2023年2月28日火曜日

魚=健康

 最近、日本の漁獲量が激減しているようです。特にサンマやサバやシシャモなど気軽に食べられた漁獲類が海水温の上昇が原因なのか近海で獲れなくなっているのです。私も肉より寧ろ魚が好きなので外食時には魚定食を注文することが多いです。子どもの頃に海に近いところで育ったせいなのかも知れませんが、肉類はカレーライスでも作らない限り滅多に食べる機会はありませんでした。

都会で生活するようになって肉類の食事も増えましたが、どちらかというと魚主義です。若いサラリーマン時代に札幌で生活をしていた頃は最初に会社の食堂で特大のホッケが出てきた時はさすがに内地の魚と味が違い過ぎて食が進みませんでした。そのうちに食べ慣れてきて北海道の魚類も大好物になったくらいです。羊肉のジンギスカン料理も同じで最初は苦手でした。

今は全国どこでも共通の魚を食べられますし、すし屋に行っても同じようなネタの寿司が食べられます。日本は周囲が海に囲まれた環境なので、もっと養殖技術を高めて世界に健康食としての魚の食文化をアピールしたら良いと考えます。日本はこの恵まれた海の環境を大いに利用すれば自国経済の発展の一部に貢献するのではないでしょうか。食用魚を大切に育てたいものです。

2023年2月27日月曜日

気持ちの切り替え

 昨日は「大阪マラソン」に出場する下の娘の応援行きを当初予定していましたが、「ふるさと会」の会報づくりの総仕上げを午前中に、午後から会のメンバーと3年前から計画していた大泉学園にある東映撮影所の見学会も予定していましたので、今回はリアルでの応援は見送りました。しかしマラソンの状況が気になって、娘がゴールするまでずっと応援ナビで走行を追跡しました。

昨年は北海道マラソンで走行途中にケガをしましたので、今回の大阪マラソンを無事に完走してくれるよう内心祈っていました。マラソンのテレビ中継は事前に録画予約をしてきましたが、ネットの応援ナビで走行の実況データを把握できるのは大変便利です。私もこれまで10キロレースやハーフマラソンは何度も経験してきましたが、過酷なフルマラソンの経験はありません。

さて私が編集長を仰せつかっている「ふるさと会」の会報づくりが漸く昨日編集が校了し、印刷のオーケーを出しました。担当して11冊目の会報づくりですが、次第に慣れてきましたし、今年からメンバーも増強できたので気持ち的にだいぶ余裕を感じているところです。当初は会報づくりの編集など初体験で、しかもメンバーも全く経験がなく、骨格を作るのに大変苦労しました。

何事も最初の立ち上げ時に苦労はつきもので、未経験の事もコツコツ努力すれば物事は勝手にうまい具合に進むこともあります。まさに「ケセラセラ」「なるようになる」で、途中で諦めなければ物事は改善の方向へ進むこともあり得るのです。「暗いと不平を言うより、進んで明かりを付けましょう」というような気持ちの切り替えも大切です。


2023年2月24日金曜日

城廻の旅

 昨日の天皇誕生日は、かねてから計画していた城廻の一環として久能山東照宮へ行ってまいりました。大船駅から小田原駅までJRで、小田原駅から静岡駅までは新幹線を利用しました。前日までは妻も一緒に行こうかなと小声でつぶやいていましたので、昼食に静岡駅周辺のうなぎ屋も事前に調べていましたが、案の定ドタキャンのため少し早く自宅を出ました。

静岡駅から久能山までのバスルートが分からず観光案内所で聞いて初めてのバスに乗りました。ネット検索では現地への直通バスがあるように書かれていましたが、実際は東大谷で乗り換えて久能山下までのバスルートでした。路線バスは住宅地の細い道路を進みましたが、終点まで乗車したのは私一人でした。つまりマイカーを使って登り口の駐車場まで行く人が殆どだということです。

山麓から1159段の石段を登っていくのですが、急な坂のため徒歩で20分くらいでした。休日なので久能山東照宮への参拝客はかなり大勢でした。たまたまNHKの大河ドラマ「どうする家康」が放送中なのでその影響かなと思いました。昨年は鎌倉、今年は静岡が大河ドラマの舞台です。私は昨年から城廻を初めまして、最初は近いところからと考えまして駿府城にしたのです。

