今から53年前、第4次中東戦争が勃発し、第1次オイルショックが起きたのが1973年10月です。当時もイスラエルとアラブ諸国は犬猿の仲でした。中東戦争をきっかけに産油国は石油輸出禁止や削減を禁止して、原油価格を大幅に引き上げました。日本への影響は狂乱物価と呼ばれる猛烈なインフレが生じたことで、スーパーマーケットの店頭ではトイレットペーパーや洗剤の買い占め騒動が起きました。
油脂メーカーでは品不足に便乗値上げの疑いがあり、国会でも参考人としてメーカーの企業の代表者が招致されたこともありました。今回の戦争ではあり得ないと思いますが、今でも鮮明に思い出すのは、電力消費量を大幅に削減するために国中が節電して、夜は銀座や新宿のネオンの照明も完全に消えてしまったことです。
私の世代はちょうど大学の卒業時期でしたが、多くの企業は新規採用を大幅に削減して就職氷河期に陥った時期でもありました。オイルショックの影響で株価も大暴落し、戦争状況が落ち着くまで10年近く株価は低迷して漸く上昇したように記憶しています。投資家は株価の乱高下が続いているうちはじっと静観する覚悟が必要だと考えます。