2022年11月30日水曜日

Sports in Lifeプロジェクト

 スポーツ庁が取り組む「Sports in Lifeプロジェクト」の一環として行うものだ。スポーツ庁 健康スポーツ課 課長の和田訓氏は、「スポーツが生活の一部に入ることにより、生活が豊かになるという理念」のもと、このプロジェクトを推進していると紹介。スポーツ庁は今年度からスポーツ基本計画を策定し、スポーツに誰もがアクセスできることを目指している。

上記の記事はあるコラムで拝見したものです。

実は弊社でも「Sports in Lifeプロジェクト」の実証実験を横浜市スポーツ協会の支援をもとに約1か月半かけて実施したばかりです。このプロジェクトの10月18日に開会式が行われ、昨日11月29日は閉会式でした。基本的にはコロナ禍でもありオンラインでの実証実験ですが、11月11日にはリアルでのスポーツイベントを横浜市スポーツ協会指導の下に社内で実施しました。

競技種目は公式のポッチョという、チームを組んでチーム同士でボールを投げてターゲットとなるボールに近づける競技ですが、東京パラリンピックでも車椅子の競技者同士が競ったことをご記憶の方もいると思います。我々も社内で実際に経験してみて、ルールも比較的に分かり易く意外に楽しめるスポーツ競技でした。

近年、医療費の増加で国家財政がひっ迫していますので、多くの国民の未病化を目指すことが大変重要となっています。弊社としましても、今回の実証実験は会社として社員にスポーツを促進する意味でも大変参考になりました。「継続は力なり」で、今後どのように社員間に習慣化させていくかが課題と考えます。



2022年11月29日火曜日

大転換

長らく日本はGDPの1%を防衛費の予算に充ててきましたが、愈々2%に増やす方向で検討されるようです。つまり防衛予算が倍増することになります。軍事大国になるわけではないと思いますが、欧米諸国のように2%台の国家予算が防衛上必要に迫られているのでしょう。理由としては21世紀にも関わらずロシアがウクライナと戦争を始めて、莫大な戦費が日々費やされている状況にあること、また中国や北朝鮮への防衛対策が上げられます。

欧州各国も危険を察知して防衛費の増額を早々と決めてきましたが、問題はGDPが伸び悩んでいる中で増額する予算をどのようにして捻出するのかです。国民生活も厳しくなっている中で増税することは中々国民の理解が得られないと考えます。既存の予算の何かを削るか、新たな増税しか方法はないはずです。あらゆる予算の洗い出しをしながら国民のコンセンサスを得るしかないでしょう。

大転換のもう一つは現存する原発をリニューアルして稼働率を上げるという選択です。安全性が担保されなければ国民の納得も得られませんが、資源のない我が国の電力を賄うためには再生可能エネルギーと併せて原発を脱炭素に向けて生かすしかないようです。この大転換の政策は将来的には日本経済にもプラスに働くかもしれません。防衛備品を国内生産したり、原発も国内技術を応用してリニューアルすることが可能です。

今後、どのような世界的サプライチェーンが形成されるのか予想できないのが現実ですので、我が国の産業構造も教育も大きく変わる時代が目前に到来することでしょう。


2022年11月28日月曜日

健康経営

 漸く世間の企業でも健康経営について議論がなされるようになりました。弊社は早くから社員の健康に対して様々な取り組みをしてきました。つまり、身体が健康でなければ仕事も満足にできないし、毎日が精神的にも辛くなると思われるからです。私自身も長年にわたり業界の健康保険組合の理事を仰せつかっていますが、この10年を見ても精神疾病による医療費が右肩上がりになっているからです。

仕事のストレスを抱えている人がIT業界では特に多いのです。確かに人と毎日接する営業職や管理系の仕事は比較的に見える業務が多いのですが、IT系の仕事は実態が見えにくい業務なのでストレスがたまり精神疾病を患う人が時々出てきます。仕事柄、適性を重視しているのは人によっては向かないと本人が仕事面で精神的に息詰まる場合があるからです。

弊社ではスポーツを促進するとともに、社員間のコミュニケーションの場を後押ししています。仕事ばかりだと精神面で不健康になりがちなので、日ごろから運動したり、体調管理をするよう全社員に呼び掛けています。若いうちは身体も何とか自由が利きますが、歳を取ると必ず若い頃の無理な生活習慣が裏目に出てきます。