ここで久能山東照宮の説明を少々お話しします。かつて久能山城は武田信玄が築城しましたが、長篠の戦で武田勝頼が敗れて徳川家康の城となりました。歴代の城主が存在しましたが、家康が駿府城で没してから遺訓通り久能山城は廃城となり、3代将軍家光が神廟とともに東照宮を建立したようです。

帰路は久能山から日本平までロープウェーで行き、バスで静岡駅まで時間はかかりましたが、今回は往復のんびりした城廻の旅でした。少し残念だったのは遅めの昼食があまり美味しくなかったことです。知らないところで予約もしないで行き当たりばったりの食事はなるべく控えた方がいいと感じた次第です。

2023年2月22日水曜日

身の丈に合う

私自身も反省させられるのですが、これまで子どもに期待し過ぎるところがありました。 自分自身の至ら無さには意外と気づかないで身の丈以上のことを空想したりするのです。人間は欲を出し過ぎると必ず落とし穴にはまることがあります。賭け事などもすべて共通します。歳を取った現在は賭け事にまったく興味がありませんが、若い頃は賭け事が好きで恥かしい話ですがギャンブルにのめり込んだこともあります。

身の丈に合わないお金の使い方をすると、非常に得をすることもありますが大損をすることも多々あります。最初から身の丈に合ったお金を投資すれば、無くなっても後悔が少なくて済みます。生活も同じです。人は元々違う環境の中で生きてきているので、人の生活を羨んでも仕方がないのです。「足るを知る」という言葉があるように、身の丈に応じて現状に満足することが大切です。

不満を世の中や人のせいにしても現状の解決にはならないのです。地道に努力していればそのうちに必ず気が付いた時に驚くほど報われた気持ちになるものです。健康で生きていれば様々な失敗の取返しが可能となる時期が必ず到来します。いつの時代でも諦めないことが肝要だと考えます。仕事も身の丈に合うように地道に努力を積み重ねていくのです。常に身の丈と合うかどうかを考えて決して無理をしないことです。

2023年2月21日火曜日

余談

 都内に住む次女の許(もと)へ昨年12月、9月5日に誕生して3か月になったばかりのトイプードルが遥々熊本県の八代市のブリーダーさんの許から空輸で都内の娘のアパートにやってきました。あれから2か月が経ちますが、感染症の予防注射を終えて漸く先週から外への散歩が可能となったようです。(まだ私はリアルの散歩状況を見ていないため動画で確認しました)

ところが散歩の様子が警察犬のように人間と歩調を合わせて歩くので妻は驚いたようです。実は2か月前の初対面であまりにも人見知りをしない性格に気が付いたのです。以前に飼っていたチワワには初対面から吠えられて困ったものでしたが、今回、トイプードルは全く吠えないのでほっと安心しました。しかし赤ん坊なのでオシッコもウンコもあちこちに漏らしてしまうことに・・・。

実は娘の隣人がたまたま犬の幼稚園を経営している方だった関係で、今年の1月に保育園に入園させて1か月で卒園してからすっかり犬の様子が変わったようです。話を聞いて驚いたのですが、まさに人間と同じように、保育園の送り迎えから保育士が家庭訪問して躾の仕方まで教えてくれるという徹底したサービスのようです。必要はかなり高額ですが、都内では留守家庭の需要が多いみたいです。

2023年2月20日月曜日

人を騙さない教え

長年生きてきて思う事は、情報過多の時代になってきたからかも知れませんが、 人を騙したり、窃盗に加担したり、安易に人を殺傷したり、自分本位に行動する人が増えてきたように感じます。学校教育に問題があるのかも知れないし、親の子育てに問題があったのかも知れませんが、やはり人が教育を受ける環境が不十分だったのでしょうか。

一方では過保護だったり、放任主義だったり、人の育て方がわからない親たちが多いのも現実です。経済力があれば今の公立学校には入れたくないと考える親が最近は多いのではないでしょうか。都会に住む有名人をはじめ政治家や医者たちは子どもをレベルの低い公立学校には進ませたくないと思っているはずです。そこで教育の格差につながり、ひいては収入の格差をもたらすのです。

