2023年8月2日水曜日

国際経験を積む

 最近、毎日のように米大リーグ、エンジェルスの試合を中心に観ていますが、日米プロ野球の違いが何となく分かってきました。大リーグではチーム同士で選手をトレードするのは至極当たり前で、日本のプロ野球界のように排他的な要素は全くないということです。エンジェルスはプレーオフへの進出を狙うためか、大谷選手の活躍を活かすためなのか、7月にホワイトソックスから投手2名、ロイヤルズから野手3名をトレードし、戦力の補強を狙ったようです。米大リーグの戦略はビジネスの世界にも共通しているように見えます。

移籍してきた選手たちも即日試合に起用されるのが普通のようで、選手たちもユニフォームを変えるだけでいつの間にか別のチームの選手になるというわけです。投手の交代も継投継投の連続で投手層の厚さを野手も同様に感じます。先日の大谷投手による1安打、完封、完投というのは珍しいケースだと思いました。余程、監督からの信頼が無ければローテーション投手として組まれないようです。米大リーグの厳しい環境の中でもチームに溶け込み活躍している大谷選手の表情が印象的です。

大谷選手に関わらず、日本の様々なスポーツのアスリートたちが以前にもまして世界の大舞台で活躍しています。スポーツだけに限らず、日本の若い男女たちの様々な分野での活躍に今後とも期待したいし応援したいものです。人材を取り巻く環境や育成方法さえ間違わなければ、日本の若者が世界で羽ばたく時代はこれからも続いていくと考えます。若年層が育つためには日本の中流層をもっと豊かにする国の政策とともに海外へ人材を送り、様々な国際経験を積ませることが望まれます。

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