私自身も40代、50代は不規則な生活ばかり続けてきましたので胃腸を壊すことは普通でした。この歳になって働き方改革による生活改善が進み、お蔭様で胃腸の動きが活発化してきたように実感しています。やはり人間は生身なので体調管理を若いうちから実践すべきです。健康はどんなにお金があっても買えません。健康であれば何でもチャレンジできます。

2022年11月25日金曜日

仕事と責任感

 仕事をする上で責任感を持って継続することは大変重要です。先日、沖縄の首里城を訪問しましたが、2019年(令和元年)10月31日未明に正殿が火災で全焼して丸4年が経過しますが、正殿の跡地は白い囲いで覆われて現在工事中でした。本殿の完成予定は2026年(令和8年)で、その後は南殿、北殿と工事は進んでいくようです。順調に進んでの話でしょうが、予定通りに完成するのは確実とは言えないでしょう。

熊本城も全体が完成するまで20年掛かると言われていましたが、直近の見通しだと完成まで更に伸びて2052年を過ぎると言われています。つまり歴史建造物も一朝一夕には完成しないように、仕事もプロと言われるようになるには、任された仕事に責任感を持って何年も継続しないと一人前の働き手にはならないということです。

世の中にはあれは駄目だこれは駄目だと、自分の一方的な好みで転職を繰り返す人がいますが、どんな仕事でも責任を持って継続しなければ職は身につかないと考えます。望むべくは人から言われなくても自分で考えて仕事ができる人材になってほしいです。仕事を責任をもって最後まで成し遂げることは容易ではありませんが、必ず自分が満足行く結果を生むはずです。


2022年11月24日木曜日

自信を持つ

 最近、あらゆる統計資料で日本の後退を訴える専門家方が増えているため国民の多くが心理的に萎縮がちでした。しかし、昨夜のサッカーワールドカップ・カタール大会での強豪のドイツチームを下した日本代表チームの大活躍ぶりは日本の多くの若者にも自信を齎したのではないでしょうか。言えることは若いうちに海外へ出て外国人の間で揉まれる経験をすることだと考えます。

プロ野球の世界でも野茂英雄さんが日本人で初めて大リーグにチャレンジしてから日本の野球が評価されて、続々と様々な選手が大リーグでのプレーをするようになりました。スポーツの世界では海外で活躍することが普通となりましたが、ビジネスの世界では弊社も含めてまだまだ海外に対して閉鎖的なのかもしれません。

今後、日本は人口減少の時代へ突入していき高齢化も進みますので、あらゆる国内消費も年々落ちていくことが予想されます。輸出を拡大して外需を取り込むことが経済規模を維持するために必要となります。本格的なデジタル時代を視野に入れて、若者を中心として海外で戦える新産業を育てなければならないと考えます。産業界もスポーツの世界に見習いたいものです。

「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」孫子の兵法

2022年11月22日火曜日

成長の意欲

 サッカーのワールドカップ・カタール大会が開幕しました。4年に一度の世界大会ゆえに時差など関係なくテレビのLIVE中継で世界中のファンが応援しますが、日本国内でもあちこちで賑わいそうです。運動など苦手の私の妻も真っ先に開会式の模様を録画して後で見ていました。何故、そんなにサッカーに夢中なのかと考えますと、高校時代にサッカー部のマネジャーをしていたからなのかと思われます。だからと言ってもルールは私より知らないのですが・・・。

昨日、テレビに元日本サッカー代表監督の岡田氏が出ていましたが、妻が「岡田さん昔と全く変わっていないね」と年齢の割に歳を感じさせないことを話していました。「岡田さんは今でも現役で働いているからだろうね」と自分自身のことを重ねながら妻に返事をしたのです。人は年齢で老けるわけのではなく、人生の目標を無くした時に他人から見て歳を感じるものです。身なりでも行動でも年齢を感じさせないような成長を止めない努力が必要です。

