2020年10月9日金曜日

改革

 これまで会社人間の様相をしていた自分自身が、想定外のコロナ禍により普通の人間生活に毎日はめられたように感じています。在宅勤務によって、NHKの朝ドラから昼間や夕方のTVニュースや大相撲の実況中継まで、今年は多くの人が観る機会を得ることができました。近々スピードがない国会の生中継まで目に入る日常の生活を体験することになるでしょう。

働く人たちの意識がこれまでとは変わり、おそらく国民世論も投票率も今までとは違ってくることが予想されます。これまでは働いている人が昼間に国会中継など見る機会など殆どないに等しく、疲れて帰宅してテレビでちょっとニュースの断片を拝見したり、翌日の朝刊やWEBでせいぜい散見するくらいでした。

今後、出勤や在宅勤務で柔軟に時間を使うことができるようになると、日常生活にも様々なメリットが生まれると思うのです。勤労者でも国会中継を直接に拝見する時間が増えるので、政治家はこれまで以上に言動に気を配って注意するはずです。他のメディアも同様だと思います。1日24時間を柔軟に活用できることで、多くの人は人生の幅も広がるはずです。

今後、我々は日本の未来に何が必要であるかを、コロナ禍を契機に自分たちの心に、真剣に問いかけなければならないと考えます。凝り固まった個々の主義主張を通すだけでは、未来の豊かな人間社会の到来は無いと思われます。既得権を手放すことへの抵抗は、過去の歴史上において様々な改革の中でも存在しました。世の中をより良く変えていくためには、困難な道も通らなければならないと思うのです。

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