているのでしょう。毎年のように全国各地が記録的な豪雨に見舞われて水害が発生している現象を見ますと、過去の治水対策ではこれから発生する自然の猛威には対応できなくなっていることが分かります。

今後、異常気象が変わることはないので、普通の気候だと捉えて適切な洪水対策を講じるべきだと考えます。因みに7月初旬から毎朝のように朝顔の開花を楽しんでいますが、本来は8月の夏本番に見られる光景です。植物までもが自然の変化に戸惑っているのではないでしょうか。

もっと我々は地球温暖化の防止へ真剣に取り組まなければならないような気がします。我が家でも節電の必要性を感じて、なるべく昼間は無駄な照明を減らしたり、夜は常夜灯だけにして早く消灯するように心がけています。一人一人の心掛けがあれば省エネにも役立つと考えます。

2022年7月15日金曜日

信頼(トラスト)の根源

車のリコールと比べれば些細な出来事ですが、先日、家電量販店から届いた書状には購入した家電製品に欠陥があることの説明が書かれており、家電メーカーに問い合わせをお願いしたいという内容でした。早速、家電メーカーの窓口へ電話を掛けましたが大変丁重な電話の対応でした。欠陥製品に家電メーカーが事前に気付くのはほぼ無理で、ユーザーからの問い合わせで対応するのが現実だと思います。

ほとんどの家電製品は海外で製造されているので、品質管理には限度があるのだと思います。これまで購入してきた家電製品の中で、かつてTVの欠陥製品があり、ブラウン管を丸ごと交換したこともありました。パソコンも電源を入れたらオレンジのディスプレイになり、購入したばかりなのにサービスステーションを走り回った経験があります。

それ以来、某メーカーのパソコンは購入する気になりませんでしたが、海外で製造しても国内で十分な品質管理のテストをしないと欠陥品を市場に出してしまうことになります。メーカーも製品を回収して新製品と取り換える手間も掛かり、ユーザーの信頼も失いかねません。我々もソフトウェアのメーカーとして「明日は我が身」と認識しなければなりません。品質管理は信頼(トラスト)の根源です。

2022年7月14日木曜日

豊かな財政へ

個人が自由に寄付する「ふるさと納税」は一般的になり誰でも知っていることですが、また新たに企業へ寄付を求める企業版「ふるさと納税」が推進されようとしています。意義としては地方に活力を与えることで歓迎すべきことですが、裏を返せば地方財政も段々に厳しくなっているのが現状とも言えます。

国によって労働者の加入する健康保険組合の健康保険料収入から高齢者医療費への拠出金として徴収されるのも、今や国の医療財政が国費ではとても賄えない状況だからです。個人消費が伸びない理由の一つも、労働者の社会保険料が年々増加して生活を圧迫するからではないでしょうか。

原因は日本の経済成長がこの30年間伸びていないからです。給料が増えないと言われている一番の原因もそこにあります。長期的な経済政策で日本は過ちを犯したのではないでしょうか。後悔先に立たずで、何とか政策的に英知を絞って「失われた40年」にならないようにすることだと思います。

経済が成長しなければ日本の人件費が諸外国に追いつくことは困難です。記録的な円安も歯止めをかけるような政策が必要だと思います。経済が強くならなければ購買力のある強い円とはならないのです。国には過去の経済政策を洗い直して、是非とも効果的な成長戦略を練っていただきたいものです。

 

2022年7月13日水曜日

ネットワーク型

 今後デジタル化の時代が急速に到来することで、組織も従来のようなアナログ方式ではなくスピードと確実性を要したネットワーク型組織に変わる必要があるようです。例えば上司から部下への権限移譲の形も今後組織内で変わってくるでしょう。物事の決定過程も見える化されてスムーズに周知されなければなりません。大事なのはデジタルツールで手短に要点を組織の中で分かり易く伝えることだと思います。

今後ビジネスも移動時間を有効に活用するためネットワーク型へ大きく進むものと予想します。私自身もめっきり移動する時間が少なくなりましたし、一日の活用時間が大幅に増えてきました。ちょっと前とは想像がつかないほど時間の使い方が変わりました。生産性向上という言葉には耳が痛くなりますが、働き方が変わると自然に仕事が効率アップします。

余剰の時間をどのように活用するかで、これからのビジネス人生の勝負が決まるのではないでしょうか。最近、朝5時前に起床してネットワーク型の活動しているビジネスマンが増えています。物事を考えるのは頭が冴えている早朝が一番です。夜早く寝る習慣を身に付ければ早朝には必ず目が覚めますので、皆さんも早朝の時間を有効に使われるときっと人生が変わると思います。