企業も成長しようという意欲がなくなれば落ちる一方です。日本が世界的に競争力を無くしたのも、海外には負けないという成長の意欲が全体的に欠けていたからではないでしょうか。私たちは成長産業に属しているので、少しでも日本の後退を止めなければと常に考えています。AI・IoTの進化とともにDXが加速するでしょうし、ネットワークも5G,6Gと高速大容量となって行きますので、様々な新たな事業が立ち上がっていくでしょう。


2022年11月21日月曜日

沖縄訪問

 沖縄の本土復帰50年を迎えた今年、仕事を兼ねての沖縄訪問が漸く実現できました。上皇上皇后両陛下が昭和の皇太子美智子妃殿下時代に、ひめゆりの塔で参拝された際に目の前のガマから過激派が出没して火炎瓶を投げた事件がありました。また平成時代には天皇皇后両陛下は沖縄訪問で平和の礎やひめゆりの塔を訪問されて合掌されるニュースは何度も拝見していました。

度々の訪問で沖縄の人の苦しみに寄り添いたい、悲しみを慰めたいという両陛下のお気持ちが沖縄の人々の心に通じたようです。でも私自身は今日まで一度も訪ねたことが無かったので、今回、土曜日の自由観光にて漸く念願の地域を訪問することができたことにとても満足しています。時間がなく資料館も見学できなかったので次の機会に必ず実現したいと考えています。

今回、偶然に乗り合わせた観光バスのガイドさんが今年高校を卒業したばかりの新人バスガイドさんでしたが、沖縄の人々がただ知ってほしいと願っている沖縄の詳細な歴史や郷土に伝わる数々の歌を、移動中のほとんどの時間を割いて何も見ないでふんだんに披露してくれたことがとても印象的でした。雨上がりの当日は快晴に恵まれて、念願の訪問も実現できて大変良かったです。

2022年11月18日金曜日

日本人の欧米化

 世の中には企業を転々としながら横滑りでキャリアを重ねる人がいます。一方、永年勤続で階段を上り詰めていく人がいます。外資系に勤める人は経験を重視するので転職は厭わない傾向があります。

どちらが良いとも言えませんが、日本企業に勤める人は社内の人間関係に重きを置く傾向にあります。個人の力が強い欧米人とチームワークがいい日本人とでは仲間に対する感情の濃さが違うようです。

近頃は日本人も欧米化して、周りを気にしないで行動する人が増えてきています。個性を主張するという意味は分かりますが、場にふさわしくない行動が他人事として正当化されているのもどうかと考えます。

近隣外交

 成長著しいインドネシアでG20サミットが無事に閉幕しましたが、ロシアによるウクライナへの攻撃が継続している中で、米中会談や日中会談が対面で行われたことは、世界平和的にも素晴らしい進歩だと受け止めました。

中間選挙が終わったばかりの米国で、トランプ前大統領が2年後の大統領選挙へ立候補を表明しましたが、中国の習近平総書記もハト派的なバイデン政権の方が外交的にも組みやすいと考えているのでしょう。

日本の岸田政権も、米中会談に引き続き習近平総書記との対面での会談が実現できたことは、日中両国にとっても大変良かったと思います。やはり隣国の首脳同士が膝を交えて会談することは大変重要です。

互いの外交が継続していれば政治も経済も必ず良い方向へ進みます。近年隣国ながらしっくりいかなかった日韓関係も、韓国の新政権との認識が一致した上で行われた日韓会談も功を奏したと考えます。

2022年11月16日水曜日

入るを図り、出を制す

 漸く新型コロナ禍が落ち着き始めたかと安堵していましたが、また第8波が全国的な規模で始まったようです。インフルエンザと新型コロナが相互に猛威を振るわないことを願いたいものです。経済を維持するために政府による緊急事態宣言が再び発令させないように、国民一人一人が感染予防に心がけるしかないと考えます。

さて今、政府では防衛予算を大幅に増額するため財源探しで金策が練られているようです。報道では法人税率を上げて財源を賄おうという案が出ているようです。日本の法人税率は高いので税率を引き下げて、外国からの投資を呼び込もうという政策がこれまで実行されてきました。もし法人税を上げるとなると市場から資金が逃げていくと考えます。

残念ながら産業界を代表する経団連の意向も押し切られてしまうような気がします。国家国民を守るための防衛費なのですが、消費税を上げると国民の反発が強いので企業に負担させようという考えのようです。高齢者の拠出金も消費税では財源が足りず、国債を発行したり、現役の労働者の保険料収入から穴埋めしたりしています。