今朝、妻が日本は離婚や再婚は自由に認めるのに、同性婚や同性パートナーシップには寛容でなく批判的で、日本社会は本当に個人の人権を守ろうという姿勢に欠けていると話していました。日本は未だに考え方が古い人たちが社会を支配しているからではないでしょうか。人に迷惑を掛けなければ個人の人権は守られるべき社会であるべきです。人を騙さない児童教育を社会の中でつくり上げていきたいものです。

2023年2月17日金曜日

リテラシーの必要性

 リテラシーという言葉が良く使われます。ITリテラシーが低いと損をしなくて済むものを、損をしてしまうことがあります。物事は常に広くとらえて、細かい知識と知識をつなげて全体像が機能するように作り上げていかなければなりません。しかし人間は特定分野の無知に気が付かないで行動して取り返しがつかなくなる経験をすることがあります。

自らのリテラシーを高めるためには、いつも素直な気持ちで周囲の専門家に相談すべきです。物事を進める上でまずは現状を疑ってみることもリテラシーを高める上で大切な心構えだと考えます。疑う気持ちが習慣的にあれば細心の注意を払って事を進めようとします。どんな仕事でも簡単に考えないことが重要です。中味を知れば知るほど容易くないことも理解できます。

少し漠然とした難しい話をしましたが、要は仕事をする場合には一部の専門分野の知識だけでなく周囲の環境に属する知識も知る必要があるという事です。私も毎日、新聞の社説より興味のある社会テーマに対する専門家の論説を読むようにしています。それぞれの対照的な意見を読むことで最適解を自分なりにまとめることができるからです。人の意見は大変重要です。

2023年2月16日木曜日

四十にして惑わず?

  ある方が40代定年制を主張したところ、世間で大変な反響を呼んだことは記憶に新しいところです。しかし自分自身の過去を振り返ってみますと、確かにどん底の業績からリカバリーを開始したのは40歳過ぎで、底が深くても諦めないで地道に進むしかないと考えてきました。その後、運命が味方したのでしょうか、いつの間にか会社は変わってしまったのです。

日本の将来を考える上でもどうか40代の方々に今一度奮起して若い世代を支えてほしいのです。先行き不透明な時代だからこそ、40代の方々が今までの経験を活かして新しいフィールドで活躍する道が必ずあると考えます。私も32歳で妻子を連れて転職しましたが、たまたま35歳で社長を任されました。未熟なために最初は経営を失敗しましたが、その失敗の経験が功を奏したのです。

大企業には有望な人材が溢れていますが、どんな企業でも40歳過ぎる頃にはサラリーマンとして分岐点が参りますので、会社に残るか奮起して新天地で活躍の道を求めるのか、早いうちから心の準備をされた方が良いと考えます。中小企業は組織で揉まれた人材を求めていますので、是非、皆さん方のお力を発揮していただきたいのです。よろしくお願いいたします。

2023年2月15日水曜日

判断力を養う

 過ぎ去った今は言えることですが、大学を卒業して就職してから又4年制の大学の通信課程に入学しました。私自身は結果的には卒業間近で断念したのですが、一緒に学んでいた仲間たちは皆無事に卒業して小学校教員になり、殆どが校長職を終えて現在は職託で小学校の支援業務に携わっているようです。当時は安月給の中から通信制大学の学費や日本育英会の奨学金の返済など妻には家計で随分苦労を掛けました。

会社の仕事をしながら通信教育の在学生でもあり、その上、慣れない札幌という土地で長女も誕生した頃でしたので激務でも家庭はほったらかしに出来ず、当時は公私ともに忙しい日々の連続でした。やはり社会人になって初めの頃から様々なことを経験したからこそ、どこでも通用する実務が身に付いたように感じます。今考えると想像を超える仕事量でしたが、コンピュータもなく仕分け作業から計算まで深夜まで続いた現場作業でした。

その後の人生も自己判断で行き当たりばったりで行動をしてきたようなので、家族には様々な苦労をかけたことは事実です。私自身も人を安易に信用するタイプの性格で、騙されやすいと周囲から言われます。でも人を騙すより騙される側になった方が良いと考えます。自分が物事の善悪を判断できずに騙された場合は騙された自分自身にも責任があります。人を変えることはできないので人間的に成長して自分自身が変わるしかないのです。自らの判断力を養うことです。