2022年7月12日火曜日

ウェルビーング

 最近、ウェルビーングという言葉が流行しています。心身と社会的な健康を意味する概念らしいのですが、気象変動も頻繁に起こる世の中なので体調不良を起こす人も多い関係で重要視されているのだと思います。

企業経営にもウェルビーングが必須とも言われて、先進企業では企業活動の中で様々な取り組みが為されているようです。弊社も健康経営には早くから関心を抱き、外部からの認証取得へも積極的に対応して参りました。

健康経営が必要だという理由は、ITという特殊な職業だからなのかも知れませんが、以前は体調不良で仕事を休む人が少なくなかったからです。健康保険組合の役員していて会員企業の精神疾患による傷病手当金が年々増加することにも懸念していました。

健康保険組合の財政が高齢者医療費の負担も年々増加する中で、保険料の支出を抑えるためには従業員の疾病予防は急務だと思ったのです。ウェルビーングを自社のみならず組合員全体へ普及できれば幸いです。誰しも心身共に健康で過ごしたいものです。


2022年7月11日月曜日

選挙明け

昨夜は早めに就寝して今朝は4時に起床しましたが、肝心の朝刊がまだ届いていませんでした。選挙の翌日は昔から新聞が届くのが遅くなります。私も学生時代に新聞配達をしていた頃、選挙の明け方は朝刊を少し遅めに配達できるのが嬉しかったことを思い出します。

参議院選挙は無事に終了して当選者が確定しました。今回は安倍元総理の突然の死去により弔いの意味もある選挙戦ではなかったでしょうか。私自身も妻と今回はそのような気分で投票所へ出向いたような気がいたします。亡くなられた安倍元総理も選挙結果に安堵されているのではと想像したりします。

私自身は昔から無党派層の一人で特定の支持政党に偏ったことはありませんでした。つまり候補者選びは常に是々非々で選挙での投票に対応してきました。今回の選挙も当初、どの党のどの人に投票するのか全く白紙でした。理由は各党とも目先の政策批判ばかりで際立った争点は見えてきませんでした。

良識の参議院と言えるような学術専門家や経済界の重鎮などが指名されなければ、衆議院と何も変わらない顔触ればかりでは、人口減が避けられない中で重要な日本の将来ビジョンを形成する上で如何かと考えますが、やむを得ないのが現状ではないかと思います。

2022年7月8日金曜日

人材確保

かつて就職氷河期と言われた時期がありました。現在40代前半の社会人の方はこの時期に就職活動で大変苦い経験をされています。実は私の長女も大手金融機関の採用試験を受けて、7回目もの面接で最後まで振り回された挙句に不採用になったものです。当時、大企業はバブル崩壊後の不況で新規の学卒者の採用を大幅に絞っていた時期だったのです。

根拠や裏付けはありませんが、40代の多くの方が就職難に見舞われて非正規雇用で生活苦を余儀なくされてきた背景にも不況の影が影響しているようです。普通40代と言えば産業界を中心的人材として支える世代です。しかし不況が長引いたために夢に見ていた活躍の場が社会から与えられなかったのです。

不況で企業が採用できなければ国として将来を見据えての人材教育をすべきでした。残念ながら国としての将来ビジョンが描けなかったために、来るべき産業界を支える人材を育てられなかったのだと思います。今朝も妻と昨今40代の犯罪が少なくない現状に経済と無関係ではないのでは?と話したばかりです。

人を大切にしなければならないと私が思いますところは、お陰様で就職氷河期世代の社員が中心になって弊社が支えられているからです。中小企業は好景気には人材確保ができませんが、不況時は最大の採用チャンスだと思って、賭けのつもりで多くの新卒社員を採用したのです。いざという時には経営者は覚悟を決めて決断すべきです。

2022年7月7日木曜日

海外留学

ここ最近、新卒予定の学生さんの応募動向に変化を感じています。風向きが変わったのは新型コロナ禍以降は地方からの応募者が増えてきたことです。コロナ前は地元の学生が応募者の大半を占めていましたが、オンラインでの面接が主になったことで遠方から会社訪問しなくても就職活動が可能となってきたのです。

本日は初めて海外から日本の留学生との面接を行いました。コロナ禍にもめげず海外へ留学している学生さんのチャレンジ精神と行動力に感心して脱帽の思いでした。時間帯が違うイギリスと日本でのオンライン面接でしたが、会話での音声のズレがないのはデジタル技術の進歩による恩恵です。

