2021年9月21日火曜日

キャリアの重要性

 先日、サントリーの藤浪社長が「45歳定年制」を唱えて今話題になっていますが、大企業に関して申しますとその意義は一理あると思います。私自身も30代後半に一度は会社を潰そうとしましたが、40歳過ぎの第2創業時から本領を発揮できたように思います。もし22歳で大企業へ就職したならば、先ず10年間は無我夢中に努力します。そして次の10年間は経営幹部としての勉強をして自分自身を猛烈に磨くのです。

40歳になったら、大企業にいて外部の専門機関で学び直し更なる成長を目指すか、中堅・中小企業へ転職して経験を活かすか、自ら起業するか、三つの道をよくよく考えて選んだ方がその後の人生の展開が興味を持てると思われます。日本の競争力や一人当たりGDPが世界的に年々下がってきているのも、「寄らば大樹の陰」という古き良き時代の日本の伝統が未だに日本人に定着しているからです。

私自身もかつては大手指向でしたが、30歳を超えた頃にあることをきっかけに人生を大きく転換してことによって30代に修羅場を何度も経験するはめになりました。40歳になって漸く精神的にも安定し、多少の事には精神的に動揺しなくなり自信が持てるようになったのです。脂が乗っている40代の10年間はひたすらに会社の成長を目指しますと、50代には経営者としても徐々に円熟していきます。

60代は経営を安定軌道に乗せるように努力する年齢だと思います。私自身もそのように考えて今日まで会社経営をしてきました。やはり何事もキャリアの積み重ねが重要です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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