2023年2月14日火曜日

回顧録

もう10年以上前から毎朝4時前に起床しています。年齢を重ねてきたから実行出来ることなのですが、貧血気味だったのか子どもの頃から早起きは大の苦手でした。あまりに起きてこない時は布団の上から棒で叩かれそうになり縁側に外に飛び出したりしたこともあります。その一方では早起きしてかまどの火加減を見ながらの対話の機会もありました。高校を卒業して上京後、果たして毎朝の新聞配達の仕事が毎日務まるのか私も自信は正直ありませんでした。

案の定、新聞販売所の店主から大声で起こされることも少なくありませんでした。この歳になれば早起きなど平気ですが当時は苦痛そのものでした。若い頃の4年間、住み込み生活での新聞配達の仕事でしたが、毎月新聞を購読していただいているお客様との契約を果たす責任感というものはそのころにしっかり身についたように感じます。毎月、戸別の集金もしていましたので地方出身ながらお客様との会話にも慣れることができました。

当時は新聞の読者数も大変多く、学生からサラリーマンまで宅配の新聞を購読していましたので、大手新聞社は各社奨学金制度を設けて学生の新聞配達を促進していました。今は新聞社もそんな余裕がある時代ではないと思いますが、当時の大手新聞社のパワーはマスコミの中で際立って凄かったように感じます。新聞奨学制度のお蔭様で私も大学進学ができましたが、朝寝坊をして販売店主やお客様に叱られる夢は止めてからもしばらく続きました。


2023年2月13日月曜日

生産コストを下げる

 最近、働き方改革のもとテレワークが浸透して、首都圏から地方へ移住する人が増えています。仕事にも依りますが、オンラインでできる仕事ならば毎日出社しなくても定期的な出社によって地方に住むことも十分可能です。地方の過疎化を少しでも解消するためにも地方への移住は地方創生にも繋がり大変良い傾向だと考えます。うまく仕事と余暇を両立すべきです。

昭和の高度経済成長時代は大都市に人口が集中することで、世界との競争力強化にも繋がりましたが、現在の日本のように低成長時代になると都心部では生産コストが高くなり競争力が低下していきます。人口8千万人のドイツに1億2千万人の日本はどうやらGDPで追い越されてしまったようですが、まさに一人当たりに生産性で負けてしまっているからでしょう。

30年以上前、日本の平均労働時間が2200時間の頃にドイツの平均労働時間は1800時間くらいでした。日本はドイツの労働時間に近づけるために今日まで様々な法改正などで努力をしてきましたが、未だに平均労働時間でドイツには及びません。20年近く前に業界の視察旅行でドイツを訪問しましたが、無駄なくゆったりとして働いているドイツ人の様子を感じたものです。

2023年2月10日金曜日

会社経営

 私も池井戸潤さんの小説やドラマや映画が大好きです。何故かと申しますと我々も下町の中小企業の立場のような経験を過去に何度もしてきたからです。オーナー社長ならばどなたでも経営が厳しいときに資金繰りで苦労を経験されています。現在はあまり聞きませんが、過去には日々の資金繰りで苦しんで、債権者から逃れるために夜逃げしたり自殺したりする経営者も多かったようです。私自身も苦しい時があったので苦境に立たされた経営者のことが理解できます。

しかし私自身、未だに貧乏性は抜けません。何故抜けないのでしょう?多分、育った家庭環境が自然と性分を形作ったものだと考えます。現在は時々周囲の方のお誘いで高級な料理を召し上がることもありますが、私は家で一汁一菜の料理の方がどちらかと言えば寧ろ好きです。生前の土光敏夫さんが「めざしの土光」と呼ばれ、質素な生活をされていたことが有名でしたが、私もめざしは大好物ですが中々最近は食卓にも並びません。

やはり日本人ですから魚焼きとか煮魚とか刺身に味噌汁付きが一番です。話外れましたが、健康で毎日の食事が美味しいことが何よりの幸福感ではないでしょうか。会社の経営が厳しい時は経営者は体調を崩すこともあるし、日々の食事を楽しく味わう気持ちの余裕もないのです。最近、スタートアップと称して起業を勧める時代になりましたが、会社経営には良い事ばかりではなく、苦しいことも多々あることを自覚してほしいと考えます。

しかし「人間万事塞翁が馬」で経営人生にはドラマが多々あります。かつて私の会社の販売先で業績好調な会社がある時に倒産しそうになったことがあります。債権回収をどうするかとなったのですが、経営者がスキー場で事故死して保険金が下りて会社が経営危機から逃れたことがありました。会社も救われたと思いますが、まさかの時の保険が経営者には必要なのも現実です。「勝てば官軍負ければ賊軍」という言葉をこの歳になって感じる次第です。