政府は企業や労働者にばかり財政負担を求めず、GDPを伸ばす中で財源を確保する考えを持たなければ、日本の明るい未来は描けないのではないでしょうか。先ずは収入を先に考えて、それに見合った支出を計画することが第一なのですが、どうも使う事の考えだけが先行して、元となる収入を考えていないように感じます。「入るを図り、出を制す」が重要。

2022年11月15日火曜日

世代交代

 米国のIT大手の人員削減がニュースになっているようです。確かにネット系の事業の流行り廃れのスピードが早く、事業の流れが変わりつつあると感じています。日本はデジタル後進国なので、必死にDXに向けて社会が動き出し始めているところです。しかし、現状は思うように中々進まないというのが実態ではないでしょうか。

そもそもIT人材が将来的にも不足しているのと人材育成も急には進まないという現実があります。DXを進めるにも社内にIT人材がいなければ不可能ですが、99%の中小企業にはIT人材を新たに雇い抱える経営的余裕がありません。つまりZ世代が入社後に世代交代して企業をDXしていくしか本格的な改革は難しいでしょう。

官僚が日本の遅れた現状を嘆いていても急には変わらないので、企業社会の世代交代を後押しする方が早道だと考えます。アナログの時代を長年生きてきた先輩方の意識を転換するほど難しいことはありません。私自身も先端のIT企業に身を置いているからこそ日本の変化の遅さを感じるわけですが、伝統ある他業種に居たら現状を変えることは中々難しいでしょう。

2022年11月14日月曜日

チームワーク

先週の土曜日は3年ぶりに業界の「フットサル大会」が開催されました。今回もコロナ感染予防のために出場をためらう企業様も多かったようですが、出場チームも少ないことで久しぶりの開催も危ぶまれていました。何とか出場予定の企業数も集まり、漸く正式に開催される運びになったのです。新型コロナの第8波が到来する入口だと世間では言われており、感染拡大が心配にならない方が無理です。

しかし現実には多くの屋外スポーツが解禁されていますので、考え方次第ですが企業間において今回も判断が分かれたものと思われます。当初、弊社もメンバーをそろえることが困難ではないかと話していました。その上に、コロナ禍もあり皆運動不足の中でほとんど練習もできていない状況でした。一番の心配は運動不足で怪我をする心配がありました。

幸運にも当日の天候はスポーツ大会にはもってこいの素晴らしい日和でした。コロナ禍もあり、出場各社の応援団も極端に少なかったようですが、弊社は事前に応援を社内に何度も呼び掛けたせいか、当日には多くの社員が応援に駆けつけてくれました。今回の出場があったお陰で社員間のコミュニケーションが実現できたことは大変良かったと思います。

前日の金曜日も、社内でコロナ禍での運動不足を解消する目的のスポーツイベントが開催されて、終わった後に社内で、20数名の社員とともにアルコールと軽食をしながら久しぶりに歓談ができました。マスクの着用や検温を励行し、感染予防に気を配りながらコミュニケーションの場をできるだけ多く作りたいと考えています。

2022年11月11日金曜日

日はまた昇る?

私の毎朝はいつも早朝のニュースで米国市場の動きを聞くことで始まります。今朝、CPI(消費者物価指数)に反応した市場が一斉に盛り上がり、ダウが1200ドルも高騰していたので吃驚しました。同時に為替が140円の円安となり寝床で再び驚きました。おそらく本日の東京市場も大きく反応するだろうと考えました。

私自身、早朝のニュースでの米国市場の動きを素人ながらもう10年以上追い続けています。この10数年、いつも東京市場はNYダウやナスダックに比べて相場が弱いと感じてきました。しかし、日本に住んでいる限り何とか経済が復活しないものかと思い悩んできたのも事実です。

でも世界経済は生き物で、いろんな要素を加味して長期レンジで変動します。円安という事実は変えられないので、日本として円安のメリットを如何にして活かすかが問われています。昨日の緊急ニュースで日本が再び半導体生産を強化するため企業連合を組むという報道発表がありました。

