2022年11月16日水曜日

入るを図り、出を制す

 漸く新型コロナ禍が落ち着き始めたかと安堵していましたが、また第8波が全国的な規模で始まったようです。インフルエンザと新型コロナが相互に猛威を振るわないことを願いたいものです。経済を維持するために政府による緊急事態宣言が再び発令させないように、国民一人一人が感染予防に心がけるしかないと考えます。

さて今、政府では防衛予算を大幅に増額するため財源探しで金策が練られているようです。報道では法人税率を上げて財源を賄おうという案が出ているようです。日本の法人税率は高いので税率を引き下げて、外国からの投資を呼び込もうという政策がこれまで実行されてきました。もし法人税を上げるとなると市場から資金が逃げていくと考えます。

残念ながら産業界を代表する経団連の意向も押し切られてしまうような気がします。国家国民を守るための防衛費なのですが、消費税を上げると国民の反発が強いので企業に負担させようという考えのようです。高齢者の拠出金も消費税では財源が足りず、国債を発行したり、現役の労働者の保険料収入から穴埋めしたりしています。

政府は企業や労働者にばかり財政負担を求めず、GDPを伸ばす中で財源を確保する考えを持たなければ、日本の明るい未来は描けないのではないでしょうか。先ずは収入を先に考えて、それに見合った支出を計画することが第一なのですが、どうも使う事の考えだけが先行して、元となる収入を考えていないように感じます。「入るを図り、出を制す」が重要。

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