2023年2月9日木曜日

コミュニティの時代

 久しぶりにVenture Cafe Tokyoを視聴していました。ご存じかと思いますが、世界に広がっている日本版SNSのコミュニティです。本日は札幌市の職員の方が様々なイベントを企画して16時から21時までリアルとオンラインで催しが開催されます。このコミュニティには各都道府県の様々なスタートアップが登場します。今回は札幌のバイオ関連のスタートアップのピッチが聴けるようですが、札幌市のスタートアップ支援は制度的にとても充実しているようです。

実はもう随分前になりますが、北海道内で航空機を飛ばそうという計画がスタートした頃の事です。当時は札幌ー羽田間の航空機代が高くてなかなか運賃が下がらない時代でした。そこで道内で最大規模の養鶏場を経営する方が「飛行機を飛ばそう!」という声を道内経済界の集まりの場で発言されたようです。言い出しっぺのその方が初代社長となられて「ニワトリが空を飛んだ」と一躍有名人になられました。

当時は大手航空会社に対抗して、国交省の後押しもあり格安航空会社が次々と誕生した時代でもありました。スカイマークなども同様です。北海道の道民が声を上げて皆で協力して無理とも思えるような航空会社を立ち上げたのです。私も中小企業の異業種交流会で応援のため当時の社長とお会いしたことがあります。あいにく初代社長は道半ばで過労のために亡くなられました。ふと本日のネット・コミュニティを視聴にしながら当時の事を思い出しました。

2023年2月8日水曜日

健康な身体づくり

昨日は業界の健保組合の理事会がありましたが、2019年から途絶えていた懇親会が事務局の職員の皆さんを囲んで行われました。健保組合は現役で働く組合員の保険料収入によって成り立っています。しかし現実の財政状況は多額の高齢者負担金により圧迫を受けております。財政を健全化するには医療費を削減することが第一ですが、その他に組合員を増やして保険料収入を増やすことも重要です。

しかし会員企業の中には業績不振で経営で苦しむ企業もあり、保険料の未払いも少なくありません。長年、理事を続けてきた中で保険料率の推移は右肩上がりとなっています。高齢者負担金の他に被保険者の介護保険料が年々上げざるを得ない財政状況でもあるのです。介護保険料はやむを得ない費用ですが、医療給付金を少しでも減らす努力が個々の会員に欠かせません。

近年、健康経営が行政の後押しで推奨されていますが、国民の医療費を少しでも削減するために各企業の責任で健康経営を率先して実施すべきです。若い組合員の皆さんは積極的に外へ出て体を動かしてください。コロナも漸く落ち着いてきましたので、仲間同士で食事会を開くなど閉じこもることが無いような日々を過ごしてください。

これから入社してくる社員のためにも、仕事外で地域の集まりや先輩後輩の付き合いを深めていただきたいのです。音声NSで容易に連絡を取り合うことが可能なので、新しい出会いを積極的に見つけてほしいのです。話が逸れましたが、コミュニティに参加することで心身の健康にもつながるのです。保険証が無くても医者にかからなくて済む健康な身体づくりをどうか目指してください。

2023年2月7日火曜日

卒業論文

 個人的に政治や経済は同等に大好きですが、年齢とともに時代に適応した感覚を磨かないと頭脳が鈍ってきますので、日々知的欲望を絶やさないようにしたいと考えています。政治は生き物で時代とともに刻々と変わりますが、深く勉強するとなると現状の頭脳では難しいので本年も某大学の政治学科の卒論論文の審査委員を承りました。

寧ろ経済は企業経営に欠かせないので日々刻々と変化する経済状況に注目しています。政治学科の大学生の論文ですが、毎回テーマがバラエティに富んでいるのでそれぞれの学生の価値観や見解の違いは見えてきません。よって評価の点数は相対評価ができず、絶対評価となるので審査員の好みが心理的に働くこともあり得ます。

今の学生はお互いに政治論争をすることはないのでしょうか。我々の学生時代には仲間同士で一晩中政治論争をすることが時々ありました。当時は世の中におけるイデオロギーの対立が激しくて政治論争が絶えなかった時代だったように記憶しています。昨日のニュースで元衆議院議員の横路孝弘氏が死去されたことを知りました。横路元議員は揺るぎない信念の持ち主でした。