おそらく徐々に日本が新しい時代の変化を先取りして、何とか世界に先駆けて過去の反省を繰り返さぬよう、政府主導の下にデジタル連合を組んで世界に対応しようという意識の表れではないだろうかと注目した次第です。10,20年のスパーンで日本の経済が再び復活するかどうかの瀬戸際だと考えます。 

2022年11月10日木曜日

対話が人をつくる

 最近感じることは、テレワークが普通になって夫婦間の対話の時間は格段に多くなりました。仕事は出社でも在宅でも可能となりましたが、社員間のコミュニケーションには問題はないのでしょうか。仮に単身赴任で仕事ができたとしても、夫婦間で対話をする機会が長く途絶えていたとしますと、いずれ家庭関係にもすれ違いで支障が出てくるはずです。

単身者の場合、テレワークで社員間での接触の機会が長期間滞ると孤独に陥ることがあります。家族と一緒であればコミュニケーションもあり問題ないのですが、単身者で誰ともリアルで対話する機会が滅多にないと人間関係の構築にも影響が出てきます。特に入社間もない社員の方は社内の人間関係づくりを大切にしなければならないと考えます。

つまり、いずれ先輩社員として部下とのコミュニケーションづくりを自ら率先しなければならなくなるからです。人間は対話することが重要で、リアルでなくても家族のように毎日朝から仲間同士で話す機会を持つことが大切です。コロナの今こそ音声SNSを使って対話を心掛けて、時々リアルで会う機会をつくればお互いの気心が通いスムーズな人間関係ができます。

2022年11月9日水曜日

稀有

昨夜の惑星が接近する皆既月食は全国で多くの人たちが注目したようです。442年ぶりの天体ショーだと言われており、遡ると確かに1580年で織田信長が生きていた時代以来の出来事だということになりますので、織田信長も眺めていたと想像しただけでも感動を覚えました。宇宙の不思議な現象に出会えたことに感謝します。

次に今回のような天体ショーが観測できるのは2322年になると言いますから、この世の誰も生きていないし、とてつもなく未来の話となります。私たちも今回の皆既月食を元気に見られたことは何物にも代えがたい大変な幸運ではないでしょうか。天候も良くて雲一つない珍しい夜空を見上げて皆既月食に満喫した人は多かったと考えます。

一生に一度の出来事に遭遇することは滅多にありません。元気で生きているからこそ、このような貴重な体験ができるのです。今、このブログを書いていますと、99%の満月にほど近い光景が窓の外に現れています。昨日が100%の満月で皆既月食と重なったのです。お月様も今夜は欠けることもなく何となく落ち着いて見えます。

2022年11月8日火曜日

企業カルチャー

弊社には小さな企業ながら自社製品を作るというカルチャーが存在します。その流れはリーマンショックを経験したことに起因します。ライバルがしのぎを削って製品のシェア争いをすれば必ず価格破壊が起き、製品事業の採算が崩れます。赤字では次期投資が困難となり、結果的には市場からの撤退という結末を迎えます。

そのような日本のメーカーが衰退する光景を何度も私たちは見てきました。やはり事業における先見性とマーケティングは大切です。ライバルを意識して先手を打たないで過剰投資をすれば必ず後からつけがやって来ます。残念ながら次から次にお株も市場も海外勢に奪われてしまったのが日本メーカーの現実です。

中小企業が大企業の下請けの影響を受けないように、弊社が考えたのがゼロからオリジナルの製品をつくり出すという不況ならではの発想で、自社製品をつくることにチャレンジしたのです。また製品を売るというノウハウもゼロから学ぶことができたのです。お蔭様で弊社の特徴を人財採用においても常時アピールができるようになったのは大きな成果です。 


2022年11月7日月曜日

音声メディアの活用

人間同士は対話がどうしても必要です。コロナ発生後、在宅勤務が増えて通勤時間の無駄や経費は激減しましたが、コミュニケーションが維持されているかが気になります。弊社でもSNSは一部の社員間では活発になりましたが、もっと音声を使ったコミュニケーションツールをビジネスの場で使うべきだと考えます。

