2022年6月15日水曜日

日本の戦略(その2)

28年振りに円安が進行しているようです。特に海外がインフレで金利を引き上げていますので、金融緩和を続けている日本との金利差は広がるばかりです。米国は異常なインフレで金利を上げているために円安に歯止めが掛からないようです。当然、日本は輸入物価の値上げでインフレが当面続くので、企業収益を上げて賃金を上げて消費が上向かないと中々金利を上げることは不可能です。

企業収益を上げるには輸出を増やさなければなりません。内需拡大は今度高齢化で限度がありますので、外需を拡大しなければなりません。つまり技術的に競争力のあるモノとコト(サービス)を輸出できるかに懸かっています。しかし、今後の日本は人材不足が課題となります。豊かで住みやすい日本に有能な外国人を高賃金で積極的に受け入れすることが重要です。

世のすべてのハードウェアはソフトウェアが制御しますので、有能なIT人材を育成しなければ日本の産業界の将来は厳しいと思います。漸く文系大学でも数理情報学部を新設してIT人材を育てようという考えのようです。欧米に競争力で追いつくには産業におけるソフトパワーを付けるしかないと考えます。円高で工場を失い、オフショアでITまで劣勢である日本を何とか救いたいものです。 

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