2020年7月20日月曜日

感想戦

先日、将棋の棋聖戦で藤井7段が渡辺棋聖に五番勝負で勝利しましたが、対戦後の「感想戦」という対戦をお互いに振り返り意見交換する場面が大変印象的でした。

対戦者の中には悔しさのあまり怒ってすぐ座を立つ人も過去にはいたようですが、17歳とは思えない藤井7段の落ち着きぶりと渡辺棋聖の負けても謙虚な姿勢は立派でした。

棋士同士の激しく頂点を争った後にも関わらず、勝負が決まった後の清々しい姿勢にはさすがに見ていてとても好感を抱きました。

どんなスポーツでも正々堂々と戦って、勝者と敗者がお互いを尊敬し讃え合う光景は、観る側にもスポーツマンシップが感じられて大変素晴らしいです。

将棋も囲碁の世界でも同じような精神が根底にあるのでないかと思います。「感想戦」はとても素晴らしいお互いの行為だと思い、本日のテーマに取り上げてみました。

翻って、過去の戦争においても単なる恨みつらみばかりでなく、現在に生きる人々がお互いに敬意を以って過去の出来事を認め合うことができれば、どんなにか人類の進歩があるのになぁと考えた次第です。

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