電話だと一方通行ですが、音声メディアのルームを使って気軽に対話すると今まで以上に親近感を図れるのではないでしょうか。これからは音声での対話を中心に遠隔でもコミュニティを重視する時代だと考えます。実際に、clubhouseなどを毎朝聴いていますと音声メディアでの対話でコミュニティが出来上がることを実感します。

ビジネスで使われているのかわかりませんが、顔を出すZOOMより音声メディアの方がお互いに気軽に対話ができます。これからは音声によるコミュニケーションが主になる時代だと考えます。顔を出したい人と出したくない人が必ずいます。顔を出す機能が付いていれば出さざるを得ないとなると拒否したくなる人もいます。 

これからの時代は人に会いに行く、会いに来るのみの時代ではなく、必要に応じてリアルに会う機会を別につくる時代だと考えます。日本人のチームワークと生産性の両方を適えようとするならば、リアルに劣らないバーチャルオフィスの環境をもっと真剣に考えるべきだと考えます。

2022年11月4日金曜日

プラチナ社会の実現

 「プラチナ社会」の実現に向けて一人一人の国民が考えなければならないことを実感しました。産業界はどうしてもモノづくりに専念するので環境問題への取り組みが遅くなります。しかし地球温暖化は待ってくれないので、政府が主導して再生エネルギーや資源のリサイクルへの道筋を描かなければなりません。

そのために都市人口の一極集中から地方分散へ移行、地産地消の推進、再生エネルギー、資源のリサイクルなど化石燃料からの脱皮が欠かせないところです。本日は某大学のシンポジウムを視聴しましたが、民間は競争社会でもあるので、政府の指針となる大学が果たす役割の重要性を感じました。

未来社会をより良くするために課題解決に産学公民の積極的な対話を通じて方策を設計していくことが期待されます。日本だけの問題ではなく世界が地球環境を守るために国連を通じて共同歩調をとる必要があります。言うは易く行うは難しですが、人類生存のためにプラチナ社会の実現に向けて活動を続けなければならないと考えます。


2022年11月2日水曜日

ゼロからの着想

かつて首都機能の移転が議論されたことがありました。しかし一部の政治家の強い反対で結局は白紙になった模様です。国づくりも未来志向のアーキテクトがいなければ総論賛成、各論反対というチグハグな結末となり、良いアイデアがあっても計画の途上で保守的な反対派に潰されて実現不可能となることがあります。

本日はスマートシティ計画の進行が国内でもうまく運んでいる自治体の話を聴きました。日本が戦争で負けて焼け野が原から復興できたのは、全てが破壊されてゼロから造り直したからだと言えます。デジタル社会におけるスマートシティ計画も既存の仕組みを壊すことから新しい考えが生まれると考えます。 

今日のポイントは首長選挙でトップが変わっても、住民の利便性という大義名分を変えないリーダー的存在のアーキテクトの立場を官民が守る強い決意が必要という事でした。人間は危機的な状況にならなければ新たな施策を考えて突き進まないようです。今日まで会社を経営してきましたが、様々な危機が齎した究極の着想は数えきれないくらいです。

2022年11月1日火曜日

祖父母の事

 先日は母の墓参りをしてきましたが、もう一つ私が最も尊敬している祖父母の墓参りは5年近く実現できていません。しかし、我が家の仏壇の位牌には亡くなって以来、片時も忘れずに毎朝、ご飯とお茶とお水を供えていますし、季節の果物やお菓子が所狭しと並んでいます。

会社の出張や個人的な旅行のお土産も先ずは仏壇に供えてから食しています。すべて祖父母のことが最優先だからです。これまで長年にわたり法要も帰省して欠かさず務めてきましたが、やはり日々仏壇で供養することが大切で、必ずしも墓参りだけが供養でもないと考えます。

最近、漸く女性の立場も重んじられるようになりましたが、明治生まれの祖父母の時代は外では祖父も祖母も毎日働いていましたが、家の中では祖母が家事を含めすべての役目を果たしていたように記憶しています。祖父は焼酎を飲みながら食事をするだけで、あとは寝るだけでした。

祖母とは早朝に竈(かまど)でご飯を炊きながら話したり、夜に祖父が寝静まってから会話することも多々ありました。祖父母に育てられたせいか子どもの頃から年配の方と話すのは得意でした。今日では三世代同居のご家族はあまり見られないので残念です。