妻も北海道知事時代の横路氏のことをよく覚えていたようです。建設業界がこぞって担いでいた大物役人候補に対抗して、横路氏側は勝手連という民間組織が自発的に応援し、見事に勝利するほど魅力的な代議士でした。誰しも年老いていきますので仕方がないことですが、先輩の歩んできた道を振り返ってしっかり学ぶことだと考えます。


2023年2月6日月曜日

ビジョンを持つ

コロナ後、オンラインの普及で働き方改革も一部の業種では進み、労働時間が全体的に減ることで経費の削減や生産性の向上に幾分か寄与しているのは事実です。しかし世間で聴こえてくる時代の変化に対応するリスキリングが実際のところ国民全体に浸透しつつあるのか疑問なところです。

Clubhouseで毎日のようにベンチャー経営者たちが変化を求める声を聴いていますが、国や行政にあまり届いていないようにも感じます。時々ニュースで目立つのは海外で活躍している若者だったりします。裕福な家庭では幼少時から海外で学ばせようとする傾向も見られます。

日本のGDPが30年来伸び悩んでいることは周知の事実ですが、近年、様々な分野で抜本的に改革が断行されたことはありません。日本を根本的に変えるための強いリーダーシップが存在しないことが上げられます。国をどういう形にするのかという強いビジョンが必要です。



2023年2月2日木曜日

安全・安心

 ネットの時代になって安心・安全が脅かされているのは会社でも家庭でも同じです。便利な反面、それを悪用して第三者に危害を与える組織が後を絶たない状況は今後も続きます。被害を未然に防ぐために基本的な防御対策を施すのは当然ですが、実態は意外に安易に危険にさらされることが起きています。一般に自宅に鍵を掛けないで外出する人はいませんが、ネット上では目に見えないために自由に侵入されても気が付かないケースが多々あります。

完璧なセキュリティ対策は難しいとしても、常に外部からの攻撃の可能性を少しでも意識して注意していれば最悪の事態になることを防げるかもしれません。今後、ネット犯罪は益々手口が巧妙になることが考えられますので、継続的なセキュリティ対策が欠かせません。災害も犯罪も人々が安心しきって忘れた時に発生したりします。何事もなかったかのように過ぎ去っていく現実に決して油断しないことです。

起きてしまったことは取り返しがつきませんが、命に関わらなければ幸いだと考えて、十分に反省したうえで再度繰り返さないように厳重な対策を施すべきです。私の知人も高血圧症にも関わらず冷え込んだ日にたまたま出掛けて帰らぬ人となってしまいました。リアルの世界では命に関わることも考えようにおいては多々あります。かけがえのないたった一つの命ですから周囲に媚びず自分自身の体調とよく相談して行動することが何より大切です。

2023年2月1日水曜日

かじ取り次第

 経済の見通しが少しずつ好転していくのではないか、と直近の動きを見て感じます。米国はインフレで金利も上がっているので景気は少し陰りが出てくると考えますが、中国はゼロコロナ政策を転換して反動で景気が上向きつつあります。日本の中国との交易は米国以上ですからアジア全体にも好影響をもたらすと考えています。問題は日本政府のかじ取り次第だと言えます。

政治の視点が防衛費の増額ばかりに傾いており経済を重視しているように見えないからです。先日、N証券のK氏の話を久々に聴く機会がありました。今の政権が経済の成長戦略を掲げて経済を盛り上げることを主張しないで、税収を増やすために企業や国民に負担を強いることに目が向いているような内容の話と受け止めました。

一部の大企業は給料の引き上げもそれほどの負担になりませんが、日本の全企業の99.7%、全従業員の70%を抱える中小企業にとってはかなりの負担となります。その上で防衛費倍増の為の増税の話が出ているので、国会論戦を聴いている国民は一体政府は何を考えているのだろうと唖然としているのではないでしょうか。

しかし経済を動かすのは民間企業ですので、漸く明るい見通しが見えてきた経済に対して政治が外交上のミスで混乱や邪魔をしないことを願うばかりです。経済が良くならなければ防衛力の強化などの予算措置は困難だと政治も少しは考えていただきたいのです。軍事力の強化で相互の国民が幸せになることは不可能なのです。