2021年9月1日水曜日

オフィススペース

 以前から働き方改革が問われていましたが、日本人の勤務形態は長年の習慣で中々変わるものではありませんでした。実際、新型コロナ禍で在宅勤務が否応なしの時代になってから一気に働き方改革がスピードアップしたように感じます。同時にオフィススペースの発想まで変わりつつあるのが現状です。過密した首都圏のオフィスから地方へ脱出した企業や本社オフィスそのものを無くす企業まで現れました。

今後、アフターコロナではオフィスのあり方が大きく変化するのではないかと考えます。そのキーワードとなるのは企業をより良く変革していくために、社員のエンゲージメントを高め、さらにイノベーションの創出を齎すようなオフィスのレイアウトが必要な気がしています。在宅勤務が増えて、若い社員たちが従来のオフィスより自分の自宅が仕事場として快適だとなってはオフィスの存在価値がありません。

やはり社員の人格形成上、リアルでのコミュニケーション能力や人間関係の構築を企業の責務として果たすことが人財の定着上も必要となります。確かに、今までの日本企業のオフィスは欧米の企業と比較すると、働く環境として快適さに欠け、ただ社員を出勤させて席へ座らせるだけのオフィスだったように感じます。これからのオフィススペースをエンゲージメントの向上とイノベーションの発掘の場に変えることができれば幸いです。

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