2022年11月2日水曜日

ゼロからの着想

かつて首都機能の移転が議論されたことがありました。しかし一部の政治家の強い反対で結局は白紙になった模様です。国づくりも未来志向のアーキテクトがいなければ総論賛成、各論反対というチグハグな結末となり、良いアイデアがあっても計画の途上で保守的な反対派に潰されて実現不可能となることがあります。

本日はスマートシティ計画の進行が国内でもうまく運んでいる自治体の話を聴きました。日本が戦争で負けて焼け野が原から復興できたのは、全てが破壊されてゼロから造り直したからだと言えます。デジタル社会におけるスマートシティ計画も既存の仕組みを壊すことから新しい考えが生まれると考えます。 

今日のポイントは首長選挙でトップが変わっても、住民の利便性という大義名分を変えないリーダー的存在のアーキテクトの立場を官民が守る強い決意が必要という事でした。人間は危機的な状況にならなければ新たな施策を考えて突き進まないようです。今日まで会社を経営してきましたが、様々な危機が齎した究極の着想は数えきれないくらいです。

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