日本人はなぜタカ派的な意見が多くなったのだろう。タカ派的になると外交上も相手を非難してばかりで仲良くしようというハト派的な姿勢になろうとしない。世界の戦いはタカ派同士が争うことによって戦争が収まらないのである。戦争は起きてしまうとなかなか終わらない。遂には双方に莫大な浪費と疲れをもたらす。世界は過去に戦争の経験を何度も経験していながら反省しようとしない。
お互いに争うことなく仲良くすれば、戦争が如何に愚かな行動かをお互いが自然と理解するはずである。日本も過去には中国の内政不安定に乗じて一方的に侵略した。歴史教科書による日清・日露戦争に勝利したというものも、中国の一部を支配しただけの話であるし、日露戦争も極東の一部での戦いで運が良かっただけの話である。
歴史を自分本位で理解しても相手の理解とは異なる。お互いに根本的な立場が違うからである。日本の教科書に欠けている点は、他国の歴史と文化が日本と違うことを客観的見地で教えないことだと思う。相手がどう考えているかを分析すれば、どういう外交が必要かはわかるはずである。理解しようと努力しないから、相手との考えにずれが生じるのである。
政治の世界では、ハトは平和の象徴と言われるので、ハト派的な姿勢が必要だろう。




