2022年11月1日火曜日

祖父母の事

 先日は母の墓参りをしてきましたが、もう一つ私が最も尊敬している祖父母の墓参りは5年近く実現できていません。しかし、我が家の仏壇の位牌には亡くなって以来、片時も忘れずに毎朝、ご飯とお茶とお水を供えていますし、季節の果物やお菓子が所狭しと並んでいます。

会社の出張や個人的な旅行のお土産も先ずは仏壇に供えてから食しています。すべて祖父母のことが最優先だからです。これまで長年にわたり法要も帰省して欠かさず務めてきましたが、やはり日々仏壇で供養することが大切で、必ずしも墓参りだけが供養でもないと考えます。

最近、漸く女性の立場も重んじられるようになりましたが、明治生まれの祖父母の時代は外では祖父も祖母も毎日働いていましたが、家の中では祖母が家事を含めすべての役目を果たしていたように記憶しています。祖父は焼酎を飲みながら食事をするだけで、あとは寝るだけでした。

祖母とは早朝に竈(かまど)でご飯を炊きながら話したり、夜に祖父が寝静まってから会話することも多々ありました。祖父母に育てられたせいか子どもの頃から年配の方と話すのは得意でした。今日では三世代同居のご家族はあまり見られないので残念です。

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