これから英語力は日本がビジネスの世界で海外と肩を並べる上で必須となります。本来は国家がもっと若い学生に海外留学を積極的に後押しして教育費の助成に力を入れるべきだと思います。やはり語学力は海外の現地で育まなければ実用英語として身に付かないと思うのです。


2022年7月6日水曜日

就寝前に

これからの上司は部下から選ばれる上司でなければならないと思います。つまり部下が上司を選ぶ時代になったからです。ですから人の上に立とうとするならば一生勉強は尽きないのです。安心してのさばっていたら、気が付くと部下から使われる人材になってしまうからです。

いつまでも謙虚に学び続けなければ上司の立場は維持できません。勉強は仕事時間以外する姿勢がなければ決して部下から選ばれる上司には成れないと思います。上司は部下が働いてくれるお蔭で立場を維持できるのです。リスキリングが必要とされるのは、正にその事なのです。

就寝前になりましたが、一言、今日のノルマのブログで締めさせていただきます。最後までお読みいただき有難うございます。 

2022年7月5日火曜日

人生

人生の終盤戦を走り始めようというタイミングで、未曽有の新型コロナという感染症に遭遇して私自身も人生の生き方や考え方が大きく変わりました。考えてみますと、これまで様々な経験の積み重ねがあったからこそ、時代の変化をポジティブに受け入れることができたのだと思います。 

もしコロナが無くて淡々とコロナ前の延長で人生を過ごしていたならば、Clubhouseのような音声のみのSNSにも参加しなかっただろうし、新たな発想は生まれなかったと思います。コロナ禍で苦しい思いをなさった方も多いのは事実ですし、国内外の経済も多大な影響を被りました。

ただ正直なところ、もし新型コロナが流行しなかったならばサービス産業などの不振は防げたかもしれませんが、OECD諸国から周回遅れの日本のデジタル化もDXという流行語も頻繁に語られることはなかったのではないでしょうか。

弊社もすべての会議はオンラインで、ペーパレス化と社内書類の電子決済化が急速に定着しました。仕事もテレワークが浸透して働き方改革が一気に進みました。若い方たちにはリアルとオンラインを上手に活用し、柔軟な行動で人生の前半戦を進んでいただければ幸いです。

2022年7月4日月曜日

十年一昔

 かつて弊社のご担当でした某銀行の方と11年振りにお会いしました。「十年一昔」と言いますのでお互いに歳も取っているわけですが、相手の方は以前とあまり変わって見えませんでした。相手の方からも若いと言われまして、お世辞だとは思いますがこちらも気分は良いものです。

肉体的にも精神的にも健康で毎日を送っていれば、外見的にはアンチエイジングが可能なのかも知れません。お互いに11年も経過しますと子どもの成長の早さを痛感します。自分たちはどのように成長しているのか外見的には感じませんが、子どもも大人の周囲の環境も大きく変化していることに気付かされます。

人間誰しも残された人生には限りがありますので、一日一日の時間を大切にしたいものです。会社経営者が本当に素晴らしいと思いますのは、社内外の若い人たちといつでも交流できるからです。妻はいつまでも亭主を働かせていることに罪悪感を感じているようですが、当の私自身はこの上なく幸せなのです。しかし中々理解してくれません。

2022年7月1日金曜日

蓮の花

 早朝の暑くなる前に鎌倉の鶴岡八幡宮へ参拝に行ってきました。二の鳥居から歩道より一段高い段葛と呼ばれる若宮大路の参道を歩いて三の鳥居を抜けて境内へ入りました。ご存じの通り、二の鳥居の辺りの道幅に比べて三の鳥居辺りの道幅は狭くなっています。人間の錯覚を利用して参道を長く見せることで奥の本殿を厳かに見せるためのようです。

今回のお目当ては源平池に咲く蓮の花を観察したかったのです。源平池は左右に分かれており、源氏池には島が3つ、平家池には島が4つ浮かび、産(三)と死(四)を表すそうで、源頼朝が家臣に命じて池を掘らしたようです。源氏池と平家池を繋ぐ水路には太鼓橋という石造りの橋が架けられています。以前は橋面を滑りながら登って境内に入ったりしていました。

蓮の花は夏期に咲くので時期的にはまだ早いと思ったのですが、連日のように猛暑が続いていますので所々に白やピンクの色を付けた蓮の花が見物できました。さてNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ですが、頼朝が相模川の橋の落成式典から帰る途中に落馬して、それが元で亡くなったという歴史のくだりまで達しましたが、愈々ドラマの後半が楽しみです。